幾何公差における最大実体公差方式 (MMR)の解釈と活用実習

担当予定講師 井上 忠臣、新原 築
コース名
幾何公差における最大実体公差方式
(MMR)の解釈と活用実習
コ ー ス
CM021
番
号
開講日
11/8,9
内容
1. 最大実体公差方式(MMR)の原理
2. 演習問題による最大実体公差方式の実践的適用実習
3. 検査方法及び機能ゲージの設計実習
4. 実運用に向けての課題、疑問等の洗い出し
目的
図面に曖昧さがなく、どこでも誰でも同じ解釈ができるようにするためには、
国際規格による幾何公差方式を適切に使いこなすことが必須です。しかし、
幾何公差方式のみを使うだけではコストダウンの検討が不完全です。そこで、
最大実体公差方式と組合わせて適用することで完全なコストダウンを実現で
きるのです。
最大実体公差方式とは、寸法公差と幾何公差との相互依存関係によって、機
能を損なわずして図示した幾何公差に追加公差(ボーナス公差)を与えたり、
データムの浮動を可能にする方式です。使用前に比べて「5 ∼ 10%程度の
コスト削減」が可能と言われています。
本コースでは、経済効果を飛躍的に上げるこの公差方式の理論と実運用に向
けての知識・技術を習得します。
使用機器
持 参 品 筆記用具
講習時間 滋賀職業能力開発短期大学校(9:30 ∼ 16:30)
備
考
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最大実体公差方式を使えば
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幾何公差が緩和され、
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ト削減」が実現できます。
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この方式を正しく理解でき
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ていますか?
定
員
12名
受 講 料
19,500円
講師:井上 忠臣(井上設計製図コンサルタント 代表。元 富士フィルム㈱ 顧問)
・1964 年、新潟大学工学部精密工学科 卒業。
・同年、富士写真光機(株)〔現、富士フイルム(株)の電子映像・光学デバイス開発センター〕に入社。
・カメラ、レンズの設計に従事する中、製図規格委員会のメンバーとして 1976 年にANSI14.5Mに基づいた
当時国内では稀だった幾何公差方式を採用した社内製図規格を作成・制定し、1995 年にISOに基づく規格に改訂。
・2001 年 同社を退社。富士フイルム(株)および関連会社の設計者、技術者を対象に幾何公差方式を指導。
・2005 年 井上設計製図コンサルタント設立。
著書: 「実用図例でわかる 幾何公差方式の実践」 日刊工業新聞社 ※受講条件: 「実践機械設計製図(幾何公差の解釈と活用技術)
」を受講された方
幾何公差方式に関する基礎知識をお持ちの方