日時 2015年5月22日(金)17:00-18:30 会場 東北大学 医学部1号館 1階 第1講義室 演題 「ゲノムを通して我が身を知る~ヒトとサルの間にあ るもの~」 "What genome makes us specifically human? -‐ compara:ve genome andtranscriptome approaches to search the things lying between humans andnon-‐human primates -‐" 演者 郷 康広 博士 自然科学研究機構・新分野創成センター ブレインサイエンス研究分野 ヒトの標準ゲノム配列が解読されて15年あまり、ゲノム解析の勢いはとど まるところを知らない。いわゆる次世代シーケンサーの登場による配列解読 技術の飛躍的な進歩もあり、ヒトの病気の原因遺伝子解明や多様性研究の ために、十万人全ゲノム解析やシングルセルゲノミクス・トランスクリプトミク ス研究が進行中である。しかし、いくら多様なヒトゲノムが明らかになったと しても、ヒトの本質的な理解、さらには進化的意義を知るためには、ヒトゲノ ムだけでなく、ヒト以外の種の個性や多様性とヒトのそれらを比較することが 必要不可欠である。そこで、私はヒトの比較対象としてヒト以外の霊長類、 特にチンパンジーやマカクザル・マーモセットのゲノム解析、脳を対象とした トランスクリプトーム解析を中心に研究をすすめている。それらヒト以外の霊 長類ゲノム・トランスクリプトーム研究から見えてくる「ヒトとサルの間にある もの」について考えてみたい。 本セミナー後に第1セミナー室にて脳神経科学コアセンターの懇 親会を開催致します。ご所属に関係なくご参加いただけますので、 こちらも奮ってご参加ください(事前申込不要)。 参加費:学生 1000円 ポスドク以上 3000円 ※ 本セミナーは医学系研究科系統講義コース科目 の授業として振替可能なセミナーです。 連絡先:発生発達神経科学分野 大隅 典子(内線8203)
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