平成 27 年度公益財団法人入善町文化振興財団事業計画書１．文化芸術活動の普及啓蒙に関すること（１）コスモホール自主文化事業平成 25 年度の入善町合併 60 周年の節目から平成 28 年度のコスモホール開館 30 周年に向けて、地域文化を担う人材育成と「入善コスモホール」ブランドの発信を目指す。また、多彩な自主事業を通じて幅広い世代が訪れ、地域住民にとって求心力となるホール運営を目指す。 ①「入善コスモホール」ブランドを内外に発信できる優れた音楽事業の開催内容：優れた音響効果を持つコスモホールの特性を生かして「入善」ブランドを内外に発信できる話題のアーティストを起用。27 年度は日本が生んだクラシックやジャズにおける世界で活躍するトップ・アーティストを招聘。また、地元の青少年層への交流企画も関連して実施。・庄司紗矢香（ヴァイオリン）＆ジャンルカ･カシオーリ（ピアノ）コンサート（6 月 2 日）・成田達輝（ヴァイオリン）＆萩原麻未（ピアノ）コンサート（9 月 27 日）・小曽根真（ピアノ）コンサート（3 月 11 日）※富山県公立文化ホールネットワーク事業 ②地域の人々がホールに集い、多彩な芸能文化を体験するプログラム内容：地域住民が優れた芸能公演を鑑賞できる交流拠点として、ホールにて話題の舞台鑑賞事業を実施する。27 年度は、宝くじの助成事業として「宝くじ文化公演」をはじめ、落語、歌等の多彩なジャンルの公演を実施。・宝くじ文化公演コンサート（調整中）・入善名水寄席ケーシー高峰・林家三平二人会（6 月 14 日）・庄野真代コンサート（8 月 8 日）・中村雅俊コンサート（11 月 13 日）・お笑いバラエティショー（調整中）・映画上映会（夏頃、冬頃） ③青少年が芸術文化に関心を持ち、舞台芸術を体験するプログラム内容：青少年が身近に芸術文化を体験できるように、鑑賞プログラム、アウトリーチプログラム、参加型プログラム等、幅広い機会を企画。 27 年度は、文化庁「文化芸術による子供の育成事業（巡回公演事業）」による町内小学５，６年生を対象としたホールでのプロのオーケストラによる演奏会を実施。 1 ・文化庁「文化芸術による子供の育成事業」※文化庁補助事業入善町小学校音楽鑑賞会「東京交響楽団演奏会」（6 月 19 日開催） ④地域交流プログラム内容：ホールに親しみホールを活用した参加体験型事業。27 年度は好評のピアノ開放事業に加えて、地域コミュニティと連携した出前コンサートを実施。関連して地域のコーラス団体とのホール開放事業も企画。・ホール・ピアノ開放プログラム（年 4 回）・出前コンサート及びコーラス交流コンサート（冬頃）※富山県出前公演開催事業 ⑤ホール情報会員組織の運営・有料、無料登録会員を対象とした情報配信制度の運営（２）美術展企画展示事業会場となる町民会館の特性を生かし、美術愛好家のみではなく、ホールや図書館、中央公民館の利用者も気軽に鑑賞できる分かりやすい美術展を開催し、町民がアートに触れ親しむ場を提供する。 ①青少年を対象にした美術鑑賞教室事業・町出身や県内で活躍する作家と連携しながら学校や会館ギャラリーを会場に普及型事業として実施。 ②ワークショップ（参加者による体験創作）による作品展・各分野の専門家による子どもや高齢者と共同で作品を発表する事業として実施。 ③公民館ギャラリー活性化事業・公民館登録団体等による作品展示事業として実施。（３）芸術文化振興事業財団設立以前から町主催で開催している町民参加型の事業で、芸術文化活動をしている町民の発表の場として親しまれている。身近な創作活動の目標となっており、今後も継続して開催していきたい。 2 ① 第 43 回入善町美術展：10 月 10 日(土)～18 日(日)予定・高校生以上の町在住、出身、通勤通学者を対象にした町内最大規模の公募展。絵画、書、写真、彫刻・工芸の４部門で構成され、出品者数約 100 名、作品数約 120 点を予定。 ② 第 43 回入善町芸能発表会：11 月 3 日(火・祝)予定・町内で芸能文化活動をしている団体を対象にした発表会。参加者の手によって作られるオープンな発表会を目指し、実行委員会を形成し開催要項の作成や出演団体の選考を行う。約 30 団体 350 名の出演を予定。（４）下山芸術の森企画展示事業芸術文化の振興と町民の美術に関する学習、創作活動を推進することを目的とする下山芸術の森アートスペース。その目的達成のため、中心施設である発電所美術館を会場に以下の展示事業を行う。 ① 発電所美術館開館 20 周年記念展・会期：４月 15 日(水)～７月５日(日) ・平成 27 年 4 月 15 日に開館 20 周年を迎えることを記念し、平成 17 年～ 26 年度の企画展開催作家 27 名の新作・近作を展示。多様な素材で独自の企画展を開催してきた当美術館の活動を紹介。 ② 清河北斗展－MAYU ・会期：７月 25 日(土)～９月 23 日(水・祝) ・発泡スチロールやウレタンフォームなどを素材に独自の生命体を創作する黒部市在住の立体造形作家・清河北斗の個展。全長約 10m の巨大な繭が建物全体に糸を張り宙に浮くという展示空間と一体となった壮大な作品を予定。 ③ パラモデル展－サブタイトル未定・会期：10 月 31 日(土)～12 月 27 日(日) ・林泰彦と中野裕介によるアートユニット、パラモデルの個展。タカラトミーの「プラレール」を大量に使用したインスタレーション等で知られる彼らが約一ヶ月かけ、空間に合わせた新作を現地制作する。 3 ④ 発美展（発電所美術館収蔵品展）・会期：３月５日(土)～３月 27 日(日) ・収蔵品を紹介し過去の展覧会を振り返るシリーズ企画。作品に加え、過去の資料や映像を交えて発電所時代からの変遷を紹介。２．文化施設等の管理運営に関すること（１）町民会館管理運営事業 ① 町民会館（ホール、中央公民館）及び文化資料館の管理 ② ホール、中央公民館の利用促進（２）下山芸術の森管理運営事業 ① 各施設の建物管理（発電所美術館、ｱﾄﾘｴ、宿泊棟、ゲート棟、展望棟） ② アトリエ、宿泊棟の利活用 ③ 建物周辺の芝生広場、植栽の管理３．その他の事業（収益事業）管理運営する施設等を公益目的とした事業以外で貸与する事業（１）図書館としての施設管理（２）入善コスモホール及び中央公民館の公益目的外の施設貸与（３）他会館チケットの販売 4