仮組立形状検査システム NETIS【準推奨技術】

部材計測と仮組立シミュレーションによる
仮組立形状検査システム
CATS
NETIS【準推奨技術】
登録番号:CB-010018-V
CATS は、部材計測システムとコンピューターによる仮組立
シミュレーションによって、鋼橋の実仮組立と同等の検査をす
Computed
Assembling
Test
System
るために開発されたシステムです。
従来の実仮組立作業
同等の検査結果が得られます
CATS による仮組立シミュレーション作業
工事名:cats
全長・支間長
全長
規格値
工事名:cats
±22.9 ~ 23.0 mm
平面対角誤差
支間長 ±16.0 ~ 17.0 mm
規格値
桁の出入り
規格値
工事名:cats
+15.0 mm
工事名:cats
+10.0 mm
桁の通り
規格値
桁間隔
全幅
規格値
工事名:cats
25.0 mm
工事名:cats
± 6.9 mm
桁の鉛直度
桁間
± 6.9 mm
規格値
5.9 mm
工事名:cats
製作そり
規格値
-5.0 ~ +15.0
現場継ぎ手部の隙間
+5.0
mm
平面対角の誤差[上フランジ]
規格値
支間長の誤差[上フランジ]
主桁
規定値
59651.6
60047.5
1
2
第1支間
測定値
59647.5
60054.8
誤差
-4.1
7.3
測定箇所
規定値
69697.6
70151.9
第2支間
測定値
69685.8
70137.3
単位
桁の出入り[上フランジ] [mm]
桁間隔
設計支点上
左端(A1)
主桁
G1
a
G2
a
a
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
工事名:cats
mm
誤差
-11.8
-14.6
規定値
測定値
誤差
D1
規定値
D2
D3
D4
規定値
60352.4
測定値
60358.7誤差
70351.9
70364.6
対角線の誤差
単位[mm]
測定値
誤差
60344.9
-7.5
全長誤差
60385.8
27.1
70318.0 -15.9 -33.9
70372.1 -7.3
7.5
単位[mm]
平面対角長
誤差
34.6
41.4
単位
[mm]
単位[mm]
設計支点上
右端(A2)
桁間 主桁
出入り測定値
出入り測定値
からのずれ
からのずれ
断面
フランジ位置
種別
全幅
G1-G2
3.0
0.0
-26.8
0.0
L
G1
規定値
7801.7
7801.7
-3.4
-20.8
-23.5
-4.7
桁の通り
R
単位[mm]
上フランジ
測定値
7929.3
7929.3
-9.8
4.7
-7.4
4.9
L
格点
G2
第
1断面
1
3
4誤 差 5 127.6 6
7
8
9
10
130.0
14
15 127.6
-0.4
0.0 2
R 11 -4.3 12
主桁
製作そり[上フランジ]
規定値
7801.7
7801.7
第 1格点
L
1
0.0 桁の鉛直度
-40.0 下フランジ
-105.7
-123.8
-103.4
-113.6
-61.7
-56.3
0.0
-47.5
-41.5
-56.0
単位[mm] -52.2
測定値 -134.4
7895.3 -84.2
7895.3
R 格点番号
2
0.0
-18.5主桁 75.8種別 -41.4
-35.9
0.9
4.4
54.9
-26.0
-32.7
0.0
-63.3
-26.2
-83.0
-51.1
誤 差1
93.6
93.6
主桁番号
2
3
4
5
6
7L
8
9
10
11
12
断面規定値 規定値 0.1 7801.7
G1
G2
280.5
556.1
818.7
1067.3
1302.9
1523.5
1739.1
1958.7
2194.3
2422.9 7801.7
2659.2
R
L 279.7 R 566.6 L 839.8 R 1088.3 L 1313.4 R 1544.6
L 1760.1 R1969.3 L2204.9 R2422.7 7894.9
上フランジ
L 測定値 測定値 -0.7 7894.9
2669.9
L
第 2断面
93.2
[第 1断面] 第1格点
1.2
1.1
誤差 誤 差 -0.8 93.2
-0.8
10.5 -32.5
21.1 -32.6
21.0
10.5
21.0
10.6
10.6
-0.2
10.7
R21.1
1
[第 2断面] 規定値
第2格点
1.0
0.9
規定値 0.0 7801.7
第 2格点
280.5
556.1 -32.5
818.7 -32.5
1067.3
1302.9
1523.5
1739.1
1958.7
2194.3
2422.9 7801.7
2659.2
[第下フランジ
3断面]
第3格点
-25.4
-25.4
29.6
29.6
測定値
7861.0
7861.0
R 測定値
0.0
280.5
544.4
795.8
1044.3
1291.2
1500.7
1716.2
1946.9
2182.6
2422.3
2647.3
[第 4断面]現場継ぎ手部の隙間
第4格点
59.30.0 -50.7
59.3
誤差 誤 差 0.0 -50.6
-11.7 -55.3
-22.9 -55.3
-23.0
-11.7
-22.8
-22.9
-11.8
-11.7
-0.6
-11.9
[第 5断面] 規定値
第5格点
-50.6
規定値161.8 7801.7
441.5 -50.6
718.1 -55.3
979.7 -55.4
1228.3
1463.9
1685.5 ジョイント番号
1900.1
2121.7
2356.3
2583.9 7801.7
2820.2
主桁
測定箇所
[第上フランジ
6断面]
第6格点
-25.5
-25.9
J1
J2
J3
J4
J5
J6
J7
J8
J9
J10
J11
測定値175.4 7722.2
7722.2
L 測定値
455.0 -25.5
704.8 -25.9
1002.7
1251.3
1474.6
1686.9
1901.5
2127.6
2362.0
2583.8
2840.5
a
[第 7断面] 第7格点
第 3断面
-79.5
0.0 -50.6
0.0 -4.1
0.0 -4.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 -79.5
0.0
誤差 誤 差A13.6 -50.6
13.5
-13.3
23.0
23.0
10.7
1.4
1.4
5.9
5.7
-0.1
20.3
[第2 8断面] 規定値
第8格点
-50.5
B
0.0 -50.5
0.0 -4.0
0.0 -4.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 7801.7
0.0
規定値161.7
7801.7
第 3格点
441.5
718.1
979.7
1228.3
1463.9
1685.5
1900.1
2121.7
2356.3
2583.9
2820.2
[第下フランジ
9断面]
第9格点
-25.8
C
0.0 -25.8
0.0 -14.7
0.0 -14.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 7777.6
0.0
測定値146.9
7777.6
R 測定値
426.6
730.4
954.7
1203.2
1452.0
1683.3
1897.9
2114.8
2349.7
2583.2
2798.0
[第10断面] 第10格点
-25.8
D
0.0 -25.9
0.0 -14.2
0.0 -14.2
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 -24.1
0.0
誤差
-14.9
12.3
-25.0
-25.1
-11.9
-2.2
-2.2
-6.9
-6.6
-0.7
-22.2
G1 誤 差-14.8 -24.1
[第11断面] 第11格点
-0.30.0 -0.20.0 -0.50.0 -0.40.0
E
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
規定値
[第12断面]
-26.20.0 -26.20.0 -49.50.0 -49.50.0
F
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
L 第12格点
測定値
[第13断面] 第13格点
-27.10.0 -27.00.0 -44.30.0 -44.20.0
G
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
誤差
H
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
[第14断面] 第14格点
-27.0
-27.0
-44.3
-44.2
規定値
A
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
R 測定値
B
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
誤差
C
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
D
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
G2
E
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
F
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
G
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
H
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
桁の出入り[上フランジ]
単位[mm]
13
2889.6
2900.6
11.0
2889.6
2877.2
-12.4
3050.6
J12
3068.8
0.0
18.2
0.0
3050.6
0.0
3030.6
0.0
-20.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
14
3143.9
3155.0
11.1
3143.9
3131.7
-12.2 単位[mm]
3302.9
J13
J14
3321.2
0.0
0.0
18.3
0.0
0.0
3302.9
0.0
0.0
3283.0
0.0
0.0
-19.9
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
開発経緯と実績
CATS は、鋼橋製作の合理化が進められる中で、最も遅れた
部材計測による製品検査と
コンピュータシミュレーション
による部材組立形状検査
CATS
仮組立工程を改善するために、長年の実験と検証に基づいて開
発されたシステムです。
CATS の研究開発は昭和 50 年に着手され、昭和 61 年に実橋
による運用が開始されました。その後、数多くの運用実績によっ
・画像処理技術
・写真測量技術
・組立シミュレーション技術
・CAD/CAM技術
て平成 4 年には建設大臣により技術認定され、技術審査証明を
横河ブリッジ
グループの
固有技術
取得しました。現在では国土交通省、高速道路会社各社、地方
公共団体などから仮組立と同等の工法として CATS が認められ
会社のニーズ
ています。
また、部材計測システムは、CCDカメラ版、MONMOS 版、
Hybrid 版に加えて、デジタルカメラ版三次元計測システム(VBM)
にも対応しています。
橋梁などの
鋼構造業界の
ニーズ
・建設費用の削減
・PL法(製造物責任制度)
・労働環境の改善
・工期短縮と品質の向上
CATS の年表
昭和 50 年(1975)
システム基本事項調査開始
昭和 58 年(1983)
長岡技術科学大学と共同研究開始
昭和 60 年(1895)
長岡技術科学大学と共同研究終了
昭和 61 年(1986)
システムの開発、実証実験
平成 2 年(1990)
実橋処理開始
平成 4 年(1992)
技術審査証明取得
平成 5 年(1993)
仮組立検査システム研究会を発足(31 社参加)
平成 6 年(1994)
仮組立検査システム研究会を終了
平成 7 年(1995)
CATS 標準版 販売開始(注1)
平成 9 年(1997)
CATS 普及版 販売開始(注2)
MONMOS 版 CATS 販売開始(注3)
技術審査証明更新
平成 10 年(1998)
Hybrid CATS 販売開始(注4)
平成 13 年(2001)
新技術情報提供システム(NETIS)に登録
平成 15 年(2003)
Windows 版 Hybrid CATS 販売開始(注5)
平成 20 年(2008)
デジタルカメラ版 CATS 販売開始(注6)
平成 24 年(2012)
NETIS【準推奨技術】に選定。
財団法人 国土開発技術研究センター
(建設大臣認定機関)
による技術審査証明
平成 4 年 10 月 取得
平成9年 10 月 更新
(注 7)
国土交通省 新技術情報提供システム
NETIS【準推奨技術】
(New Technology Information System)
(注1)CATS 標準版:CCD カメラを用いたシステム(二次部材の計測を専用
のターンテーブルで行う)
(注2)CATS 普及版:CCD カメラを用いたシステム(二次部材の計測を台車上で行う)
(注3)MONMOS 版 CATS:手動トータルステーション(MONMOS)を用いたシステム
(注4)Hybrid CATS:自動トータルステーション(MET2NV)を用いたシステム
(注5)Windows 版 Hybrid CATS:シミュレーションプログラムの OS を UNIX から Windows に変更したシステム
(注6)デジタルカメラ版 CATS:デジタルカメラ三次元計測システム(VBM)【NETIS 登録番号:KT-100022】を用いたシステム
(注7)平成 14 年の更新時は、技術内容に追加修正すべき項目がありませんでした。このような場合、審査の原則上更新手続きは行われ
ません。そのため現在は有効期限を越えていますが、証明された実績を有する技術であることには変わりありません。
CATS による仮組立検査の流れ
CATS の運用効果
工期の短縮
部材の搬入
従来の実仮組立では、全部材の製作の完了を
待って作業が開始されます。
部材計測システム
これに対し、CATS では個々の部材を製作後、直
ターゲットの取付け
ちに計測することが可能であり、計測作業を製
計測
作と塗装の間の1工程として組み込むことにより
工期を大幅に短縮できます。
ターゲットの取り外し
また、従来の実仮組立と異なり、屋内作業となり
計測データ
ますので、工期が天候に左右される事がありま
部材の搬出, 仮置き
せん。
品質の保証
自動原寸
CATS では部材の計測により、誤作の有無の発
見を早期に行うので、万一不具合が発生した場
各部材の
計測データ
各部材の
設計データ
合には、直ちに製作の前工程にフィードバックし
て修正加工ができます。
CATS では無応力状態で仮組立形状のシミュレ
部材座標値への変換
ーションを行うので、良好な品質を確保すること
計測部材座標値と
設計部座座標値の比較
部材不具合の有無の確認
No
が出来ます。また、工場建屋内で計測するため、
仮組立シミュレーションシステム
部材内の温度がほぼ均一になり、正確な部材形
状が把握できます。
許容値内か?
Yes
安全性の向上
部材の修正
加工指示
実仮組立のような危険を伴う高所作業がなくなり、
部材の仮組立シミュレーション
(計測時の支持条件によって
生じる変位を補正しながら
部材を配置する)
屋内の安全なデスクワークになります。
仮組立ヤードが不要
仮組立形状の精度の確認
仮組立形状
OK?
Yes
No
仮組立形状の
調整
CATS は工場建屋内に部材単体を計測できるス
ペースがあれば仮組立シミュレーションが可能で
す。そのため、従来の実仮組立で必要となる広
大な仮組立ヤードが不要になり、敷地を有効利
製作に関する情報提供
・仮組立形状帳票出力
・添接板の製作情報出力
・修正加工情報出力
用できます。
デジタルカメラ三次元計測システムを用いた場
合、部材を設置する場所と周囲 4m 程度の空き
スペースで計測を行います。
トータルステーションを用いた計測システム(Hybrid CATS)
トータルステーションを用いた部材計測システムは、高精度なモータードライブ式自動トータルステーションと PC
を組み合わせ自動で計測を行います。
計測機
計測機はモータードライブ式自動トータルステーション(ソキ
ア製 MET2NV および MET1000)で、計測作業の全てを PC か
ら制御して行います。計測機を覗く必要が無いので作業者の負
担を軽減し、設置場所の自由度も高くなります。また、計測機
は可搬性に優れており、計測場所の変更も簡単に行えます。
MET2NV
MET1000
部材計測プログラム
原寸システムより出力された三次元座標データを基に自動計測
を行います。これによりターゲット視準作業が無くなり、作業
者の負担を大幅に軽減します。
また、設計データとの誤差を計測中にリアルタイムで表示する
ので、計測ミスや誤作の早期発見に役立ちます。
ターゲット
高精度の計測を行うには計測機と共に計測対象となるターゲッ
トの精度も問われます。CATS で用いるターゲットは高精度の
金属加工品であり、ボルト孔の中心を正確に押さえることが出
来る芯出しユニットと組み合わせることで高精度の計測を実現
しています。
計測レイアウト
固定設備が無いので専用計測場を必要としません。工場建屋内に、部材を設置する場所と 100V 電源、部材の周囲
6m 程度のスペースがあれば何処でも計測可能です。また、部材の縦方向、横方向どちらからの計測も可能でレイア
6m
6m
ウトが自由なので、スペースを有効利用できます。
計測対象部材
6m
6m
計測対象部材
6m
6m
計測機
計測機
Z
X
6m
Y
デジタルカメラ三次元計測システム(VBM)を用いた計測システム(デジタルカメラ版 CATS)
デジタルカメラ版CATSの部材計測システムは、市販の一眼レフタイプのデジタルカメラで撮影した画像ファイルをパーソ
ナルコンピュータの解析ソフトウェアで解析して三次元座標値を算出します。
計測用デジタルカメラ
市販カメラを複数登録して使用できます。広角レンズを使
用することで撮影効率向上が図れ、出荷時にキャリブレーシ
ョンを行なっているので高精度の計測が可能です。撮影にお
いてカメラを固定する必要が無いので複雑な構造物でも計測
者が最適な位置から撮影できます。可搬性が高く、盛り替え
の必要もないことから計測場所を固定しません。
撮影風景
市販デジタルカメラ
自動解析プログラム
3D ビューウィンドウ
撮影画像ウィンドウ
三次元座標値の解析は自動計算されます。
使用する画像データは容量の小さい JPEG 形式
としているため、解析速度が速いことも特徴です。
また、画像中の計測点をマニュアル指定して三
次元座標値を算出することも可能です。
解析された三次元座標値は原寸システムより
出力された三次元座標データと照合して座標変
換後、CATSシミュレーション処理で使用されま
す。
サムネイルウィンドウ
ターゲット
作業スペース
ターゲットには計測点ターゲットとコードターゲットがあり、専用の治具に貼っ
た状態で使用します。専用治具は高精度の金属加工品であり、ボルト孔の中心
を正確に押さえることが出来る芯出しユニットと組み合わせることで高精度の計
測を実現しています。
計測レイアウト
主桁計測では、計測対象部材の周囲に 4m 程度のスペースがあれば
何処でも計測可能です。従って専用計測場を必要としません。また、二次
計測点ターゲット
部材の計測は数部材積んだ状態で撮影、解析可能です。
鈑桁の計測風景
二次部材(横桁)の計測風景
シミュレーションシステム
CATS のシミュレーションシステムは幾多の実験と検証を繰り返して完
成したものです。このプログラムは次の4つのプログラムで構成されて
います。
① 部材形状検査プログラム
② 仮組立シミュレーションプログラム
③ 帳票プログラム
④ 後加工情報出力プログラム
①部材形状検査プログラム
部材の不具合の有無は、CAD/CAM システムで作成された設計デー
タと部材計測システムから得られた計測データを比較することによっ
て判定します。
②仮組立シミュレーションプログラム
従来の実仮組立と同様に無応力状態で部材を
組立てます。この処理では、キャンバー、現場
継手部のボルト孔間距離、主桁間隔の自動調
整ができますので、理想的な仮組立形状を得
ることが出来ます。
このシステムでは、各メニューを同一のウィンド
ウ上にまとめることで操作性を向上しています。
また、見やすいグラフ表示によりキャンバーな
どの調整作業が効率的に行えます。
工事名:cats
全長・支間長
③帳票プログラム
全長
規格値
工事名:cats
±22.9 ~ 23.0 mm
平面対角誤差
支間長 ±16.0 ~ 17.0 mm
規格値
桁の出入り
規格値
このプログラムでは実仮組立検査を行った場
工事名:cats
+15.0 mm
工事名:cats
+10.0 mm
桁の通り
規格値
全幅
規格値
工事名:cats
25.0 mm
桁間隔
規格値
合と同等の検査資料が出力されます。
工事名:cats
± 6.9 mm
桁の鉛直度
桁間
± 6.9 mm
工事名:cats
5.9 mm
製作そり
規格値
+5.0
mm
平面対角の誤差[上フランジ]
規格値
支間長の誤差[上フランジ]
主桁
第1支間
測定値
59647.5
60054.8
規定値
59651.6
60047.5
1
2
誤差
-4.1
7.3
測定箇所
規定値
69697.6
70151.9
第2支間
測定値
69685.8
70137.3
桁の出入り[上フランジ] 単位
[mm]
桁間隔
設計支点上
左端(A1)
主桁
G1
a
G2
a
a
④後加工情報出力プログラム
シミュレーション形状のゲージ量で添接板の製
作情報が出力されます。この情報に従って添
接板を作成することで、架設現場で仮組立シミ
ュレーション形状を再現することが出来ます。
また、CAM を連動させることも可能です。
L
R
L
R
L
R
L
R
L
R
工事名:cats
-5.0 ~ +15.0 mm
現場継ぎ手部の隙間
誤差
-11.8
-14.6
規定値
測定値
誤差
D1
規定値
D2
D3
D4
規定値
60352.4
測定値
60358.7誤差
70351.9
70364.6
対角線の誤差
単位[mm]
測定値
誤差
60344.9
-7.5
全長誤差
60385.8
27.1
70318.0 -15.9 -33.9
70372.1 -7.3
7.5
単位[mm]
平面対角長
誤差
34.6
41.4
桁の出入り[上フランジ]
単位
[mm]
単位[mm]
設計支点上
右端(A2)
桁間 主桁
出入り測定値
出入り測定値
からのずれ
からのずれ
断面
フランジ位置
種別
全幅
G1-G2
3.0
0.0
-26.8
0.0
L
G1
規定値
7801.7
7801.7
-3.4
-20.8
-23.5
-4.7
桁の通り
R
単位[mm]
上フランジ
測定値
7929.3
7929.3
-9.8
4.7
-7.4
4.9
L
格点
G2
第
1 1断面
3
4誤 差 5 127.6 6
7
8
9
10
130.0
14
15 127.6
-0.4
0.0 2
R 11 -4.3 12
主桁
製作そり[上フランジ]
規定値
7801.7
7801.7
第 1格点
1
0.0 桁の鉛直度
-40.0 下フランジ
-105.7
-123.8
-103.4
-113.6
-61.7
-56.3 L
0.0
-47.5
-41.5
-56.0
単位[mm] -52.2
測定値 -134.4
7895.3 -84.2
7895.3
2
0.0
-18.5主桁 75.8種別 -41.4
0.9
4.4
54.9
-26.0主桁番号
-32.7 R 格点番号
0.0
-63.3
-26.2
-83.0
-51.193.6
誤 差1 -35.993.6
2
3
4
5
6
7L
8
9
10
11
12
断面規定値 規定値 0.1 7801.7
G1
G2
280.5
556.1
818.7
1067.3
1302.9
1523.5
1739.1
1958.7
2194.3
2422.9 7801.7
2659.2
R
L 279.7 R 566.6 L 839.8 R 1088.3 L 1313.4 R 1544.6
L 1760.1 R1969.3 L2204.9 R2422.7 7894.9
上フランジ
L 測定値 測定値 -0.7 7894.9
2669.9
L
第 2断面
93.2
[第 1断面] 第1格点
1.2
1.1
誤差 誤 差 -0.8 93.2
-0.8
10.5 -32.5
21.1 -32.6
21.0
10.5
21.1
21.0
10.6
10.6
-0.2
10.7
R
[第1 2断面] 規定値
第2格点
1.0
0.9
規定値 0.0 7801.7
第 2格点
280.5
556.1 -32.5
818.7 -32.5
1067.3
1302.9
1523.5
1739.1
1958.7
2194.3
2422.9 7801.7
2659.2
[第下フランジ
3断面]
第3格点
-25.4
測定値 0.0 7861.0
R 測定値
280.5 -25.4
544.4 29.6
795.8 29.6
1044.3
1291.2
1500.7
1716.2
1946.9
2182.6
2422.3 7861.0
2647.3
現場継ぎ手部の隙間
59.30.0 -50.7
59.3
[第 4断面] 第4格点
誤差 誤 差 0.0 -50.6
-11.7 -55.3
-22.9 -55.3
-23.0
-11.7
-22.8
-22.9
-11.8
-11.7
-0.6
-11.9
[第 5断面] 規定値
第5格点
-50.6
規定値161.8 7801.7
441.5 -50.6
718.1 -55.3
979.7 -55.4
1228.3
1463.9
1685.5 ジョイント番号
1900.1
2121.7
2356.3
2583.9 7801.7
2820.2
主桁
測定箇所
[第上フランジ
6断面]
第6格点
-25.5
-25.5
-25.9
-25.9
J1
J2
J3
J4
J5
J6
J7
J8
J9
J10
J11
測定値175.4 7722.2
7722.2
L
測定値
455.0
704.8
1002.7
1251.3
1474.6
1686.9
1901.5
2127.6
2362.0
2583.8
2840.5
a
[第 7断面] 第7格点
第 3断面
-79.5
0.0 -50.6
0.0 -4.1
0.0 -4.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 -79.5
0.0
誤差 誤 差A13.6 -50.6
13.5
-13.3
23.0
23.0
10.7
1.4
1.4
5.9
5.7
-0.1
20.3
[第2 8断面] 規定値
第8格点
-50.5
B
0.0 -50.5
0.0 -4.0
0.0 -4.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 7801.7
0.0
規定値161.7
7801.7
第 3格点
441.5
718.1
979.7
1228.3
1463.9
1685.5
1900.1
2121.7
2356.3
2583.9
2820.2
[第下フランジ
9断面]
第9格点
-25.8
C
0.0 -25.8
0.0 -14.7
0.0 -14.7
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 7777.6
0.0
測定値146.9
7777.6
R 測定値
426.6
730.4
954.7
1203.2
1452.0
1683.3
1897.9
2114.8
2349.7
2583.2
2798.0
[第10断面] 第10格点
-25.8
D
0.0 -25.9
0.0 -14.2
0.0 -14.2
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0 -24.1
0.0
誤差
-14.9
12.3
-25.0
-25.1
-11.9
-2.2
-2.2
-6.9
-6.6
-0.7
-22.2
G1 誤 差-14.8 -24.1
[第11断面] 第11格点
-0.30.0 -0.20.0 -0.50.0 -0.40.0
E
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
規定値
[第12断面]
-26.20.0 -26.20.0 -49.50.0 -49.50.0
F
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
L 第12格点
測定値
[第13断面] 第13格点
-27.10.0 -27.00.0 -44.30.0 -44.20.0
G
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
誤差
[第14断面] 第14格点
-27.00.0 -27.00.0 -44.30.0 -44.20.0
H
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
規定値
A
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
R 測定値
B
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
誤差
C
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
D
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
G2
E
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
F
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
G
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
H
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
a
単位[mm]
13
2889.6
2900.6
11.0
2889.6
2877.2
-12.4
3050.6
J12
3068.8
0.0
18.2
0.0
3050.6
0.0
3030.6
0.0
-20.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
14
3143.9
3155.0
11.1
3143.9
3131.7
-12.2 単位[mm]
3302.9
J13
J14
3321.2
0.0
0.0
18.3
0.0
0.0
3302.9
0.0
0.0
3283.0
0.0
0.0
-19.9
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
本 社 / 〒279-0012
千葉県浦安市入船 1-5-2 NBF 新浦安タワー
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