日本標準商品分類番号 87449 ※※ 2009年 9 月改訂(第5版、販売名変更等に伴う改訂) ※ 2008年 3 月改訂 貯 法:気密容器 使用期限:外箱に表示の使用期限内 に使用すること ※※ 承 認 番 号 ※※ 薬 価 収 載 販売開始 R ※※ 22100AMX01564 2009年 9 月 2002年 7 月 mg エピナスチン塩酸塩錠 R PINASION Tab.20mg 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 ※【組成・性状】 販 売 名 ピナジオン錠 20 ㎎ 成分・含量 1 錠中 エピナスチン塩酸塩……20 ㎎ 添 加 物 セルロース,無水ケイ酸,ヒドロキシプロピ ルセルロース,乳糖水和物,カルメロース Na, ステアリン酸 Mg,ヒプロメロース,マクロゴ ール,酸化チタン,カルナウバロウ 色・剤 形 白色∼微黄色の割線入りフィルムコーティング錠 表 面 裏 面 側 面 蓐副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を 実施していない。 盧重大な副作用(頻度不明) 1)肝機能障害,黄疸:AST(GOT) ,ALT(GPT),γ-GTP, Al-P,LDHの上昇等の肝機能障害 (初期症状:全身 怠感, 食欲不振,発熱,嘔気・嘔吐等) ,黄疸があらわれること があるので,観察を十分に行い異常が認められた場合には, 投与を中止し,適切な処置を行うこと。 2)血小板減少:血小板減少があらわれることがあるので, 観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中 止するなど適切な処置を行うこと。 盪その他の副作用 以下のような副作用があらわれた場合には,症状に応じて 適切な処置を行うこと。 頻 度 不 明 外 形 過 敏 症 大 き さ 識別コード 直 径(㎜) 厚 み(㎜) 質 量(㎎) 8.1 3.5 約 175 本体: 334 PTP:TYK334 【効能・効果】 気管支喘息 アレルギー性鼻炎 蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,皮膚 痒症,痒疹, 痒を伴う尋常性 乾癬 【用法・用量】 蒻気管支喘息,蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,皮膚 痒症,痒疹, 痒を伴う尋常性乾癬: 通常,成人にはエピナスチン塩酸塩として1回 20 ㎎を 1 日 1 回 経口投与する。 なお,年齢,症状により適宜増減する。 蓚アレルギー性鼻炎: 通常,成人にはエピナスチン塩酸塩として1回 10∼20 ㎎を 1 日 1 回経口投与する。 なお,年齢,症状により適宜増減する。 【使用上の注意】 蒻慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害が悪化又は再燃す ることがある。] 蓚重要な基本的注意 盧本剤は,気管支拡張剤,ステロイド剤などと異なり,すで に起こっている喘息発作や症状を速やかに軽減する薬剤で はないので,このことは患者に十分説明しておく必要がある。 盪長期ステロイド療法を受けている患者で本剤投与によりス テロイドの減量をはかる場合は,十分な管理下で徐々に行 うこと。 蘯眠気を催すことがあるので,本剤投与中の患者には自動車 の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。 盻本剤を季節性の患者に投与する場合は,好発季節を考えて, その直前から投与を開始し,好発季節終了時まで続けるこ とが望ましい。 眈本剤の使用により効果が認められない場合には,漫然と長 期にわたり投与しないように注意すること。 注1) 浮腫(顔面,手足等) ,発疹,蕁麻疹,かゆみ, 痒性 紅斑 精神神経系 眠気, 怠感,頭痛,めまい,不眠,悪夢,しびれ感, 頭がボーッとした感じ 消 器 嘔気,胃部不快感,腹痛,口渇,口内炎,食欲不振,嘔吐, 胃重感,胃もたれ感,下痢,便秘,口唇乾燥感,腹部 膨満感 臓 蛋白尿 化 腎 泌 尿 器 注2) 頻尿,血尿等の膀胱炎様症状,尿閉 循 環 器 心悸亢進 呼 吸 器 呼吸困難,去痰困難,鼻閉 血 液 注2) 白血球数増加,血小板減少 そ 月経異常,ほてり,にがみ,味覚低下,胸痛,女性型 乳房,乳房腫大 の 他 注 1)発現した場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと。 注 2)観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど, 適切な処置を行うこと。 蓁高齢者への投与 高齢者では肝・腎機能が低下していることが多く,吸収され た本剤は主として腎臓から排泄されることから,定期的に副 作用・臨床症状(発疹,口渇,胃部不快感等)の観察を行い, 異常が認められた場合には,減量(例えば 10 ㎎ / 日)又は休薬 するなど適切な処置を行うこと。 蓆妊婦,産婦,授乳婦等への投与 盧妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益 性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 [妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また, 妊娠前及び妊娠初期試験(ラット)では受胎率の低下が, 器官形成期試験(ウサギ)では胎児致死作用が,いずれも 高用量で認められている。] 盪授乳中の婦人に投与することを避け,やむを得ず投与する 場合には授乳を中止させること。 [動物実験(ラット)で母 乳中へ移行することが報告されている。 ] 蓖小児等への投与 低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性 は確立していない。 蒡適用上の注意 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服 用するよう指導すること。 (PTP シートの誤飲により,硬い鋭 角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔をおこして縦隔洞炎等 の重篤な合併症を併発することが報告されている。) 蔡その他の注意 本剤を空腹時投与した場合は食後投与よりも血中濃度が高く なることが報告されている(気管支喘息及びアレルギー性鼻 炎に対しては就寝前投与,蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,皮膚 痒症, 痒疹, 痒を伴う尋常性乾癬に対しては食後投与で有効性及 び安全性が確認されている。) ※ 【薬 【包 装】 物 動 態】 盧生物学的同等性試験 ピナジオン錠20㎎と標準製剤をクロスオーバー法によりそれぞれ1錠 (エピナスチン塩酸塩として 20 ㎎)健康成人男子に空腹時単回経口投 与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ (Cmax, AUC)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等 性が確認された。1) (ng/mL) 血漿中エピナスチン塩酸塩濃度の時間的推移 (20㎎投与) 40 血漿中エピナスチン塩酸塩濃度 ピナジオン錠 20 ㎎ 標準製剤 30 ピナジオン錠 20 ㎎:(PTP) 100 錠(10 錠 ×10) 300 錠 (10 錠 ×30) ※ 【主要文献及び文献請求先】 1)大正薬品工業㈱ (生物学的同等性試験) 社内資料 2)大正薬品工業㈱ (溶出挙動) 社内資料 3)大正薬品工業㈱ (安定性試験) 社内資料 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求 下さい。 [文献請求先]大正薬品工業㈱ 製品情報室 〒520−3433 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場 3 番地 薔 0120(82)3990 FAX 0748(88)2827 平均±標準偏差(n= 12 ) 20 10 0 0 5 10 15 25 20 時間(hr) 製剤名 ピナジオン錠 20 ㎎ 標準製剤 (錠剤、20㎎) 判定パラメータ AUC0∼24 C max (ng・hr/mL) (ng/mL) 参考パラメータ T max T1/2 (hr) (hr) 33.88±1.76 330.09±44.43 1.71±0.26 8.17±1.49 34.49±2.48 346.30±27.72 1.75±0.26 8.17±1.71 平均 ± 標準偏差(n=12) 血漿中濃度並びにAUC, Cmax 等のパラメータは、被験者の選択、体液 の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。 盪溶出挙動 ピナジオン錠 20 ㎎は、日本薬局方外医薬品規格第 3 部に定められたエ ピナスチン塩酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されてい る。2) 【有効成分に関する理化学的知見】 一般名:エピナスチン塩酸塩 (JAN) Epinastine Hydrochloride(JAN) Epinastine(INN) 化学名:(±) -3-amino-9, 13b-dihydro-1H-dibenz[c, f ] imidazo [1,5-a] azepine hydrochloride 構造式: N NH 2 N ・HCl 分子式:C 16 H 15 N 3・HCl 分子量: 285.78 融 点:約 270℃(分解) 性 状:白色∼微黄色の粉末で,においはなく,味は苦い。 水,メタノール,エタノール (95)又は酢酸 (100)に溶けやすく, アセトニトリルに溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶 けない。 メタノール溶液(1→20)は旋光性を示さない。 本品 1.0g を水 10mL に溶かした液の pH は 3.0∼5.5 である。 【取扱い上の注意】 ・安定性試験 最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度 75%、6 ヵ月)の結 果、ピナジオン錠 20 ㎎は通常の市場流通下において 3 年間安定である 3) ことが推測された。 販売元 扶桑薬品工業株式会社 大阪市城東区森之宮二丁目3番11号 製造販売元 大正薬品工業株式会社 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場3番地 K.9I ④
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