RED HAT ENTERPRISE LINUX SERVER

RED HAT ENTERPRISE LINUX SERVER
データシート
製品の概要
オペレーティングシステムは、ビジネスの基盤となります。コンピュータシステムを構築する時は、このオペレー
ティングシステムの信頼性とセキュリティに依存することになります。物理的なハードウェア、仮想マシン、クラ
ウドへアプリケーションをデプロイする時は、管理と制御の容易さが重要になります。アプリケーションを実行
する時は、高いパフォーマンスとともに、プラットフォームの保守性と管理性が求められます。さらに、オペ
レーティングシステムは、ビジネスの成長や新たなソリューションに対応するために、ある種の柔軟性も必要に
なります。世界をリードするエンタープライズ向けLinuxプラットフォームであるRed Hat® Enterprise Linux®
は、こうした機能をユーザーにもたらします。だからこそ、Fortune500企業の90%にクリティカルなビジネス
アプリケーションの基盤として選ばれているのです。1
ID
ビジネスクリティカルなアプリ
ケーションには、安定性が実証さ
れたプラットフォームが必 要で
す。Red Hat Enterprise Linux
は、卓越した信頼性と最高強度
のセキュリティを提 供すること
で、テクノロジーを通じてビジネ
ス成果を達成できるように支援
します。
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Red Hat Enterprise Linux Server
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特徴と利点
オペレーティングシステムの基礎
Red Hat Enterprise Linux Serverは、インフラストラクチャの基本的なコンピューティング要件となるCPU、
メモリー、ネットワーク、ストレージなどのハードウェアリソースを管理します。Red Hatは、オペレーティングシ
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ステムがハードウェアの新機能を最大限に活用できるように、大手ハードウェアベンダーのエンジニアと密接
にコラボレーションしています。このコラボレーションにより、Red Hat Enterprise Linux Serverは、高速化
と使用電力の削減に貢献する新しいチップ設計、システムアーキテクチャー、ドライバーの登場と同時に、そ
の能力を活用することができます。
Red Hat Enterprise Linux Server
パフォーマンス
サブスクリプションを購入すると、
業界最大級のパートナー、お客
様、エキスパートのエコシステム
を活用してビジネスの成功と促
進につなげることができます。
Red Hat Enterprise Linux Serverは、最も過酷なワークロードをサポートするマルチコアシステムで動作し
ます。基盤となるシステムの複雑性を管理し、ユーザーは最小限のオーバーヘッドで高いパフォーマンスが得
られます。さらに、パフォーマンス最適化ツールを使用すると、インフラストラクチャをサービスレベル要求に
あわせて調整できます。
Red Hat Enterprise Linux Serverは、最も高いパフォーマンスを発揮するx86マシン向けのオペレーティ
ングシステムの1つです。ほとんどのソリューションプロバイダーは、自社ソリューションのパフォーマンスを示
す際に、業界ベンチマークを実行するプラットフォームとしてRed Hat Enterprise Linux Serverを選んで
います。こうしたベンチマークは、物理および仮想環境でのデータベース処理、Javaアプリケーションパ
フォーマンス、I/O速度などの基準で測定されます。
ストレージ
最新のデータセンターでは、サーバーが独立して機能することはめったにありません。Red Hat Enterprise
LinuxのデフォルトのファイルシステムはXFSで、高いスケーラビリティ(最大 500TB)と強固なデータ整合
性を誇ります。さらに、Red Hat Enterprise Linuxは他のファイルシステム(ext4、GFS2)にも対応している
ため、データ要件に合わせてストレージアーキテクチャーを柔軟に調整できます。
Red Hat Enterprise Linux Serverには、スナップショットやバックアップツールなどのストレージ管理機能
が組み込まれているため、膨大なデータにおけるビジネスの継続性や障害復旧の目標達成に貢献します。
Red Hat Enterprise Linux Serverと連携することが認証されたサードパーティのバックアップおよびリスト
アソリューションの大手ベンダーもRed Hatエコシステムには参加しています。
セキュリティ
Red Hat Enterprise Linuxは、Security Enhanced Linux(SELinux)などの最高強度のセキュリティテク
ノロジーを提供することで侵入を防ぎ、データを保護します。ネットワークファイアウォールの制御から、アプ
リケーション分離用のセキュアコンテナまでを備えたRed Hat Enterprise Linuxは、現在利用可能な製品
の中で最もセキュアなオペレーティングシステムの1つです。データ保護が最優先される政府機関への導入も
認定されています。物理、仮想、クラウドデプロイの全てに対応する共通の包括的なテクノロジーおよびポリ
シー群でアプリケーションのセキュリティを確保し、Red Hatのグローバルなセキュリティレスポンスチームが
サポートします。
可用性
Red Hat Enterprise Linuxのお客様は、ユーザーに99.999%の稼働率を提供することができます。Red Hat
Enterprise Linuxの堅牢な信頼性は、ハードウェアの高度な信頼性、可用性、保守性(RAS)機能によって支
えられています。さらに、PacemakerクラスターマネージャーやGFS2クラスターファイルシステムなどの機能
を使用することで、物理マシンと仮想マシンのどちらでもアプリケーションの可用性を高めることができます。
また、Red Hat High Availabilityアドオンによるクラスター機能により、Apache、PostgreSQL、RHELな
どの市販アプリケーションで、アプリケーションとストレージの可用性とデータ整合性を確保できます。
サーバー管理
プロセスおよびサービスの管理に並列化を利用する強力なフレームワークであるsystemdにより、管理者は
プロセスを非常に迅速に開始および停止できます。わかりやすい一連のコマンドとグラフィカルツールによ
り、システムの状態を詳細に把握し、かつ精密に制御できます。サードパーティのIT管理システムを導入してい
る企業の場合は、OpenLMIによる標準インターフェースを使用してRed Hat Enterprise Linux Serverを
統合できます。
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仮想化
Red Hat Enterprise Linux Serverには、KVMベースの仮想化機能が組み込まれています。Red Hat Enterprise
Linuxは、仮想ゲストのホストとして実行できるとともに、Red Hat Enterprise Virtualization、VMware、
Microsoft Hyper-Vなど、サポートされるハイパーバイザー上でゲストとしても実行できます。ゲストとしての
Red Hat Enterprise Linuxは、多くのワークロードで物理マシンに匹敵するパフォーマンスを発揮します。
Red Hat Enterprise Linux Serverサブスクリプションは柔軟に利用できるので、Red Hatにサブスクリプ
ションの変更を依頼しなくても、物理、仮想、クラウド環境間で自由に切り替えることができます。
相互運用性
Red Hat Enterprise Linuxは、組み込みデバイスからメインフレームまで、多くのハードウェアアーキテク
チャーをサポートします。UNIXとMicrosoft Windowsに対応する一元的なID管理など、データセンター間で
システムの相互運用性を提供します。主要なハイパーバイザーおよびクラウドプロバイダーなどと連携するこ
とで、物理、仮想、クラウドデプロイ間の移行を簡素化します。
アプリケーションインフラストラクチャ
オペレーティングシステムは、多様なワークロードをサポートする汎用バックボーンとみなされる場合が多く
あります。しかし、Red Hat Enterprise Linux Serverには、アプリケーション隔離機能、ユーザー認証サー
ビス、管理機能などのアプリケーションを実行するための要件のサポートに特化した追加機能が搭載されて
います。このため、DevOpsチームは、アプリケーションとその実行環境を総合的に監視、制御することがで
きます。
コンテナ
Red Hat Enterprise LinuxのLinuxコンテナは、軽量なアプリケーション分離をイメージベースのデプロイ
により活用できます。アプリケーションの環境(ランタイム、ライブラリ)も搭載しているため、アプリケーショ
ンは、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Enterprise Linux Atomic Host、Red Hat OpenShiftでホ
ストを選ばず動作できます。コンテナはフットプリントが小さく、オーバーヘッドも最小限で、保守を簡素化す
ることにより、アプリケーションのデプロイコストを削減します。
ID管理
ID管理は、データおよびアプリケーションのセキュリティに欠かせません。Red Hat Enterprise Linux Serverに
は、複雑な作業になりがちなユーザー認証やアクセス権の管理を簡素化するID管理機能が含まれています。
その1つがLinux、UNIX、Microsoft Windowsドメイン間でIDを一元管理する機能であり、異なるドメインで
実行するアプリケーションにアクセスする際にシングルサインオン機能を提供し、統一されたエクスペリエンス
を実現します。Microsoft Directoryと連携することで、Windows管理者は、自分のワークフローを使用して
ユーザーのSE Linuxプロファイルを操作してLinux IDを管理でき、Linux管理者は、Linuxのドメイン内でWindows
ユーザーを管理できます。
リソース管理
Red Hat Enterprise Linuxは、管理者とアプリケーション開発者にメモリー、ネットワーク、CPU処理などに
対する詳細なリソース制御機能を提供し、ビジネスニーズやサービスレベル契約(SLA)への対応を支援しま
す。systemdを使用することで、プロセス、セキュリティ、サービスの一元管理によるメリットが得られます。さ
らに、Linuxコンテナは、開発、テスト、運用環境においてアプリケーションを分離し、セキュリティを保ち、デ
リバリを支援します。コントロールグループ(cgroups)などの機能は、そうした機能を実現する基盤となって
います。
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ツール
Red Hat Enterprise Linux Serverには、最新の安定したテクノロジーを使った現代的なアプリケーション
を作成するための、オープンソースの包括的なツールセットが含まれています。OpenJDK7、GCC 、Ruby、
Python、PHP、Perlなどの開発ツール、OProfile、SystemTap、Valgrindなどのパフォーマンスツール、
MariaDB、MongoDB、PostgreSQL、Apache Web Serverなどのデータベース等が含まれます。
次のステップ
Fortune500企業の90%がRed Hatを信頼している理由をご確認ください。Red Hat Enterprise Linux
Serverの評価および購入方法については、Red Hatのセールスまでお問い合わせください。
Red Hatについて
Red Hatは、コミュニティに支えられたアプローチを活かして、信頼性が高くパフォーマンスに優れたクラウドや仮想化、
ストレージ、Linux、ミドルウェアなどのテクノロジーを提供する世界有数のオープンソースソリューションプロバイ
ダーです。また、受賞歴のあるサポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供しています。Red Hatは、S&P
社の株価指標に採用されている企業で、世界中に70以上の拠点を展開し、お客様のビジネスを支援しています。
RED HATのポートフォリオ 詳細はjp.redhat.comをご覧ください。
ENTERPRISE
※Red Hat Enterprise Linuxのプログラムはサポート中の全バージョンが様々なサブスクリプションのサービスとともにバ
イナリー形式で提供されます。このバイナリーのパッケージは一般的使用者によって変更できない形式です。
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