Untitled - 北極流センテンCLUB

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出雲大社参拝セミナー
2
旅のしおり
■注意事項
※
必ずお読みください
※
つつし
参拝時の心構えとして、私語を慎 み、全員の気を統一し、余計な雑念を
持ち込まず、常に、神様へ気を向けることを忘れないでください。
①
ツアー2日目(5月24日)は正式参拝を行いますので、必ず正装でお願いいたします。
②
当ツアーは集合から解散まで、すべてが神社への参拝にあたる神聖な時間となります。
ツアー中は、清潔に身体を清め、衣服を整え、当ツアーでご用意しいているお食事・お飲物
つつし
以外の飲食はできる限り 慎 んでいただきますようお願いいたします。
③
ツアー中、アルコール類はお控えください。
④
本ツアーの参加資格は満18歳以上となります。
⑤
団体行動になりますので、運営スタッフの指示に従うようにしてください。
⑥
運営スタッフの許可なく、集団の輪から離れるなどの単独行動はおやめください。
万が一、お手洗いや電話などで集団を離れる場合は、必ず運営スタッフにお申し出ください。
⑦
現金・貴重品などの紛失、盗難、による損害に関しての一切の責任は、当社では負いかねま
す。ご自身で保持、管理していただくようお願いいたします。
⑧
団体での移動中は常に運営スタッフの声が届く範囲にいるようにしてください。
安全確保のためですので、ご協力ください。
⑨
ツアー出発後に、気象の悪化等で予定を変更する場合があります。ご了承ください。
⑩
ツアー中、体調が少しでも悪いと感じたら、同行の運営スタッフにお申し出ください。
⑪
お車でのご来場は、ご遠慮願います。必ず、公共の交通機関をご利用ください。
⑫
当ツアーは既定の募集人数 30 名に参加者が満たない場合、中止となることがあります。
予めご了承ください。
参加を決めた時から、出雲の神様につながっている
神社参拝は「行こう!」と思った その日からすでにはじまっています。羽賀ヒカルが、出雲
大社へ参拝する上での 心構えや、神様への気持ちの向け方を収録した音声「出雲大社参拝ツア
ーの心得」を何度も聞いて心の準備をしてお過ごしください。
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■ツアー概要
お
おおくにぬしのおおかみ
だ まさよし
今回のツアーは、北極流占い継承者・羽賀ヒカルと小田真嘉とともに、 大 国 主 大神 が
ごさいじん
御祭神の出雲大社(島根県出雲市)にお参りする一泊二日のツアーです。
一日目の5月23日(土)は、出雲大社から程近い「玉造温泉ゆ~ゆ」にて、 セミナー「神
社参拝の心得~出雲大社の秘伝~」を受けていただきます。 夜は温泉にゆったりつかり、心
身をゆるませて、翌日の参拝にそなえます。
くどく
二日目の5月24日(日)は、出雲の神様の功徳をさずかるために、そのカギを握る働きと
ひのみさき
や え がき
かもす
なる出雲大社、日御碕神社、八重 垣 神社、神魂神社の4社をバスでめぐります。参拝のあと
は、地元の旬の食材をつかったお料理をいただき、旅をしめくくります。
いにしえ
出雲の国は「神話の国」として知られ、今もなお 古 の神社がいたるところにあります。
おおくにぬしのおおかみ
いずものくに ふ ど き
まつ
そして、その中心が 大 国 主 大神 をお祀りする出雲大社です。大国主大神は、
『出雲国 風土記』
あめ
したつく
おおかみ
(733 年完成)では、“天 の下 作 らしし大神 ”と称号をつけられており、国土を開拓され、
国づくり、村づくり、農耕・漁業をすすめ、人々の生活の基礎を創りあげたとされています。
この地には、日本神話(日本人のルーツ)にまつわる壮大な秘密が眠っているのです。
今回のツアーは、その壮大な秘密に触れて、あなたご自身の生きる意味(天命)に出会う、
神秘の二日間となるでしょう。
■連絡先一覧
メンバーとはぐれたり、集合時刻に間に合わないなどありましたら、以下のスタッフまでご連絡下さい。
【運営スタッフ】
川嶋 政輝(かわしま まさき)
西浦 雅己(にしうら まさみ)
北極流センテンCLUB スタッフ
㈱ゼロワントラベル 添乗スタッフ
090-3972-3670
090-8573-2787
ツアー中、お困りのことやご不明なことなどございましたら、お気軽に声をおかけください。
よろしくお願いいたします。
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■講師のご紹介
は
が
講師:羽賀 ヒカル
1983年、京都生まれ。大阪府立大学卒業。
普通の高校生として過ごしていた15歳のある日「北極老人(ほっきょくろうじん)」
に出会い、占いの道に入る。9つの流派を極め5万件以上の鑑定歴を持つ北極老
人から「北極流」を受け継ぎ、高校生ながら生年月日、手相、風水、方位、姓名判
断などの様々な占いをマスター。また同時に、日本各地の神社の秘密を口伝によ
って、のべ数千時間にわたって学ぶ。神秘体験は数知れず。大学生時代から本格
的に、人生相談(出会い、恋愛、結婚、夫婦関係、命名、子育て、就職、転職、人間
関係、引っ越し、お金…、などの悩み)に乗り、3000人以上を開運へと導く。 大学
卒業後は、北極老人の一門によって設立されたグレイトティーチャー株式会社の
占い師として活動。噂が噂を呼び、優良企業の経営者、有名コンサルタント、ベス
トセラー作家、セミナー講師、占い師、ヒーラーなどの著名人も、お忍びで通うように
なる。特に、占いや精神世界に深く精通している人ほど、北極流の奥深さに驚嘆す 著 書
る。
『ドラゴンノート』
(ソフトバンク・クリエイティブ)
現在は、占い鑑定やセミナーを行いながら、神社の秘密を学んでからお参りする
『神社の秘密 出雲大社編』
「神社参拝セミナー」も開催。大学生からご年配の方まで幅広く参加している。そ
(ヒカルランド)
の中には、どん底から一転、奇跡的な転職を果たし、天職とも言えるような理想の
仕事にめぐり会えた男性。わずか1ヶ月で運命の人と出会って電撃結婚した OL さ 『女神になれる本』
ん(現在は海外在住)。大手企業でベテラン営業マンを追い抜いて、営業成績全 (PHP 研究所)
国一位になった新人社員の女性。離婚寸前から家庭円満に、そして会社崩壊直 『なぜ、日本人が世界を変えて
前から社員とお客様から愛される会社になった経営者など、神社参拝をして人生 いくのか?』(ヒカルランド)
が大きく変わった人たちが多数いる。神社参拝セミナーは、神社仏閣好きから、初
めての方まで評判になっている。
お
だ
ま さ よ し
講師:小田 真嘉
防衛大学校理工学部卒業。宮城県出身。関西在住。
経営コンサルタント (ブーストパートナーズ株式会社 代表取締役)
20代で1万人以上のビジネスマンと1000社を超える経営者との出会いの果てに、
人生の師・北極老人と邂逅する。働き方と生き方には4段階のステージがあり、
仕事や人間関係において直面する課題の根源的な解決策は、各ステージによっ
著 書
て異なることを解明し「進化の4段階説」として体系化。
『なぜ、日本人が世界を変え
現在は、人と組織の「進化(本質的な成長)」をテーマに、個人事業主から上場
ていくのか?』(ヒカルランド)
企業の経営幹部、各界のプロフェッショナルや作家などの「リーダーの相談役」と
『出会う!技術(新書版)』
して、仕事と人生の潮流が変わる後押をしている。
(あさ出版)
『成長法則』(PHP)
『不思議なくらい幸運がやってく
5
る3つの法則』(三笠書房)
■スケジュール
5月23日(土)
~
1日目
~
※東京から始発の新幹線にのっていただくと、岡山駅集合に間に合います!
9:30
JR 岡山駅 集合
送迎バスにてセミナー会場へ
※途中休憩あり。蒜山(ひるぜん)高原サービスエリアにて。
※貴重品以外の大きなお荷物は、バスのトランクにてお預かりいたします。お荷物は、
ホテルチェックインまで開けることができませんので、お忘れ物のないよう十分にご
注意ください。また、貴重品は、必ず所持していただきますようお願いいたします。
12:00
玉造温泉ゆ~ゆ
3階
コンベンションホールにて 昼食
貸
切
バ
ス
※岡山駅にご集合の場合
セミナー会場にてご昼食(お弁当・お茶付 800円)を召し上がって頂きます。
ご昼食代金は当日現金で、セミナー会場受付にてお支払いください。
※セミナー会場に直接お越し頂く場合
1.ご昼食をお済ませの上、12:45までに会場へお越しください。
2.大きなお荷物は、会場の脇に置き場を設けます。
13:00
▼
▼
17:30
玉造温泉ゆ~ゆ
3階 コンベンションホールにて
セミナー第一部 開始(講師:羽賀ヒカル、小田真嘉)
※セミナー開始10分前までには、お手洗いをお済ませのうえ、ご着席ください。
途中、トイレ休憩もはさみます。
セミナー終了
※移動前に、部屋割りをご案内いたします。
徒
17:45
宿泊先「ホテル玉泉」へ移動(徒歩 約10分)
歩
18:00
ホテル玉泉に到着
チェックイン
※カギはお部屋にご用意しております。そのまま指定の部屋へお向かいください。
※お荷物を部屋に置いて、夕食のご準備をお願いします。
18:30
ホテル玉泉「国引」にて 夕食
※貴重品は、必ず所持していただきますようお願いいたします。
20:00
▼
ホテル玉泉「吉兆」にて
セミナー 第二部 開始(講師:羽賀ヒカル)
※セミナー開始10分前までには、お手洗いをお済ませのうえ、ご着席ください。
21:30
セミナー 第二部 終了
22:00~
お風呂・就寝
※大浴場は24時までご利用いただけます。
※翌日の参拝に備え、早めにお休みください。
6
※ 当日のスケジュールは、運営者の都合により予告なく変更となる場合がございますが、予めご了承くださいませ。
5月24日(日)
~
2日目
~
この日は、参拝・ご祈祷を行いますので、必ず正装をご着用ください。
6:00
起床
7:00
ホテル玉泉「国引」にて 朝食
※そのままチェックアウトして参拝へ向かいます。お荷物は全て宿泊部屋から
出して下さい。カギを回収しますので室長の方は忘れずにお持ちください。
7:45
ホテル玉泉 1階 フロントロビー集合
貸切バスにて「出雲大社」へ
9:00
① 出雲大社
参拝・ご祈祷
※ご祈祷前に、必ずお手洗いを済ませておいてください。
※貴重品以外の大きなお荷物は、バスのトランクにてお預かりいたします。
貴重品は、必ず所持していただきますようお願いいたします。
貸
ひのみさき
10:40
② 日御碕神社
切
参拝・ご祈祷
バ
※途中休憩あり。宍道湖(しんじこ)サービスエリアにて。
や
え がき
12:30
③ 八重垣神社
13:15
④ 神魂神社
14:00
いずもまがたまの里 伝承館にて
食事後、お土産タイム
15:30頃
かもす
参拝
参拝
懇親会(直会)
記念撮影・ツアー終了
ご希望の解散場所までお送りいたします
① 16:00 頃 出雲空港 着(伝承館ワゴン車にて)
② 16:00 頃 JR松江駅 着(貸切大型バスにて)
③ 19:00 頃 JR岡山駅 着(貸切大型バスにて)
※バスの車内・トランク等にお忘れ物のないよう、十分にご注意ください。
※スケジュールによっては、解散時間が変更になる場合があります。
7
ス
■ 1.岡山駅集合の方へのご案内
集合時刻
午前9:30
集合場所
岡山駅西口バスターミナル
新幹線の改札を出て、右側に直進し、「西口交通広場」からエレベーターで1階に降りたところ
にあるバスターミナル「28番、29番(下図参照)」に当ツアーの貸切バスがとまります。
バス会社:Nature
28
World(ネイチャーワールド)
29
※午前9:40にはセミナー会場(玉造温泉ゆ~ゆ)に向けて
バスが出発いたします。時間厳守でお願いいたします。
◆ 岡山駅までの所要時間
電車と新幹線でお越しになる場合の所要時間です。参考になさってください。
電車で
東 京から
JR
東京駅
⇒
岡山駅
3時間20分
名古屋から
JR
名古屋駅
⇒
岡山駅
1時間40分
京 都から
JR
京都駅
⇒
岡山駅
1時間
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■ 2.現地「玉造温泉ゆ~ゆ」集合の方へのご案内
集合時刻
12:45
集合場所
玉造温泉ゆ~ゆ 3階「コンベンションホール」
※昼食をお済ませのうえ、お集まりください.
所 在:〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造255
TEL:0852—62-1000
◆ 周辺地図
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◆ 会場への専用マイクロバスについて
会場「玉造温泉ゆ~ゆ」へは、JR玉造温泉駅から
専用バス(ホテル玉泉のマイクロバス)が出ますので、ご利用ください。
表:JR玉造温泉→玉造温泉ゆ~ゆ
専用バス出発時刻
JR玉造温泉
出発時刻
玉造温泉ゆ~ゆ
到着時刻
第1便
11:25 発
→
11:30 着
第2便
12:20 発
→
12:25 着
第3便
12:45 発
→
12:50 着
※JR玉造温泉から玉造温泉ゆ~ゆへは、徒歩ですと約20分かかります。
◆ JR玉造温泉駅へのアクセスについて
×
※お車でのご来場はご遠慮願います。必ず、公共の交通機関を
ご利用の上、集合時間を厳守していだだきますよう、よろしくお願いいたします。
① 鉄道をご利用の場合
大阪 ➡ 新幹線(約 40 分) ➡ 岡山 ➡ 特急スーパーやくも・おき(約 3 時間) ➡ 玉造温泉
博多 ➡ 新幹線(約1時間 40 分) ➡ 岡山 ➡ 特急スーパーやくも・お き (約 3 時間) ➡ 玉造温泉
② 高速バスをご利用の場合
東京 ➡ 一畑バス・JR バス(11 時間 30 分) ➡ 玉造温泉
大阪 ➡ 一畑バス・阪急バス・JR バス(4 時間 55 分) ➡ 玉造温泉
岡山 ➡ 一畑バス・日ノ丸バス・両備バス・中鉄バス(3 時間 10 分) ➡ 玉造温泉
広島 ➡ 一畑バス・広島電鉄バス(3 時間 10 分) ➡ 玉造温泉
③ 飛行機をご利用の場合
※出雲空港から玉造温泉への連絡バスは次項の案内をご覧ください
大阪国際(伊丹)空港 ➡ 飛行機(1 時間) ➡ 出雲空港 ➡ タクシー・連絡バス(30 分) ➡ 玉造温泉
東京国際(羽田)空港 ➡ 飛行機(1 時間 20 分) ➡ 出雲空港 ➡ タクシー・連絡バス(30 分) ➡ 玉造温泉
福岡空港 ➡ 飛行機(1 時間 15 分) ➡ 出雲空港 ➡ タクシー・連絡バス(30 分) ➡ 玉造温泉
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◆ 出雲空港を利用される場合
出雲空港 から JR 松江駅へ、空港バスを1,030円でご利用頂けます。(所要時間 30 分)
セミナー会場である「玉造温泉」までは、松江駅から玉造温泉駅までJRに乗っていただき、
そこから P.9にある専用マイクロバスをご利用ください。
図:出雲縁結び空港1F
表:出雲空港からJR松江駅へのバス時刻表
8:15
8:25
8:55
各便到着後10分後に出発(飛行機の到着時間により変動する場合があります)
交通事情により、遅れる場合がありますので、時間の余裕を持ってご利用ください。
<バスのお問い合わせ先>
松江一畑交通株式会社
0852-22-3681
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■宿泊施設について
ぎょくせん
きょくすい
曲 水の庭
所在地
TEL
ホテル
玉泉
〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造53−2
0852-62-0021
島根県・松江市から車で 15 分ほどの場所にある出雲玉造温泉。
「松江の奥座敷」と呼ばれるこの温泉地は、日本でも最古の歴史があります。
枕草子に記されるなど、古代から人々を癒してきた"神の湯"として知られ、
最近では、縁結びのパワースポットや美肌温泉として女性を中心に人気を集めています。
1泊2食(夕食・朝食)付き
大浴場・部屋風呂あり
基本的に5名様1室の相部屋となります。
お部屋は、運営スタッフが割り振りをさせて頂き、当日にご案内いたします。
◆ 個室のご希望について
個室ご希望の方は承ります。
その場合、お部屋料金の差額分だけプラス料金が必要になりますので以下をご参照ください。
表:個室ご利用の場合の追加料金
個室希望
お一人様あたりの追加料金(税込)
1名1室
+5,100 円
2名1室
+4,100 円
3名1室
+3,100 円
4名1室
+2,100 円
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◆ お風呂について
大浴場
ご利用可能時間
朝 6:00
~
夜 24:00
ハンドタオル、シャンプー、リンス、ボディソープは、無料で備え付けのものをご利用いただけ
ます。バスタオル、浴衣は各部屋にございます。
各部屋にお風呂もございますので、ご都合に合わせてご利用ください。
◆ お食事について
大広間「国引」にて、参加者全員でお食事となります。
お食事の開始時間には、大広間へお集まりいただきますよう、
お願いいたします。地元の食材を召し上がることで、出雲の土地の
エネルギーをいただき、参拝にそなえて頂きます。
※アレルギーをお持ちのお客様は、必ず事前にご連絡ください。
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※写真はイメージです
■館内案内
セミナー会場
お食事会場
14
15
■参拝神社の概要
●出雲大社(いずもたいしゃ)
縁結びの神・福の神として名高い「出雲大社」は、日本最古の歴史書といわれる「古事記」に
き つ き たいしゃ
その創建が記されているほどの古社で、明治時代初期まで「杵築大社」と呼ばれていました。主
おおくにぬしのおおかみ
くにゆず
おおくにぬしのおおかみ
たかあまのはら
あまてらす
祭神は『大 国 主 大神』で、
「古事記」に記される国譲り神話には、大 国 主 大神が高 天 原 の天 照
おおみかみ
あまのひすみのみや
大 神 に国を譲り、その時に造営された天 日 隅 宮 が出雲大社の始まりといわれています。
●日御崎神社(ひのみさきじんじゃ)
ひの み さ き
おやがみ
ひしずみのみや
『日御崎神社』。出雲大社の「祖神さま」として崇敬を集めています。下の本社(日沈の宮)
ちょくめい
まつ
は、948 年に村上天皇の 勅 命(天皇の命令)により祀り、上の本社(神の宮)は紀元前 536 年、
あんねい
ちょくめい
まつ
ひしずみのみや
安寧天皇の 勅 命により祀られ、総称して日御碕大神宮とされました。
「日沈の宮」の名前の由来
ゆえん
は、創建の由縁が、伊勢神宮が「日本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日本の夜を守れ」
ちょくめい
との 勅 命を受けたことがはじまりです。
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●八重垣神社(やえがきじんじゃ)
スサノヲノミコトとクシナダヒメを主祭神とする神社で、縁結びの神社として信仰を集めてい
やくも
いずも や
え がき
ます。社伝によれば、スサノヲノミコトがヤマタノオロチを退治した後、
「八雲立つ 出雲八重垣
つまご
よ
妻込みに 八重垣つくる その八重垣を」と詠み、クシナダヒメとの住居を構え、夫婦生活を始め
だいそしん
られた所とされます。我が国の縁結びの大祖神、家庭和楽、子孫繁栄、和歌の祖神として、また
ちんご
災難よけ、国家鎮護の神として崇敬されている神社です。
●神魂神社(かもすじんじゃ)
かもす
まつ
神魂神社は古代出雲の中心地にあり、イザナミノオオカミ、イザナギノオオカミが祀られてい
あまくだ
ます。社伝によれば、アメノホヒノミコトがこの地に天降って創建したものと伝えられています。
う ずばしら
その特徴は床が高いこと。前面と後方の中央にある宇豆柱がそれぞれ前と後ろへ突出して建てら
たいしゃづくり
れていることなどで、現存する大 社 造 (神社の建造方式)の社殿のなかでは最も古いといわれ
ています。白木造りのようですが、昔は彩色されていたと言われ、屋根裏あたりにかすかに痕跡
が残っています。
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■参拝時の服装について
今回の神社参拝では、ご祈祷を行いますので、
必ず正装でお願いいたします。
服装は礼節を重んじる気持ちのあらわれでありますので、男
性は背広、ネクタイを着用いただき、女性はスーツまたはこ
れに準じたもので、共に不敬にわたらない服装でご参拝いた
だく必要がございます。
男
性
■背広
濃色の無地または、しま柄の上下揃いのスーツが望ま
しいでしょう。上下の色が違うもの、ブレザーやジャケ
ットも背広の内に入り、一般的には制服として着用もさ
れますが、カジュアル的な着用もされますのでこの場合
は避けた方がよろしいでしょう。
■ネクタイ
ネクタイも無地またはしま柄の落ち着いた色合いの
ものが良いでしょう。いわゆるひもネクタイ、ループタ
イは略装、普段着になりますので避けてください。
■シャツ
カッターシャツは白色のものが望ましいです。シンプ
ルなストライプや白地に刺繍パターンのものでも清楚
な感じでしたらよろしいでしょう。カラーシャツでも神
社側から参拝を禁じられることはありませんが、神様の
お近くに行くことを考えますと神職が白衣を着用する
が如く清楚な白色がやはり望ましいでしょう。
■靴
靴は服装に合わせた靴となりますので黒色、もしくは
落ち着いた濃色の靴が望ましいでしょう。スニーカーや
サンダル、カジュアル靴は避けてください。
■和服
和服の場合には必ず羽織、袴を着用してください。
女
性
■スーツなど
女性は清楚な色の無地のスーツ、ワンピース、アンサ
ンブルのいずれかを着用されるのが望ましいでしょう。
色彩は濃色、もしくは淡色の清楚な色合いで、色目は
問いませんがやはり派手な原色的な色彩は避けられた
方が良いでしょう。
柄物は清楚でシンプルなものでしたらよろしいと思
いますが、派手な色柄物は避けてください。
■靴
靴は服装に合わせた靴となりますので落ち着いた色
の靴が望ましいでしょう。華美でなく、おとなしめのも
のでしたら大丈夫です。
また、境内は足元の悪い場所もございますので、ハイ
ヒールなどかかとが高いものは歩くのに不都合がある
かもしれませんので避けてください。
ご自身で履かれて歩きやすいという点を重視してお
選びください。
■和装
黒留袖や訪問着等であれば問題ありません。
◆ 色や形もご留意いただきたいのですが、当然ながら綺麗に洗濯された清浄なものをご着用いただきますように
お願い申し上げます。
◆ 以上、簡略に事例をお示しいたしましたが、禁則事項というよりも、尊い神様にお近づきするための装いを心
がけていただければよろしいかと思います。
◆ ご不明な点は北極流センテンCLUB(TEL:072-807-5940 E-mail:[email protected])にお問い合わせ
ください。
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■ツアーの持ち物について
1.お財布
※ツアー1日目の昼食お弁当代(800円・要予約)は実費となります。
2.お玉串
※ご祈祷料のことです。
お一人様2,000円以上の任意の金額を現金でご用意ください。
セミナー前の受付の際に頂戴いたします。
お預かりしたお玉串は、参拝する4つの神社に分けてお納めします。
3.衣
※ツアー2日目は、特別参拝を行いますので、必ず正装をご持参ください。
類
4.筆記具
5.洗面用具
6.雨
具
7.医薬品
※普段服用されているお薬など。必要な方のみ。
8.旅のしおり
9.お飲物
※初日のセミナー時には、お飲物のご用意がございませんので、必要な方はご持参ください。
※現金・貴重品などの紛失、盗難、による損害に関しての一切の責任は、当社では負いかねます。
ご自身で保持、管理していただくようお願い致します。
■キャンセル料金について
開催20日前(2015年5月3日)以降にキャンセルされたお客様は、お一人様につき以下のとおり、
所定のキャンセル料金が発生致します。予めご了承くださいませ。
20日前~8日前まで
参加費合計の 20%
7日前~3日前まで
参加費合計の 30%
2日前まで
参加費合計の 40%
前
当
参加費合計の 50%
参加費合計の100%
日まで
日
※返金の際のお振込み手数料は、参加者ご負担とさせていただきます。
※当社の営業時間外のキャンセルにつきましては、翌営業日扱いとなります。
※当ツアーの参加費 70,000 円(税込)には、集合から解散までの交通費、セミナー受講料、資料代(参拝のしおり、
事前音声CD、セミナーレジュメ)
、会場費、ホテル玉泉の宿泊費(夕食・朝食込)
、懇親会飲食費、諸費用及び消
費税諸税相当額を含みます。ツアー1日目の昼食代金、ご祈祷料、ツアー日程に含まれない交通費、飲食費及び個
人的性質の諸費用は含まれておりません。
※ツアー中に事故が発生した場合に備えて、参加者の方には、旅行傷害保険を掛けております。
別途保険に加入いただいても構いませんが、その場合も参加費は同じになります。
19
■地
図
20
■古事記を知れば 出雲をもっと感じられる
こ
じ
き
出雲大社に参拝するにあたって、知っておいていただきたいのが神話「古事記」の内容です。
こ
じ
き
そうだい
セミナーでは、一般的に広く知られている古事記の裏側にある、古代出雲の壮大な秘密をお話い
たします。その予習としてお読みいただけるよう、特に今回のセミナーに深くかかわる部分を
ばっすい
抜粋し、マンガとともに載せました。ぜひお読みください。
古事記とは?
こ
じ
き
『古事記』が完成したのは西暦 712 年。
おおのやすまろ
てんむてんのう
とねり
ひえだのあれ
よ
太安万侶の序文には、天武天皇が、舎人の稗田阿礼に命じて誦み習わせ
てい き
けいふ
きゅうじ
てんむ
た帝紀(天皇の系譜)と旧辞(日本古代の神話や伝説)を、天武天皇の
げんめい
おおのやすまろ
没後に、元明天皇の命令で太安万侶が文章として記録したと記されてい
ます。
こ じ き
古事記の冒頭は、日本国土を形づくった「国生み」の神話からはじまります。イザナギ、イザナミの二神が
う き は し
したた
ぬぼこ
天上の「天の浮橋」に立って、「天の沼矛」をもって海をかきまわし、それを引き上げたときに、矛の先から 滴
しお
ちぎ
りおちる潮が固まって一つの島となります。二神は、その島に降りて、夫婦の契りを結んで次々に島を生み、
日本の国を造られました。
国生みののち、二神は、この大地を守るべき神、国土、海原、自然の神々を生みます。その最後にイザナ
ギから生まれたアマテラス、ツクヨミ、スサノオを三貴神と呼びます。イザナギは三貴神の誕生を大変喜んで、
「わたしは、子を生み続けたけれど、ついに三柱の貴き子を得た」と言い、アマテラスに高天原の統治を、ツク
ヨミに夜の統治を、スサノオに海原の統治を任せました。
ところがスサノオは委任された国を治めることなく、ヒゲが長く生えるほどの大人になっても泣きわめきました。
わざわい
青々とした山を枯れ山にするほどに泣き散らすため、悪い神々の声が騒がしく世の中に満ち、あらゆる 禍
が起こりました。イザナギはスサノオに問いただしました。
イザナギ「どんな理由があって、おまえは任された国を治めないで、泣きわめいているのだ」
ね
か た す くに
スサノオ「私は、母のイザナミがいる根の堅州国に参りたいと思って泣いているのです」
イザナギは激怒し
「それならば、おまえはこの国に住むべきではない」と、スサノオを追い払ってしまいました。
ね
か た す くに
スサノオは、「それならば、アマテラスにおいとまを申し上げてから、根の堅州国に参ろう」
たかあまのはら
と、高 天 原 に昇ることにしました。
スサノオが、天に昇ろうとする時、山川はとどろき、大地は震えました。
21
これを聞いたアマテラスは、大仰天。
「わが弟がのぼり来る理由は、きっと善い心ではあるまい。
わたしの国を奪おうと思ってのことだろう」と。
すぐに髪をみずらに結い直し、左右のみずらや左右の手
に、勾玉のついた長い玉飾りを巻きつけて、背中や胸に、
たくさん矢の入った筒を背負い、弓が鳴るようにふり立てて、
堅い地面を踏みならして、雄々しく叫びました。
荒々しく足を踏みならして、スサノオを待ち受けていたアマ
たかあまのはら
テラスは「何のために高 天 原 に上ってきたのだ!」と聞くと、
スサノオは「私にやましい心はありません。母の国に、おいとま
することになったので、昇ってきただけです。他心はありませ
ん」と申し上げました。
アマテラスは
「そうならば、おまえの心が清く明らかだと、どのようにして知れ
ばよいだろう」と。
スサノオは答えました。
「お互いに、“うけい(誓約)”をして、子ども生みましょう」と。
“うけい(誓約)”とは、言った言葉の可否で吉凶を占う、
あめ
やす
かわ
占いのことです。こうして、二神はそれぞれ、天の安の河をは
さんでうけいを行うことにしました。
と つかのつるぎ
まずアマテラスは、スサノオの腰に下げている十 拳 剣
あめ
ま な い
をもらい受けると、三段に折って、天の真名井※ですすぐと、
さぎり
噛みに噛んで、狭霧を吹き出し、神を生みました。
※神々の世界にある聖なる泉
さぎり
その狭霧から誕生した神は、
ダギリヒメ
イチキシマヒメ
タギツヒメ
の三女神。
22
さて今度は、スサノオの番です。
スサノオがアマテラスの左右のみづら・頭・両手
あめ
ま
首に巻いていた玉飾りをもらい受けて、天の真
な い
さぎり
名井ですすぎ、噛みに噛んで、狭霧を吹き出し、
神を生みました。
さぎり
狭霧から誕生した神は、
アメノオシホミミ
アメノホヒ
アマツヒコネ
イクツヒコネ
クマノクスビ
の五男神。
そこでアマテラスは、スサノオに
いつはしら
「この後から生まれた 五 柱 の男子は、私の持ち
物から生まれたので、我が子である。
みはしら
先に生まれた三柱の女子は、おまえの持ち物から
生まれたので、おまえの子である」
と、言いました。
23
スサノオは、アマテラスに
「私の心が清く明らかだから、私の生んだ子は、たおや
かな女神だったのですよ ! この結果から申し上げて、
わたしの勝ちです」と言って、勝ち誇りました。
あぜ
そして勝ちに乗じ、アマテラスが営む田の畔を壊し
て、その溝を埋め、またお供え物を供える御殿に屎をま
きちらしました。
それにもかかわらず、アマテラスはスサノオをとがめず
に
「屎のようなものは、わたしの弟が酔って吐き散らしたも
あぜ
のでしょう。また畔を壊し、溝を埋めたのは、土地がもった
いないと思って、わたしの弟がしたことでしょう」
と、スサノオの行いをかばいました。
しかし、やはりスサノオの行いは、止まないどころか、ま
すます悪くなるばかりでした。
いみはたや
ある日のこと、アマテラスが慎み清めた服 殿 で、天
は と り め
かむ み そ
の服織女に神御衣を織らせていた時、スサノオはその
ふち
服殿の天井に穴をあけて、高天原の斑入りの馬の
は
皮を剥いで、その穴から落とし入れたのです。
は と り め
その時、服織女はビックリ仰天し、横糸を巻いてい
た機織りの道具で身体を突いて、死んでしまいました。
24
あめ
それを見て怖ろしいと思った、アマテラスは、天の
いわや
と
石屋の戸を開いて、その中に隠れてしまいました。
あしはらのなかつくに
すると高天原はすっかり暗くなり、 葦 原 中 国 ※も
真っ暗になってしまいました。
※神々の住む高天原に対して、人間の住む地上の土地とされる
すると大勢の神々のざわめく声が満ち、あらゆるわざ
わいが起るようになりました。
やおよろず
あめ
やす
かわら
このため八百万の神々が天の安の河原に集まり、
会議が行われました。
あめ
いわや
「アマテラスを天の石屋から出すには、どうしたらいいん
だろう?」
25
タカミムスヒの子のオモヒカネは考えました。
とこよ
くに
ながなきどり
まず常世の国に住む長鳴鳥を集めて鳴かせました。
あめ
やす
かわ
それから、天の安の河の上流にある堅い石を取り、
あめ
かなやま
くろがね
天の金山の 鉄 を取って、鏡を作らせました。
また勾玉を連ねた長い長い玉飾りを作らせました。
あめ
かぐやま
お じか
また天の香山の雄鹿の肩をそっくり抜き取って、ニカ
ワ桜を取ってきて、火のついたニカワ桜の枝で雄鹿の
骨を焼いて占いをさせました。
さかき
そして、生い茂った 榊 を根こそぎ掘り出してきて、そ
の上の枝には勾玉を連ねた長い玉飾りをかけ、中の
枝にはに大きな鏡を取りかけ、下の枝には白い布と青
い布をかけ、石戸の前でお祝いの言葉を奏上しまし
た。
その横で、怪力の神様アメノタヂカラオが待ち伏せ
します。
アメノウズメは全身を美しく着飾り、笹を手に持って
おけ
おけ
伏せた桶の上に立つと、桶を踏みならして、音楽にあ
わせておどりました。
かみが
神懸かりしたアメノウズメは、我を忘れ、胸を露出さ
も
お
せ、裳の緒をホトまでおし垂らして懸命におどりました。
やおよろず
たあかまのはら
そして、八百万の神々は、高 天 原 が鳴り響くほど、
いっせいに笑いました。
26
あめ
いわや
と
アマテラスは不思議に思い、天の石屋の戸を細く
開け、内側からたずねました。
あしはらのなかつくに
「私がこもっているので、天は自ずと暗く、 葦 原 中 国
も全て暗いだろう。どういう理由で、アメノウズメは舞い
やおよろず
歌い、八百万の神たちは笑っているのか」
アメノウズメは答えました。
「あなた様よりも高貴な神がおいでになるので、喜び笑
って舞い歌っているのです」
そういう間に、差し出された鏡を見たアマテラスは、ます
ます不思議なことだと思って、鏡をのぞき込もうとして、
戸から少し出ると、アメノタヂカラオがアマテラスの手を
とって天の石屋から引き出し、作戦成功!
世界は、再び照り明るくなったのでした。
27
スサノオの神話
■ヤマタノオロチ退治
アマテラスが天の石戸から出て世界が明るくなると、八百万の神々は相談して、スサノオに罪をつぐなわせ、
たかあまのはら
高 天 原 から追い払いました。
いずも
ひ
かわ
とりかみ
追い払われたスサノオは、出雲の国の肥の河のほとりの鳥髪というところに降り立ちました。
川の上流から箸が流れてきたので、「この上流に人がいるにちがいない」と思い、人をさがして上流へ上って
おきな
おみな
いきました。しばらく行くと、老夫と老女が、娘をかこんで、泣いていました。
スサノオが聞きました。「お前たちは誰だ?」と。
おきな
老夫が答えました。「私は、国つ神のオオヤマズミの子で、アシナヅチと申します。そこにいるのは、妻のテナ
ヅチと娘のクシナダヒメです」
スサノオが「どうして、そんなに泣いているのか?」とたずねると、アシナヅチは、「私には、もともと八人の娘がおり
ましたが、ヤマタノオロチというバケモノが毎年やってきて食べてしまいました。今年も、またやってくる時期となり、そ
れで泣いているのです」と答えました。
そこでスサノオが「そのヤマタノオロチはどんな姿をしているのだ?」とたずねると、アシナヅチは、「オロチは、ほお
こけ
ずきのような赤い目をして、一つの胴体に、八つの頭、八つの尾があります。その体には苔ばかりか、杉や、
ひのき
檜 まで生えており、長さは、八つの谷をわたり、八つの山を越えるほどです。その腹はいつも血がにじんで、ただ
れています」と答えました。
スサノオ 「私が、オロチを退治してやるから、娘と結婚させてくれ」
アシナヅチ 「そんな・・! 失礼ですが、まだ、あなた様のお名前さえ知りませんし・・」
たかあまのはら
スサノオ 「私は、アマテラスの弟で、スサノオという。今、 高 天 原 から降りてきたところだ」
アシナヅチ 「なんと!! おそれ多いことです。 ぜひ、娘と結婚してください」
くし
スサノオは、さっそく、娘のクシナダヒメを櫛にかえ、自分の髪にさして言いました。
かも
や し お り
「では、まず何度も醸した八塩折の酒を作り、また垣根をめぐらせて、八つ
の門をつくり、その門ごとに台をつくって、その台ごとに船のように大きな器に
や し お り
八塩折の酒をたっぷりと盛っておきなさい」
言われた通りに酒を準備して、オロチが現れるのを、今か、今かと待っ
ていると、ごうごうという山鳴りとともに、ヤマタノオロチが現れました。
オロチは、酒をみつけると、すぐに、八つの頭を、酒のはいった器に入れ、
酒を飲みはじめました。酒を飲んだオロチは、酔いつぶれて、寝入ってしまう
と、オロチは大きなヘビの姿をしていました。
とつかのつるぎ
ここぞとばかりに、スサノオは、腰につけていた 十 拳 剣 をぬいて、そのオ
28
ひ
かわ
ロチをずたずたに切り散らしました。流れ出たオロチの血で、肥の河は、真っ赤に染まりました。
オロチの中ほどの尾を切ると、スサノオの剣の刃がパリンッ!と欠けました。「これはおかしい」と、スサノオがその
尾をさいてみると、そこから、りっぱな剣が出てきました。
これは、めずらしいものだと思い、スサノオはそれをアマテラスに差し上げることにしました。
この剣をクサナギノツルギと言います。
■スサノオの子孫
いずものくに
ヤマタノオロチを退治したスサノオは、クシナダヒメと住む宮を建てる場所をさがしもとめて出雲国の各地を
めぐり歩きました。ある場所に来たときに、スサノオは、「ここはなんてすがすがしく、気持ちがいいんだ!」と言い、その
す
が
地に決めました。そこを、今は、須我といいます。
宮ができると、ふしぎなことに、その地から雲が立ち上り、それを見たスサノオは、ある和歌を詠みました。
やくも
いずも や
え がき
つま
「 八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに
や
え がき
や え がき
八重垣作る その八重垣を 」
意:たくさんの雲が垣根のように出雲の国を守っている。わたしも妻が住む宮殿を守る垣根を作ろう。出雲を守る雲のように。
これは、日本最古の和歌と言われています。
そして、クシナダヒメと住む宮の管理をアシナヅチにまかせました。スサノオはクシナダヒメと結婚し、多くの子
孫に恵まれました。スサノオとクシナダヒメとの間に生まれたのがヤジマジヌミ。このヤジマジヌミとオオヤマズミの娘
であるコノハナチルヒメの間に生まれたのが、フハノモヂクヌスヌ。
フハノモヂクヌスヌと、オカミの娘であるヒカハヒメとの間に生まれたのが、フカフチノミヅヤレハナ。
このフカフチノミヅヤレハナと、アメノツドヘチネとの間に生まれたのが、オミヅヌ。
このオミヅヌと、フノヅノの娘であるフテミミとの間に生まれたのが、アメノフユキヌ。
このアメノフユキヌと、サシクニの娘であるサシクニワカヒメとの間に生まれたのが、オオクニヌシでした。
オオクニヌシは、またの名を
オオアナムヂ 、 アシハラノシコオ 、 ヤチホコ 、 ウツシクニタマ 、オオクニタマ、オオモノヌシと、さまざまな異
名があります。
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オオクニヌシの神話
■イナバノシロウサギ
や
そ がみ
オオクニヌシの若い頃の名をオオアナムヂといい、たくさんの兄弟神たち「八十神」がいました。
や
そ がみ
や
そ がみ
や
そ がみ
八十神たちはヤカミヒメに求婚をするために、オオアナムヂに大きな袋を背負わせてイナバに出かけました。
け た
みさき
八十神が気多の 岬 にたどり着くと、そこに、皮をはがれて赤裸になった哀れなウサギが倒れていました。
八十神はそのウサギに、あろうことか「海水を浴びて、吹く風に当たって、高い山の頂に伏せていたら、良く
や
そ がみ
なるよ」とウソを言って、去って行きました。ウサギは八十神の教えのとおりに海水を浴びて山に寝ころんでいる
と、潮が乾くにつれて身体に沁(し)みて、風が吹くだけで痛いのなんの!
「うぁ~、いたいよ~!(泣)」
ウサギがあまりの痛みに耐えかねているところへ、大きな荷物を背負ったオオアナムヂは遅れてやって来ました。
「どうして泣いているのだ?」
ウサギは答えました。
おきのしま
「わたしは淤岐島から、この地に渡ろうと思いましたが、渡る方法がありませんでした。そこで、海に住むワニをだ
くら
まして『わたしとあなたと、どちらが仲間が多いか競べてみないか。わたしが数えるから、あなたは自分の仲間を
け
た
みさき
集めて、この島より気多の 岬 まで並んでほしい。わたしが、あなたたちの背中を渡って、どちらが多いか数えよう』
といいました。こうしてワニの背中をピョンピョンはねて、海を渡り終えようとした時、『や~い! まんまとひっかかった
や
そ がみ
ね』と言ったところ、岸の近くのワニに捕まって毛をはがれてしまったんです。そこに通りかかった八十神の教えの
とおりに、海水を浴びて風に当たっていると、ますます傷だらけになってしまいました」
かまのはな
それを聞いたオオアナムヂは、「すぐに河口に行って、真水で身体を洗いなさい。そして、 蒲 黄 を摘んで来
てその上に寝ころべば、おまえの身体は治るだろう」と教えました。
ウサギがオオアナムヂの教えのとおりにすると、ウサギの身体はみるみる元
通りに治りました。
ウサギは、オオアナムヂにいいました。
や
そ がみ
「八十神はヤカミヒメを妻にすることはできないでしょう。たとえ大きな袋を背負
っていても、あなた様が、ヤカミヒメの心を得られるでしょう」と。
このウサギが有名なイナバノシロウサギで、
今はウサギ神ともいわれています。
30
MEMO
31
参考資料
・出雲大社
公式ウェブサイト
http://www.izumooyashiro.or.jp/
・ホテル玉泉 ウェブサイト
http://www.hotel-gyokusen.co.jp/
・玉造温泉ゆ~ゆ
http://www.tama-yuuyu.com/
ウェブサイト
・Wikipedia
旅行取扱
株式会社ゼロワントラベル
計
グレイトティーチャー株式会社
北極流センテンCLUB
画
TEL:072-807-5940(10:00~19:00)
FAX:072-864-5429
Mail:[email protected]
所在:〒573-1112
大阪府枚方市楠葉美咲 3-12-6-304