平成27年第4回農業委員会総会議事録 (PDF形式:302KB)

平成27年 第4回美浜町農業委員会総会議事録
1.開催日時 平成27年4月28日(火) 午後1時30分
2.場
所 美浜町役場
3.出席委員(15人)
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
委員
会長職務代理者
会長
4.欠席委員(1名)
委員
5.議事日程
日程第
日程第
日程第
日程第
1
2
3
4
議会会議室
1番
2番
3番
4番
5番
7番
8番
9番
10番
11番
12番
13番
14番
15番
16番
6番
中村 浩二
田邊 曙生
長谷川 美惠子
八木 和夫
田邉 久
浅妻 秀治
奥井 喜代栄
桃井 和幸
中村 春彦
山本 文昭
岡本 庄司
松田 うめ子
畑 光豊
藤本 悟
秋山 省治
馬野 弥裕
会議録署名委員の指名について
会期の決定について
議案第1号
農地法第4条第1項の規定による許可申請について
議案第2号
農地法第5条第1項の規定による許可申請について
6.美浜町農業委員会事務局職員
事務局長
塩浜 善美
書記
上光 誠
7.会議内容
【開会宣言】
事務局長
みなさんこんにちは。本日は大変お忙しい所ご出席いただきまして誠にありがとうございま
す。定刻になりましたので、ご案内しております第4回の農業委員会総会を開催致します。私、
農林水産課長の塩浜でございます。4月からお世話になります。今後とも色々とお世話になり
ますが宜しくお願い申し上げます。本日の欠席者は、6番 馬野弥裕委員でございます。よっ
て過半数以上の出席をいただきましたので、本総会が成立を致しましたことをここにご報告申
し上げます。
それでは、 秋山会長よりご挨拶をいただきます。
秋山会長
皆さん、改めましてこんにちは。平成27年第4回の総会を開催致しましたところ、春の農
作業の忙しい中にも関わらず、ただ今局長より報告のありました1名の欠席という事で15名
のご出席をいただき開会できます事を誠にありがとうございます。今年の天候は非常に寒暖の
差が激しく、特に4月に入ってから21日までは雨天の日が多く、気温が低かったように思い
ます。ところが、その後22日からの一週間は一転し晴天が続いております。今後の予報では
連休中も雨の予報がないというような状況であります。このような状況も異常気象と思われる
ような天候ですけれども、このことが今後の農業によい影響を与えてくれればよいのですが、
秋の収穫減や品質悪化を招くような事のないよう願うばかりでございます。
さて、現在の首相が不在でありますけれども通常国会が開会中であります。去る4月7日に
は平成27年度の予算が参議院を通過いたしまして成立いたしました。予算の成立が遅れる事
が心配でありましたが、一週間程度の暫定予算という事で安心したところであります。
昨年から交渉が難航しておりましたTPP交渉の日米両政府の閣僚会議が19、20日に行
われました。懸案として残っておりました、米と自動車分野との大詰めの交渉が行われたよう
であります。日本はすでにWTOの協定でミニマムアクセス米という事で毎年77万 t の米を
輸入しております。新たにこの輸入枠の上乗せを想定してアメリカからはさらに主食用米17
万5千 t、面積に換算しますと約3万6500ha ほどになると思われますが、そのぐらいの輸
入枠を求められており、日本では5万 t が限界であると出されていました。しかし、その開き
が大きく合意に至らなかったという事は皆様ご承知の通りと思います。TPPの交渉相手11
か国から10万t未満を上限として輸入枠とする検討に入っていると報じられております。
11か国とはいいますけれども実質的にはアメリカとオーストラリア、ベトナムというような
国からの輸入とされております。一方では、日本がアメリカへ自動車部品を輸出する場合、関
税2.5パーセントが課せられております。この関税の撤廃は非常に難しく、アメリカも堅持
したいという意向でありましたが、色々な経緯を踏まえましてこれらについても少し軟化をし
ているのではないかという事が報じられております。今程申しましたが、アメリカとしまして
は主食用米17万5千t、これに加えまして加工用米4万t、合計21万5千tの輸入枠を求
めていた経緯から申しますと、これから日本が10万tの輸入枠を検討すると言っております
が、交渉が妥結するか非常に不透明だと言われております。安倍首相が訪米され今夜遅くには
日米のトップ会談が行われると聞いておりますけれども、ここでの妥結はまず無いと考えられ
ます。全国で850万tの米が生産されており、そのうち20万t程度がなんらかの形で外国
へ輸出されており、残りの米と輸入米を合せました量が国内消費となり、米価の下落を引き起
こしているのが現状ではないかと思います。また、3年後の平成30年には米の生産調整が撤
廃されると決定しております。このような状況の中で米作の見通しが立たず、楽観を許さない
状況であると思っております。このような事から昨年度本町で計画を策定いただきました農業
基本計画を中心にしまして、販売を含めた足腰の強い農業を進めていかなくてはならないと思
っております。
話が変わりますが、昨年から言われております農業委員制度の改革関連法案につきまして去
る4月3日に閣議決定され、同日国会へ提出されました。この法案の内容につきましては、お
手元に資料を配付してございますが、農業協同組合法等の一部を改正する法律等の法律案要綱
という形で示されております。従来から言われております内容と大きくは変わっておりません
が、農業委員会の制度そのものが大きく変わるという事に違いはございません。主なものにつ
いては、総会後の協議会の中で概要のみ説明させていただきます。先月も申し上げました通り、
この法案が国会の会期内、または延長国会において成立しまして、来年4月から施行したいと
いう事でありました。ただ、この法律が施行されましても我々の委員としての任期は平成29
年7月19日までですので、一切変わりはございません。任期満了まで宜しくお願い致します。
本日の会議は農地法第4条第1項の規定による許可申請、その1 その2の2件。農地法第
5条第1項の規定による許可申請1件であります。どうか慎重な審議をいただきまして、妥当
なご決議をお願い致します。宜しくお願い致します。
事務局長
それでは担当の上光より資料の確認をさせていただきます。
事務局
それでは、資料の確認をさせていただきます。
まず、資料№2-1から2-3が議案第1号、第2号 農地法第4条、5条の許可申請に係
る写真資料となっております。以降が総会後に行われます農業員会協議会の資料となってお
ります。まず、協議会次第がありまして、次に資料№3-1から3-3 が非農地証明の報
告にかかる資料となっております。次に、資料№4が農業委員会だよりの掲載案の資料とな
っております。次に、資料№5が「農業委員会等に関する法律」の改正についての説明資料
となっております。最後に本日総会後に開催されます歓送迎会の確認資料となっております。
資料の方は以上でございます。
事務局長
資料の方はお揃いでしょうか。それでは会議進行について会長宜しくお願いいたします。
議長
それでは会議を始めます。日程第1 会議録署名委員の指名について、例に従いまして私か
ら指名をさせていただきたいと思いますがご異議ございませんか。
(異議なし)
議長
ご異議がないようですので、私から指名をさせていただきます。
7番 浅妻委員、8番 奥井委員、両名宜しくお願い致します。
次に日程第2 会期の決定についてでありますが、これも例に従いまして会期を本日一日限
りと致したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(異議なし)
ご異議がないようですので会期を本日一日限りと決定致します。
日程第3 議案第1号 農地法第4条第1項の規定による許可申請についてを議題と致し
ます。
その1 申請人:美浜町■■■■■■■■ ■■ ■■
申請地:■■■■■■■■■■ 地目:畑
地積:444㎡
転用の目的:倉庫、駐車場、進入路、庭等の整備拡張
調査担当委員は畑委員です。
その2 申請人:美浜町■■■■■■■■■■■ ■■ ■■
申請地:■■■■■■■■■■■■■ 地目:畑
地積:261㎡
転用の目的:農舎、カーポート、進入路の整備
調査担当委員は田邉久委員です。
以上の2件につきまして、事務局の説明をお願いします。
事務局
それでは、
議案第1号 農地法第4条第1項の規定による許可申請について説明させていた
だきます。まずその1について、申請者が■■■■■■■■■■■■ ■■■■■さん ■
■の方です。申請地は■■■■■■■■、地目は畑、面積が444㎡です。資料№2-1を
ご覧ください。申請地は申請者の住宅敷地に隣接しておりまして、一番奥に住宅、申請地に
隣接する箇所には納屋と土蔵が建っています。なお、この納屋と土蔵が建っている土地につ
いては、先日非農地証明の申請があり、現地確認の上、既に非農地証明をしております。こ
の件につきましては、後ほど協議会の方で報告させていただきます。申請地は写真のとおり
一部が奥の住宅への進入路、及び住宅敷地と一体となった庭、車庫として利用されており、
向かって右側については以前まで畑として利用しておりましたが、現在は耕作しておらず、
近年において大雨の際に周辺の雨水が農地内に流れ込み、さらには納屋や住宅にまで被害が
及ぶことがあったため、被害防止のために嵩上げがされているとのことです。今回の申請に
あたり、故人である申請者の父が申請地の一部を農地外に利用していたこと、水害防止のた
め転用申請前に畑を嵩上げしたことについてお詫びがあり、顛末書が提出されています。転
用の目的については、既存の庭、進入路とあわせて、新たに倉庫、駐車場を整備するという
ものです。申請地の周辺には農地がなく、雨水については、敷地内の側溝に流下させる計画
であり、問題はないと考えます。農地法第4条の検討事項の確認としまして、農地の種別に
つきましては、住宅、事業用施設が連たんしており、周辺も住宅区域であることから第2種
農地と判断しました。その他、資金計画、添付書類、現地の確認等の結果、許可要件はすべ
て満たしております。現地調査は畑委員、八木委員、中村委員で行っており、隣接地の非農
地確認の関係で秋山会長にもご同行いただいております。地区担当委員は畑委員です。
続いてその2、申請者が美浜町■■■■■■■■■■■ ■■■■さん ■■歳 ■■の
方です。申請地は■■■■■■■■■■、地目は畑、面積が261㎡です。資料№2-2を
ご覧ください。申請地には現在、複数の農舎が建っております。町の課税台帳で確認しまし
たところ、昭和20年から39年に建築されたものであり、当時、隣接する農地等での耕作
のために農機具小屋や牛小屋として利用されていたということです。農地法では農振農用地
以外の農地では、耕作のための利用する2a までの農舎等の整備については転用許可不要と
されており、問題はないと考えます。転用の目的は、この老朽化した農舎等を取り壊し、新
たに農舎、カーポート、進入路を整備するというものです。なお、この進入路については、
後ほど説明させていただきます議案第2号の5条申請での住宅整備のための進入路としても
使用します。周辺農地への被害防除については、農地は転用予定の申請者の農地のみであり、
雨水については、自然流下させ道路側溝に流す計画であることから、問題はないと考えます。
農地法第4条の検討事項の確認としまして、農地の種別につきましては、農業公共投資の対
象となっていない小集団の農地であり、第2種その他農地と判断しました。その他、資金計
画、添付書類、現地の確認等の結果、許可要件はすべて満たしております。現地調査は馬野
委員、奥井委員、田邉久委員で行っております。地区担当委員は馬野委員ですが、本日欠席
ということで、田邉久委員に代理をお願いしております。以上です。
議長
ありがとうございました。事務局の説明が終わりました。その1について、調査担当委員の
畑委員、補足説明がありましたらお願いします。
畑委員
ただ今の事務局の説明通りであります。
議長
ありがとうございました。続いてその2について、調査担当委員の田邉久委員、補足説明が
ありましたらお願いします。
田邉久委員
事務局の説明の通りでありますが、一点補足説明させていただきます。当日非農地の現地調
査もありまして、現場には秋山会長もご同行いただいておりますのでご報告いたします。以上
です。
議長
ありがとうございました。以上で事務局ならびに調査担当委員の説明が終わりました。この
2件につきまして何かご意見ご質問がございましたらどうぞお願いします。
(なし)
議長
特段ないようでございますのでその1、その2を合わせて採決をさせていただいて宜しいで
しょうか。
(異議なし)
それでは採決をいたします。議案第1号 農地法第4条第1項の規定による許可申請につい
て町の委員会が適当であると承認する事にご異議ございませんか。
(異議なし)
ありがとうございます。ご異議がないようですので、議案第1号については原案の通り町の
委員会が適当である旨の意見を付して県に進達する事に決定致します。
つづきまして、
日程第4 議案第2号 農地法第5条第1項の規定による許可申請についてを議題と致し
ます。
貸人:美浜町■■■■■■■■■■■ ■■ ■■
申請地:美浜町■■■■■■■■■■■ 地目:田
地積:244㎡
借人:■■■■■■■■■■■ ■■ ■■
転用の目的:住宅、家庭菜園、進入路の整備
調査担当委員は田邉久委員です。
事務局の説明を願います。
事務局
それでは、議案第2号 農地法第5条第1項の規定による許可申請について説明させていた
だきます。貸人が美浜町■■■■■■■■■■■ ■■■■さん ■■歳 ■■の方です。申
請地は■■■■■■■■ 地目 田 面積244㎡です。借人が■■■■■■■■■■■ ■
■■■さん ■■歳 ■■■の方です。転用の目的は借人の住宅、家庭菜園、進入路の整備で
す。なお、借人は貸人の息子さんということで、現在は■■■にお住まいですが、住宅を建築
してご家族と一緒に地元に戻る計画ということです。資料№2-3をご覧ください。申請地は
先ほどの4条申請の申請地の隣となっています。現況は畑となっておりますが、隣地のカーポ
ート、進入路の整備とあわせて、母屋の近くに住宅を整備し、敷地の一部に家庭菜園を整備す
る計画です。周辺農地への被害防除については、現在耕作中の畑に隣接しておりますが、用排
水は町の上下水道に接続し、雨水については自然流下し、道路側溝に流す計画です。また、土
砂の流出防止については、土留めを行う計画であり問題はないと考えます。農地法第5条の検
討事項の確認としまして、農地の種別につきましては、農業公共投資の対象となっていない小
集団の農地であり、第2種その他農地と判断しました。その他、資金計画、添付書類、現地の
確認等の結果、許可要件はすべて満たしております。現地調査は馬野委員、奥井委員、田邉久
委員で行っております。先ほど田邉久委員よりご指摘いただいた通り、当日別件の方で非農地
の確認がございまして、秋山会長にもご同行いただいております。地区担当委員は馬野委員で
すが、本日欠席ということで、先ほどと同じく田邉久委員に代理をお願いしております。以上
です。
議長
ありがとうございました。事務局の説明が終わりました。議案第2号につきまして、田邉久
委員、補足説明がありましたらお願いいたします。
田邉久委員
事務局の説明通りで補足はございません。
議長
ありがとうございました。事務局並びに調査担当委員の説明が終わりました。これについて
ご質問がございましたらお願いいたします。
(なし)
特段ないようですので採決を致したいと思います。
議案第2号について原案の通り町の委員会が適当であると承認する事にご異議ございませ
んか。
(異議なし)
ありがとうございます。ご異議がないようですので議案第2号は原案の通り町の委員会が適
当である旨の意見を付して県に進達する事に決定致します。
以上で本日の議事は終了致しました。総会はこれをもって閉会させていただきます。
【閉会】午後2時00分