プレゼン資料を見る

指向性ボリュームディスプ
レイの
解像度の向上
白木研究室
指向性ボリュームディスプレイの
池田正隆
解像度の向上
木更津工業高等専門学校 制御・情報システム工学専攻1年
池田正隆 黒川菜緒
はじめに
1/34
はじめに
一枚の画像から・・・
新たなデジタルサイネージ技術として活躍の可能性
2/34
研究背景・目的
見る方向によって異なるパターンを視認できる
アルゴリズムがある
ここにクリスタルアートの図
3/34
研究背景・目的
先行研究
本研究の目的
7×7=49本
16×16=256本
解像度が低い
解像度を高くする
4/34
研究概要
ある1方向からプロジェクタで画像を投影し,
それを複数の異なる方向から視認できる
ボリュームディスプレイの作製および投影する画像の
作成を行う
5/34
研究概要
多指向スクリーン技術
スクリーン
本研究
A
B
?
6/34
研究概要
16組
ボリュームディスプレイ
16ピクセル
正面に映る画像
7/34
使用した元画像
先行研究との差別化を図るため,文字と絵を用いた
8/34
研究の流れ
画像A
点情報
ボリューム
ディスプレイ
画像B
点情報へ
変換
9/34
点情報への変換アルゴリズム
V ijk   a ij b kj
1
は
とした(Vijk が0~255となるように)
255
10/34
点情報への変換アルゴリズム
R
Aij   Vijk   aij (b1 j  b2 j    bRj )
k 1
P
Bkj   Vijk   bkj ( a1 j  a 2 j    a Pj )
i 1
11/34
変換後の点情報
12/34
投影のシミュレーション
DWG True View 2014を用いて,投影した結果の
シミュレーションを行った
シミュレーション結果(正面)
元画像(正面)
シミュレーション結果(側面)
元画像(側面)
13/34
研究の流れ
画像A
ボリューム
ディスプレイ
点情報
画像B
ディスプレイ
作製
DWG True View
正面
側面
14/34
ボリュームディスプレイの情報
• 広さ
• 0.8m×0.8mの区画内に糸を配置
• 1.0m×1.0mのアクリル板を使用
• 高さ
• 1.2mの長さの市販のミシン糸
15/34
ボリュームディスプレイの作製方法
磁石を用いてアクリル板から地面に垂直に吊るす
磁石
アクリル板
256組作る
ナット
ミシン
糸
16/34
糸の配置
プロジェクタからのすべての光線がすべての糸と1対1で
対応すること
17/34
糸の配置
正面および側面から観察する際にそれぞれが
重ならないこと
18/34
糸の配置
これらが守られていると
256本
・
・
・
・
256本
19/34
糸の配置
上から見たときに糸の全体の概形が正方形になること
20/34
糸の配置
これが守られていないと
21/34
研究の流れ
対応付け
画像A
ボリューム
ディスプレイ
点情報
画像B
ディスプレイ
作製
DWG True View
正面
側面
22/34
対応付け
コンピュータのディスプレイ上の横座標と,
ボリュームディスプレイ内の糸を対応付ける
対応させる画像
上から見たボリュームディスプレイ
1
1 2 3 4
3
2
4
23/34
対応付け
256本
4本
コンピュータのディスプレイ上の横座標と,
ボリュームディスプレイ内の糸を対応付ける
対応させる画像
上から見たボリュームディスプレイ
1
1 2 3 4
3
2
対応付けが
非常に困難!
4
24/34
糸配置のシミュレーション
256本の糸の位置を試行錯誤的に決めることは
困難であるため,作成したシミュレータから
糸の位置を算出する
25/34
シミュレータ概要
0.8m
~
256等分割
0.8m
16分割
プロジェクタ
16分割
26/34
シミュレーション結果
27/34
作製したボリュームディスプレイ
28/34
高さ調整
点灯箇所
光線
プロジェクタ
ボリュームディスプレイ
29/34
高さ調整
点灯箇所
光線
プロジェクタ
手
前
奥
手
前
奥
ボリュームディスプレイ
投影する画像
30/34
高さ調整後の点情報(投影画像)
31/34
投影結果
正面
側面
32/34
比較
33/34
比較
34/34
比較
35/34
任意の横幅の画像を表現
A
B
B
36/34
任意の横幅の画像を表現
37/34
まとめ
• 異なる方向から16×16の大きさの画像を視認できる
ボリュームディスプレイの開発を行った
• 糸配置を試行錯誤的にではなく,シミュレータを用いて
求めた
• 文字だけでなく絵の表現も行うことができることが
わかった
• 任意の横幅の画像を動画で表現できた
38/34
今後の展望
• デジタルサイネージとして実用性を持たせる
• 鮮明度の向上
• さらに多くの方向から異なる画像を表現
• 色調を持った画像の投影
• 屋外でアート作品として展示
• 他分野への応用を考える
• 暗号化および復号への利用
39/34