平 成 27 年 5 月 13 日 各 位 会 社 名 東京製綱株式会社 代表取締役社長 中 村 裕 明 (コード番号 5981 東証第1部) 問 合 せ 先 常務取締役執行役員総務部長 佐 藤 和 規 ( TEL. 03- 6366- 7777) CFCC 北 米 工 場 設 立 に 関 す る お 知 ら せ 今 般 、 当 社 は 、 米 国 ミ シ ガ ン 州 に 炭 素 繊 維 複 合 ケ ー ブ ル ( CFCC) の 生 産 工 場 を 設 立 す る ことを決定しましたのでお知らせいたします。 記 1.設立趣旨 一 般 に コ ン ク リ ー ト 橋 梁 の 寿 命 は 50 年 程 度 で あ る と さ れ る 中 、 米 国 で は 1960 年 代 に 建設され寿命に至るものが多数現存しており、加えて塩害等による早期劣化が深刻な状 況にあるなど、コンクリート構造物の再整備が重要な課題となっております。 当 社 で は 、 2013 年 8 月 に 米 国 ミ シ ガ ン 州 に TOKYOROPE USA INC.を 設 立 し 、 高 強 度 で 腐 食 し な い CFCC が こ の 課 題 解 決 に 最 適 で あ る と の 判 断 か ら 、 潜 在 需 要 調 査 と 技 術 普 及 活動を展開してまいりました。 こ の 結 果 、 2016 年 に ミ シ ガ ン 州 で 、 ま た 全 米 50 州 ( カ ナ ダ 各 州 や そ の 他 周 辺 国 の 一 部 を 含 む ) の 道 路 交 通 網 整 備 の 中 心 的 役 割 を 担 う 全 米 高 速 道 路 交 通 機 関 協 会 ( American Association of State Highway and Transportation Officials, 通 称 「 AASHTO 」) に て 、 CFCC 適 用 の Guide Spec を 制 定 す る こ と が 正 式 に 決 定 さ れ 、 2016 年 末 に 草 案 公 表 、 2018 年に規格化されることとなっております。 2016 年 に 草 案 が 公 表 さ れ CFCC の ス タ ン ダ ー ド 化 が 進 展 す る こ と で 、 需 要 が 飛 躍 的 に 増大することから、その需要にこたえるべく早急に米国での供給体制を整備する必要が 生じております。 加 え て 、 CFCC は 鉄 と 比 べ て 軽 量 、 熱 膨 張 が 極 め て 少 な い と い う 特 長 や 、 よ り 線 構 造 に よる優れた柔軟性という特長から、大容量送電時の発熱によるタワミが抑制された高圧 架 空 送 電 線 ( HTLS 電 線 ) の 芯 材 と し て の 需 要 が あ り 、 米 国 電 線 メ ー カ ー か ら も 高 い 評 価 を得ており北米土木用途同様、米国での供給体制整備が必要となっております。 以上の経緯から、今般北米工場建設を決定いたしましたが、今般の工場立地にあたっ て は 、 ミ シ ガ ン 州 ロ ー レ ン ス 工 科 大 学 と の 長 年 の 協 力 関 係 や 、 ミ シ ガ ン 州 政 府 か ら CFCC の 将 来 性 に 対 す る 評 価 と し て ミ シ ガ ン 州 経 済 開 発 公 社 ( MEDC) を 通 じ て 、 工 場 進 出 に 対 1 する強力な支援体制を整備いただいていることに鑑み、ミシガン州が立地先として最適 であると判断いたしました。 今 回 の 工 場 設 立 は 2016 年 1 月 の 操 業 開 始 を 予 定 し て お り 、 初 年 度 1,000km の 生 産 か らスタートいたしますが、今後の需要状況に応じて順次、生産拡大を実行してまいりま す。 2.新工場の概要 (1)名称 TOKYO ROPE USA INC.ミ シ ガ ン 工 場 ( 仮 称 ) (2)進出地区 米国ミシガン州 (3)代表者 TOKYO ROPE USA INC. CEO 山本義明 (4)操業開始時期 2016 年 1 月 よ り 操 業 開 始 (5)生産品目・生産規模 橋 梁 ・ パ イ ル 補 強 材 及 び 送 電 線 芯 材 用 CFCC の 製 造 生 産 能 力 : 2,000km/年 (橋 梁 ・ パ イ ル 補 強 材 用 、 送 電 線 芯 材 用 ) (6)投資額 4 百 万 USD (7)従業員数 30 名 (2016 年 ) (8)初年度販売目標 10 百 万 USD (注 )「 CFCC」 は 東 京 製 綱 株 式 会 社 の 登 録 商 標 で す 。 以 2 上
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