専門家活動報告 (1) 派遣期間:2012 年 8 月~2013 年 5 月 (2) 活動内容、成果: 1-1 キューバの開発課題と協力ニーズを分析し、日本政府・JICA 関係者にインプットを行う。 外務省国別評価ミッション(2012 年 10 月-11 月)や外務省・JICA 合同ミッション(2013 年 4 月) に対応した。 1-2 他援助機関の協力動向を把握、整理するとともに、ドナー会議等に参加し情報共有・連携可能性に 関する協議を行う。 ドナー会合は開催されていないため、国連開発計画(UNDP)及びスペイン(AECID、ハバナ湾浄化 協力の概要中心)等個別に他ドナーの協力動向について情報収集・情報共有を行った。 2-1 新規協力候補案件の精査を行うとともに、キューバ政府関係機関に対して必要な助言を行う。 農村開発部運営指導調査団(11 月)によるキューバサトウキビ研究所(INICA)への昨年度要望案件 の背景調査(INICA)に同行した。 実施済案件「中央地域における持続的稲作技術開発調査」の現状把握調査を行った。 ハバナ湾作業グループの実務担当者と翌年度要望調査案件としての新規案件形成について協議し た。 2-2 日本・JICA の対キューバ協力方針と協力要請内容が整合性を持つよう、キューバ政府に対して働き かけ及び必要に応じた代替案に関する助言を行う。 平成 24 年度要請案件(技術協力プロジェクト 2 件)に対して大使館とともにコメントを作成し、 結果をキューバ政府に共有・通知した。 固形廃棄物処理にかかる相談をキューバ科学技術環境省関係者より受け、在キューバ日本大使館草 の根無償を紹介。 文化無償資金協力の新規案件の検討のため、大使館書記官とともにハバナ市歴史事務所を訪問し、 協議をした。 3-1 日本・JICA の協力事業に関するキューバ側の各種調整業務の円滑な実施を指導・支援する。 技術協力プロジェクト(海水魚養殖プロジェクト、ハバナ市廃棄物管理能力向上プロジェクト、中 部地域 5 県における米証明種子の生産にかかる技術普及プロジェクト、地下帯水層への塩水侵入対 策・地下水管理能力プロジェクト、ハバナ湾汚染源対策アドバイザー)専門家の受入・連絡調整、 査証取得申請支援、資機材調達支援を行った。 また、「JICA 関係者用キューバ事情」を改訂した(3 月)。 3-2 キューバ・日本間の現地政策協議等の円滑な実施を支援する。 上記 1-1 と同じ。 3-3 日系研修員受入業務(応募勧奨、選考、派遣前オリエンテーション他)を支援する。 平成 24 年度帰国研修員(3 名)から報告を受け、日系人研修コースへの問い合わせに対応した。 その他研修コース実施に係る連絡調整や研修員支援(出発前オリエンテーション)を実施した。 4-1 日本・JICA の協力案件(実施中及び終了済み)のモニタリング・評価に関する JICA、キューバ側 双方の業務の円滑な実施を支援し、必要な助言を行う。 海水魚プロジェクト終了時評価調査(11 月)およびプロジェクト延長(R/D の署名 2013 年 1 月) に係る手続きを支援し、農村開発部運営指導調査団に同行した。 4-2 日本・JICA の協力案件(実施中及び終了済み)に関し、関係会議への参加、サイト視察を行い、報 告書の JICA 内関係部署への共有等を通じたフォローを行う。 実施中プロジェクトの実施状況等につき、毎週各コンサルタントから報告を受け、適宜コメントし た。同週報はキューバ大使館書記官と共有した。 5-1 日本・JICA の対キューバ協力方針、協力スキーム、事業について、MINCEX を始めとするキューバ 政府機関に対し説明を行い、正しい認知を働きかける。 日本・JICA の対キューバ協力方針、協力スキーム、事業について、MINCEX を始めとするキューバ 政府機関に対し適宜説明を行った。 5-2 日本・JICA の対キューバ協力の現地広報について、JICA/キューバ側双方に必要な支援を行う。 日本・JICA の対キューバ協力の現地広報について以下の記事が掲載された: ハリケーン Sandy の上陸と緊急援助の実施(10 月-11 月)を支援した(記事は、現地 Granma 紙に 掲載された) 。 文化無償資機材の引き渡し(12 月)において在キューバ日本大使に同行した。引き渡しの状況は、 Granma 紙に掲載されるとともに、TV にて放映された模様。 国際ワークショップ「SOS BAHÏA +14」でプレゼンテーション(4 月)を行い、日本の ODA、キュー バでの JICA 事業の実施状況、ハバナ湾浄化にかかる JICA の協力について講演した。 (3) 成果品 個別案件活動進捗報告書、専門家業務完了報告書
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