3.雇用改善コーナー

協 会 報
(6)
平成27年5月号
雇用改善コーナー
工業系高校生の富士教育訓練センター派遣事業について
雇用対策特別委員会(委員長 岡 昌弘)は、若年
建設労働者の育成事業として、建設業界に就職が内定
している県内の工業系高校生を対象に希望者をつのり
資格取得を目的とした富士教育訓練センターへの派遣
事業を実施しています。
本年度事業は、2月11日
(水)
から16日
(月)
までの5泊
6日をかけ行われ、県内の高校からは次の29名が参加
しました。この研修事業は今回で5回目となりますが、
いずれの研修も真剣に取り組む研修生の受講態度は他
の模範として高く評価されています。
以下は、高校卒業を目前に控え、本年春から建設労
働者の卵として、また社会人として巣立ため、厳寒の富士教育訓練センターでの過密な研修体験を綴った
入校生のレポートの抜粋です。
学校名
金沢市立工業高等学校
生徒名(なお、※は女子生徒)
石! 弦希
荒木 智成
上田 康太
浦
史朗
大宮 彪豊
清水 譲治
清水 大輝
田丸
諒
中谷 佳祐
華井
渓
松本光太朗
安田
卓
吉本 拓哉
※木下 佳音
※野村 理奈
※町居沙里奈
泉谷 逸仁
坂田 健輔
作田 健留
中村 航大
初崎颯一郎
宮越
駿
村上 皓星
森岡
"
堂下 孝弘
中村 俊介
西澤
翔
山村 一真
石川県立小松工業高等学校
辻
隼人
入職予定企業 みづほ工業
(株)
『多くのことに興味を持ち一つのものを少しずつ極めてゆく。
』
金沢市立工業高等学校 荒木智成
教官は多くのことに興味を持ち、できるだけ一つのものを少しずつ極めていくとおっしゃっていました。
私はこの言葉をうけて、より一層多くのことにいろんな角度から物事を見ていこうと思いました。私はこ
のような長い期間の寮生活をしたことがなく、不安もたくさんありましたが、無事最終日を迎えることが
できました。親や県協会の人達には感謝したいです。
平成27年5月号
協 会 報
(7)
入職予定企業 みづほ工業
(株)
『時間を守る大切さ社会のきびしい現実を教わりました。
』
金沢市立工業高等学校 町居沙里奈
この一週間玉掛けと小型クレーンの授業を受けてとてもタメになることをたくさん学びました。
また時間を守る大切さや、社会のきびしい現実を教えてもらい、社会へ出る前の準備にとてもいい経験
をさせてもらっていると思いました。
入職予定企業 (株)
豊蔵組
『技術はもちろん内面的に学ぶことが多くありました。
』
金沢市立工業高等学校 上田康太
私は今回の研修で技術面はもちろん、内面的に学ぶことが多くありました。
私達は2日目の朝に8名も遅刻しました。社会人の方々は5分前に揃っていました。日頃の私達の考えの甘
さが出たと思います。遅刻をしてしまうと多くの人に迷惑をかけてしまうということが改めて分かりました。
入職予定企業 (株)
長坂組
『私はこの教育訓練を受け現場知識が増えたことが一番の進歩だと思います。
』
金沢市立工業高等学校 浦 史朗
受講期間は6日間という短いもので夕食後も講習があり大変なスケジュールでしたが、終わってみればそ
こまで大変でもなかったのかなと思えるものでした。教官の方はみなさん明るい方で楽しく講習を受ける
ことができました。
私はこの教育訓練を受けて現場での知識が増えたことが一番の進歩だと思います。
入職予定企業 橘建設
(株)
『この研修でよかったことは班長になったことです。
』
金沢市立工業高等学校 松本光太朗
私が一番この富士研修で良かったのは班長になった事です。朝礼で人員報告をするだけでしたが、私がこ
れから就職する現場監督の仕事でも必ずすることだと思うのでとても良い経験ができたと思いました。
入職予定企業 橘建設
(株)
『熱血指導のおかげで女性の私でも作業をこなすことが出来ました。』
金沢市立工業高等学校 野村理奈
実技は、教官の方の熱血指導を私たちのためにして
下さいました。そのおかげで女性の私でも作業をこな
すことができました。
教育訓練を受けて、あいさつも大事なことだと勉強
しました。自分からあいさつをして返されたら気持ち
がいいことだし、社会に出たら一番大切なことだと思
いました。ここでたくさんのことを学び良い経験をし
ました。
(8)
協 会 報
平成27年5月号
入職予定企業 (株)
明翫組
『受講した科目のレベルは自分に合っていました。
』
金沢市立工業高等学校 木下佳音
自分が受講した科目のレベルは、私たち高校生にとって、とても分かりやすい内容のレベルでした。自
分に合っていました。
いつも学校では50分授業なので、丸一時間の講習はつらかったです。けれど、入社したら連続して働く
ので少しは成長できました。
入職予定企業 (株)
明翫組
『改めて現場の大変さや、やりがいを知りました。
』
金沢市立工業高等学校 山村一真
今回の教育訓練では多くの事を学べて大変良い経験ができたと思います。普段は学校での授業だけで、
現場に出ている人の話を聞く機会がなく、今回の教育訓練では風呂の時間や食事の時間に現場についての
会話をすることができ、改めて現場の大変さや、やりがいがあることを知りました。
今回は自分以外の方々の協力があり、受講ならびに資格を取得することができました。この経験を4月か
ら社会に出たときにいかしていきたいと思います。
入職予定企業 北川物産
(株)
『現場作業では安全第一が大切だということが身についた。
』
金沢市立工業高等学校 坂田健輔
教育訓練を受けて自分はクレーンや玉掛けの技術よりも、現場作業ではとにかく「安全第一」というの
が大切だというのが身についた。これから自分は社会人になり、現場作業が多くなってくると思うのでこ
の事を第一に考えて仕事をしていこうと思う。また、新米でもベテランさん達に負けないよう仕事を頑張
る。
また、寮生活では、朝、昼、晩の食事はとてもおいしく、毎回ご飯2杯おかわりしていました。
入職予定企業 丸建道路
(株)
『動かしたことの無い機械を動かし好奇心がさらに増えました。
』
金沢市立工業高等学校 作田健留
小型移動式クレーンは、ていねいな操作が必要で少し強
くレバーを引いたり押したりすると荷物がものすごくゆれ
て、危険でした。そのゆれの止めのコツも教えてもらえた
のですが、なかなか止める事はできませんでした。
この富士研修で自分が成長したことは、知らなかった単
語や動かしたことのない機械を動かすことができて好奇心
がさらに増えたことです。自分は4月から入社していろい
ろな機械に触れることができるという事なので、どんな仕
事をできるのかと楽しみです。