審査用資料 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力 の抑制を増強するおそれがある。] 3. 高度又は症状を呈する徐脈、房室ブロック(Ⅱ、Ⅲ度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患 者[これらの症状が悪化するおそれがある。] 4. 心原性ショックのある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。] 5. 肺高血圧による右心不全のある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。] 6. うっ血性心不全のある患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。] 7. 低血圧症の患者[心機能を抑制し、症状が悪化するおそれがある。] 8. 重度の末梢循環障害のある患者(壊疽等)[症状が悪化するおそれがある。] 9. 未治療の褐色細胞腫の患者[「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照] 作成:2012 年 4 月 目 次 製品特性 1 標準品との比較 2 PTP シートの材質と寸法 4 規格及び試験方法 5 添加物 6 生物学的同等性試験 7 安定性試験 9 包装、貯法、使用期限等 11 製造販売会社情報 ファイザー株式会社概要 12 供給に関する情報 「医薬品インタビューフォーム」に掲載している引用文献 ご要望への対応について 13 14 製品特性 製品特性 1 製品特性 2 製品特性 3 1 日 1 回の投与で効果が持続する。 高い心臓選択性を示す。 親水性が高い。 製品特性 4 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないが、アテノロール の重大な副作用として、徐脈、心不全、心胸比増大、房室ブロック、洞房ブロック、失神を伴 う起立性低血圧、呼吸困難、気管支痙攣、喘鳴、血小板減少症、紫斑病等が報告されている。 1 標準品との比較 項 目 商品名 ファイザー製品 標準品 セーブテンス錠 25mg セーブテンス錠 50mg ファイザー株式会社 製造・販売元 効能・効果 本態性高血圧症(軽症~中等症) 狭心症 頻脈性不整脈(洞性頻脈、期外収縮) 用法・用量 25mg 錠 通常成人には 2 錠(アテノロールとして 50mg)を 1 日1回経口投与する。 なお、年齢、症状により、適宜増減できるが、最高量は1日1回 4 錠(100mg)までとする。 50mg 錠 通常成人には1錠(アテノロールとして 50mg)を1日1回経口投与する。 なお、年齢、症状により、適宜増減できるが、最高量は1日1回 2 錠(100mg)までとする。 剤形・規格・薬価 ●錠 25mg 外形 直径 6.1mm、厚さ 3.2mm、重量 100.0mg 上面 下面 側面 色調等 白色、フィルムコート錠 薬価 1 錠 13.4 円 剤形 白色、フィルムコート錠 薬価 1 錠 57.2 円 ●錠 50mg 外形 直径 8.6mm、厚さ 3.5mm、重量 200.0mg ●錠 50 外形 直径約 8.2mm、厚さ約 4.0mm、重量約 0.21g 上面 下面 側面 色調等 白色、割線入り、フィルムコート錠 薬価 1 錠 26.8 円 2 ●錠 25 外形 直径約 6.6mm、厚さ約 3.1mm、重量約 0.11g 有効成分の含量 25mg 錠:1 錠中、アテノロール 25.0mg 50mg 錠:1 錠中、アテノロール 50.0mg 添加物 カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、酸化チ タン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、トウモロコシデ ンプン、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプ ロメロース、マクロゴール 6000、ラウリル硫酸ナトリウム 剤形 白色、フィルムコート錠 薬価 1 錠 96.6 円 トウモロコシデンプン、炭酸マグネシウム、ゼラチン、ラウ リル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメ ロース、グリセリン、酸化チタン 項 目 商品名 ファイザー製品 セーブテンス錠 25mg セーブテンス錠 50mg ファイザー株式会社 製造・販売元 安定性 標準品 ●錠 25mg ●錠 25 最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度 75%、6 ヵ 室温、60 ヵ月、PTP の保存条件下で 変化なし 月)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、セーブ 40℃ /RH75%、6 ヵ月、PTP の保存条件下で変化なし テンス錠 25mg は通常の市場流通下において 3 年間安定で (温度) あることが推測された。なお、長期保存試験は継続中である。 40℃ /RH75%、3 ヵ月、ガラスびん(開栓)の保存条件下 で変化なし(湿度) 蛍光灯 1000 ルクス、50 日、PTP の保存条件下で変化 なし(光) ●錠 50mg 最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3 年間)の結 果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、セーブテンス錠 50mg は通常の市場流通下において 3 年間安定であること が確認されている。 ●錠 50 室温、60 ヵ月、PTP の保存条件下で変化なし 40℃ /RH75%、6 ヵ月、無色透明ガラスびん(密栓)の保 存条件下で 1 ヵ月保存した場合乾燥減量がわずかに増加 したこと以外変化なし(温度) 40℃ /RH75%、3 ヵ月、PTP の保存条件下で変化なし 品質再評価前長期保存試験:PTP、透明ピロー、紙箱包装、 (温度) 室温、4 年の試験期間で、すべての試験項目(性状、不純物 40℃ /RH82%、3 ヵ月、無色透明ガラスびん(開栓)の保 (TLC)、崩壊試験、硬度、含量)について規格内の結果が得 存条件下で 1 ヵ月保存した場合乾燥減量がわずかに増加 られた。 したこと以外変化なし(湿度) 室内散光 、3 ヵ月、PTP の保存条件下で変化なし(光) 品質再評価後加速試験:PTP 包装、温度 40 ± 2℃、湿度 蛍光灯 1000 ルクス、3 ヵ月、PTP の保存条件下で変化 75 ± 5% RH、6 ヵ月の試験期間で、いずれの試験項目 なし(光) (性状、硬度、溶出試験、含量)においても変化は認められ なかった。 <参照:無包装時の安定性> 錠 25 を 無 包 装 状 態 で、40 ℃( 遮 光 ) あ る い は 25 ℃ 品質再評価後長期保存試験:PTP 包装、室温、24 ヵ月の /75% RH(遮光)の 3 ヵ月間保存あるいは 25℃ /60% 試験期間で、すべての試験項目(性状、硬度、溶出試験、含 RH(60 万ルクス・時間の曝光)にて保存した場合、外観、 量)について規格内の結果が得られている。 含量、硬度及び溶出性に変化は認められなかった。 錠 50 を 無 包 装 状 態 で、40℃( 遮 光)の 3 ヵ月間 保 存し 以上の結果を総合的に判断して、セーブテンス錠 50mg は た場合、含量に変化(規格内)がみられた。また、25℃ 3 年間安定であると判断した。 /75% RH(遮光)の 3 ヵ月間保存した場合の溶出性にも 変化(規格外)がみられたが、その他変化は認められな かった。 白色~微黄色の結晶性の粉末である。 有効成分の性状 使用期限 3年 5年 貯 法 室温保存 湿気及び光を避けて室温保存 包装単位 錠 25mg:100 錠、500 錠(PTP) 錠 50mg:100 錠、500 錠、1,000 錠(PTP) 錠 25:[PTP]200 錠(10 錠 × 20)、500 錠(10 錠 × 50)、1000 錠(10 錠× 100)、[バラ]500 錠 錠 50:[PTP]100 錠(10 錠 × 10)、500 錠(10 錠 × 50) 、700 錠(14 錠× 50) 、1000 錠(10 錠× 100) 、 [バラ]500 錠 3 PTPシートの材質と寸法 項 目 ファイザー製品 商品名 標準品 セーブテンス錠 錠 25mg PVC、アルミ 錠 50mg ポリプロピレン、アルミニウム ● PTP シートの寸法 錠 25mg、10 錠シート:縦 84.5mm、横 31mm 錠 50mg、10 錠シート:縦 94mm、横 37mm 錠 50mg 94mm 84.5mm 錠 25mg 6.1mm 8.6mm 31mm 37mm 4 規格及び試験方法 ●セーブテンス錠 25mg 試験項目 規 格 試験方法 性 状 白色のフィルムコーティング錠である。 肉眼観察 確認試験(1)* 225 ~ 229nm、274 ~ 278nm 及び 日本薬局方 一般試験法 確認試験(2)* 試料溶液及び標準溶液から得たスポットの 日本薬局方 一般試験法 製剤均一性 適合(判定値は 15.0% を超えない) 日本薬局方 一般試験法 溶出性 適合 日本薬局方外医薬品規格 含 量* 93 ~ 107% 日本薬局方 一般試験法 281 ~ 285nm に吸収の極大を示す。 Rf 値は等しい。 紫外可視吸光度測定法 薄層クロマトグラフィー 製剤均一性試験 質量偏差試験 アテノロール 25mg 錠溶出試験 紫外可視吸光度測定法 *日本薬局方外医薬品規格「アテノロール錠」による ●セーブテンス錠 50mg 試験項目 規 格 試験方法 性 状 片面に割線を付した白色のフィルムコート錠 肉眼観察 確認試験(1) 淡赤色の沈殿を生じる。 ライネッケ塩試液を用いたアミンの定性反応 確認試験(2) 波長 274~ 278nm及び 281~ 285nmに 日本薬局方 一般試験法 である。 吸収の極大を、248~ 253nmに吸収の極小 を示す。また、メタノールを加えて測定すると 紫外可視吸光度測定法 き、波長 225~ 229nmに吸収の極大を示す。 確認試験(3) 試料溶液及び標準溶液から得たスポットの 日本薬局方 一般試験法 溶出性 適合 日本薬局方外医薬品規格 含 量 95 ~ 105% 吸光度測定法 Rf 値は等しい。 薄層クロマトグラフィー アテノロール 50mg 錠溶出試験 5 添加物 項目 6 ファイザー製品 標準品 商品名 セーブテンス錠 添加物 カルナウバロウ - 配合目的 光沢剤 - 添加物 軽質無水ケイ酸 - 配合目的 賦形剤 - 添加物 結晶セルロース - 配合目的 賦形剤 - 添加物 酸化チタン 配合目的 コーティング剤 添加物 ステアリン酸マグネシウム 配合目的 滑沢剤 - 添加物 タルク - 配合目的 滑沢剤、コーティング剤 - 添加物 トウモロコシデンプン 配合目的 賦形剤 - 添加物 乳糖水和物 - 配合目的 賦形剤 - 添加物 ヒドロキシプロピルセルロース - 配合目的 結合剤 - 添加物 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース - 配合目的 崩壊剤 - 添加物 ヒプロメロース 配合目的 コーティング剤 - 添加物 マクロゴール 6000 - 配合目的 コーティング剤 - 添加物 ラウリル硫酸ナトリウム 配合目的 崩壊剤 酸化チタン - ステアリン酸マグネシウム トウモロコシデンプン ヒプロメロース ラウリル硫酸ナトリウム - 添加物 - 配合目的 - 添加物 - 配合目的 - 添加物 - 配合目的 - 炭酸マグネシウム - ゼラチン - グリセリン - 生物学的同等性試験 (1)セーブテンス錠 25mg 1) 既承認製剤であるアテノロール錠 50mg (1 錠中有効成分 50mg 含有) と、 有効成分、 効能・効果及び剤形が同一である、 1 錠中有効成分 25mg を含有する製剤アテノロール錠 25mg について、同じ用量(アテノロール錠 25mg × 2 錠 or アテノロール錠 50mg × 1 錠)で服用したときの生物学的同等性を検証する。 アテノロール錠 25mg は、 「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」 (以下、 「含量違いのガ イドライン」 )の第 3 章「製剤の処方変更水準と要求される試験」のD水準(アテノロール錠 25mg の成分組成比と アテノロール錠 50mg の成分組成比との差を算出し、 「含量違いのガイドライン」に基づき判定された水準)に該当 するため、 「2. 要求される試験」の水準に従い、アテノロール錠 50mg を標準品とした溶出試験を行った。 その結果、全ての溶出条件において、両製剤とも 15 分以内に平均 85% 以上溶出し、かつアテノロール錠 25mg の最終比較時点(15 分)における個々の溶出率は、アテノロール錠 25mg の平均溶出率の± 15% の範 囲以内であった。 (%) 120 (%) 120 pH1.2(50rpm) 100 溶 出 率︵%︶ 溶 出 率︵%︶ 100 80 60 40 標準品 試験製剤 20 0 0 5 (%) 120 時間 60 40 0 15(min) 10 80 標準品 試験製剤 20 0 5 (%) 120 pH6.8(50rpm) 時間 10 15(min) 水(50rpm) 100 溶 出 率︵%︶ 溶 出 率︵%︶ 100 80 60 40 標準品 20 0 pH0(50rpm) 5 (%) 120 時間 10 60 40 標準品 20 試験製剤 0 80 15(min) 0 試験製剤 0 5 時間 10 15(min) pH0(100rpm) 溶 出 率︵%︶ 100 80 60 40 標準品 20 0 試験製剤 0 5 時間 10 15(min) 全ての溶出条件において、標準品と試験製剤とも 15 分以内に平均 85% 以上溶出し、かつ試験製剤の最終比較時点 における個々の溶出率は平均溶出率の± 15% の範囲以内であった。 以上より、ガイドラインの基準を満たし溶出挙動が同等と判定されたため、両製剤は生物学的に同等とみなされた。 1)社内資料:生物学的同等性試験(セーブテンス錠 25mg) [L20091211002] 7 (2)セーブテンス錠 50mg 2) 1 錠中にアテノロール 50mg 含有する製剤セーブテンス錠 50mg を、同一有効成分を同量含有する製剤である 標準品との生物学的同等性について検討した。 ●被験薬 セーブテンス錠 50mg 標準品(50mg) ●対象 健常成人男子 14 名 ●試験方法 2 期 2 剤のクロスオーバー法による。 ●血清中アテノロール定量法 HPLC ●試験結果 ●セーブテンス錠 50mg の血清中濃度 AUC(ng・hr/mL) Cmax(ng/mL) Tmax(hr) セーブテンス錠 50mg 標準品(50mg) 3559.81 ± 642.55 3495.82 ± 938.72 378.66 ± 64.97 372.80 ± 88.39 3.50 ± 0.52 3.21 ± 0.43 (ng/mL・plasma) 450 400 セーブテンス50mg 標準品(50mg) 300 濃度 200 100 0 1 2 3 4 6 8 時間 12 24(hr) 以上の結果より、セーブテンス錠 50mg 及び標準品(50mg)は生物学的に同等であると判断された。 2)社内資料:生物学的同等性試験(セーブテンス錠 50mg) [L20040701003] 8 安定性試験 (1)セーブテンス錠 25mg 既承認製剤であるアテノロール錠 50mg(1 錠中有効成分 50mg 含有)と、有効成分、効能・効果及び剤形が同一 である、1 錠中有効成分 25mg を含有する製剤アテノロール錠 25mg について、 「安定性試験実施方法のガイドラ イン」に則り、本品の市販包装形態品 PTP 包装、バラ包装(ポリエチレン製容器包装)について、加速試験を行い、 一定流通期間中の品質を推定する。 ●測定試料 検 体:アテノロール錠 25mg の 3 ロット(AT-01、AT-02、AT-03) 包装形態:PTP 包装、瓶包装 保存条件:40℃(± 1℃)、75%R.H.(± 5%) ●試験方法 試験期間:6 ヵ月 測定時期:試験開始時、1 ヵ月後、3 ヵ月後、6 ヵ月後の 4 時点(ただし、確認試験については、有効成分の 確認であり、定量法においても確認できることから、試験開始時、6 ヵ月目のみの実施とした) ●評価方法 「アテノロール錠 25mg の規格及び試験方法」に従い、それぞれの試験結果がそれぞれの規格に適合する事を 確認した。また、経時的な変化について評価を行った。 ●試験結果 Lot No.:AT-01(PTP 包装の結果のみ記載) 試験項目 性 状 確認試験 製剤試験 定量試験 経過年月 開始時 1 ヵ月後 3 ヵ月後 6 ヵ月後 白色のフィルム コーティング錠 変化なし 変化なし 変化なし (1)紫外可視吸光度測定法 適 合 - - 適 合 (2)薄層クロマトグラフ法 適 合 - - 適 合 製剤均一性 規格:日 局 に 準 拠 す る( 判 定 値 が 15.0% を超えない) 1.4% 1.8% 1.6% 1.7% 溶出性 規格:30 分間の溶出率が 75% 以上 である 94 〜 103% 87 〜 101% 88 〜 101% 92 〜 102% 101% 100% 100% 99% 規格:白 色のフィルムコーティング 錠である アテノロール 規格:93 〜 107% 加速試験における保存期間中、いずれの測定項目についても、開始時からの変化は認められず、いずれも規格に適 合するものであった。 従って、本品(最終包装形態)は、室温で通常遭遇する環境下に保存される場合、少なくとも 3 年間は安定な製剤 であると推定された。 9 (2)セーブテンス錠 50mg 3) セーブテンス錠 50mg の使用期限は、 品質再評価前の長期保存試験の結果並びに品質再評価後の加速試験結果及び、 長期保存試験結果(継続中)に基づいて 3 年と設定している。 1. 品質再評価前の長期保存試験 品質再評価前の長期保存試験は、下記の保存条件下で実施された。すべての試験項目について規格内の結果が 得られたことから、4 年間の長期保存期間、安定であることが確認された。 ●試験条件 包装形態:PTP、透明ピロー、紙箱包装 保存条件:室温 試験項目:性状、不純物(TLC)、崩壊試験、硬度、含量 試験期間:4 年 2. 品質再評価後の加速試験 品質再評価が実施され、試験項目に溶出試験が追加された。そのために加速試験を実施した。加速試験は 6 ヵ 月まで継続し、いずれの試験項目においても変化は認められなかった。本製品は、すべての試験項目について 規格内の結果が得られたことから、使用期限としている 3 年間の安定性は担保できるものと推定する。 ●試験条件 包装形態:PTP 包装 保存条件:温度 40 ± 2℃、湿度 75 ± 5%RH 試験項目:性状、硬度、溶出試験、含量 試験期間:6 ヵ月 3. 品質再評価後の長期保存試験 品質再評価後の製品について長期保存試験を実施した。24 ヵ月までの試験結果が得られている。その結果、 すべての試験項目について規格内の結果が得られている。また、本製品は溶出試験並びにその他の試験も規格 に適合しており、安定であることが確認されている。 ●試験条件 包装形態:PTP 包装 保存条件:室温 試験項目:性状、硬度、溶出試験、含量 試験期間:24 ヵ月(安定性試験は、継続中) セーブテンス錠 50mg の安定性試験は 4 年間実施されており、全ての試験項目について規格に適合しており、4 年間安定であることが確認されている。但し、使用期限は、3 年間に設定している。 セーブテンス錠 50mg の品質再評価において成分・分量等処方の変更並びに製造方法変更は実施されていない。 但し、溶出試験が新たに追加されたことにより新たに安定性試験を開始した。加速試験では 6 ヵ月までの安定性を 確認し、3 年間の安定性が担保されている。また、長期の安定性についても、現時点で 24 ヵ月の結果が得られて おり、全ての結果が規格に適合しており、製品が安定であることが確認されている。 以上の結果を総合的に判断して、セーブテンス錠 50mg は 3 年間安定であると判断した。 3)社内資料:安定性試験(セーブテンス錠 50mg・長期保存試験、加速試験) [L20070927062] 10 包装、貯法、使用期限等 ●包装、貯法、使用期限等(標準品との比較) 項 目 ファイザー製品 標準品 商品名 セーブテンス錠 包 装 錠 25mg: 100 錠、500 錠(PTP) 錠 25: [PTP] 200 錠(10 錠× 20)、 500 錠(10 錠× 50)、 1000 錠(10 錠× 100) [ バラ ] 500 錠 錠 50mg: 100 錠、500 錠、1,000 錠(PTP) 錠 50: [PTP] 100 錠(10 錠× 10)、 500 錠(10 錠× 50)、 700 錠(14 錠× 50)、 1000 錠(10 錠× 100) [ バラ ] 500 錠 室温保存 湿気及び光を避けて室温保存 貯法・保存条件 有効期間又は 使用期限 使用期限:3 年 (最終年月を外箱等に記載) 使用期限:5 年 ラベル又は組箱に表示の使用期限内に使用す ること ●セーブテンス錠 PTP および小函写真 11 製造販売会社情報 ファイザー株式会社概要 ●ファイザー株式会社概要 売上高 4,687 億円[対前年比 + 3.9%(2010 年度)] 全従業員数 5,856 名 2010 年 12 月時点 全 MR 数 3,023 名 2010 年 12 月時点 自社医薬品数 約 100 品目 2010 年 12 月時点 全国営業拠点 103 箇所(事業所、営業所、サテライトオフィス)2010 年 12 月時点 名古屋工場 物流センター 愛知県知多郡武豊町字五号地 2 〒 470-2393 電話 0569-72-2111 三島ラボラトリー 工場、研究施設等 静岡県田方郡函南町平井字五本松 1694-27 〒 419-0107 電話 0559-74-1071 横浜パッケージセンター 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町 681 〒 224-0054 電話 045-929-1403 製品に関するお問い合わせ先 12 ファイザー株式株式会社 製品情報センター 学術情報ダイヤル 0120-664-467 学術部門(有無) 有 PMS 部門(有無) 有 企業ホームページ http://www.pfizer.co.jp/pfizer/index.html 医療従事者向けページ http://pfizerpro.jp/ 製品情報ページ http://pfizerpro.jp/ 製造販売会社情報 供給に関する情報 ●供給に関する情報 在庫対応 ファイザーでは販売予測に基づき 2 ヵ月以上の流通在庫を確保できるよう管理 (2 ヵ月以上のメーカー在庫) しております。 回収対応 (不良医薬品等回収対応) 販売中止対応 (販売中止の事前案内) 納入経路 (卸経由か直販か) 他病院採用情報の開示 薬事法に則り回収の対応をいたします。 ファイザーでは原則として約1年前から販売中止の事前案内をいたします。 採用になった場合、広域特約店より応需可能です。 採用病院より開示許可をいただいておりませんので公表できません。 13 「医薬品インタビューフォーム」に掲載している引用文献 MEMO ご要望への対応について セーブテンス錠 25mg、セーブテンス錠 50mg の医薬品インタビューフォー ムに掲載しております以下の引用文献のご要望につきましては、著作権処理の都 合により個別に対応させていただいております。引用文献をご要望の際は、弊社 の医薬品情報担当者(MR)にご依頼くださいますようお願い申し上げます。 ご面倒をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ●インタビューフォーム引用文献一覧 1 社内資料:安定性試験 (セーブテンス錠 25mg)[L20091211002] 2 社内資料:安定性試験 (セーブテンス錠 50mg)[L20070927062] 3 社内資料:生物学的同等性試験 (セーブテンス錠 50mg)[L20040701003] 4 社内資料:生物学的同等性試験 (セーブテンス錠 25mg)[L20091211001] 製品情報お問い合わせ先・文献請求先 ファイザー株式会社 製品情報センター 学術情報ダイヤル 0120-664-467 14 MEMO 15 NBZ51C027B
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