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フロンティア化学教育研究センター 主催
フロンティア化学教育研究センター 講演会
物理吸着によるナノポーラス材料の細孔分析 - 最近の進展と課題 Matthias Thommes 博士
エジンバラ大学, 客員教授
AiChE Separations Division Area 2e, 副議長
NIST/FACTラボラトリー, Principal Scientific Advisor
カンタクロームインスツルメンツ, Director of Applied Science
日時
2015年7月2日
場所
フロンティア応用科学研究棟
14:00 ∼
キーワード ナノポーラス
細孔構造
細孔の相互連結性 細孔径分布
多くの現在並びに将来的に重要なアプリケーションにおいて用いられる新しいシステムを
最適化するために、ナノポーラス材料の総合的組織構造分析はますます重要になっています。
ガス吸着法は、粉体や多孔質材料の表面積、平均細孔径、細孔径分布および細孔容積を測定
するための最も普及した手法です。この分野の過去20年における主な進歩は、規則的メソポー
ラス材料への吸着現象と細孔内凝縮流体の相挙動に関する理解が得られたこと、および分子
シミュレーションや不均一流体の密度汎関数理論(DFT)などの統計力学に基づいた先端的
細孔径分布解析手法が開発されたことでした。最近では、階層的多孔材料や新規ナノポーラス
カーボン、金属有機構造体(MOFs)などの、これまでより更に複雑な細孔構造を有するナノ
ポーラス材料の表面と細孔分析に関する新しい課題が表面化しています。このような背景に
おいて、我々は本セミナーで最近の進展を論じると共に、物理吸着分析における課題も簡潔
に示します。
Matthias Thommes博士はカンタクローム社のDirector of Applied Science
を務めており、吸着と材料分析の分野で20年以上の経験を持っています。
彼が著者/共同著者である吸着や材料分析の分野において出版された論文
や技術文書は100を超え、それは粉体/多孔体分析のモノグラフ、招待
レビュー論文/書籍の章、ハイランク科学論文誌の査読付き原著論文な
どです。Thommes博士は英国エジンバラ大学の客員教授や、NIST/FACT
ラボラトリーのPrincipal Scientific Advisorなどを兼任しており、
IUPACのtask group - "physisorption of Gases, wih Special Reference
to the Evaluation of Surface Area and Pore Size Distribution"の議長も務
めています。更にISOのSurface Area and Porosityのワーキンググループ
の議長でもある、この分野を代表する研究者の1人です。
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