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8
2015.8.10
RELEASE
7-20-6 Roppongi Minato-ku Tokyo 106-0032
TEL. 03-3746-3323 FAX. 03-3408-5549
URL. http://fashionnews.co.jp E-MAIL. [email protected]
*今月の新番組を紹介します。2015 年 8 月 10 日送信開始。
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Collection
new
進化系”ノー・ジェンダー”とは ?
2016 春夏 パリメンズコレクション ( 22 ブランド )
パリメンズコレクションが 2015 年 6 月 24 ~ 28 日、2016 春
夏シーズンの先陣を切って開催された。性差の垣根を取り払った
“ノー・ジェンダー”は今シーズンもトレンドの要。2016 春夏の“ノ
ー・ジェンダー”は単に男性と女性のアイテムを交差させるとい
うアイデアにとどまらない、時代や文化の壁を越えたミックスコ
ーディネートとして進化を遂げている。ランウェイではアバンギ
ャルドなスタイルが提案される一方で、洗練されたリアルクロー
ズが台頭するという 2 つの顔ものぞかせた。また、ここしばらく
続いたスポーツウェアへの傾倒からソフト&リラックス感漂うテ
ーラリングへの移行も見られた。
世界を旅する一人の男にフォーカスし、スタイルに多文化的な
要素を盛り込んだ「VALENTINO( ヴァレンティノ )」。“ネイティブ・
アメリカン”“ハワイアン”“ミリタリー”“フォークロア”“…… クリエ
イティブ・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエー
ルパオロ・ピッチョーリ (Maria Grazia Chiuri、PierPaolo Piccioli)
は異なるテイストをミックスし、エフォートレスなワードローブ
を完成させた。パイナップルやハイビスカスといった南国モチー
フをプリントしたベースボールジャケットやオープンカラーシャ
ツ、国旗を組み合わせて地図に見立てたレザーブルゾンにイージ
ーなデニムパンツを合わせるなど、ディテールの端々からエスニ
ックな香りが漂う。圧巻はインディゴの色彩を最大限に生かしたデニムのトータルコーディネート。ウォッシュ加工を施した
り微妙なグラデーションで退色させたり、ノンウォッシュデニムにパイピングをほどこすなど、デニムの新たな可能性を打ち
出している。
パリメンズコレクションの最終日に登場した「SAINT LAURENT( サンローラン )」は、1970 年代ロックにアメリカ西海岸のサ
ーフィン・テイストをミックス。前シーズン、男女の性差を取り払った“ノー・ジェンダー”をトレンドとして打ち出したエディ・
スリマン (Hedi Slimane) が、一見ミスマッチと思える華美な装飾と美的観念で“ノー・ジェンダー”を進化させた。フラワー刺繍
をほどこしたカラフルなカーディガンにレオパード柄のストールを巻き、エディの代名詞であるスキニーパンツを合わせたコ
ーディネートは一歩間違えば悪趣味に映ってしまうところが、絶妙なディテールや色彩感覚で新たなグランジスタイルへと昇
華させている。ネオンカラーのボーダーカーディガン、恐竜モチーフの T シャツ、汚れ加工をほどこしたスニーカー、ボンボ
ン付きのニット帽など、古着を思わせるアイテムも満載だ。
VALENTINO ( ヴァレンティノ ) クリエイティブ・ディレクター:マリア・グラツィア・キウリ (Maria Grazia Chiuri)、ピエールパオロ・ピッチョ
ーリ (Pierpaolo Piccioli)
1960 年、創設者のヴァレンティノ・ガラヴァー二 (Valentino Garavani) がイタリア・ローマで「VALENTINO( ヴァレンティノ )」をスタート。
1962 年に発表した「白だけの服」が注目を集め、世界的なブランドに成長。1989 年春夏よりオートククチュールを発表。2007 年、ヴァレンティノ・
ガラヴァー二引退。アレッサンドラ・ファッキネッティがクリエイティブ・ディレクターに就任するも 1 年で辞任。後任としてマリア・グラツィア・
キウリ (Maria Grazia Chiuri) とピエール・パオロ・ピッチョーリ (Pier Paolo Piccioli) が就任。2009 秋冬シーズンより同2人がメンズも手掛ける。
SAINT LAUDENT( サンローラン ) クリエイティブ・ディレクター:エディ・スリマン (Hedi Slimane)
1936 年、創始者イヴ・サンローラン (Yves Saint Laurent) はアルジェリア・オラン生まれ。1961 年、オートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン
(YVES SAINT LAURENT)」を設立。1966 年、プレタポルテライン「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴージュ (Yves Saint Laurent rive gauche)」をパリに開設。
1985 年、レジヨン・ドヌール勲章を受勲、1993 年、デ・ドール賞を受賞。1999 秋冬よりオートクチュールに専念し、「リヴ・ゴージュ」はアルバール・
エルバス、トム・フォード、ステファノ・ピラーティがデザイナーを引き継ぐ。2012 年、エディ・スリマン (Hedi Slimane) がイヴ・サンローランの
クリエイティブ・ディレクターに就任。ブランド名を「サンローラン」に改名。スリマンは 1968 年パリ生まれ。「DIOR HOMME( ディオール・オム )」
の創設に携わった実力派。
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*今月の新番組を紹介します。2015 年 8 月 10 日送信開始。
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Street Fashion
new
デニムの膝丈タイトスカートが急浮上
2015 年 7 月 東京定点観測 - 表参道 / 原宿 - ( 20 分 )
夏本番を迎えた東京 参道・原宿。猛暑に見舞われたストリートではトレンドを追いかけると同時に、どう暑さをしのぐかに重点
が置かれている。スタイルはよりスポーティー&カジュアルに傾倒。その筆頭である T シャツはオーソドックスなクルーネックか
ら V ネック、オーバルネック、ボートネックまで、バラエティー豊かに登場している。白、スカイブルーなどの単色でプリントな
しものが好まれており、襟は V ネックが目立つ。シンプルな T シャツの着こなしを補うように、腰にチェックシャツを巻いたり薄
手のサマーコートを羽織ることで、コーディネートに変化を与えている。そのほか、襟や袖にラッフルがついたカットソー、ノー
スリーブシャツ、ジャージー素材のマキシ丈ワンピースなども着用率が高い。
ボトムスの一番人気は先月同様、ガウチョパンツ。ふくらはぎが隠れるくらいの長めのデザインが多く、薄手のデニムで仕立て
たルーズフィットなパンツも多数見られた。先月と比較して急増しているのはデニムの膝丈タイトスカート。インディゴをはじめ、
白、カモフラージュプリントに染められたタイトスカートが 10 ~ 20 代の若者から高く支持されている。丈はジャスト膝丈が多い
が、ミニ丈、ミモレ丈も見られる。また、デニム人気に後押しされて、デニムのショートーパンツが復活している点も押さえてお
きたい。いずれのボトムスもトップスインし、カジュアルなスタイルをすっきり見せるのがポイント。フロントだけシャツインし、
バックはダラリと垂らしたオシャレ上級者もいる。
アクセサリーでは夏向けのつば広ハットに注目したい。真ん中をやや凹ませた中折れタイプが人気で、やや前に傾けてニュアン
スをつけて被る。シューズではソックスと組み合わせて履く厚底ストラップサンダルが多数見られた。
[2015 年 7 月の注目アイテム ] 観測日:2015 年 7 月 23 日、晴れ、原宿:気温 29.6℃ / 湿度 65% 、表参道:気温 29.2℃ / 湿度 65%
トップス:V ネック T シャツ、クルーネック T シャツ、オーバルネック T シャツ、ボートネック T シャツ、ノースリーブ・バイカラーシャツ、
デニムシャツ、チェックシャツ、ノースリーブシャツ、フリルカットソー、パフスリーブブラウス、リボンブラウス、ブラウジングカットソー、
ハイネックカットソー、シャツワンピース、ノースリーブミニワンピース、ロンパース、マキシ丈ワンピース、70 年代調ワンピース、ロング
サマーコート、サマーニットカーディガン。
ボトムス:ショートパンツ、デニムタイトスカート、ガウチョパンツ、ミモレ丈スカート、膝丈フレアスカート、膝丈タイトスカート、ミニ
タイトスカート、マキシ丈フレアスカート、ロングチュールスカート、ミニプリーツスカート、八部丈クロップドパンツ、サロペット、テー
パードパンツ、ロールアップジーンズ、クラッシュジーンズ、ストレートジーンズ、レギンス、ハイソックス。
アクセサリー:日傘、ウェリントンサングラス、つば広ハット、麦藁帽子、キャップ、スニーカー、厚底スニーカー、ストラップサンダル、
厚底サンダル、フラットシューズ、ミドル丈のレザーブーツ、クラッチバッグ、トート、かごバッグ、リュック、斜めがけショルダーバッグ。
カラー&プリント:カラー / ホワイト、ライトグレー、ブラック、インディゴブルー、ネイビー、カーキ、生成り、ライトベージュ、ダークブ
ラウン、ボルドー、チャイニーズレッド、スパニッシュローズ、スカイブルー、ピーチ、パウダーイエロー、マスタードイエロー、パウダー
パープル、プリント / ボーダー、絞り染め、ギンガムチェック、カモフラージュ、エスニック、ストライプ、ドット、アンティークフラワー。
gaucho pants
denim tight skirt
v-neck t-shirts
wide-brimmed hat
2
content
Collection
・2016 春夏 パリメンズコレクション(2015.8)new
・2015-2016 秋冬 ミラノメンズコレクション(2015.3)
・2015-2016 秋冬 パリメンズコレクション(2015.3)
・2015-2016 秋冬 ミラノコレクション(2015.5) ・2015-2016 秋冬 パリコレクション(2015.6) ・2015-2016 秋冬 ニューヨークコレクション(2015.4)
・2015-2016 秋冬 東京コレクション(2015.4) ・2015 春夏 ミラノメンズコレクション(2014.9)
・2015 春夏 パリメンズコレクション(2014.8)
・2015 春夏 ニューヨークメンズコレクション(2014.11) ・2015 春夏 パリコレクション(2015.2)
・2015 春夏 ミラノコレクション(2015.1)
・2015 春夏 ロンドンコレクション(2014.11)
・2015 春夏 東京コレクション(2014.12)
・2015 春夏 オートクチュールコレクション(2015.4)
・2014-2015 秋冬 ミラノメンズコレクション(2014.3)
・2014-2015 秋冬 パリメンズコレクション(2014.3)
・2014-2015 秋冬 ミラノコレクション(2014.5)
・2014-2015 秋冬 パリコレクション(2014.6)
・2014-2015 秋冬 ニューヨークコレクション(2014.4)
・2014-2015 秋冬 東京コレクション(2014.7)
・2014-2015 秋冬 オートクチュールコレクション(2014.10)
・2014 春夏 ミラノメンズコレクション(2013.8)
・2014 春夏 パリメンズコレクション(2013.9)
・2014 春夏 ミラノコレクション(2013.12)
・2014 春夏 パリコレクション(2014.1)
・2014 春夏 ニューヨークコレクション(2013.11)
・2014 春夏 ロンドンコレクション(2013.11)
・2014 春夏 東京コレクション(2014.2)
・2014 春夏 オートクチュールコレクション(2014.4)
・2013-2014 秋冬 ミラノメンズコレクション(2013.3)
・2013-2014 秋冬 パリメンズコレクション(2013.3)
・2013-2014 秋冬 ミラノコレクション(2013.5)
・2013-2014 秋冬 パリコレクション(2013.6)
・2013-2014 秋冬 ニューヨークコレクション(2013.4)
・2013-2014 秋冬 東京コレクション(2013.7)
・2013-2014 秋冬 オートクチュールコレクション(2013.10)
・2013 春夏 ミラノメンズコレクション(2012.8)
・2013 春夏 パリメンズコレクション(2012.9)
・2013 春夏 ミラノコレクション(2011.12)
・2013 春夏 パリコレクション(2013.1)
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content
Collection
・2013 春夏 ニューヨークコレクション(2012.11)
・2013 春夏 東京コレクション(2013.2)
・2013 春夏 オートクチュールコレクション(2013.4)
・2012-2013 秋冬 オートクチュールコレクション(2012.10)
Seminar
・FASHION SEMINAR「2016 春夏 カラートレンド詳報」(2015.5)
・FASHION SEMINAR「2016 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2015.4)
・FASHION SEMINAR「2015-2016 秋冬 カラートレンド詳報」(2014.12)
・FASHION SEMINAR「2015-2016 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2014.11)
・FASHION SEMINAR「2015 春夏 カラートレンド詳報」(2014.5)
・FASHION SEMINAR「2015 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2014.4)
・FASHION SEMINAR「2014-2015 秋冬 カラートレンド詳報」(2013.12)
・FASHION SEMINAR「2014-2015 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2013.11)
・FASHION SEMINAR「2014 春夏 カラートレンド詳報」(2013.5)
・FASHION SEMINAR「2014 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2013.4)
・FASHION SEMINAR「2013-2014 秋冬 カラートレンド詳報」(2012.12)
・FASHION SEMINAR「2013-2014 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2012.11)
・FASHION SEMINAR「2013 春夏 カラートレンド詳報」(2012.5)
・FASHION SEMINAR「2013 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2012.4)
Fashion Report
・JFW-JC 2015 - PIGGY’S SPECIAL FASHION SHOW-(2015.1)
・2014-2015 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE Soaring -(2013.10)
・JFW JAPAN CREATION 2014 - PIGGY’S SPECIAL ピッグスキンファッションショー -(2014.1)
・2013-2014 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE 彩 -(2013.10)
・L’
OREAL 50th ANNIVERSARY CELLEBRATION - さらなる美を求めて -(2013.9)
・2013 春夏 トレンド・キーワード (2013.2)
・JFW JAPAN CREATION 2013 - PIGGY’S SPECIAL ピッグスキンファッションショー -(2013.1)
・2012-2013 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE Dragon - (2012.10)
・BIFF & BIL 2012 Fashion Show (2012.9)
Street Fashion
・2015 年 7 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2015.8)
new
・2015 年 1 月〜 6 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2015.2 〜 2015.7)
・2014 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2014.2 〜 2015.1)
・2013 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2013.2 〜 2014.1)
・2012 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2012.2 〜 2013.1)
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*現在リリースされているコレクションは以下の通りです。収録時間は各 5 分。
その他のコレクションに関しては、ログイン後のリストをご参照ください。
maison list
2016 Spring/Summer Paris Men's Collection
1
ADIDAS ORIGINALS BY WHITE MOUNTAINEERING
WHITE MOUNTAINEERING
アディダス・オリジナルズ・バイ・ホワイトマウンテニアリング
ホワイトマウンテニアリング
9
JUUN.J
(22 ブランド 収録)
17 SACAI
ジュン・ジー
サカイ
AMI ALEXANDRE MATTIUSSI
10 KENZO
18 SAINT LAURENT
3
ANN DEMEULEMEESTER
11 KOLOR
19 THOM BROWNE. NEW YORK
4
BALMAIN HOMME
12 LANVIN
20 UMIT BENAN
5
DIOR HOMME
13 MAISON MARGIELA
21 VALENTINO
DRIES VAN NOTEN
14 RAF SIMONS
22 3.1 PHILLIP LIM
HOOD BY AIR
15 RICK OWENS
ISSEY MIYAKE MEN
16 RYNSHU
2
6
7
8
アミ・アレクサンドル・マテュッシ
アン・ドゥムルメステール
バルマン・オム
ディオール・オム
ドリス・ヴァン・ノッテン
フッド・バイ・エアー
イッセイ・ミヤケ・メン
ケンゾー
サンローラン
カラー
トム・ブラウン . ニューヨーク
ランバン
ウミット • ベナン
メゾン・マルジェラ
ラフ・シモンズ
ヴァレンティノ
スリーワン・フィリップ・リム
リック・オウエンス
リンシュウ
next release
Collection
次回は 2015 年 9 月 10 日リリース予定です。お楽しみに!
・2016 春夏 ミラノメンズコレクション
Street Fashion
・2015 年 8 月 東京定点観測 - 表参道 / 原宿
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