募集要項(PDF:373KB) - 日本・アジア青少年サイエンス交流計画 さくら

日本・アジア青少年サイエンス交流事業
(さくらサイエンスプラン)
平成 27 年度 第2回募集要項
目
次
1.事業概要
11
1.1 本事業の目的
11
1.2 招へい対象の国・地域
11
1.3 招へい対象者の資格
11
1.4 交流計画
11
1.5 募集時期
22
1.6 交流計画の終了時期
22
2.一般公募事業の申請、審査、採択、実施、報告
33
2.1 交流計画の申請、審査、採択、実施、報告の流れ
33
2.2 審査、選考方法
44
2.3 選定結果の通知
55
2.4 経費の支援
55
3.交流計画の実施中及び実施後の報告書等の提出、フォローアップ
55
3.1 交流計画実施中の活動状況の報告
55
3.2 一般公募事業実施報告等の提出
55
3.3 実施主担当者及び招へい者の意見報告書の提出
55
3.4 さくらサイエンスクラブへの加入
65
4.その他
66
4.1 事故等への対応
66
4.2 交流計画の中止または延期
76
4.3 査証(ビザ)
77
○問い合わせ先
78
(別添)交流事業の対象となる経費について
89
注)日本・アジア青少年サイエンス交流事業に関する Q&A をさくらサイエンスプラン
ホームページ(http://ssp.jst.go.jp/)で公開しておりますので、本募集要項とあわせ
てご覧いただきますようお願いいたします。
1.事業概要
1.1
本事業の目的
アジアは飛躍的に発展しつつあります。科学技術は、これからのアジアの未来を切り
拓くものであり、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めるこ
とは、これからのアジアと日本の未来にとって、極めて重要なことです。
このような認識の下、国立研究開発法人科学技術振興機構(以下「JST」という)は平
成 26 年度より「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」
(「さくらサイエンスプラン」)
を開始しました。この事業は、産学官の緊密な連携により、優秀なアジアの青少年が日
本を短期に訪問し、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深める
ことを目指します。そしてアジアの青少年の日本の最先端の科学技術への関心を高め、
日本の大学・研究機関や企業が必要とする海外からの優秀な人材の育成を進め、もってア
ジアと日本の科学技術の発展に貢献することを目的としています。
以下、一般公募事業の公募については、次のように行います。
1.2 招へい対象の国・地域(アルファベット順)
・平成 27 年度は以下の15の国・地域が招へい対象の国・地域となります。
ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア王国、中華人民共和国、インド、インド
ネシア共和国、大韓民国、ラオス人民民主共和国、マレーシア、モンゴル国、ミ
ャンマー連邦共和国、フィリピン共和国、シンガポール共和国、台湾、タイ王国、
ベトナム社会主義共和国
1.3 招へい対象者の資格
本事業で招へいの対象となるアジアの青少年は次の通りです。
1)申請時において40歳以下の高校生、大学生、大学院生、ポストドクターなど
2)原則として今回の事業により初めて日本に滞在する方
1.4
交流計画
交流計画には以下の 3 コースがあります。なお、下記の「滞在期間」とは日本への
入国日から日本からの出国日までを指します。
いずれのコースも、日本の最先端の科学技術への関心を高めるような適切な科学技
術交流の内容となっているとともに、各交流計画を体験する青少年にとって将来の日本
での研究活動への関心が高められる内容となっているものとなります。
なお、招へい者が大学生以上である場合は受入れ機関の責任で交流計画を日本語ま
たは英語で実施していただき、招へい者が高校生である場合は受入れ機関において必要
に応じ通訳者を手当てして交流計画を実施することが可能です。
1
・Aコース
「科学技術交流活動コース」
来日するアジアの青少年が日本の学校や企業などの受入れ機関のアレンジメントに
より、その受入れ機関における特別講義の受講、研究室訪問などの活動(これに加え
て他機関における活動を含めることも可能です。
)に参加します。
・滞在期間:1週間が目安(上限10日間)となります。
・招へい人数:原則として10名を限度とします(引率者を除く)
。
・Bコース
「共同研究活動コース」
来日するアジアの大学生、大学院生やポストドクターが日本の学校や企業等の受入
れ機関のアレンジメントにより、その受入れ機関において日本の研究者と短期の共同
研究活動などを行います。
・滞在期間:3週間が上限となります。
・招へい人数:原則として 10 名を限度とします(引率者を除く)
。
・Cコース
「企画活動コース」
来日するアジアの青少年が受入れ機関(地方公共団体、財団法人又は社団法人であ
って、自らは教育や科学技術の研究開発活動を行わない機関を対象とします。)のアレ
ンジメントにより、その受入れ機関が企画する大学や企業の研究室訪問、学校や科学
館訪問、科学実験などのサイエンスイベントなどの交流活動に参加します。このCコ
ースでは、単なる見学旅行に終始しないように、企画の目的を明確にした上で、その
目的を達成するための内容を含む計画をたてることになります。
・滞在期間:1週間が目安(上限10日間)となります。
・招へい人数:10名を目安とし、15名を限度とします(引率者を除く)。
1.5 募集時期
募集期間:平成27年5月1日(金)~6月15日(月)
*6月15日17時をもって募集の締め切りとします。
なお、平成27年度については、第3回の公募を9月頃に予定しています。詳細はホ
ームページなどでお知らせします。
1.6 交流計画の終了時期
平成28年3月15日までに全ての交流計画が終了するものを受け付けます。
2
2.一般公募事業の申請、審査、採択、実施、報告
2.1 交流計画の申請、審査、採択、実施、報告の流れ
(1)アジア諸国から青少年を受け入れる我が国の受入れ機関は、本事業の目的、基本方
針に基づき、アジア諸国から青少年を派遣する現地の「送出し機関」と交流計画のコ
ースの選定、交流計画内容、実施時期、交流グループの規模、経費概算等を協議して、
交流計画を作成して下さい。
なお、中国の送出し機関から青少年を受入れる場合は、申請の前に送出し機関が中
国政府に連絡して確認を得ておく必要がありますので、ご留意下さい(ご不明の点が
あればJSTにお問い合わせ下さい。)
。
JST が交流事業と併せて行う「科学技術交流支援情報提供事業」において、科学技
術交流に関する情報を掲載しましたので、交流計画の訪問先の候補としてご利用く
ださい。
・科学技術交流支援情報提供事業ホームページ
URL:http://www.ssp.jst.go.jp/resource/index.html
(2)受入れ機関は、
(1)で作成した交流計画について、以下の申請専用ホームページ
から申請フォーマットをダウンロードし、必要な事項を記入の上、以下のメールアド
レスに申請をして下さい。
なお、JST が確実に申請を受け付けられるよう、申請時には「4.その他」に記載
する担当者へ申請を行った旨をご連絡ください。
・申請専用ホームページ
URL:http://www.ssp.jst.go.jp/form/index.html
[email protected]
・申請受付メールアドレス
・申請メールのタイトル
平成 27 年度第二回公募 申請(受入れ機関名 コース名 期間)
一般公募事業の支援対象となる経費及び単価は別添の通りですので、交流計画申請
の際、適切に反映していただきますようお願いいたします。
(3)受入れ機関から提出された交流計画申請書の中に記載されている受入れ機関、送
出し機関は「さくらサイエンスプラン」の協力機関として JST が登録します。
(4)申請された交流計画については、JST に設置される外部有識者も参加した「日本・
アジア青少年サイエンス交流事業推進委員会(以下「さくら委員会」という。
)
」に
おいて審査を行い、JST はその審査の結果を踏まえ、採択する交流計画を選定しま
す。
3
(5)採択された交流計画については、受入れ機関とJSTとの間で、当該交流計画実施
のための「実施協定書」の締結に向けた協議を行います。
(6)上記(5)の協議が整った交流計画については、受入れ機関とJSTとの間で「実
施協定書」を締結します。
(7)受入れ機関は、交流計画実施後に参加者への意見徴収の結果も含めた終了報告書を
JST に提出して下さい。
2.2 審査、選考方法
(1)さくら委員会における交流計画の審査については、次の5項目を総合的に評価しま
す。評価においては、下記の5項目のうち①と②に重点をおき、これらの2項目が
十分でなければ不採択となります。また、①から⑤の5項目のうち、1項目でも著
しく問題がある場合には不採択となります。
①アジアからの優秀な青少年を受け入れることになっていること。
・交流計画の目的に合致した優秀な青少年の招へい者が選定されることになっている
か。
②交流計画が適切な科学技術分野の内容となっていること。
・交流計画が我が国の優れた科学技術分野、内容を選定しているか。
・交流計画が招へい者に対して我が国の最先端の科学技術を適切に紹介し、それらへ
の関心や理解の促進を通じて将来の日本への科学技術に関する留学、研究交流、就
職などの再来日の希望が促進される内容となっているか。
③交流計画の日程が適切で実施可能なものとなっていること。
・交流計画が無理なく実施できる日程となっているか。
・交流計画の全体の日程が科学技術交流の目的からみて適切なものとなっているか。
④交流計画が営利目的でなく、適切な経費の計画となっていること。
・交流計画実施に必要な経費が適切に計上されているか。
⑤受入れ機関の適切な体制が整っていること。
・受入れ機関の体制(責任者、緊急連絡者等)が構築されているか。
(2)JST は招へい対象者の国・地域のバランス、各コースのバランス、我が国の中で特
定の受入れ機関への過度の集中を避けること、送出しの国・地域の中で特定の送出
し機関への過度の集中を避けることなどを考慮して、さくら委員会における交流計
画の審査を経て、JST が採択する交流計画を選定します。
4
2.3 選定結果の通知
選定結果については、交流計画を提出した全ての申請者に対して平成 27 年7月中旬
に書面にて通知予定です。
なお、採択決定後、協議を経て、「実施協定書」の締結となりますので、交流計画を
検討いただくときは、このプロセスに要する時間も考慮の上、ある程度の余裕をもっ
て実施時期をお考え下さい。
2.4 経費の支援
採択された交流計画はその実施のために、
JST が定めた様式に従い実施協定書を JST
と締結します。交流計画実施に必要な経費は審査の段階で交流計画を実施するために
適切とされた金額を上限として JST より受入れ機関に提供されます。
3.交流計画の実施中及び実施後の報告書等の提出、フォローアップ
3.1 交流計画実施中の活動状況の報告
交流計画実施中(又は後)にホームページ等に掲載することがありますので、活動状
況を交流計画実施中に業務状況報告書にて JST へお知らせ下さい。特にマスコミ等から
の取材を受けた場合は速やかにお知らせ下さい。
なお、報告いただいた写真、名前等の個人情報をホームページ等に掲載することがあ
りますので掲載許諾を必ず関係者に得た上で、その旨を JST にご連絡下さい。
3.2 一般公募事業実施報告等の提出
(1)受入れ機関は、交流計画の終了後30日以内に日本語による「終了報告書」
及び「負担対象費用実績報告書」を作成しJSTに提出して下さい。
(2)交流計画実施後、残金が出た場合には受入れ機関は残金が出た旨を JST に報告の
上、速やかに残金を JST に返還して下さい。
3.3 実施主担当者及び招へい者の意見報告書の提出
受入れ機関は、上記 3.2 の「終了報告書」とともに、下記の報告書を JST に提出して
下さい。
(1)実施主担当者の記載による「実施主担当者終了報告書」
(2)招へいした各人の記載による「招へい者修了報告書」
なお、交流計画実施後に JST が行うフォローアップ活動への協力をお願いします。
5
3.4さくらサイエンスクラブへの加入
交流計画修了者は、原則として、さくらサイエンスクラブに加入して頂きます。
帰国後本クラブのメンバーとして、JST から日本の科学技術や関係教育機関の情報を
受け取るとともに、必要に応じアンケートやネットワーク活動などにご協力をお願い
します。
【参考:一般公募事業実施全体フロー図】
科学技術振興機構(JST)による「基本方針」の策定
科学技術振興機構(JST)
(「日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進委員会」による審査)
交流計画の実施
4.その他
4.1 事故等への対応
受入れ機関は、招へい者に病気や事故が発生した場合において、明確な責任者を決め
ておくこと、学内・関係機関・JST などへの連絡方法を決めておくことなどの事故等へ
の対応体制を構築してください。また、実際に招へい者に病気や事故が発生した場合は、
対応体制に基づき責任をもって万全の対応に努めて下さい。
6
4.2 交流計画の中止または延期
異常気象、天変地異等の不可抗力な事情により送出し機関または受入れ機関で交流
計画を実施することが困難となり、交流計画の中止または延期を決定した場合には、
遅滞なく JST にその旨を連絡してください。この場合、JST が認めた範囲において当
該交流計画経費の実費額を JST が支出します。
また、送出し機関、または受入れ機関の都合により交流計画の中止または延期を決
定した場合には、当該交流計画を実施した期間に生じた実費については交流計画経費
より支出できますが、交流計画を実施しなかった期間にかかる取消料等については支
出できません。
4.3 査証(ビザ)
招へい対象者の査証(ビザ)取得については、受入れ機関において責任を持って取得
されるよう、対応をお願い致します。関係省庁の協力により、本事業での訪日に際し、
招へい対象者が査証(ビザ)申請の際に、JST が発行する招へい対象者個人宛の「さく
らサイエンスプラン(SSP)認定状(Certificate)」の原本と旅券(パスポート)等
の関係書類を提出いただくことで、査証(ビザ)の発給支援を受けることができ、合
わせて査証申請手数料が免除される可能性があります。
○問い合わせ先
〒102-8666 東京都千代田区四番町 5-3
国立研究開発法人科学技術振興機構 日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進室
担当:深澤、趙、秦、北村
Tel:03-5214-7556
Fax:03-5214-8445
e-mail:[email protected]
さくらサイエンスプランのホームページ: http://ssp.jst.go.jp/
7
(別添)
○交流事業の対象となる経費について
本交流事業の対象とする支援経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果の取り
まとめに必要な経費であり、具体的には以下のものが対象となります。
経費項目
Ⅰ.招へい旅費(渡航
内容
国際航空運賃
出発国から直接日本に来る往復航空
費)
運賃のみが対象です。
Ⅱ.国内旅費
国内
(国内滞在費
旅費
含む)
国内交通費
受入れ機関の規程に従って計上し、
宿泊費と食費の合計で1人当たり1日
滞在費(国内宿泊費、食
費等)
13,000 円以下を目安として下さい。た
だし、特段の事情により 13,000 円を超
える場合には、受入れ機関の規程を上
限として当該費用を計上することも可
能です。
同行
国内交通費(通訳者、コ
同上。
者国
ーディネーター、講師・
なお、通訳者については、招へい者
内旅
講演者)
が高校生以下である場合に限ります。
費
滞在費(国内宿泊費、食
また、コーディネーターについては、外
費等)
部に委託せざるを得ない場合に限りま
す。
Ⅲ.プログラム経費
見学料
科学館等の交流計画の一部となって
いる施設の見学料のみが対象です。
ホームステイ関連費用
Ⅳ.謝金
通訳者
受入れ機関の規程に従って計上して
ください。
(特に規程等ない場合には一人当
コーディネーター
たり半日 10,000 円、一日 20,000 円を上限と
講師・講演者
します。
)
なお、通訳者については、招へい者
が高校生以下である場合に限ります。
また、コーディネーターについては、外
部に委託せざるを得ない場合に限りま
す。
その他
引率 者は1名を目 安として くださ
い。
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V.その他事務経費
交流計画実施期間中に必
人件費や海外旅費などの不課税取引
要となる経費で上記以外
等に係る消費税相当額等。具体的な経
の物
費については個別に相談してくださ
い。
(計費計上に当たっての留意事項)
(1)海外旅行保険について
JST は、本交流計画の招へい者を被保険人とし、自国で日本に向け出国審査を完了
した時点から日本滞在を経て自国で入国審査を完了した時点までを対象に、海外旅行
保険に加入します。
(2)交流計画に民間企業が含まれる場合
①
「Aコース」及び「Bコース」で、民間企業が受入れ機関となる場合は、原則と
して JST からの経費提供は招へい者の渡航費のみとなり、その他の費用については
受入れ機関にて負担いただくこととなります。
②
「Cコース」についても民間企業が訪問先となるような場合にはおいては、その
訪問に係る経費(移動費、食費等)については原則として当該企業の協力により賄
っていただき、JST からの経費負担は行わないこととします。
(3)経費として計上できないもの
・建物等施設に関する経費
・交流計画内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什
器類、事務機器等)
・交流計画申請のために発生した出張、事務作業、人件費等の経費
・交流計画実施中に発生した事故・災害の処理のための経費
・その他交流計画に関係ない経費
(4)一般管理費について
JST の基準に基づき、上記経費に加えて上記経費の 10%を上限として一般管理費
を計上することができます。
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