事業報告 コード: NICE/13-087 事業名: 鎌倉 (開催地: 神奈川県鎌倉市) 開催期間: 2013 年 08/18(日)~08/27(火):10 日間 参加者ボランティア: 計 3 ヶ国・5 人=日本 3 人+外国 2 人(国籍:スペイン、イタリア) (うち、女性 2 人。20 歳~24 歳:平均 22 歳。他、12 人の NICE 会員、数十名の子ども・職員が共に作業・交流) 背景: 児童養護施設・鎌倉児童ホームと共催、NICE のはっぴーき ワーク: 鎌倉児童ホームで、 っず(児童虐待対策)チームと協力して、10 年連続。鎌倉児童ホー ① 夏祭りの準備・運営・片付けの手伝い。ステージやテントの設 ムは 1896 年設立、虐待や親の経済的な事情で親と暮らせない幼 営、出店の準備・運営、ステージでの踊りも練習して、披露。 児~18 歳・約 80 名が生活。 ② 子ども達との交流(講堂でバルーンや工作、和室でお絵かき、 日本最大級の社会問題とも言える児童虐待。行政機関・専門 家・NGO が様々な形で取り組むが、悪化の速度に追いつかない。 NICE は 04 年に特別チームを結成し、予防の観点から親子週末 プールへ付き添い、ヨーヨーづくり、ビンゴ大会等)も。 場所: 12~14 世紀は日本の首都だった鎌倉。首都圏の中では緑 被率はトップ級、大仏や数々の寺、若者に人気のビーチ等、魅力 ワークキャンプ、事後ケアの観点から神奈川県央里親会の活動補 たっぷり。宿泊施設も活動場所も、駅から徒歩圏内の、住宅街の中 佐等も行ってきたが、現在はここでの毎月の週末ワークキャンプが にある。 主な活動に。安全等を守りながら一緒に遊ぶことを基本に、園の畑 の手入れ、遠足の付き添い、行事の補佐等を活発に行ってきた。 宿泊: 鎌倉児童ホームの職員寮の一室。緑に囲まれた、施設から 徒歩 1 分の便利な場所!交代で自炊。 目的: ① 子ども達が異なる文化・人に触れ、視野・感性を広げる。 ワーク以外の活動:職員の方との座談会・懇親会、休日の鎌倉市 ② 職員だけでは大変な、夏祭りの準備・運営等を応援する。 内観光、子ども達とバーベキュー、職員・地域の方と打ち上げ会 ③ ボランティアが施設や虐待問題の現状を知り、行動力を高める。 キャンプリーダー: 望月美希 実施日程 成果: ① 目的①に対して:十分達成されたと思われる。子ども達 08/18 08/19 08/20 08/21 08/22 08/23 08/24 08/25 08/26 08/27 (日) (月) (火) (水) (木) (金) (土) (日) (月) (火) 午前 午後 夜 鎌倉駅に集合 オリエン 学習会 子どもと遊び パーティー ステージ作り 子どもと遊び 江の島花火 やぐらの補修 子どもと遊び 中間総括 フリー(鎌倉市内各地を観光) テント組立等 バーベキュー 交流会 机・椅子配置等 子どもと遊び 出し物の練習 祭りの直前準備 祭りの運営補佐 打ち上げ会 祭りの片付け 子どもと遊び 総括会 清掃・ご挨拶 解散 は日本語の通じない外国人とも、次第に言語以外の方法で交流を 課題: ① 外国人が 2 名、直前キャンセルで 1 名のみとなった(急 今後の構想: ① 週末ワークキャンプに、今までの活動に加えて、 きょ、日本の他の場所で活動中の 1 名に来てもらい、凌いだが)。 子ども達の国際理解ワークショップを導入(望月が計画中)。 ② 日本人の活動への継続性も、施設からの期待に比べ不十分。 ② 週末ワークキャンプ活動者からの参加を、一層推進したい。 企画者・参加者の声: 活動の様子:(諸事情により、子ども達の写真は掲載できません。) 図った。日本人ボランティアが、簡単な英語等を教えると、恥ずかし がりながらも口に出し、外国人が喜んで互いの距離が縮まった。 ② 目的②に対して:夏祭りへのお手伝いは毎年、職員の方に高 い評価を頂いている!また今年初企画のバーベキューにも、子ど も達や職員の方から高い評価を頂けた。海水浴・砂遊び・花火等を 初体験する子もいて、普段なかなかできない企画を実現できた! ③ 目的③に対して:日常から多くを学んだ。更に今年は職員の方 も交えたワークショップを行い、様々な学び合いができた。 今回、リーダーとして参加させてもらい、多くのことを学びました。 リーダーも初めてで、不安が沢山でしたが、周りに支えられて無事 に締めくくることができました。改めて考えると、外国人のドタキャン に始まって、外国人の途中参加、海水浴中に天気の注意報発令、 夏祭り当日も悪天候等、ハプニング続きだったように思います。それ に対応しつつ、常に“人”と関わり続けるのは、本当に大変でした。 園庭でこれからワーク! 施設の外観です 様々な事情を抱えた子ども達と、何も知らない私達大人と、だから こそ築けた関係性と、だからこそ貢献できたことが、このワークキャン プの中に少しでもあれば幸いです。(リーダーより) * この事業は 2013 年「国際ボランティア大賞」の「事業部門」にノ ミネートされ、10 月の東日本大会、更には 12 月の全国大会でも、 最優秀賞に選ばれました!http://www.nice1.gr.jp/award13/ ランチを楽しむ参加ボランティア 問合せ先(本事業の企画担当職員): 開澤真一郎 (NICE 代表) [email protected] 職員の方々との交流会
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