** 2015 年 2 月改訂(第 6 版) 認証番号 224ABBZX00109000 * 2014 年 9 月改訂(第 5 版) 機械器具 09 X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ(70026000) 管理医療機器 特定保守管理医療機器 設置管理医療機器 富士フイルム DR-ID 900 【形状・構造及び原理等】 [形状・構造] *本装置は、デジタルラジオグラフ「DR-ID 900RU」 、コンピューテッ ドラジオグラフ「DR-ID 900CR」 、画像処理ユニットで構成されま す。 デジタルラジオグラフ「DR-ID 900RU」は、パネルユニット「DR-ID 900PU」と制御キャビネット「DR-ID 900MC」で構成されます。 **パネルユニット「DR-ID 900PU」は、フラットパネルセンサ「DR-ID 911SE(有線/無線) 」 「DR-ID 601SE(有線/無線) 」 「DR-ID 602SE (有 線/無線)」 「DR-ID 611SE(有線/無線) 」 「DR-ID 613SE(有線/無線)」 「DR-ID 1201SE(有線/無線) 」 「DR-ID 1202SE(有線/無線) 」 「DR-ID 1211SE(有線/無線)」または「DR-ID 1212SE(有線/無線)」と、 電源供給ユニット「DR-ID 900MP」で構成されます。 *システム構成図 富士フイルム DR-ID 900 デジタルラジオグラフ **※2 下記条件では、電源供給ユニットが2台必要となる。ただし、 この場合も、接続できるフラットパネルセンサは最大4枚であ る。 a)DR-ID 911SEを3枚以上有線接続する場合。 b)DR-ID 601SE、DR-ID 602SE、DR-ID 611SE、DR-ID 613SE、 DR-ID 1201SE、DR-ID 1202SE、DR-ID 1211SE、DR-ID 1212SE の中から3枚以上を有線接続する場合。 ※3 画像処理ユニット用ソフトウェア(DR-ID 900CL)を、 IEC60950-1 または同等の規格に適合した市販のパーソナルコンピューター にインストールすると、画像処理ユニットとして利用できま す。また、他のデジタルラジオグラフの画像処理ユニット (IEC60950-1または同等の規格 に適合した市販のパーソナル コンピュータを利用したもの)にインストールして利用でき ます。 *※4 プリプロセシングユニット(PPU)アプリケーション用ソフト ウェアをIEC 60950-1または同等の規格に適合した市販のパー ソナルコンピュータにインストールすると、PPUとして使用で きます。PPUはDR-ID 900CLオプションのトモシンセシス機能 をご利用の場合に必要になります。 DR-ID 900RU <パネルユニット: DR-ID 900PU> **外形寸法 パネルユニット (許容差±10%。幅、奥行、高さは突起部を除く。 ) DR-ID 900PU フラットパネル フラットパネル フラットパネル フラットパネル センサ (※1) センサ (※1) センサ (※1) センサ (※1) 電源供給ユニット DR-ID 900MP(※2) 制御 キャビネット DR-ID 900MC コンピューテッド ラジオグラフ DR-ID 900CR 画像処理 ユニット (※3) プリプロセシン グユニット (※4) 他のデジタルラジオグラフまたは コンピューデッドラジオグラフの画像処理ユニット **※1 フラットパネルセンサは、DR-ID 911SE、DR-ID 601SE、DR-ID 602SE、DR-ID 611SE、DR-ID 613SE、DR-ID 1201SE、DR-ID 1202SE、 DR-ID 1211SE、DR-ID 1212SEのいずれかで、無線または有線 で接続。ただし、DR-ID 1201SE、DR-ID 1202SE、DR-ID 1211SE、 DR-ID 1212SEは、システム構成やバージョンなどによっては 接続できないことがあります。接続の可否または仕様につい ては、弊社または弊社指定業者にお問い合わせください。フ ラットパネルセンサの最大接続枚数は4枚。 幅(mm) 奥行(mm) 高さ(mm) フラットパネルセンサ DR-ID 911SE 464.5 516.7 18 フラットパネルセンサ DR-ID 601SE 460 384 14.8 フラットパネルセンサ DR-ID 602SE 460 460 15.4 フラットパネルセンサ DR-ID 611SE 460 384 15.5 フラットパネルセンサ DR-ID 613SE 328 268 15.7 フラットパネルセンサ DR-ID 1201SE 460 384 15.0 フラットパネルセンサ DR-ID 1202SE 460 460 15.0 フラットパネルセンサ DR-ID 1211SE 460 384 15.0 フラットパネルセンサ DR-ID 1212SE 460 460 15.0 電源供給ユニット DR-ID 900MP 120 425 350 電気的定格 電 圧:100V/200V ~ 電 流:2.0A/1.0A 周波数:50-60 Hz 電撃に対する保護の形式 有線通信モードの場合 :クラスⅠ機器(据置形) 無線通信モードの場合 :内部電源機器 電撃に対する保護の程度による装着部の分類 :B形装着部 <制御キャビネット: DR-ID 900MC> 外観、 寸法、 質量、 電気的定格は汎用電気機器のタイプに依存します。 取扱説明書を必ずご参照ください。 1/4 897N102285E <画像処理ユニット> [組み合わせて使用する機器等] 外観、 寸法、 質量、 電気的定格は汎用電気機器のタイプに依存します。 1. 他のX線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフの画 像処理ユニット <コンピューテッドラジオグラフ: DR-ID 900CR> (1) 本装置の構成品であるデジタルラジオグラフDR-ID 900RU は、以下の装置の画像処理ユニットに接続することがで きます。 詳細は、DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 *<プリプロセシングユニット: PPU> 販売名 富士フイルム DR-ID 300 外観、 寸法、 質量、 電気的定格は汎用電気機器のタイプに依存します。 [動作環境] 認証番号 221ABBZX00151000 (2) 画像処理ユニット用ソフトウェア(DR-ID 900CL)は、 以下のデジタルラジオグラフの画像処理ユニットにイン ストールして画像処理ユニットとして利用することがで きます。 <DR-ID 900PU> 温 度:15℃(15%RH)~30℃(80%RH) 湿 度:15%RH(15℃)~80%RH(30℃) (結露なきこと) 気 圧:700hPa~1060hPa 販売名 富士フイルム DR-ID 300 <DR-ID 900MC> 温 度:10℃~35℃ 湿 度:20%RH~80%RH(結露なきこと) 気 圧:700hPa~1060hPa 認証番号 221ABBZX00151000 2. 他のX線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフのフ ラットパネルセンサ **本装置の構成品である電源供給ユニットは、以下の装置のフ ラットパネルセンサに接続することができます。 コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)については、DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 販売名 富士フイルム DR-ID 600 デジタルラジオグラフィ DR-ID 1200 [動作原理] 本装置は、人体を透過した後のエックス線吸収データをエックス 線平面検出器で測定する。このエックス線の吸収データを用いて 人体の平面画像を得る。画像処理を施した画像をディスプレイに 表示し、画像を内部記録装置に記録する。記録された画像は後で 再表示するとともに各種画像処理を行う事ができる。画像および 検査情報は、ネットワークに転送する事ができる。 認証番号 222ABBZX00062000 226ABBZX00085000 3. 他のX線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフのオプ ション **本装置のフラットパネルセンサは、以下の装置のオプション であるバッテリーチャージャーやバッテリーパックと組み合 わせて利用することができます。 詳細は、取扱説明書を参照してください。 販売名 富士フイルム DR-ID 600 デジタルラジオグラフィ DR-ID 1200 【使用目的又は効果】 [使用目的] エックス線パターンをエックス線平面検出器で撮像し、 コンピュー タ処理した画像情報を診療のために提供する。 認証番号 222ABBZX00062000 226ABBZX00085000 また、 本装置のフラットパネルセンサDR-ID 601SE、 DR-ID 602SE、 DR-ID 611SE、DR-ID 613SEは、以下の装置のオプションであ るクレードルと組み合わせて利用することができます。 【使用方法等】 販売名 富士フイルム DR-ID 600 [装置の使用方法] 認証番号 222ABBZX00062000 デジタルラジオグラフの操作方法 4. 立位/臥位撮影台 1. 電源投入および準備 本装置のフラットパネルセンサDR-ID 911SEを立位/臥位撮影 台と組み合わせて利用する場合は、立位撮影台の前面パネル および臥位撮影台の天板 等のアルミ当量がJIS T 0601-1-3: 2005に適合する立位/臥位撮影台を選択してください。 (1) 画像処理ユニットの電源を投入して、異常なく起動する ことを確認します。 (電源供給ユニットの電源が切断されている場合は、メイ ンスイッチで電源を投入します。) 2. エックス線撮影 [使用方法等に関連する使用上の注意] (1) 患者のポジショニングを行います。 (2) エックス線管球コントローラのスイッチ (エックス線ショッ トスイッチ)を押し、撮影を行います。 データ収集や画像再構成などの処理がされて画像を得られます。 本装置の基本操作は、 以下の 3 つのステップに分かれています。 Step1 Step2 Step3 3. 電源切断 患者ID情報の入力 撮影部位・検査メニューの選択 エックス線撮影 (1) 画像処理ユニットの電源を切断します。 (2) 本装置に接続された画像記録装置などの電源切断操作は、 それぞれの操作手順書に従ってください。 装置の詳細な操作方法は、取扱説明書を参照してください。 コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)の操作方法 1. システム感度(S値)は経時による変動や故障により変動す る場合があるため、S値を撮影の照射線量設定やAEC(フォト タイマ)の調整には使用しないこと。 2. 画質管理や被曝線量管理のために、S値を照射線量の目安と して使用する場合、またはFNC処理(ノイズ抑制処理)を使 用する場合は、 S値が変動していないか定期点検を行うこと。 3. 電源供給ユニットと無線通信中のフラットパネルセンサをもう 1台の電源供給ユニットがある場所に移動させた場合、移動前 の電源供給ユニットとの通信が継続している可能性があるので 注意すること。この場合、移動後の電源供給ユニットとの通信 をするには、一度ケーブルで接続してください。フラットパネ ルセンサが認識され、無線通信が可能になります。 4. 複数枚のフラットパネルセンサを使用する場合、フラットパネ ルセンサの取り違えを防ぐために、使用するフラットパネルセ ンサに貼られた識別ラベルの色と画像処理ユニットのモニター 上で選択されているパネルアイコンの色が合っていることを確 認してから撮影すること。 操作方法の詳細は、 DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 取扱説明書を必ずご参照ください。 2/4 897N102285E 5. 画像処理ユニット用ソフトウェア(DR-ID 900CL)を市販のパー ソナルコンピューターにインストールする場合は、弊社また は弊社指定の業者に連絡すること。また、インストールする パーソナルコンピューターは、弊社指定のものを使用するこ と。パーソナルコンピューターやモニター、および周辺機器 の詳細な仕様などについては、弊社または弊社指定の業者に お問い合わせください。 *6. コンソールオプションのトモシンセシス撮影機能をご使用の場 合には、撮影前に管球周辺に障害物などが無いことをご確認く ださい。詳細な内容は取扱説明書をご覧ください。 *7. コンソールオプションのエネルギーサブトラクション撮影機能 をご使用の場合には生成された画像(差分画像)だけで診断を 行わず、必ず通常の撮影画像とあわせて診断を行うこと。詳細 な内容は取扱説明書をご覧ください。 **8. DR-ID 1201SE、1202SE、1211SE、1212SEのメモリ撮影機能につい ては、詳細な内容は取扱説明書をご覧ください。 【保管方法及び有効期間等】 [保管方法] 設置環境 1. 水などのかからない場所に設置すること。 2. ほこり、塩分、イオウ分を含んだ空気、気圧、温度、湿度、 風通し、直射日光などにより、悪影響の生ずるおそれのない 場所に設置すること。 3. 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意して 設置すること。 4.化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に設置しないこと。 <DR-ID 900PU> 温 度:-30℃~50℃(氷結なきこと) 湿 度:10%RH~90%RH(結露なきこと) 気 圧:700hPa~1060hPa <DR-ID 900MC> 温 度:-40℃~65℃(氷結なきこと) 湿 度:5%RH~95%RH(結露なきこと) 気 圧:700hPa~1060hPa 【使用上の注意】 [重要な基本的注意] 1. この装置は防爆型ではないため、装置の近くで可燃性および 爆発性の気体を使用しないこと。 2. フラットパネルセンサのステータスランプのREADYが点滅し ている間は、コネクタの着脱をしないこと。 3. 制御キャビネット「DR-ID 900MC」 、画像処理ユニット、バッ テリーチャージャーは、患者環境で使用しないこと。 4. 装置を使用する際は、設置環境(温度、湿度、電源定格)を 守ること。 5. 装置が故障した場合などには、接続された画像処理ユニット のモニター上のメッセージに従い対処すること。 6. 画像処理ユニットの接続機器ステータスでShotReady(撮影 可否状況インジケータ)が緑色に点灯していることを確認し てから、エックス線撮影を行うこと。 7. 装置および患者に異常が発見された場合には、患者に安全な 状態で装置の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 8. フラットパネルセンサを使用した撮影時以外で、フラットパ ネルセンサにエックス線が照射されないように注意すること 。 9. 機器、及び患者に異常が発見された場合には、患者に安全な 状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 10. しばらく使用しなかった装置を再度使用するときには、使用前 に必ず装置が正常にかつ安全に作動することを確認すること。 コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)については、 DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 [耐用期間] DR-ID 900PUの耐用期間は、使用上の注意を守り、正規の保守・ 点検を行った場合に限り6年間です。 〔自己認証(当社データ)による〕 制御キャビネット「DR-ID 900MC」の耐用期間は、使用上の注意 を守り、正規の保守・点検を行った場合に限り5年間です。 コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)については、DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 【保守・点検に係る事項】 1. 医療機器の使用・保守の管理責任は使用者側にあります。 2. 装置に不具合が発生したり、画像に影響が出る可能性があ るため、使用者による保守点検、指定された業者による定 期保守点検を必ず行ってください。 定期保守点検は契約の内容によって異なりますので、詳細は 弊社または弊社指定の業者にお問合せください。定期交換部 品の交換周期の詳細は、取扱説明書を参照してください。 使用者による保守点検事項 [相互作用] 日常および定期点検項目 ①装置の正常な起動・終了、および接続され ている装置との正常な通信 1. 装置の傍で携帯電話など電磁波を発生する機器の使用は、装 置に障害を及ぼすおそれがあるので使用しないこと。 2. 指定された機器以外の装置を接続した場合、所定のEMC性能 を保証できません。 3. フラットパネルセンサは、磁界ノイズの発生する機器(モー ター、トランス、スイッチング電源など)の近くに設置しな いこと。適切な画質を得られないおそれがあります。 4. 装置のケーブル(電源ケーブル、通信ケーブルなど)は、磁 界ノイズの発生する機器(モーター、トランス、スイッチン グ電源など)および、そのケーブル類の近くに設置しないこ と。適切な画質を得られないおそれがあります。 ②パネルユニットおよびオプションの清掃 ③吸気口エアーフィルターの清掃 周期 毎日 使用状況、使用 環境により適宜 3 ヶ月 業者による保守点検事項 定期保守点検項目 [その他の注意] 1. 本装置を使用する場合は、DR-ID 900取扱説明書に記載の注 意事項を参照すること。 ①画像の確認 周期 1年 ②エラーログによる動作記録の点検 ③S 値の点検・調整 1年 1年 ④内部各ユニットの点検 2年 主な定期交換部品 詳細な使用上の注意は、取扱説明書を参照してください。 定期交換部品名 コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)については、DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 ①リレー 周期 1.5 年(撮影回数 90,000 回) **画像処理ユニットについては、DR-ID 900CLの添付文書を参照し てください。 画像処理ユニットとして、DR-ID 300CLをご利用の場合は、「富 士フイルム DR-ID 300 の付属品(画像処理ユニット:DR-ID 300CL)」 (認証番号:221ABBZX00151000)の添付文書を参照して ください。 取扱説明書を必ずご参照ください。 3/4 897N102285E コンピューテッドラジオグラフ(DR-ID 900CR)については、DR-ID 900CRの添付文書を参照してください。 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等】 製造販売業者:富士フイルム株式会社 電話番号:0120-771669 製造業者:富士フイルム テクノプロダクツ株式会社 販売業者:富士フイルム メディカル株式会社 電話番号:03-6419-8033 取扱説明書を必ずご参照ください。 4/4 897N102285E
© Copyright 2024 ExpyDoc