FASHION NEWS EXPRESSBB 3 2015.3.10 RELEASE 7-20-6 Roppongi Minato-ku Tokyo 106-0032 TEL. 03-3746-3323 FAX. 03-3408-5549 URL. http://fashionnews.co.jp E-MAIL. [email protected] *今月の新番組を紹介します。2015 年 3 月 10 日送信開始。 ご覧になりたい番組名をクリックしてください。 Collection new 性差を超越した“ジェンダーレス”なスタイルとは? 2015-2016 秋冬 パリメンズコレクション / ミラノメンズコレクション メンズとウィメンズの性差を超越した“ジェンダーレス”なスタイ ルが 2015-2016 秋冬 メンズコレクションに一大旋風を巻き起こし ている。ミラノの「GUCCI( グッチ )」「GIORGIO ARMANI( ジョル ジオ・アルマーニ )」「DSQUARED2( ディースクエアード )」、パ リの「SAINT LAURENT( サンローラン )」「RYNSHU( リンシュウ )」 らはメンズのランウェイでウィメンズのプレコレクションを展開 し、フェミニンな服を着た男性モデルとマスキュリンな服を着た モデルを交差させた。シフォンやレース、シルク、リボン、プリ ーツ、フラワー柄にドット柄…本来ウィメンズで使われるような 素材や柄を採用することで男女が服を取り替えても着られるよう なアイテムが提案されている。 シルエットは 1970 年代の自由奔放なスタイルを継承し、リラッ クスムード漂うイージー・プロポーションが優勢。コクーンシル エットやドロップショルダーのような大きめでゆったりとしたフ ォルムはその一例だ。反面、パンツに関しては腰まわりはゆった りイージーだが、足先にいくにしたがって急激に細くなるテーパ ードが主流となっている。 ミラノメンズコレクションで注目したいのはクリエイティブ・ ディレクターの電撃的な交代でで新たなブランドの魅力を引き出した「GUCCI( グッチ )」と「JIL SANDER( ジル・サンダー )」。フ リーダ・ジャンニー二(Frida Giannini)からアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)へ。ショー開催一週間前にクリエ イティブ・ディレクターを急遽交代させた「GUCCI( グッチ )」は“アーバン・ロマンティシズム”をテーマに、性差を超越したジェ ンダーレスなコレクションを展開した。マスキュリンなスーツを着たウィメンズモデルをあえて登場させ、シルクのリボン付きブ ラウスと股上の深いリラックスパンツというフェミニン要素の強いメンズルックを披露。1970 年代のレトロな雰囲気を醸し出し ながら、より若々しくモダンにアレンジされている。重ね着けしたリングやミュール型のシューズなど、アクセサリーでのジェン ダー・イクオリティー ( 男女平等 ) にも注目。 一方「JIL SANDER( ジル・サンダー )」はドルフォ・パリアルンガ (Rodolfo Paglialunga) がクリエイティブ・ディレクターに就任 して初のメンズコレクションを披露。「PRADA( プラダ )」「VIONNET( ヴィオネ )」で腕を磨いた彼は“プラグマティック・エレガンス” キーワードに、スポーツウェアとフォーマルウェアを融合させたラグジュアリースタイルを完成させた。サファリジャケット風ブ ルゾンやダブルのチェスターコートはウエストを絞ることで構築的にアレンジ。リラックス感漂う幅広のパンツはタックを入れる ことでエレガントに仕上げている。 パリメンズコレクションにおいて最も“ジェンダーレス”に傾倒したブランドはエディ・スリマン (Hedi Slimane) が手がける「SAINT LAURENT( サンローラン )」。メンズとウィメンズを交互に登場させたショーは男女同じアイテムで構成されている。シフォンや レースで仕立てられたレディスライクなブラウスには、ロックな香り漂うスキニーパンツをコーディネート。鮮やかなフューシャ ピンクのファーコートはそのままウィメンズウェアとして着用できるアイテムだ。男女ともに細くタイトに生まれ変わったスキニ ーアイテムは男女どちらが着てもおかしくないシェアード・ワードローブに仕上がっている。 「クリス・ヴァン・アッシュ (Kris Van Assche)」がデザインする「DIOR HOMME( ディオール・オム )」はムッシュ・ディオール のオマージュとしてフォーマルウェアに着目。タキシード・スーツをデニムやレザーを使ってスポーティーにアレンジした。テー マは“サルト (Sarto:職人 )”。タキシードにスニーカーやベースボールキャップを組み合わせたり、デニムのセットアップに白シャ ツとネクタイをコーディネートするなど、フォーマルなスタイルに遊び心が見え隠れする。 1 *今月の新番組を紹介します。2015 年 3 月 10 日送信開始。 ご覧になりたい番組名をクリックしてください。 Street Fashion new デニムスカートがストリートを占拠 2015 年 2 月 東京定点観測 - 表参道 / 原宿 -( 20 分 ) 日に日に暖かくなり、春の気配が感じられるようになった東京ストリート。着用率の高かったダウンジャケット、ダウンコート は減少し、MA-1 風のブルゾンやスタジアムジャンパー、ダッフルジャケット、ライダースジャケット、G ジャンといったショー ト丈のアウターが増加傾向を見せている。チェスターコート、オーバーサイズコートは先月同様、堅調に推移。例年、この時期に なるとトレンチコートが大きな伸びを見せるが、今春は若干見られる程度。ストリートではスポーティーかつミニマルなアウター に人気が集中しているようだ。また、インナーとして着用するのはパーカやトレーナー、クルーネックニットなどのリラックスア イテム。1980 年代のアメリカンカジュアルを髣髴とさせるコーディネートがストリートにあふれている。 今月、最も注目したいのはトップス、ボトムス双方で人気を博しているデニム素材のアイテム。トップスでは G ジャン、ボトム スではデニムスカートが目立った。特にデニムスカートは膝丈のタイトなものからミモレ丈のフレアタイプ、サロペットまでバラ エティ豊か。上下ともデニムではなく、トップスかボトムス、どちらかをデニムを取り入れた着こなしが多い。反面、デニムの定 番であるジーンズは少数派となっている。 カラーではブラック & ホワイトのバイカラーコーディネートに注目したい。モノトーンコーディネートは常に一定層に支持され ているが、2015 年はホワイトの割合が高いのが特徴。中にはワンピース、マフラー、タイツ、シューズがすべてホワイトで、コー トのみブラックという若者もいた。一方、モノトーンコーディネートにも活用できるライトグレーは今月も人気継続中だ。 [2015 年 2 月の注目アイテム ] 観測日:2015 年 2 月 24 日、晴れ、原宿:気温 12℃ / 湿度 65% 、表参道:気温 12℃ / 湿度 64% トップス:トレーナー、パーカ、チェックシャツ、白シャツ、ロング T シャツ、ハイネックニット、V ネックニット、ジャンパースカート、ニ ットワンピース、G ジャン、スタジャン、ライダースジャケット、ダッフルジャケット、ファージャケット、ミリタリージャケット、マウン テンパーカ、ノーカラーコート、トレンチコート、ダブルブレストコート、オーバーサイズコート、チェスターコート、ダウンコート、ガウ ンコート、ケープコート。 ボトムス:サロペット、膝丈デニムスカート、膝丈フレアスカート、膝丈タイトスカート、膝丈チュールスカート、マキシ丈ジャージースカ ート、ミモレ丈フレアスカート、タイトミニスカート、九部丈クロップドパンツ、ショートパンツ、ストレートジーンズ、スウェットパンツ、 ハーフパンツ、レギンス、ブラックタイツ、ホワイトタイツ、ショートソックス。 アクセサリー:スヌード、ストール、ファーマフラー、フェルトハット、キャップ、ニット帽、ベレー帽、大きめラウンド型サングラス、カ チューシャ、幅広ベルト、スニーカー、厚底パンプス、ブーティ、スエードブーツ、ジョッキーブーツ、トート、クラッチバッグ、斜めがけ ミニボストンバッグ、リュック。 カラー&プリント:カラー / ブラック、グレー、ホワイト、オフホワイト、ネイビー、ベージュ、カーキ、キャメル、ダークブラウン、パウダ ーイエロー、ダルブルー、フォレストグリーン、パウダーパープル、ボルドー、ピンク、チャイニーズレッド、ヌードピンク、パウダーブルー、 プリント / ストライプ、ボーダー、カモフラージュ、ヴィンテージフラワー、小花、タータンチェック、エスニック、星。 denim skirt ma-1 black & white oversized coat 2 content Collection ・2015-2016 秋冬 ミラノメンズコレクション(2015.3)new ・2015-2016 秋冬 パリメンズコレクション(20154.3)new ・2015 春夏 ミラノメンズコレクション(2014.9) ・2015 春夏 パリメンズコレクション(2014.8) ・2015 春夏 ニューヨークメンズコレクション(2014.11) ・2015 春夏 パリコレクション(2015.2) ・2015 春夏 ミラノコレクション(2015.1) ・2015 春夏 ロンドンコレクション(2014.11) ・2015 春夏 東京コレクション(2014.12) ・2014-2015 秋冬 ミラノメンズコレクション(2014.3) ・2014-2015 秋冬 パリメンズコレクション(2014.3) ・2014-2015 秋冬 ミラノコレクション(2014.5) ・2014-2015 秋冬 パリコレクション(2014.6) ・2014-2015 秋冬 ニューヨークコレクション(2014.4) ・2014-2015 秋冬 東京コレクション(2014.7) ・2014-2015 秋冬 オートクチュールコレクション(2014.10) ・2014 春夏 ミラノメンズコレクション(2013.8) ・2014 春夏 パリメンズコレクション(2013.9) ・2014 春夏 ミラノコレクション(2013.12) ・2014 春夏 パリコレクション(2014.1) ・2014 春夏 ニューヨークコレクション(2013.11) ・2014 春夏 ロンドンコレクション(2013.11) ・2014 春夏 東京コレクション(2014.2) ・2014 春夏 オートクチュールコレクション(2014.4) ・2013-2014 秋冬 ミラノメンズコレクション(2013.3) ・2013-2014 秋冬 パリメンズコレクション(2013.3) ・2013-2014 秋冬 ミラノコレクション(2013.5) ・2013-2014 秋冬 パリコレクション(2013.6) ・2013-2014 秋冬 ニューヨークコレクション(2013.4) ・2013-2014 秋冬 東京コレクション(2013.7) ・2013-2014 秋冬 オートクチュールコレクション(2013.10) ・2013 春夏 ミラノメンズコレクション(2012.8) ・2013 春夏 パリメンズコレクション(2012.9) ・2013 春夏 ミラノコレクション(2011.12) ・2013 春夏 パリコレクション(2013.1) ・2013 春夏 ニューヨークコレクション(2012.11) ・2013 春夏 東京コレクション(2013.2) ・2013 春夏 オートクチュールコレクション(2013.4) ・2012-2013 秋冬 オートクチュールコレクション(2012.10) 3 content Seminar ・FASHION SEMINAR「2015-2016 秋冬 カラートレンド詳報」(2014.12) ・FASHION SEMINAR「2015-2016 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2014.11) ・FASHION SEMINAR「2015 春夏 カラートレンド詳報」(2014.5) ・FASHION SEMINAR「2015 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2014.4) ・FASHION SEMINAR「2014-2015 秋冬 カラートレンド詳報」(2013.12) ・FASHION SEMINAR「2014-2015 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2013.11) ・FASHION SEMINAR「2014 春夏 カラートレンド詳報」(2013.5) ・FASHION SEMINAR「2014 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2013.4) ・FASHION SEMINAR「2013-2014 秋冬 カラートレンド詳報」(2012.12) ・FASHION SEMINAR「2013-2014 秋冬 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2012.11) ・FASHION SEMINAR「2013 春夏 カラートレンド詳報」(2012.5) ・FASHION SEMINAR「2013 春夏 素材展速報 ( プルミエール・ヴィジョン )」(2012.4) Fashion Report ・JFW-JC 2015 - PIGGY’S SPECIAL FASHION SHOW-(2015.1) ・2014-2015 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE Soaring -(2013.10) ・JFW JAPAN CREATION 2014 - PIGGY’S SPECIAL ピッグスキンファッションショー -(2014.1) ・2013-2014 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE 彩 -(2013.10) ・L’ OREAL 50th ANNIVERSARY CELLEBRATION - さらなる美を求めて -(2013.9) ・2013 春夏 トレンド・キーワード (2013.2) ・JFW JAPAN CREATION 2013 - PIGGY’S SPECIAL ピッグスキンファッションショー -(2013.1) ・2012-2013 ROYAL CHIE COLLECTION - MOSAIQUE de CHIE Dragon - (2012.10) ・BIFF & BIL 2012 Fashion Show (2012.9) Street Fashion ・2015 年 2 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2014.3) new ・2015 年 1 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2014.2) ・2014 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2014.2 〜 2015.1) ・2013 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2013.2 〜 2014.1) ・2012 年 1月 〜 12 月 東京定点観測 - 表参道/原宿 -(2012.2 〜 2013.1) 4 *現在リリースされているコレクションは以下の通りです。収録時間は各 5 分。 その他のコレクションに関しては、ログイン後のリストをご参照ください。 maison list 2015-2016 Autumn/Winter Milan Men's Collection 1 BOTTEGA VENETA 7 2 (16 ブランド / 80 分) FENDI 13 N°21 BRIONI 8 GUCCI 14 PHILIPP PLEIN 3 CALVIN KLEIN COLLECTION 9 JIL SANDER 15 SALVATORE FERRAGAMO 4 DOLCE&GABBANA 10 MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN 16 VERSACE 5 DSQUARED2 11 MONCLER GAMME BLEU 6 ERMENEGILDO ZEGNA 12 MSGM ボッテガ・ヴェネタ ブリオーニ カルバン・クライン・コレクション ドルチェ&ガッバーナ ディースクエアード エルメネジルド・ゼニア フェンディ ヌメロ・ヴェントゥーノ グッチ フィリップ・プレイン ジル・サンダー サルヴァトーレ・フェラガモ マルセロ・ブロンカウンティ・オブ・ミラン ヴェルサーチ モンクレール・ガム・ブルー エムエスジーエム 2015-2016 Autumn/Winter Paris Men's Collection 1 BERLUTI 7 2 DIOR HOMME 3 (17 ブランド / 85 分) LANVIN 13 SACAI 8 MAISON MARGIELA 14 SAINT LAURENT DRIES VAN NOTEN 9 PAUL SMITH 15 THOM BROWNE. NEW YORK 4 ISSEY MIYAKE MEN 10 RAF SIMONS 16 UMIT BENAN 5 KENZO 11 RICK OWENS 17 VALENTINO 6 KOLOR 12 RYNSHU ベルルッティ ディオール・オム ドリス・ヴァン・ノッテン イッセイ・ミヤケ・メン ケンゾー カラー ランバン サカイ メゾン・マルジェラ ポール・スミス サンローラン トム・ブラウン . ニューヨーク ラフ・シモンズ ウミット • ベナン リック・オウエンス ヴァレンティノ リンシュウ next release Collection 次回は 2015 年 4 月 10 日リリース予定です。お楽しみに! ・2015-2016 秋冬 ニューヨークコレクション ・2015 春夏 パリオートクチュールコレクション Street Fashion ・2015 年 3 月 東京定点観測 - 表参道 / 原宿 Fashion Seminar ・2016 春夏 素材展速報 ( 講師:横山泰明氏 ) 5
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