想像を超える新しい体験。ダイナミックで心躍る瞬間。ヘルシンキのゆったりした空気に身を任せれば、新しい自分に出会えるかも。 Jussi Hellsten design for life ヘルシンキ　−　想像を超える新しい体験ミニマムで機能的、クリーンなフィンランドデザインは、時代の変化に関わらず世界中から賞賛の声を浴びてきました。ヘルシンキは常にその中心であった街。フィンランドデザインを体験するなら、訪れない手はありません。デザインのプロに訊く、ヘルシンキのデザイン 1. ヘルシンキのデザインシーンの特徴は？ 2. フィンランドデザインの最新のトレンドは？ 3. ヘルシンキでフィンランドデザインを体験するならオススメは？カリ・コルクマンヘルシンキデザインウィークフェスティバル創設者兼CEO 1 「デザインを活 Jussi Hellsten 用する」という意味では、ヘルシンキは世界トップクラスの先進性を誇る街だよ。“Design 世界の西側と東側の境に位置し、それぞれから影響を受けてきたヘルシンキには独特な文化があります。世界に旋風を起こすフィンランドデザインや、骨太で斬新な発展を遂げ続けるフィンランド料理、街をキラキラと彩るイベントや若者が発信する新しい流行。海と自然に囲まれた小さなこの街では、ここにしかない文化が日々生まれているのです。 Driven City”プロジェクトでは、デザインの仕事の進め方を実際に市の行政部署レベルに導入する試みがあるくらいさ。街中のプロダクトデザインや道行く人のファッションにフィンランドデザインが垣間見えるヘルシンキは、旅行者の目にも多面的なデザイン都市に映るだろうね。 2 ヘルシンキにはデザインに関わる若手の意気込みが渦巻いている気がする。小さなデザイン事務所やデザイナー達が活発にコラボレーションに取り  クルットゥーリサウナ　『カルチャーサウナ』組んでいる。街を歩けば、コラボアイテムや人気のカフェなんかにその成果メリハカ地区の海岸線を辿ると、エコロジカルなデザインサウナがひょっこり登場します。通年営業で冬には凍った海で泳ぐことも可能。がよく出ているよ。住所：Hakaniemenranta 17 らいたい。フラッと立ち寄るヴィンテ 3 カッリオ地区やプナヴオリ地区には是非足を運んでもらいたいね。たっぷり時間を取って、散歩をしながらカフェでコーヒーやランチを楽しんでもージデザインショップで50-60年代のフィンランドデザイン黄金期を代表する  コティハルユンサウナ we  sauna! 海辺や湖のほとりのサウナ小屋・・これはフィンランドのおとぎ話の１コマではありません。フィンランドの日常に欠かせない生活の一部です。古くから、サウナは身体や魂を清め、心まで裸になり、人間の芯の部分を浄化する場所と考えられてきました。フィンランドとそこに暮らす人々を理解するには、まずはサウナを体験しないことには始まりません！アイテムに出会えるかもしれないよ。ヘルシンキに残る唯一の公共薪サウナは、1928 年からサウナ好きの憩いの場として営業し続けています。マッサージやトリートメントも人気。住所：Harjutorinkatu 1 “latest trends in finnish design are nordic oddity, northern exposure, and the twin peaks of scandinavia.” paola suhonen  ウルヨンカトゥ・スイミングホール 1928年から現在まで営業を続けるフィンランド最古の公共プール&サウナ。ロマン主義の面影を残す内装とスパのような心地よさが魅力。住所：Yrjönkatu 21 デザイン・ディストリクトパオラ・スホネン Ivana Helsinki、デザイナー兼クリエーター 1 スラヴと北欧の文化、明るい色と味のあるテイストがざっくりと融合されているところが、この街の独特なデザインアピールを生み出しているのよ。フィンランドデザインの最新のトレンドは、ノルディック・オッディティー、ノーザン・エクスポージャー、そしてスカンジナビア版ツインピークスよ。自然に分け入って！ヌークシオやカッルビク、セウラサーリやスオメンリンナ島は、デザインのトレンドを体験するのに最適よ。 2 3 テルヒ・ポルッキ Terhi Pölkki Shoes、CEO兼クリエイティブディレクター 1 沢山の多様なデザイナーズブランドが活躍しているところが特徴的だわ。東西の文化それぞれに影響を受けている分「フィンランドデザインといえばコレ」という型にはまることないのも独特ね。スカンジナビアのシンプルでクリアなラインと、スラヴ文化のカラフルな色合いが融合されているの。フィンランドでは、IT産業同様に自分のスタイルで事業を起こす若手デザイナーが沢山育っているわよ。ここのところのトレンドは、手仕事、環境への配慮、地産、文化遺産の継承へと進んでいる気がするわ。手仕事の陶芸や木工、テキスタイルブランドなんかに興味があれば、Lokalというショップをおすすめするわ。若手デザイナーや、ブティック、スタジオが並ぶカッリオ地区も良い所よ。Made in Kallio、&Bros、Olohuoneは特に面白いわよ。 2 3 トリコルッテリヘルシンキの歴史ある街並みの中にクリエイティブビジネスの担い手新しく生まれ変わった新名所です。が集まったデザイン・ディストリ古くは事務所が入居していた街の一クトは、フィンランドデザインフ角がデザインやファッションビジネァンにとってメッカのような存スのためのスペースに一新さ在。デザイン・ディストリクれました。トマップには、25の通りのあもっと www.torikorttelit.fi ちこちにデザインショップ、アンティークショップ、ギャデザインデザインウォークラリー、ミュージアム、レスデザイン・ディストリクトをトラン、ホテル、デザインス徒歩で探検しましょう！ヘルタオジオなどが200箇所も点在してシンキ・デザインウォークは2時間でいます。デザインの名所を巡る英語ガイド付 www.designdistrict.fi ツアーです。毎週金曜日の15時に出発しています。 www.designtourshelsinki.com ジャン・シベリウスをお祝いしようユニークで、本物で、驚きに満ちた一皿。ヘルシンキの食文化は急速な発展を遂げています。季節を感じる地元の新鮮な食材、ミシュラン星付レストランの一流料理、1年を通じてあちこちで行われるポップアップレストラン、フードイベント。旅行者にも発見がいっぱいです。フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウス（1865年12月8日 −1957年9月20日）は2015年で生誕 150周年を迎えます。お祝いの1年には特別なプログラムが目白押しです。www.sibelius150.fi ヘルシンキの食文化を満喫する 5つのポイント 1.シベリウスと美の世界展　アテネウム国立美術館にて2015年3月22 日まで記念展示となる本展は、シベリウスが生きた時代のアートシーンと彼の関わりに焦点を当てた充実の内容です。www.ateneum.fi ティモ・サンタラ、ヘルシンキ市フードストラテジスト 1.自然の味覚フィンランドの最高級の味覚は森にあります。ベリー、きのこ、野生ハーブは自分の足で森へ分け入り取ってくるのが一番。心が落ち着き、次第にワクワクした気持ちになってくるはずです。ヘルシンキ市内及び周辺でおすすめなのは、シポー、カイタランピ、ヌークシオ、そして海辺の小さな島々です。地元の友達に案内してもらうか、野生ハーブの第一人者サミ・タルベリのコースに参加してみてください。冬には凍った海の上を散歩したり、氷に穴をあけて釣りをしたり、思い出に残る体験もできますよ。 2.フィンランド料理フィンランド料理の味の秘密は、自然の風味にあります。森の収穫、新ジャガイモ、海の魚、トナカイ・・。すべて試す価値のある味覚です。近年ミシュランの星を獲得したレストランChef & Sommelierは、そんな自然の食材を取り入れる技術に定評があります。その他Ask、Olo、A21といったレストランも自然の味覚を存分に楽しめるレストランです。気取らないスタイルがお好みなら、フィンランドの食材で楽しむ小皿料理サパスが人気のJuuriもおすすめです。カウリスマキ映画のような雰囲気でお食事を楽しむならSea Horse やCellaが良いでしょう。 3. マーケットホールマーケットホールや青空市場は、活気ある日常の風景や地元の人々の暮らしを眺めるには最適です。私自身も自宅用の魚や肉はハカニエミマーケットホールで購入しています。冬にお店に出るカワメンタイのレバーと卵は堪えられない美味しさですし、夏には新鮮な鶏の心臓をバーベキュー用に買いに行くのが習慣です。市場内のチーズ屋さんLentävä Lehmä（「空飛ぶ牛」の意味）で出会うチーズもハズレなし！Soppakeittiö（「スープキッチン」の意味）のブイヤベースはお気に入りのランチです。 4.ストリートフードヘルシンキのストリートフードが今、非常に熱いです。最も注目を集めているのは、街中で地元の人々が好きなように１日限定レストランをオープンできるレストランデイというフードイベント。3月にはフードトラックが集まるストリートヘルシンキ、夏にはカサルミトリ広場で行われるストリートフードカーニバルでヘルシンキが食の街に変身します。 5. みんなで食べよう！食事の最高のスパイスは、共に食卓を囲む人々の存在です。街中で食事を楽しめば、地元の人々と交流する機会も増えます。夏は公園や海辺、島に集まり皆でピクニックをするのがポピュラー。ヘルシンキには公共のバーベキュースペースも沢山あります。私のお気に入りはピックレイコサーリ島、テウラスタモ、ソンパサウナです。もし一人旅でヘルシンキにいらっしゃるなら、Let’s Eat Together Helsinkiのフェイスブックページをチェックしてください。地元の人々がディナーへのお誘いを投稿しているかもしれません。 2. シベリウス公園内　シベリウス・モニュメント 600本以上のパイプで出来ている有名なモニュメントをお見逃しなく！ 3. シベリウス・フィンランド・エクスペリエンス　2015夏季作曲活動の裏側について知り、美しい映像とジャン・シベリウスのもう少しだけ、食のお話を・・ Food Helsinki? HEL YEAH! ヘルシンキの街と食事を楽しみたい方へ、心強い味方「Food Helsinki? HEL YEAH!」が完成しました。ポケットサイズの資料にはヘルシンキの食文化についての興味深い情報がぎっしり詰まっています。旅行者には見つけにくい「地元の本当に美味しいもの」への近道は HEL YEAH!です。観光案内所で配布の他、www.visithelsinki. fiよりダウンロードも可能。テウラスタモ 1933年建設のヘルシンキ市屠殺場テウラスタモへようこそ！現在は本来の役目を終え、食文化発信地としてレストランや食に関する様々なビジネス、イベントを主催するヘルシンキの新名所になっています。 www.teurastamo.com Illustration: Lasse Rantanen, 2012 © Sibelius Society of Finland eat & enjoy 音楽を目でも耳でもお楽しみください。夏季は毎日12時よりヘルシンキ・ミュージックセンターで開催！www.skafur-tour.fi 4.旅のルート　シベリウスの軌跡冊子を片手に、ジャン・シベリウスゆかりの場所を巡ってみませんか。冊子にはシベリウスの生家、勉強した場所、作曲活動に励んだ場所、自然に親しんだ場所、友人達と演奏に興じた場所などが網羅されています。冊子は観光案内所で配布。（Pohjoisesplanadi 19）観光案内所 Pohjoisesplanadi 19, P.O. Box 28, FI-00099 City of Helsinki Tel. +358 (0)9 3101 3300 www.visithelsinki.fi 営業時間〈夏季〉平日9-20時、土日9-18時〈冬季〉平日9-18時、土日10-16時空港内観光案内所ヘルシンキ・ヴァンター国際空港　ターミナル2　到着ロビー2A 営業時間〈夏季〉毎日10-20時〈冬季〉平日および土曜10-18時、日曜12-16時フォローしてください！ Facebook ›› visithelsinki Instagram ›› visithelsinki Twitter ›› visithelsinki Blog ›› blog.visithelsinki.fi テウラスタモヘルシンキについてのより詳しい情報は、ヘルシンキビジターズガイド（11ヶ国語対応）でご覧いただけます。観光案内所で配布の他、 www.visithelsinki.fi よりダウンロードも可能。都会の自然を探しに行こう esplanade park ヘルシンキは世界でも有数のグリーンな都市です。市の3分の1は公園や緑地であり、市内42箇所に自然保護対象が残っています。市内に点在する公園は、地元の人々にも旅行中の人々にも憩いの場所です。夏はジョギングやピクニックを、冬はスキーを楽しむことができます。ラックス・ヘルシンキ　ライトフェスティバル、2015年1月4-8日ラックス・ヘルシンキの開催中は、冬の暗闇を美しく彩る光のインスタレーションが街中で楽しめます。www.luxhelsinki.fi レストランデイ、2015年2月15日地元の人々がどんな料理をどうやって作っているのか探ってみましょう！誰でも自分のレストランをオープンして良いお祭りの日、レストランデイ。 www.restaurantday.org 公園での過ごし方  トーロンラハティ　トーロ湾を囲む散歩道を歩き、ヘルシンキ・ミュージックセンターやフィンランディア・ホール、国立オペラハウスを眺めてみましょう。  カイヴォプイスト　ヘルシンキで最も人気の公園では、丘の上から海を一望することができます。  ケスクスプイスト　アウトドア好きに人気の公園です。市内中心から北へ自然が広がっています。海岸沿いの夢の数々約100kmも続く海岸線に、300と言われる小さな島々。ヘルシンキではどこに居ても海を身近に感じることができます。島へ１日の小旅行を楽しんだり、ロンナ島など一般の方でも訪れることのできる１年中いつでも街を体験島を訪れたり、楽しみ方も様々です。絶対に訪れるべきはヘルシンキの海岸線からすぐに位置するスオメンリンナ島。世界でも最大規模の海の要塞として機能していた歴史を誇り、ユネスコ世界遺産ヴィアポリ・ウィンターブルースフェスティバルスオメンリンナ、2015年3月4-7日スオメンリンナ島の景色に溶けるブルースに酔いしれては？ストリート・ヘルシンキ 2015年3月16-22日ヘルシンキ中をストリートフードが席巻！ www.streathelsinki.fi クリーニングデイ、2015年5月23日道や庭、好きな場所で蚤の市を開ける日。自分の不用品が誰かの役に立つかもしれません。 www.siivouspaiva.com レストランデイ、2015年5月16日にも登録されています。スオメンリンナ島で興味深いのは歴史だけではありません。自然や文化など、新たな発見が皆様を待っています。 Lonna ロンナ島、2015年5月風情ある小さな島、ロンナ島は夏季のみ一般公開。カフェやレストランもオープンします。 www.lonna.fi テイストオブヘルシンキ、 2015年6月11-14日カンサライストリ公園でヘルシンキの味覚を一度に体験できるフードフェスティバル。 www.tasteofhelsinki.fi ヘルシンキデイ、2015年6月12日ヘルシンキ市の制定465周年を記念したイベントが市内各地で開催されます。トゥスカ・オープンエア・メタルフェスティバル 2015年6月26-28日メタル好き、集まれ！ www.tuska-festival.fi Jussi Hellsten suomenlinna, kings gate 2015年のヘルシンキ　注目のトピックは？シベリウスをお祝いしよう！国民的作曲家ジャン・シベリウスの生誕150周年を記念して、通年にて様々なプログラムが企画されます。ワールド・ジムナストラーダ 2015年7月12-18日第15回ワールド・ジムナストラーダがヘルシンキで開催されます。25000人の体操選手が50カ国以上の国々から北の都へ集 G 結！市内にて様々なパフォーマンスが披露されます。ガンスループ・セイリング 2015年夏、歴史的な砲艦のレプリカが登場します。かつて砲艦が作られていたスオメンリンナ島から実際に砲艦でセーリングに出られる貴重なチャンスです。スカイホイール・ライドヘルシンキを全く新しい目線で見てみませんか？40mの高さを誇る観覧車フィンエアー・スカイホイールは、カタヤノッカ地区、マーケット広場のある港に隣接しています。ヘルシンキ・プール・ポップアップカフェ　フィンエアー・スカイホイールのすぐお隣にあるのが、ヘルシンキ・プール・ポップアップカフェ。各種カルチャーイベントが開催される他、2016年春には海水プールもオープン予定です。 I m a g e © FI Helsinki - Hel Yeah! brochure is published and produced by Visit Helsinki / Helsinki Marketing Ltd. • Printed in Finland by Newprint 2014 • The publisher is not responsible for possible changes. • www.visithelsinki.fi フローフェスティバル、 2015年8月14-16日世界中から注目を集めるミュージック&カルチャーフェスティバル。毎年来場者数は数千人を超えます。 www.flowfestival.com ヘルシンキ・フェスティバル、 2015年8月14-30日フィンランド最大のアートフェスティバル。「みんなのためのアート」を今年も楽しみましょう。 www.helsinginjuhlaviikot.fi レストランデイ、2015年8月16日クリーニングデイ、2015年８月29日ヘルシンキ・デザインウィーク 2015年9月3-13日最新デザイン、ファッション、建築がヘルシンキに集まります。 www.helsinkidesignweek.com ヘリング・マーケット、 2015年10月4-10日漁師と市民がマーケット広場に集合する、伝統的なにしん市。にしん料理と音楽で賑やかに過ごしましょう。ウィ・ジャズフェスティバル、 2015年12月7-12日第3回を数える国際ジャズイベント。www.wejazz.fi