平成27年度アウトリーチ事業(出張公演)内容紹介

平成27年度アウトリーチ事業(出張公演)内容紹介
平成27年度1月10日現在
ジャンル
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三味線と
瞽女唄
フラメンコ
マリンバ
DUO
公演内容
日本の伝統楽器である“三味線”と郷土の文化芸能である
“瞽女唄”を肌で感じていただきます。「津軽じょんから節」
や日本各地の民謡のルーツにもなっている「瞽女唄」の演
奏とともに「津軽三味線とは」「瞽女さんとは」の解説を交
え、日本伝統の音楽の歴史を訪ねる一時となるでしょう。
体験コーナーでは三味線に触れていただき、演奏すること
もできます。
アーティストプロフィール
◆ 小竹勇生山 (三味線)/越後、能生出身(新潟県糸魚川市能生在住)民謡師範である父の影響で、幼少の頃より民謡に親しみ、10 歳のときに三味線を始める。師である山本竹勇
(やまもと ちくゆう)の元で修業し、ライブ活動や海外公演を経て、平成3 年に独立。そんな中、故郷の越後瞽女が津軽三味線と深く関わっていたことに興味を抱き、最後の高田瞽女で
あった「杉本シズ」から越後瞽女の芸を継承される。現在、津軽三味線に越後瞽女の芸風を取り入れた三味線サウンドで演奏活動を行っている。津軽三味線の巨匠、高橋竹山(たか
はしちくざん)の芸を継承できる数少ない若手奏者である。竹山流津軽三味線師範。
◆ 小竹栄子 (瞽女唄)/各種民謡大会で優勝するなど、タイトルを数々獲得。その後、津軽民謡名人 須藤雲栄(すどう くもえい)に師事。平成3年、最後の高田瞽女であった杉本シ
ズ、難波コトミの2 人から瞽女唄を授かり瞽女唄を継承。現在、無形文化の瞽女唄を普及させるべく瞽女唄ライヴ、瞽女唄指導等、多彩な活動を精力的に行っている。
◆ 三味線Duoみさミサ(小竹美咲、小竹美里)/平成5 年、越後能生町(現糸魚川市)生まれ。三味線弾き小竹勇生山を父、瞽女唄の小竹栄子を母にもつ双子の三味線姉妹。現在、
様々な演奏活動に出演する傍ら、地元越後上越市内でのストリート演奏や津軽三味線コンクールにチャンレジ。2014 年津軽三味線コンクール受賞歴。第 8 回津軽三味線日本一決定
戦 (青森県青森市)個人C級で姉・美咲が審査員特別賞、個人B級で妹・美里が審査員特別賞。双子での同一大会W入賞は初。第54回郷土民謡民舞全国大会 グランプリ三味線部
門で妹・美里が入賞、第13回全国津軽三味線コンクール 大阪大会 大賞の部で妹・美里が4位入賞。その他、受賞歴多数。妹美里が津軽三味線6 大大会(青森・弘前・金木・東京・大
阪・名古屋)すべてで入賞(準優勝4 回)という快挙達成(新潟県初)姉美咲は3大大会(青森・弘前・金木)で入賞(準優勝1 回)双子では世界初の津軽三味線コンクール準優勝デュオ
として全国にその名を轟かせる。新潟県が世界に誇る双子の三味線姉妹である。
フラメンコは、スペイン・アンダルシア地方に流れ着いたロ
マの民の苦悩から発した叫びが起源といわれています。
生きることそのものを唄と踊りにぶつけたその伝統芸能
は、誰しも共感できる説得力を持っています。唄とギターに
合わせた踊りを見れば、もうそこは情熱の国スペイン。簡
単な手拍子や踊りも体験し、フラメンコを堪能していただき
ます。
◆ 鈴木眞澄(踊り)/東京都出身。小松原庸子スペイン舞踊研究所を経て、スペインに留学。’78年、東京新聞主催第1回フラメンココンクール入賞。’83年、独立してスペイン舞踊教
室を開設し、舞踊団を育成、後進の指導にあたる。またフリーの舞踊家として数々の舞台に出演する傍ら、東京ドーム巨人戦開幕セレモニーを演出するなど多方面にわたって活躍。
◆ 鈴木英夫(ギター)/東京都出身。新宿エルフラメンコをはじめ大阪、名古屋のタブラオ等に出演。1972年から78年までスペインに留学。フラメンコギターの巨匠マノロ・サンルーカ
ルに師事。また現地の舞踊団の専属ギタリストとしてヨーロッパ各地で公演。帰国後、小松原庸子スペイン舞踊団の専属ギタリストとして舞台、タブラオ等に出演。80年、LPレコード「フ
ラメンコギターの幻想」をリリース。84年に芝・ABCホールにおいてリサイタルを開き、その後、独立。現在フリーとして活躍中。
◆ 永潟三貴生(唄)/熊本県出身。数々のライヴやレコーディングなどの音楽活動を行なう中、フラメンコに出会い、傾倒する。2003年より、カンタオールとしてタブラオ、劇場等で本格
的に活動。2007年、スペイン・ラマンチャ地方トラルバのフィエスタでマルタ・デ・ラ・ビジャ、トマス・マドリーと共演し好評を博す。2007年日本フラメンコ協会第16回新人公演奨励賞受
賞。
木琴の親戚と言われていますが、基はアフリカを発祥とす
る民族楽器であることを、その深みある音からも実感して
いただけます。心地よいその響きに加え、マレットを自在に
操る高度なテクニックも圧巻。大地から湧き出るそのサウ
ンドで、楽しく心はずむ演奏会です。
◆ 京谷ひとみ(マリンバ)/新潟県(妙高市)出身。フリーのマリンバ打楽器奏者。武蔵野音楽大学卒業。各教育機関やイベントなど国内外にて演奏活動を行う他、後進の指導に携わ
りマリンバや吹奏楽の指導も積極的に行う。子どもの情操教育に携わるアンサンブルグループ「オトハコ」主宰。マリンバ妙高講師。2009年日本クラウンよりCDを発売、2013年自身
初のソロアルバム「風わたる樹々の詩」を発売。
◆ 米重美文子(マリンバ)/山口県生まれ、4歳よりマリンバを始める。第2回全日本管打楽器ソロコンテスト優秀受賞。第3回同コンクール第2位。第2回日本マリンバコンクール第1
位グランプリ受賞。第22回打楽器新人演奏会にて審査員特別賞受賞。武蔵野音楽大学附属高等学校、同大学と首席で卒業。現在、フリーミュージシャンとして活動中。ゲーム音楽や
ミュージシャンのCD制作に数多く携わる。吹奏楽、打楽器指導やマリンバ、リトミック講師等、音楽教育にも積極的に取り組む。
狂言の楽しくわかりやすい解説に続き、狂言の代表作品
のひとつ『柿山伏』を、装束を附けて演じます。舞台背景・
舞台装置などのセットが無く、音響効果も使わない、シンプ
ルな世界から繰り出す「笑い」は想像力が刺激され、古典
芸能との出会いにふさわしい機会となります。
◆ 松本薫/12世茂山千五郎(故4世千作)の芸に惚れ、入門。1984年には、同門の網谷正美と丸石やすしと共に「三笑会」を結成。京都府立文化芸術会館主催の「狂言 勉強会 (の
ちに 狂言三笑会)」を自分たちの勉強の場、発表の場として年間5回の公演を催し、2011年3月の第131回をもって、同門の若手へバトンタッチした。1999年〜2001年、フランス政府外務
省・パリ市立劇場の後援を受け、日・中・仏の古典芸能によるコラボレーション作品「MONNAIE DE SINGES」を、Didier GALAS氏、董志華氏と制作。スペイン・ポルトガル・フランス各地
で公演。そのほか、能・狂言の海外公演に多数参加している。狂言ファン出身ということもあって、常に観客の気持ちを大事に考える姿勢は舞台のみならず、随所で垣間見ることがで
きる。誠実な人柄が反映されてか、舞台に堅さが感じられた時代もあったが、年齢を重ねトレードマークの〈笑い顔〉と共に親近感溢れる舞台でファンの心をつかんでいる。師・千作を永
年の目標としながらも日々自分自身の狂言を研究、精進を続けている。京都能楽会会員。能楽狂言会会員。能楽協会会員。重要無形文化財総合指定。2006年、平成17年度京都府
文化賞功労賞受賞
◆ 島田洋海/幼少の頃周りの人より少しだけ狂言に接して育ち、大学在学時、ハードな旅の途中に狂言師を目指す事を決意する。大学卒業後、2002年13世・茂山千五郎に入門。同
年京都能楽養成会入会する。2009年京都能楽養成会を卒業し、同年京都能楽会に入会。故郷の岡山でも狂言普及のため活動している。2011年5月6日、同門の増田浩紀、井口竜
也、鈴木実、山下守之とともに「五笑会」を結成、京都府文化芸術会館の助成を受け、年間4回の公演を続けている。2013年、能楽協会入会。名古屋市立大学芸術工学部視覚情報デ
ザイン学科卒業。
クラシック界では一番華やかで一般的に良くしられている
楽器の「ヴァイオリン」。でも身近に聴く機会はなかなかあ
りません。小さく軽いヴァイオリンから奏でられる音色はと
ても響きあり、2本のヴァイオリンが奏でる名曲の数々は、
素直に音楽の楽しさを知ります。体験コーナーでは「分数
ヴァイオリン」も用意しますので、小学校低学年の児童も体
験可能です。
祭り囃子の基本となる「和太鼓」と「篠笛」。二人から奏でら
れるリズムとメロディは日本独自の音楽の心地よさを改め
て感じさせてくれます。オリジナル曲もどこか懐かしく心に
染み渡る響きを持ち、いかに日本人のDNAに深く刻み込ま
れた音色であるか実感していただけます。体験コーナーで
はチャンチキも登場し、場内は即席のお祭り会場に。
◆ 牧田由起(ヴァイオリン)/4歳からヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。国際モーツァルトコンクール派遣者選考演奏会2001
優勝。そのほか国内のコンクールにおいて、多数の賞を受賞する。オーケストラとの共演やリサイタル、室内楽等クラシックの演奏会の他にも、親しみやすいコンサートや、ジャズとの
共演など、幅広い演奏活動を行っている。現在、上越市に在住。新潟大学教育学部非常勤講師。(現在育休中)
◆ 佐々木 友子(ヴァイオリン)/新潟市(旧亀田町)出身。桐朋学園大学演奏学部卒業。同大学研究科を終了したのち渡英。英国王立音楽院にて演奏家ディプロマを取得。ヨーロッ
パ・ベートーヴェンピアノトリオ協会コンクールで第1位。カヴァティアナ室内楽コンクール第1位、オーディエンス特別賞を合わせて受賞。 2001年、新潟県音楽コンクールにて県知事賞
受賞。新潟県立中央高等学校音楽科非常勤講師。
「昔々、まだ世界のどこにもピアノがない昔、ヨーロッパの
お城の中ではピアノの代わりに美しいチェンバロが弾か
れ、王子様とお姫様は舞踏会でメヌエットを踊っていまし
た。」チェンバロとヴァイオリンによる優雅な宮廷音楽を鑑
賞し、みんなでメヌエットを踊る体験も楽しめます。
◆ 八百板正己(チェンバロ)/長岡市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了。チェンバロを岡田龍之介、渡邊順生の両氏に、指揮法を樋本英一氏に師事。第15回、第19回、
第21回古楽コンクール(チェンバロ部門)ファイナリスト。県内を中心に近県などでも活発に演奏活動を展開。見附市にチェンバロ専用スタジオを構え、県内各地でチェンバロ教室を主
宰。日本チェンバロ協会、日本イタリア古楽協会会員。新潟オルガン研究会幹事。三条市在住。
◆ 牧田由美(ヴァイオリン)/新潟県出身。第22回新潟県音楽コンクール大賞。第59回日本音楽コンクール第1位。第38回パガニーニ国際音楽コンクール第4位。桐朋学園大学音楽
学部卒業後、ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ・ケルン音楽大学に留学。日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、ニュルンベルガー・シンフォニカー等と共演。菊池恭
江、高橋良之、辰巳明子、サシュコ・ガブリロフ、ミヒャエラ・マルティンの各氏に師事。現在、新潟県音楽コンクール実行委員。二葉楽器ヴァイオリン教室講師。上越市在住。
狂言
ヴァイオリン
DUO
和太鼓と篠笛
チェンバロと
ヴァイオリン
◆ ~朋郎~(トモロウ)/太鼓と笛、その原点にいつも立ち返り、太鼓がうたう「うた」、おどる笛の「ね」、この二つが響きあい重なり合いながら生まれ出る唯一無二の音世界。
◆ 内藤哲郎(和太鼓)/2002年まで「鼓童」に11年間在籍。在籍中は演奏のみならず、作曲や演出などの評価も高く、CDにも数多くの名曲が残されている。独立後は独自のセンスを
生かし、角松敏生・DJクラッシュ・吉田兄弟など様々なアーティストとのレコーディングやコンサートツアーに参加。ジャンルにとらわれない幅広い活動を展開している和太鼓奏者。
◆ 武田朋子(篠笛)/宮韻勢納連で江戸囃子の太鼓・笛を習得し、悠玄亭玉介社中の江戸獅子舞の太鼓方として活動後、「鼓童」にて研修。現在は東京を中心に笛・太鼓の演奏や
指導、作曲活動を行い活動の場を様々に広げる篠笛奏者。