医療用医薬品MR職用パンフレット

TAKEDA
MR
High Performer's File
本 社 〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号 TEL : 06-6204-2111
東京本社 〒103-8668 東京都中央区日本橋二丁目12番10号 TEL : 03-3278-2111
採用サイト http://www.takeda.co.jp/recruitment/
2015年 4月発行
Published in April 2015
メッセージ & ポジション
より健やかで明るい未来のために、
タケダは、
さらなる変革を進めます。
国内No.1の製薬企業である
タケダが次にめざすもの、
それは、医療関係者のパートナーとして、
圧倒的No.1となること
タケダが、国内売上高No.1でありつづける理由、
それは、優れた医薬品を創り出す力だけでなく、
医療用医薬品を中心とするメーカー「タケダ」
。その実力をご紹介しましょう。
タケダイズム(誠実:公正・正直・不屈)
1.7兆円
つねに誠実であることを基本に、
そして不屈の精神をもって日々の業務に取り組む――
この“タケダイズム”は、
ずっと変わることのない私たちの判断基準。
タケダの売上高は約 1.7 兆円。
高い研究・開発力に基づいた製品や MR 活動が
多くの医療現場で支持され、患者さんの治療に生かされています。
※ヘルスケアカンパニーが扱う「アリナミン」や「ベンザ」などの一般用医薬品は、
売上高の約 5% 程度です。
売上高ランキング
1
国内
ファースト・イン・クラス(画期的な新薬)や
このミッションのもと、
タケダMRは、歴史と実績におごることなく
ベスト・イン・クラス(新薬をより効果的に改良した医薬品)を
to Faceの情報提供を行っています。
生活習慣病や感染症の拡大、
TAKEDA
ism
位
数多く扱うことは、製薬メーカーの大きな強みとなります。
タケダは、高血圧治療薬や 2 型糖尿病治療薬、
グローバル展開
がん領域治療薬をはじめ、画期的な治療薬を数多く保有し、
国内トップの売上高を堅持しています。
欧州地域
米州地域
日本地域
まだ有効な治療法や医薬品が開発されていない疾患など、
正攻法で圧倒的No.1をめざす――
それが、常に挑戦する企業、
タケダMRの姿です。
2
TAKEDA MR High Performer's File
タケダの売上高の約半分は海外市場。
米国、欧州等などの先進国市場に加え、
ロシア・ブラジル・中国などの新興国市場へも
市場ニーズに合った多様な新製品や
医療用医薬品に寄せられる期待はますます高まっています。
それに応えるべく、
タケダイズムの精神を発揮し、
2020(私たちが2020年にめざす姿)
Better Health, Brighter Future
その大半を占めるのが医療用医薬品です。
患者さんの幸せの実現に貢献し、医療関係者の方々と喜びを共有する”
日々、Face
ビジョン
これからも、このバリューを継承していきます。
売上高
全国約2,300人のMRたちの力にほかなりません。
医療関係者のよきパートナーとして、
優れた医薬品の創出を通じて
人々の健康と医療の未来に貢献する
高い倫理観をもち、公正かつ正直に、
約
医療関係者からの厚い信頼のもと、国内の隅々にまで情報を伝達し、広げる、
“タケダの必要とされる薬剤とその適切な情報活動を通じて、
ミッション
ブランドジェネリックなどを導入し、シェア拡大をめざしています。
海外
56.6%
日本
43.4%
アジア
他地域
▶ 海外売上収益率
Global
TAKEDA MR High Performer's File
3
メッセージ & ポジション
より健やかで明るい未来のために、
タケダは、
さらなる変革を進めます。
国内No.1の製薬企業である
タケダが次にめざすもの、
それは、医療関係者のパートナーとして、
圧倒的No.1となること
タケダが、国内売上高No.1でありつづける理由、
それは、優れた医薬品を創り出す力だけでなく、
医療用医薬品を中心とするメーカー「タケダ」
。その実力をご紹介しましょう。
タケダイズム(誠実:公正・正直・不屈)
1.7兆円
つねに誠実であることを基本に、
そして不屈の精神をもって日々の業務に取り組む――
この“タケダイズム”は、
ずっと変わることのない私たちの判断基準。
タケダの売上高は約 1.7 兆円。
高い研究・開発力に基づいた製品や MR 活動が
多くの医療現場で支持され、患者さんの治療に生かされています。
※ヘルスケアカンパニーが扱う「アリナミン」や「ベンザ」などの一般用医薬品は、
売上高の約 5% 程度です。
売上高ランキング
1
国内
ファースト・イン・クラス(画期的な新薬)や
このミッションのもと、
タケダMRは、歴史と実績におごることなく
ベスト・イン・クラス(新薬をより効果的に改良した医薬品)を
to Faceの情報提供を行っています。
生活習慣病や感染症の拡大、
TAKEDA
ism
位
数多く扱うことは、製薬メーカーの大きな強みとなります。
タケダは、高血圧治療薬や 2 型糖尿病治療薬、
グローバル展開
がん領域治療薬をはじめ、画期的な治療薬を数多く保有し、
国内トップの売上高を堅持しています。
欧州地域
米州地域
日本地域
まだ有効な治療法や医薬品が開発されていない疾患など、
正攻法で圧倒的No.1をめざす――
それが、常に挑戦する企業、
タケダMRの姿です。
2
TAKEDA MR High Performer's File
タケダの売上高の約半分は海外市場。
米国、欧州等などの先進国市場に加え、
ロシア・ブラジル・中国などの新興国市場へも
市場ニーズに合った多様な新製品や
医療用医薬品に寄せられる期待はますます高まっています。
それに応えるべく、
タケダイズムの精神を発揮し、
2020(私たちが2020年にめざす姿)
Better Health, Brighter Future
その大半を占めるのが医療用医薬品です。
患者さんの幸せの実現に貢献し、医療関係者の方々と喜びを共有する”
日々、Face
ビジョン
これからも、このバリューを継承していきます。
売上高
全国約2,300人のMRたちの力にほかなりません。
医療関係者のよきパートナーとして、
優れた医薬品の創出を通じて
人々の健康と医療の未来に貢献する
高い倫理観をもち、公正かつ正直に、
約
医療関係者からの厚い信頼のもと、国内の隅々にまで情報を伝達し、広げる、
“タケダの必要とされる薬剤とその適切な情報活動を通じて、
ミッション
ブランドジェネリックなどを導入し、シェア拡大をめざしています。
海外
56.6%
日本
43.4%
アジア
他地域
▶ 海外売上収益率
Global
TAKEDA MR High Performer's File
3
MR のポジション & ミッション
質の高い最新の医薬情報を提供・収集する MRの仕事
MR≠タケダ MR。ハイパフォーマーとしての MR活動
出典:日本製薬工業協会てきすとぶっく
特許申請
医薬品メーカーの生命線となる創薬(新薬の開発)には、10 年とも20 年
満了
ともいわれるほど、長い年月がかかります。まず、薬となる可能性を秘めた
特許期間:最大25年
化合物が選び出され、有効性や安全性について非臨床試験を実施して検
証、評価。その後、ヒトでの臨床試験を実施し、当局への申請と承認を経
て、
ようやく医薬品として世に出るのです。
その新薬の情報を医師や医療関係者に伝え、患者さんの治療に間接的に
2∼3年
3∼5年
創薬研究
動物試験
3∼7年
1∼2年
臨床試験
(治験)
申請
承認
10∼12年
発売
新薬発売
貢献するのがMR(Medical Representative:医薬情報担当者)です。
成功確率
1/30,000
に、市販後の情報を収集する重要な役割も担います。
この情報は研究・開
開発期間
約9∼17年
後発品発売
後発品
医 療 現 場でのMR のポ ジション
MRはモノを売らない営業、提供するのは情報
MRは、一般企業では営業に該当する職種ですが、特徴的なのは医薬品
医療機関のニーズを把握し
必要な情報を提供していく
ないこと。医薬品の有効性や安全性、副作用、並びに各種の臨床データ
などの情報を医師や薬剤師などの医療関係者に伝えるプロフェッショナ
ルとして活動します。
(医薬情報担当者)
学術担当者/研究者/開発担当者
一線で必要とされるのは「今、診察している患者さんに有効な治療薬の
医薬品に関する情報の
伝達・収集
薬剤師
など
情報」。そのため、疾患そのものや他社製品に関する知識も高め、医師
が治療に役立つ情報を総合的に提供します。
もう一方で、医療機関へ実際に医薬品を納品する特約店(医薬品卸売業
者)との情報交換も大切です。主に特約店との交渉を行う特約店担当者
とともに、特約店の営業担当者( MS)を定期的に訪問し、日々の納品状
況などを情報共有し、共に製品が採用されるよう努めていきます。
4
TAKEDA MR High Performer's File
情報交換
特約店
MS
の土壌、現場ニーズに応じた医薬品・医薬情報の提
の MR が医師をはじめとする医療関係者に高く評
供、そして「医師や患者さんのために」
というMRた
価されている理由は、一朝一夕につくられたもので
ちの高いモチベーション。これが、タケダMR が評
はありません。230年を超える歴史を通し、連綿と
価NO.1といわれるゆえんです。
医薬品の納入
(価格交渉)
1945—1984
1985—1999
2000—
上場∼海外進出
国際化
世界的製薬企業に向けて
●大阪・道修町で薬種商を開業
●研究開発から製造・販売までの
一貫体制に
●ビタミン剤、抗生物質が主力に
●海外市場への進出
●当社の医薬品が世界中で
使われるように
●新たな成長のステージへ
●グローバル市場における
●海外拠点を整備
プレゼンスの向上
欧米の拠点となる武田ファーマシュー
ティカルズ・アメリカ
(株)
を設立。その
他欧州にも販社を設立していった
欧州全域での事業基盤強化等に向け
ナイコメッド社を統合
抗生物質の探索研究やペニシリンの
生産研究の拠点となった武田研究部
多岐にわたり高度な知識とスキルを兼ね備え、
情報活動を展開するタケダMR
医師が必要とする情報、それは多岐にわたり且つ
うものは、疾患をベースとした治療提案に加え、専
高度なものになります。医師が接する患者さんは
門的なサイエンスベースの情報提供まで、より高
色々な疾患を有しているのに加え、オーダーメイ
度な知識とスキルが求められてきています。その
ド治療と呼ばれる個人ごとに合わせた治療が必要
ため、タケダ独自の MR 育成プログラムを通じて、
となるため、それに合わせた情報活動が必要にな
全ての領域の知識を身につけつつ、担当する領域
ります。タケダ MR は、以前のジェネラル体制から
専門医とより専門性の高いディスカッションを実
領域別体制へシフトしました。MRが情報活動を行
施できるMRを育成しています。
タケダならではの疾患領域担当MR 体制
患者さん
処方・服薬指導
医療関係者のニーズ
・最新の医薬情報が欲しい
・臨床の結果や最新事例を知りたい
・医薬行政の動向を知りたい
タケダMR の 力
その際に提供するのは、自社製品の情報だけではありません。医療の第
医療機関
医師
MR
国内では約 2,300 名の MR が活動しています。そ
新薬
MRのポジション:医薬現場に届ける最終ランナー
に関する情報を伝達・収集することのみに徹し、価格の交渉を一切行わ
医療に向き合う真摯な姿勢と情報提供力
1781—1944
創業∼近代化
創業者の初代近江屋長兵衛
発部門へフィードバックされ、医薬品の信頼性向上やライフサイクルマネ
ジメントに生かされます。
230年を超える歴史を通して貫かれる
受け継がれてきた精神によってもたらされた信頼
タケダMR の 活 動スタイ ル
新薬開発にかかわる最終ランナーとなって、市場に送り出し、広めるととも
タケダMR が 評 価 される 理 由
製 薬 企 業の 中でのMR のポ ジション
優れた医薬品も、MR活動なくしては患者さんに届かない
ハイパフォーマーとして、
タケダMRがもつ力
MR は、医師を通して間接的に患者さんの治療や
業績を上げていく力が必要となります。医薬情報に
QOL( Quality of Life )向上に関わっていきま
加え、治療トレンドや病院経営、医療行政の情報提
す。そのため、高い倫理観や誠実さをもつことが、
供など、医療関係者に必要とされる、パートナーと
全てにおいて優先されます。その上で、医師と信頼
しての力も求められます。
循環器・糖尿病
代謝性疾患
消化器・中枢・
泌尿器・骨・
免疫疾患
オンコロジー
(がん)
ワクチン
関係を築きながら情報提供していく力、会社として
TAKEDA MR High Performer's File
5
MR のポジション & ミッション
質の高い最新の医薬情報を提供・収集する MRの仕事
MR≠タケダ MR。ハイパフォーマーとしての MR活動
出典:日本製薬工業協会てきすとぶっく
特許申請
医薬品メーカーの生命線となる創薬(新薬の開発)には、10 年とも20 年
満了
ともいわれるほど、長い年月がかかります。まず、薬となる可能性を秘めた
特許期間:最大25年
化合物が選び出され、有効性や安全性について非臨床試験を実施して検
証、評価。その後、ヒトでの臨床試験を実施し、当局への申請と承認を経
て、
ようやく医薬品として世に出るのです。
その新薬の情報を医師や医療関係者に伝え、患者さんの治療に間接的に
2∼3年
3∼5年
創薬研究
動物試験
3∼7年
1∼2年
臨床試験
(治験)
申請
承認
10∼12年
発売
新薬発売
貢献するのがMR(Medical Representative:医薬情報担当者)です。
成功確率
1/30,000
に、市販後の情報を収集する重要な役割も担います。
この情報は研究・開
開発期間
約9∼17年
後発品発売
後発品
医 療 現 場でのMR のポ ジション
MRはモノを売らない営業、提供するのは情報
MRは、一般企業では営業に該当する職種ですが、特徴的なのは医薬品
医療機関のニーズを把握し
必要な情報を提供していく
ないこと。医薬品の有効性や安全性、副作用、並びに各種の臨床データ
などの情報を医師や薬剤師などの医療関係者に伝えるプロフェッショナ
ルとして活動します。
(医薬情報担当者)
学術担当者/研究者/開発担当者
一線で必要とされるのは「今、診察している患者さんに有効な治療薬の
医薬品に関する情報の
伝達・収集
薬剤師
など
情報」。そのため、疾患そのものや他社製品に関する知識も高め、医師
が治療に役立つ情報を総合的に提供します。
もう一方で、医療機関へ実際に医薬品を納品する特約店(医薬品卸売業
者)との情報交換も大切です。主に特約店との交渉を行う特約店担当者
とともに、特約店の営業担当者( MS)を定期的に訪問し、日々の納品状
況などを情報共有し、共に製品が採用されるよう努めていきます。
4
TAKEDA MR High Performer's File
情報交換
特約店
MS
の土壌、現場ニーズに応じた医薬品・医薬情報の提
の MR が医師をはじめとする医療関係者に高く評
供、そして「医師や患者さんのために」
というMRた
価されている理由は、一朝一夕につくられたもので
ちの高いモチベーション。これが、タケダMR が評
はありません。230年を超える歴史を通し、連綿と
価NO.1といわれるゆえんです。
医薬品の納入
(価格交渉)
1945—1984
1985—1999
2000—
上場∼海外進出
国際化
世界的製薬企業に向けて
●大阪・道修町で薬種商を開業
●研究開発から製造・販売までの
一貫体制に
●ビタミン剤、抗生物質が主力に
●海外市場への進出
●当社の医薬品が世界中で
使われるように
●新たな成長のステージへ
●グローバル市場における
●海外拠点を整備
プレゼンスの向上
欧米の拠点となる武田ファーマシュー
ティカルズ・アメリカ
(株)
を設立。その
他欧州にも販社を設立していった
欧州全域での事業基盤強化等に向け
ナイコメッド社を統合
抗生物質の探索研究やペニシリンの
生産研究の拠点となった武田研究部
多岐にわたり高度な知識とスキルを兼ね備え、
情報活動を展開するタケダMR
医師が必要とする情報、それは多岐にわたり且つ
うものは、疾患をベースとした治療提案に加え、専
高度なものになります。医師が接する患者さんは
門的なサイエンスベースの情報提供まで、より高
色々な疾患を有しているのに加え、オーダーメイ
度な知識とスキルが求められてきています。その
ド治療と呼ばれる個人ごとに合わせた治療が必要
ため、タケダ独自の MR 育成プログラムを通じて、
となるため、それに合わせた情報活動が必要にな
全ての領域の知識を身につけつつ、担当する領域
ります。タケダ MR は、以前のジェネラル体制から
専門医とより専門性の高いディスカッションを実
領域別体制へシフトしました。MRが情報活動を行
施できるMRを育成しています。
タケダならではの疾患領域担当MR 体制
患者さん
処方・服薬指導
医療関係者のニーズ
・最新の医薬情報が欲しい
・臨床の結果や最新事例を知りたい
・医薬行政の動向を知りたい
タケダMR の 力
その際に提供するのは、自社製品の情報だけではありません。医療の第
医療機関
医師
MR
国内では約 2,300 名の MR が活動しています。そ
新薬
MRのポジション:医薬現場に届ける最終ランナー
に関する情報を伝達・収集することのみに徹し、価格の交渉を一切行わ
医療に向き合う真摯な姿勢と情報提供力
1781—1944
創業∼近代化
創業者の初代近江屋長兵衞
発部門へフィードバックされ、医薬品の信頼性向上やライフサイクルマネ
ジメントに生かされます。
230年を超える歴史を通して貫かれる
受け継がれてきた精神によってもたらされた信頼
タケダMR の 活 動スタイ ル
新薬開発にかかわる最終ランナーとなって、市場に送り出し、広めるととも
タケダMR が 評 価 される 理 由
製 薬 企 業の 中でのMR のポ ジション
優れた医薬品も、MR活動なくしては患者さんに届かない
ハイパフォーマーとして、
タケダMRがもつ力
MR は、医師を通して間接的に患者さんの治療や
業績を上げていく力が必要となります。医薬情報に
QOL( Quality of Life )向上に関わっていきま
加え、治療トレンドや病院経営、医療行政の情報提
す。そのため、高い倫理観や誠実さをもつことが、
供など、医療関係者に必要とされる、パートナーと
全てにおいて優先されます。その上で、医師と信頼
しての力も求められます。
循環器・糖尿病
代謝性疾患
消化器・中枢・
泌尿器・骨・
免疫疾患
オンコロジー
(がん)
ワクチン
関係を築きながら情報提供していく力、会社として
TAKEDA MR High Performer's File
5
MR 活動
Point
基幹病院担当MR の1日の流れ
岩崎 恭宜
中国支店 岡山営業所
P8 に登場
高度医療を担う急性期基幹病院として全国的にも有名な病院を担
当し、各領域の専門医に対する最新情報の提供、治療提案を行う。
エ
リアの中核的な医療機関であることから、担当エリア全体でタケダ
21:00
帰宅
7:30
12:30
出社前に特約店を訪問。
担当の MSさんとの情報交
地域ニーズをとりまとめ、
地域交流の場をつくる
病院を訪問して情報提供
換でお互いの目標を共有
さんと情報共有
One day Timeline
8:00
9:00
10:00
11:00
12:00
7:30
開業医担当MR の1日の流れ
出社後、
メールチェックと
活動準備
10:00
12:00
Point
15:00
16:00
17:00
空き時間にSMSでチーム全員とやり
取り。タイムリーに情報が伝わるた
め、次のステップに移る行動が早くな
り、いい結果に結びつく。
18:00
19:00
ランチ後、社内で
講演会の打ち合わせ
A
病院
るのもMRの大切な仕事だ。
MRは担当地域内のさまざまな病院
帰社し、その日の活動ま
とめ・翌日の準備、チーム
メンバーとの情報共有
を受 け 持 つ からこそ 、地 域 全 体 で
20:00
情報
B
タケダ
病院間の
コミュニ
ケーション
病院
病院
MR
D
医院
今、どんな疾患が流行しているのか
21:00
強会を開くなどして、地域医療に貢
C
連携
献している。
タケダの強みをいかした講演会を開催
午後訪問の開業医と
調剤薬局を訪問
帰宅
15:30
20:00
依頼されていた情報
提供のため開業医の
訪問へ
17:00
地域医療の最も身近な医療機関である開業医への提案では、特約
チ、提案に備える。空き時間もチームメンバーやMS さんと頻繁にコ
14:00
14:00
P14 に登場
店や調剤薬局との連携が不可欠。各開業医のニーズを的確にキャッ
13:00
病院を訪問して情報提供
出社前に特約店を2軒訪問。
担当のMSさんと情報交換
TAKEDA MR High Performer's File
20:00
病院を訪問し
アポイント面談
チームメンバーの
担当先を同行訪問
高度な専門医療機関から身近な地域医療を支える診療所まで、MRの訪問先は幅広い。
6
18:00
15:30
レンドを必要とする医師を集めた勉
具体的にどのような活動を行っているのか、2人のロールモデルのある1日を紹介しよう。
ンタクトをとり、
きめ細かな活動を展開する。
診療科が異なると接点がないケース
もある。その医師同士の橋渡しをす
をいち早く把握。その情報や治療ト
訪問先の医療機関に最適な提案を
タケダ MRの活動スタイル
東京支店 浅草南営業所
療科同士ではつながりがあっても、
遅めの昼食、
次の同行訪問準備
出社後、メールチェック。
チームメンバーとの情報
共有、活動準備
地域での定期的な
学術勉強会を開催
しても活動している。医師は、同じ診
14:30
9:30
三ッ井 真理
タケダ MR は、地域医療の担い手と
特約店でその日の活動を担当の MS
製品の評価を高めるための提案活動を推進する。
MRの1日
さまざまな活動スタイル
タケダMR は企画・提案力で勝負
MRたちがチームで連携し、支店や営業所を上げて講演会を企画・開催す
ることもある。地域で高いニーズのある治療薬や新薬上市(販売)開始時
には、全国的に知られた専門医や教授などを講師に招き、疾患と治療につ
いての大規模な講演会を実施。
特約店でその日の活動を
担当のMSさんと情報共有
19:00
※ MS : 医薬品卸会社の営業担当者。医薬品の納入や価格交渉を行う。
TAKEDA MR High Performer's File
7
MR 活動
Point
基幹病院担当MR の1日の流れ
岩崎 恭宜
中国支店 岡山営業所
P8 に登場
高度医療を担う急性期基幹病院として全国的にも有名な病院を担
当し、各領域の専門医に対する最新情報の提供、治療提案を行う。
エ
リアの中核的な医療機関であることから、担当エリア全体でタケダ
21:00
帰宅
7:30
12:30
出社前に特約店を訪問。
担当の MSさんとの情報交
地域ニーズをとりまとめ、
地域交流の場をつくる
病院を訪問して情報提供
換でお互いの目標を共有
さんと情報共有
One day Timeline
8:00
9:00
10:00
11:00
12:00
7:30
開業医担当MR の1日の流れ
出社後、
メールチェックと
活動準備
10:00
12:00
Point
15:00
16:00
17:00
空き時間にSMSでチーム全員とやり
取り。タイムリーに情報が伝わるた
め、次のステップに移る行動が早くな
り、いい結果に結びつく。
18:00
19:00
ランチ後、社内で
講演会の打ち合わせ
A
病院
るのもMRの大切な仕事だ。
MRは担当地域内のさまざまな病院
帰社し、その日の活動ま
とめ・翌日の準備、チーム
メンバーとの情報共有
を受 け 持 つ からこそ 、地 域 全 体 で
20:00
情報
B
タケダ
病院間の
コミュニ
ケーション
病院
病院
MR
D
医院
今、どんな疾患が流行しているのか
21:00
強会を開くなどして、地域医療に貢
C
連携
献している。
タケダの強みをいかした講演会を開催
午後訪問の開業医と
調剤薬局を訪問
帰宅
15:30
20:00
依頼されていた情報
提供のため開業医の
訪問へ
17:00
地域医療の最も身近な医療機関である開業医への提案では、特約
チ、提案に備える。空き時間もチームメンバーやMS さんと頻繁にコ
14:00
14:00
P14 に登場
店や調剤薬局との連携が不可欠。各開業医のニーズを的確にキャッ
13:00
病院を訪問して情報提供
出社前に特約店を2軒訪問。
担当のMSさんと情報交換
TAKEDA MR High Performer's File
20:00
病院を訪問し
アポイント面談
チームメンバーの
担当先を同行訪問
高度な専門医療機関から身近な地域医療を支える診療所まで、MRの訪問先は幅広い。
6
18:00
15:30
レンドを必要とする医師を集めた勉
具体的にどのような活動を行っているのか、2人のロールモデルのある1日を紹介しよう。
ンタクトをとり、
きめ細かな活動を展開する。
診療科が異なると接点がないケース
もある。その医師同士の橋渡しをす
をいち早く把握。その情報や治療ト
訪問先の医療機関に最適な提案を
タケダ MRの活動スタイル
東京支店 浅草南営業所
療科同士ではつながりがあっても、
遅めの昼食、
次の同行訪問準備
出社後、メールチェック。
チームメンバーとの情報
共有、活動準備
地域での定期的な
学術勉強会を開催
しても活動している。医師は、同じ診
14:30
9:30
三ッ井 真理
タケダ MR は、地域医療の担い手と
特約店でその日の活動を担当の MS
製品の評価を高めるための提案活動を推進する。
MRの1日
さまざまな活動スタイル
タケダMR は企画・提案力で勝負
MRたちがチームで連携し、支店や営業所を上げて講演会を企画・開催す
ることもある。地域で高いニーズのある治療薬や新薬上市(販売)開始時
には、全国的に知られた専門医や教授などを講師に招き、疾患と治療につ
いての大規模な講演会を実施。
特約店でその日の活動を
担当のMSさんと情報共有
19:00
※ MS : 医薬品卸会社の営業担当者。医薬品の納入や価格交渉を行う。
TAKEDA MR High Performer's File
7
タケダ MR
ロールモデル 1
個性が人それぞれであるように、
“タケダMR”の仕事スタイル、成長スタイルも人それぞれ。
ここで紹介する岩崎は、営業所のMR、支店の癌専門MR を経て
本社のマーケティング部へと活動の場を移し、
現在はチームリーダーとしてエリアへの医療貢献と
メンバー育成という大きなミッションに取り組んでいる。
多彩なキャリアの軌跡を追いながら
その先に目指すタケダMR 像に迫る。
現に向けた調整力。マーケティング部に在籍した約 3 年間の収穫は大きい。
となるよう育成すること。リーダーとしてモットーにしているのは、
『自らの
ということで、自治体などから患者さん集めのための方策と見られ協力が
この経験をベースに、いつか新薬の導入や拡大に関わっていきたいと考え
背中で見せる』
。机に座ってメンバーに指示するのではなく、自ら率先して
得られないのではないか、という懸念もあった。そこで自治体の関連部門
ている。
動き、その姿を見せるのが岩崎の流儀だ。
に何度も足を運び、ついには自治体の首長にまで直接面談し、検診事業の
「タケダは、理由のあるチャレンジに対しては全面的にバックアップする会
「リーダーはあらゆる場面で判断することが求められます。これまでのキャ
意義とそれには専門医である院長が適任であることを訴えた。その結果、
社。自ら手を挙げる人、努力する人へのサポート体制は日本一だと自負し
リアを通して体得した、多くの切り口・視点で物事を考える癖が、大いに役
地域自治体の全面協力の回答が得られ、地域上げてのプロジェクトとして
ています。この環境と経験を生かして、これからも自分らしいキャリアを切
立っています」
。
前立腺癌検診がスタートした。
り拓いていきたいと思います」
今後の目標は、他社にはできない医療の橋渡しを実現することで、医療
それから約 10 年後、
し、その流れを全国に発信したい。そんな熱い思いを心に秘めている。
「こ
成長の礎となった院長との出会い
の死亡率が下がってい
現在は岡山営業所のエリアチームリーダーとして、5 人のメンバーを束
れからエリアの中核病院に新しい提案を持っていきます」と出かける岩崎
厳しい就職戦線を乗り越え、憧れの先輩がいるタケダに入社。研修後、
るという。
ねる。このチームでカバーするのは、岡山県で 2 番目に大きな市場である
の背中はとても大きく、逞しく見えた。
最初の配属先は高知営業所だった。関西出身ではあるが、全く足を踏み入
「私にとっては『地域医
れたことのない土地である。
「ここで一人前の MR になる」という意気込み
療 へ の 貢 献』を実 感 す
と「見知らぬ土地で MRとしてやっていけるのか」という不安が入り混じる。
る、忘れられない経験と
本音を言うと、不安の方がずいぶん大きかった。
なりました」
担当エリアは高岡郡全域。郡とはいえ、香川県とほぼ同じ面積の山間地
岩崎恭宜のバイオグラフィ
経験×環境でキャリアを切り拓く
不安を感じている暇などなかった。
高知営業所での実績が評価され、四国支店の癌専門 MR に着任。そこ
「とにかく無 我 夢 中で担 当エリアを走り回る毎日。車 の 走 行 距 離は月
でのミッションは前立腺癌などの治療薬の立て直しだった。行動を共にす
3,000 キロに及びました」
る担当者とは異なる視点を意識しながら病院を訪問し、本来業務である、
そんな多忙な日々を送る岩崎を大きく変えるきっかけとなったのは、エリ
自社医薬品の情報提供に加え、
「病院経営における企画提案」や「地域連
アにある中核病院の院長との出会いだった。気ばかり焦っていたであろう
携の推進」を主眼に活動。一方、社内ではその活動や成果を月 1 回のマー
岩崎の姿を見て、院長は「笑顔で仕事をしないと売れるものも売れないよ」
ケティング部主催のテレビ会議で発表していた。その熱意が認められたの
と声を掛けてくれた。その一言で肩の力が抜け、仕事は徐々にうまく動き
か、東京本社のマーケティング部に着任することとなった。
出した。真の地域医療を目指し、
「地域で最高・最適な医療」をモットーに
マーケティング部のミッションは会社の方針や全社的な企画を立てるこ
診療にあたっていた院長は、新入りMR の彼に医療の一端を担う者として
と。いわば、全国約 2,300 名ものタケダ MR の“要”となる。そのためには、
の心構えを説いてくれた。面談を重ねるうちに、院長は MRと医師の関係
全国の著名な医療関係者とのディスカッションを重ねるなど、最先端で高度
憧れていたバレーボール部の先輩が紹介されていた。
「いつか先輩と肩を並べて活躍
以上に大きな存在となっていった。
な知見を集めて情報を分析し、慎重に判断しなければならない。
したい」
。強い意志でタケダ MR の道へと進んだ。
そして、ある転機が訪れる。当時、日本では前立腺癌の検診事業が立ち
「当初は慣れないことばかりでただ戸惑うだけでしたが、奥の深いディス
就職活動は
「氷河期」
と呼ばれた時代。たまたま目にしたタケダの採用パンフレットに、
機関から求められる MR、チームにすること。チーム全員で成功体験を共有
医療機関から求められる MR、チームを目指して
10代
好調
20代
高知営業所に配属
薬剤師試験に失敗
(1年後に合格)
Private
30代
次男誕生!
長男
誕生!
薬学部にて実験浸け・
授業浸けの日々
低調
●岡山営業所へ
TAKEDA MR High Performer's File
医療貢献を果たすこと。そして、メンバー全員が医療機関から選ばれる MR
なら必ず参画できる」と考え、すぐにお伝えした。その一方で、病院が私立
本社
●
マーケティング部へ
8
薬学部卒
役として担当エリア全体でタケダの評価を高めるための活動方針を策定し
社内外に広がった人脈、国策も含めた幅広い視野での戦略立案、戦略実
四国支店で
●
癌専門MR に
1999年入社
ていきました」
尿器科が専門で、前立腺癌の早期発見・早期治療に取り組まれていた院長
●結婚
第五エリアチーム チームリーダー
ジェクトに向けて参画施設を募集しているという情報を入手したのだ。
「泌
●入社
中国支店 岡山営業所
倉敷エリアの医療施設だ。岩崎に課せられたミッションは、チームの舵取り
●大学入学
岩崎 恭宜
カッションを通じて、多様な視点での考え方やロジカルシンキングを習得し
その地区では前立腺癌
域で、エリア内の 50 の病院、開業医を 1 人で回る。いざ始まってみれば、
「多彩なキャリアで培った幅広い視野とものの考え方を活かして
このチームだからこそできる医療の橋渡しを実現したい」
上がり始めており、岩崎は社内の勉強会で、その検診事業の地域導入プロ
課長代理に
昇進
エリア
チーム
リーダーに
成果を
全社発信できる
チームへ!
慣れない単身赴任で
落ち込む
息子達が所属するソフトボー
ル チームにコー チとして 参
加。プロ野球シーズンは家族
揃ってスタジアム観戦へ。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
9
タケダ MR
ロールモデル 1
個性が人それぞれであるように、
“タケダMR”の仕事スタイル、成長スタイルも人それぞれ。
ここで紹介する岩崎は、営業所のMR、支店の癌専門MR を経て
本社のマーケティング部へと活動の場を移し、
現在はチームリーダーとしてエリアへの医療貢献と
メンバー育成という大きなミッションに取り組んでいる。
多彩なキャリアの軌跡を追いながら
その先に目指すタケダMR 像に迫る。
現に向けた調整力。マーケティング部に在籍した約 3 年間の収穫は大きい。
となるよう育成すること。リーダーとしてモットーにしているのは、
『自らの
ということで、自治体などから患者さん集めのための方策と見られ協力が
この経験をベースに、いつか新薬の導入や拡大に関わっていきたいと考え
背中で見せる』
。机に座ってメンバーに指示するのではなく、自ら率先して
得られないのではないか、という懸念もあった。そこで自治体の関連部門
ている。
動き、その姿を見せるのが岩崎の流儀だ。
に何度も足を運び、ついには自治体の首長にまで直接面談し、検診事業の
「タケダは、理由のあるチャレンジに対しては全面的にバックアップする会
「リーダーはあらゆる場面で判断することが求められます。これまでのキャ
意義とそれには専門医である院長が適任であることを訴えた。その結果、
社。自ら手を挙げる人、努力する人へのサポート体制は日本一だと自負し
リアを通して体得した、多くの切り口・視点で物事を考える癖が、大いに役
地域自治体の全面協力の回答が得られ、地域上げてのプロジェクトとして
ています。この環境と経験を生かして、これからも自分らしいキャリアを切
立っています」
。
前立腺癌検診がスタートした。
り拓いていきたいと思います」
今後の目標は、他社にはできない医療の橋渡しを実現することで、医療
それから約 10 年後、
し、その流れを全国に発信したい。そんな熱い思いを心に秘めている。
「こ
成長の礎となった院長との出会い
の死亡率が下がってい
現在は岡山営業所のエリアチームリーダーとして、5 人のメンバーを束
れからエリアの中核病院に新しい提案を持っていきます」と出かける岩崎
厳しい就職戦線を乗り越え、憧れの先輩がいるタケダに入社。研修後、
るという。
ねる。このチームでカバーするのは、岡山県で 2 番目に大きな市場である
の背中はとても大きく、逞しく見えた。
最初の配属先は高知営業所だった。関西出身ではあるが、全く足を踏み入
「私にとっては『地域医
れたことのない土地である。
「ここで一人前の MR になる」という意気込み
療 へ の 貢 献』を実 感 す
と「見知らぬ土地で MRとしてやっていけるのか」という不安が入り混じる。
る、忘れられない経験と
本音を言うと、不安の方がずいぶん大きかった。
なりました」
担当エリアは高岡郡全域。郡とはいえ、香川県とほぼ同じ面積の山間地
岩崎恭宜のバイオグラフィ
経験×環境でキャリアを切り拓く
不安を感じている暇などなかった。
高知営業所での実績が評価され、四国支店の癌専門 MR に着任。そこ
「とにかく無 我 夢 中で担 当エリアを走り回る毎日。車 の 走 行 距 離は月
でのミッションは前立腺癌などの治療薬の立て直しだった。行動を共にす
3,000 キロに及びました」
る担当者とは異なる視点を意識しながら病院を訪問し、本来業務である、
そんな多忙な日々を送る岩崎を大きく変えるきっかけとなったのは、エリ
自社医薬品の情報提供に加え、
「病院経営における企画提案」や「地域連
アにある中核病院の院長との出会いだった。気ばかり焦っていたであろう
携の推進」を主眼に活動。一方、社内ではその活動や成果を月 1 回のマー
岩崎の姿を見て、院長は「笑顔で仕事をしないと売れるものも売れないよ」
ケティング部主催のテレビ会議で発表していた。その熱意が認められたの
と声を掛けてくれた。その一言で肩の力が抜け、仕事は徐々にうまく動き
か、東京本社のマーケティング部に着任することとなった。
出した。真の地域医療を目指し、
「地域で最高・最適な医療」をモットーに
マーケティング部のミッションは会社の方針や全社的な企画を立てるこ
診療にあたっていた院長は、新入りMR の彼に医療の一端を担う者として
と。いわば、全国約 2,300 名ものタケダ MR の“要”となる。そのためには、
の心構えを説いてくれた。面談を重ねるうちに、院長は MRと医師の関係
全国の著名な医療関係者とのディスカッションを重ねるなど、最先端で高度
憧れていたバレーボール部の先輩が紹介されていた。
「いつか先輩と肩を並べて活躍
以上に大きな存在となっていった。
な知見を集めて情報を分析し、慎重に判断しなければならない。
したい」
。強い意志でタケダ MR の道へと進んだ。
そして、ある転機が訪れる。当時、日本では前立腺癌の検診事業が立ち
「当初は慣れないことばかりでただ戸惑うだけでしたが、奥の深いディス
就職活動は
「氷河期」
と呼ばれた時代。たまたま目にしたタケダの採用パンフレットに、
機関から求められる MR、チームにすること。チーム全員で成功体験を共有
医療機関から求められる MR、チームを目指して
10代
好調
20代
高知営業所に配属
薬剤師試験に失敗
(1年後に合格)
Private
30代
次男誕生!
長男
誕生!
薬学部にて実験浸け・
授業浸けの日々
低調
●岡山営業所へ
TAKEDA MR High Performer's File
医療貢献を果たすこと。そして、メンバー全員が医療機関から選ばれる MR
なら必ず参画できる」と考え、すぐにお伝えした。その一方で、病院が私立
本社
●
マーケティング部へ
8
薬学部卒
役として担当エリア全体でタケダの評価を高めるための活動方針を策定し
社内外に広がった人脈、国策も含めた幅広い視野での戦略立案、戦略実
四国支店で
●
癌専門MR に
1999年入社
ていきました」
尿器科が専門で、前立腺癌の早期発見・早期治療に取り組まれていた院長
●結婚
第五エリアチーム チームリーダー
ジェクトに向けて参画施設を募集しているという情報を入手したのだ。
「泌
●入社
中国支店 岡山営業所
倉敷エリアの医療施設だ。岩崎に課せられたミッションは、チームの舵取り
●大学入学
岩崎 恭宜
カッションを通じて、多様な視点での考え方やロジカルシンキングを習得し
その地区では前立腺癌
域で、エリア内の 50 の病院、開業医を 1 人で回る。いざ始まってみれば、
「多彩なキャリアで培った幅広い視野とものの考え方を活かして
このチームだからこそできる医療の橋渡しを実現したい」
上がり始めており、岩崎は社内の勉強会で、その検診事業の地域導入プロ
課長代理に
昇進
エリア
チーム
リーダーに
成果を
全社発信できる
チームへ!
慣れない単身赴任で
落ち込む
息子達が所属するソフトボー
ル チームにコー チとして 参
加。プロ野球シーズンは家族
揃ってスタジアム観戦へ。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
9
タケダ MR
ロールモデル 2
多くの文系出身MR、女性MR が活躍しているタケダ。
「医療に関わる仕事で社会に貢献したい」
という思いで
この世界へ飛び込んだ大向も、文系出身の女性MR。
彼女の熱い思いは、
どのような夢へとつながっていくのか。
その夢の実現の先に何が見え始めているのか。
いくつもの壁を乗り越えながら着実に成長していく
等身大のタケダMR の姿がここにある。
を目指しており、MR は多くの品目や疾患について深く広く勉強しなけれ
ようになった。MR としての成長とともに、大向の夢もさらに大きなフィー
ばならない。そのため、各営業所では目標達成に向けて、さまざまな取り
ルドへと膨らんでいる。
医師とともに新薬を育てる
とはいえ、入社当初には苦い経験もした。まだ薬の知識が十分ではない
組みを行っている。例えば、月 1 回実施している勉強会。この勉強会は、
ただのインプットだけではなく、全員でロールプレイングをするなど実践的
頃、担当した病院の院長に高血圧治療について尋ねたところ、
「私は君たち
な研修の場となっており、
「実際に外に出る前に口に出して話すことができ
に教えるためにいるんじゃない」
と一喝された。それ以来、院長室のドアをノッ
るので、メリットが大きい」という。このほかにも、日々の業務における話
クするのも躊躇するほどだった。しかし、めげずに病診連携に関する情報提
題や疑問点などを話し合う若手勉強会なども実施。MR 同士がアドバイス
供を行っていく中で、地道で誠実な活動が徐々に評価されていった。後に、
し合い、お互いに切磋琢磨しながら、メンバー全員のレベルアップを図っ
タケダの糖尿病治療薬の院内採用にあたってはその院長がキーマンとな
ている。
り、採用が決定。そのとき院長から「薬の効果は開発段階で決まるが、採用
高校の時から漠然と医療の道に進みたいと考えていたが、さまざまな事
にあたっては MR からの情報も大事な要素になる。そういう活動をしてくれ
もに周りにも気を配り、営業所のメンバー全員のより良い活動をサポートで
情から大学は文系に進んだ。高校時代の思いがよみがえったのは、就職活
たあなたたちに『ありがとう』と言いたい」という言葉をいただいた。
。医療に関わる仕事で社会に貢献したい、という思い
きる MR になること」
動のとき。
「自分の職業を真剣に考えたら、やはり医療に関わる仕事がした
「思い出すと、今でも目が潤んできます。そのくらいうれしかった。厳しく
いという気持ちが強くこみあげてきた」という。そのとき知ったのが、
「文
一喝された先生からそんな言葉をいただけるようになったんだな、と。本当
に有り難いし、もっとがんばろうと思いました」
入社 4 年目の夏のことだった。
伝えること、だった。しかし・・・
現在は、大阪市内の大学病院と基幹病院を担当。大学病院では、チーム
「実際に MR として現場に出てみたら、単なる薬の有効性・安全性の情報
メンバーと協力しながら整形外科、老年内科、神経内科等の専門医を中心
提供にとどまらない仕事だということに気づきました。MR は、薬を通じて
に担当している。整形外科領域では、関節リウマチの新薬について、どの
広い視野でその地域の医療を考え、先生方や医療関係者の皆さんと共によ
ような患者さんに処方することが望ましいか、その領域のエキスパートの
り良い医療を形にしていくことができる、思った以上に大きな可能性を秘め
医師とディスカッションを重ねている。老年内科・神経内科では「認知症診
た仕事だと感じるようになりました」
療」について、病院とエリアの診療所の先生方をつなぐパイプ役を目指し、
専門性の高い治療を行う地域の中核病院とその周辺の診療所の医師
試行錯誤しながら活動している。
は、お互いに協力して患者さんを診ていきたいと思いながら、実際には多
一方、基幹病院では、高血圧の新製品を循環器専門医だけでなく非専門
忙で顔を合わせることも難しいという現状がある。病院と診療所の双方に
医の医師にも広く知っていただくことに注力。医師と臨床課題を共有しなが
日々訪問しているタケダ MR なら、医療機関の“潤滑油”となり、連携のた
ら新製品を紹介し、患者さんに役立ててもらえるよう活動を展開している。
めのシステム構築をサポートし、より良い治療を提案することができる。
「先生方とともに新薬を育てている、という新しいやりがいを見いだして
「先輩のサポートを受けながらとはいえ、新人の私が地域の医療を担う『病
います。医療に貢献できる有意義な仕事だということを日々、肌で感じて
います」
2007年入社
に関わる仕事がしたい」という高校時代からの夢が再燃。中でも誠実さを重んじる社
診連携サポート』をお手伝いできる。そのことになんとも言えない深い感
風に魅力を感じてタケダへ。
慨を持ちました」
MR として 7 年目に入り、後輩も増えた彼女の目標は、
「自身の成長とと
大向由依のバイオグラフィ
10代
●勉強会リーダーに
系出身でも、専門知識を持って医療に貢献できる」MR という職種だった。
入社前にイメージしていた MR の仕事は、医療関係者に薬の正しい情報を
大学時代はダブルスクールで公認会計士を目指していたが、就職活動を通じて「医療
TAKEDA MR High Performer's File
いた。
●大阪第二営業所へ
10
から「営業所全体」へと広がり、仕事の真の面白さ、やりがいを感じられる
「薬」を通して「薬」を超えた医療貢献ができる
大阪支店 大阪第二営業所
政治経済学部卒
で飛び込んだ MR の世界。その夢を実現するとともに、視野は「自分自身」
タケダでは全領域において知識とスキルを持ったプロフェッショナル MR
●入社
大向 由依
チームワークに支えられ、成長する
学ぶと同時に、単に薬の営業マンではない MR の仕事の可能性を実感して
●大学入学
「文系の私が地域の医療のために貢献ができる。
この喜びを自身とチームのさらなる成長につなげていきたい」
新入社員の頃から「薬」を通して「薬」を超えた医療貢献ができることを
20代
社内外の両方の仕事に
面白さを感じ始める
高校の部活で
吹奏楽に熱中
ダブルスクールで
公認会計士を目指すも・
・
・
低調
30代
大阪支店に配属、
病診連携に
やりがいを感じる
好調
新人の頃から
お世話になった
リーダーが異動で、
不安に
Private
長めの休暇は友人とダイビングへ。海中
の感動を再現できるようカメラの腕も磨
いている。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
11
タケダ MR
ロールモデル 2
多くの文系出身MR、女性MR が活躍しているタケダ。
「医療に関わる仕事で社会に貢献したい」
という思いで
この世界へ飛び込んだ大向も、文系出身の女性MR。
彼女の熱い思いは、
どのような夢へとつながっていくのか。
その夢の実現の先に何が見え始めているのか。
いくつもの壁を乗り越えながら着実に成長していく
等身大のタケダMR の姿がここにある。
を目指しており、MR は多くの品目や疾患について深く広く勉強しなけれ
ようになった。MR としての成長とともに、大向の夢もさらに大きなフィー
ばならない。そのため、各営業所では目標達成に向けて、さまざまな取り
ルドへと膨らんでいる。
医師とともに新薬を育てる
とはいえ、入社当初には苦い経験もした。まだ薬の知識が十分ではない
組みを行っている。例えば、月 1 回実施している勉強会。この勉強会は、
ただのインプットだけではなく、全員でロールプレイングをするなど実践的
頃、担当した病院の院長に高血圧治療について尋ねたところ、
「私は君たち
な研修の場となっており、
「実際に外に出る前に口に出して話すことができ
に教えるためにいるんじゃない」
と一喝された。それ以来、院長室のドアをノッ
るので、メリットが大きい」という。このほかにも、日々の業務における話
クするのも躊躇するほどだった。しかし、めげずに製品に関する情報ととも
題や疑問点などを話し合う若手勉強会なども実施。MR 同士がアドバイス
に病診連携に関する情報提供を行っていく中で、地道で誠実な活動が徐々
し合い、お互いに切磋琢磨しながら、メンバー全員のレベルアップを図っ
に評価されていった。後に、タケダの糖尿病治療薬の院内採用にあたっては
ている。
その院長がキーマンとなり、採用が決定。そのとき院長から「薬の効果は開
高校の時から漠然と医療の道に進みたいと考えていたが、さまざまな事
発段階で決まるが、採用にあたっては MR からの情報も大事な要素になる。
もに周りにも気を配り、営業所のメンバー全員のより良い活動をサポートで
情から大学は文系に進んだ。高校時代の思いがよみがえったのは、就職活
そういう活動をしてくれたあなたたちに『ありがとう』と言いたい」という言
。医療に関わる仕事で社会に貢献したい、という思い
きる MR になること」
動のとき。
「自分の職業を真剣に考えたら、やはり医療に関わる仕事がした
葉をいただいた。
いという気持ちが強くこみあげてきた」という。そのとき知ったのが、
「文
「思い出すと、今でも目が潤んできます。そのくらいうれしかった。厳しく
一喝された先生からそんな言葉をいただけるようになったんだな、と。本当
に有り難いし、もっとがんばろうと思いました」
伝えること、だった。しかし・・・
入社 4 年目の夏のことだった。
「実際に MR として現場に出てみたら、単なる薬の有効性・安全性の情報
現在は、大阪市内の大学病院と基幹病院を担当。大学病院では、チーム
提供にとどまらない仕事だということに気づきました。MR は、薬を通じて
メンバーと協力しながら整形外科、老年内科、神経内科等の専門医を中心
広い視野でその地域の医療を考え、先生方や医療関係者の皆さんと共によ
に担当している。整形外科領域では、関節リウマチの新薬について、どの
り良い医療を形にしていくことができる、思った以上に大きな可能性を秘め
ような患者さんに処方することが望ましいか、その領域のエキスパートの
た仕事だと感じるようになりました」
医師とディスカッションを重ねている。老年内科・神経内科では「認知症診
専門性の高い治療を行う地域の中核病院とその周辺の診療所の医師
療」について、病院とエリアの診療所の先生方をつなぐパイプ役を目指し、
は、お互いに協力して患者さんを診ていきたいと思いながら、実際には多
試行錯誤しながら活動している。
忙で顔を合わせることも難しいという現状がある。病院と診療所の双方に
一方、基幹病院では、高血圧の新製品を循環器専門医だけでなく非専門
日々訪問しているタケダ MR なら、医療機関の“潤滑油”となり、連携のた
医の医師にも広く知っていただくことに注力。医師と臨床課題を共有しなが
めのシステム構築をサポートし、より良い治療を提案することができる。
ら新製品を紹介し、患者さんに役立ててもらえるよう活動を展開している。
「先輩のサポートを受けながらとはいえ、新人の私が地域の医療を担う『病
「先生方とともに新薬を育てている、という新しいやりがいを見いだして
います。医療に貢献できる有意義な仕事だということを日々、肌で感じて
います」
2007年入社
に関わる仕事がしたい」という高校時代からの夢が再燃。中でも誠実さを重んじる社
診連携サポート』をお手伝いできる。そのことになんとも言えない深い感
風に魅力を感じてタケダへ。
慨を持ちました」
MR として 7 年目に入り、後輩も増えた彼女の目標は、
「自身の成長とと
大向由依のバイオグラフィ
10代
●勉強会リーダーに
系出身でも、専門知識を持って医療に貢献できる」MR という職種だった。
入社前にイメージしていた MR の仕事は、医療関係者に薬の正しい情報を
大学時代はダブルスクールで公認会計士を目指していたが、就職活動を通じて「医療
TAKEDA MR High Performer's File
いた。
●大阪第二営業所へ
10
から「営業所全体」へと広がり、仕事の真の面白さ、やりがいを感じられる
「薬」を通して「薬」を超えた医療貢献ができる
大阪支店 大阪第二営業所
政治経済学部卒
で飛び込んだ MR の世界。その夢を実現するとともに、視野は「自分自身」
タケダでは全領域において知識とスキルを持ったプロフェッショナル MR
●入社
大向 由依
チームワークに支えられ、成長する
学ぶと同時に、単に薬の営業マンではない MR の仕事の可能性を実感して
●大学入学
「文系の私が地域の医療のために貢献ができる。
この喜びを自身とチームのさらなる成長につなげていきたい」
新入社員の頃から「薬」を通して「薬」を超えた医療貢献ができることを
20代
社内外の両方の仕事に
面白さを感じ始める
高校の部活で
吹奏楽に熱中
ダブルスクールで
公認会計士を目指すも・
・
・
低調
30代
大阪支店に配属、
病診連携に
やりがいを感じる
好調
新人の頃から
お世話になった
リーダーが異動で、
不安に
Private
長めの休暇は友人とダイビングへ。海中
の感動を再現できるようカメラの腕も磨
いている。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
11
タケダ MR
ロールモデル 3
るわけで、果たしてどこまでできるかという不安もあった。
しかし、自分自身で
針はあるものの、それを自分
キャリア採用のMR も多い。
何かを成し遂げたいという志の原点に立ち、決意した。29歳の時だった。
の担当業務に落とし込み、自
の信頼を得ることが今の目標だ。決して簡単なことではないが、人一倍努力
分で考え自分で行動すると
することで、
「先生方やスタッフの方々から一番最初に名前があがるような
いう自由度の高い活動スタ
存在になりたい」
という。
入社後の5カ月間の研修では、医学、薬学、関係法規、製品知識など基礎
イル。
「 モチベーションと規
「足りない部分や課題はまだまだありますが、自分が情報活動したタケダ
中の基礎から学んだ。
律がかみ合った職場環境」
と
製品によって患者さんの調子が良くなった、
とても喜ばれているという話を
「給料をいただきながら5カ月間も勉強させてもらえるというのは、社会人
いうのが小田の印象だ。
聞くとモチベーションが上がりますし、MR の道を選んで正解だったと心か
を経験した身からすると、本当に恵まれた環境だと感じました。
しかし、その5
タケダMR は他社 MRと異なり、1 人で多くの領域の製品について活動
ら思います。これからの目標としては、担当エリアの先生方とゆるぎない
か月間で他の人が何年もかかって身につけることに取り組まなければいけな
し、提案すべき情報も多岐にわたるため、必然的に理解しなければならない
ネットワークを構築し、その中で医療のパートナーとして価値ある仕事がで
い。半分はハッピーで、半分は危機感を感じながら研修を受けていました」
知識は膨大な量となる。
しかし、
タケダMRとしてのプライドを糧にすること
きるようになりたい。ひいてはタケダ製品が世界中のあらゆる場所で医療
貢献を果たし、関係者の方々と喜びを共有できるMRになることが夢です」
ここに登場する小田の前職はアパレル商社。
まったくの異業種からのチャレンジだ。
なぜあえてMR という職種を選んだのか。
また社会人として経験を積んだ彼の目に
タケダはどのような会社に映っているのだろうか。
現在の心境とともに語ってもらった。
東北支店仙台営業所に配属された最初の半年間は、
チームリーダーに同
で、高いハードルにチャレンジし、超えることができる。
行してもらうなど、基本的には新卒社員と同じように指導を受けた。
しかし
「先生方から
『さすがタケダさんだね』
というお言葉をいただくことは、他社
そして最後にこう付け加えた。
前職のアパレル商社ではマーケットリサーチから企画立案、
クライアント
自分にはタケダに転職するまでの6年間、社会人として積んできたキャリア
では経験できないタケダならではの醍醐味です」
「それは夢というより、
この道を突き進んでいくんだという
“覚悟”
と言った
方が近いかもしれません」
との商談、さらに海外の協力生産工場での生産管理や国内の物流管理な
がある。医師に信頼を得るための「接し方や話し方」
という点では、そのキャ
またその先にあるかけがえの
MRは日々の情報活動により医療関係者、
ど、幅広い業務を任されていた。海外との交渉も多く、やりがいのある仕事
リアを活かすことができるはずだという自負もあったし、1日でも早く独り
ない患者さんの命と向き合っているため、何よりも「信頼されること」が必
だった。ただ、自分では完璧と思っても、例えば海外から日本に納品する時
立ちしなければという気持ちも強かった。
でビジネスを構築する形に限界を感じ、
また就職活動の際に商社関連の業
ほど急ぎではないと勝手に思い込み、周りの判断を仰ぐこともなく、次の訪
種しか受けなかったこともあり、他業種にも興味を抱き始めた」
ことが、転職
問の際に回答を持って行く。
しかし医師は
「もう君には用はない」
と一蹴。後
のきっかけだったという。
で分かったことだが、同じ日に同じ質問をされた他社のMRは翌日に回答を
そんな時、たまたま相談した大学時代の先輩が、商社から転職して外資
持って行ったという。自分の対応の遅さや身勝手な判断を悔やんだ。以来、
系製薬メーカーのMRをしていた。小田自身はMRという職種については何
現場で起きるあらゆる課題について、
スピード感を持って誠実に対応するこ
も知らないも同然だったが、その先輩から聞くMR の仕事はとても魅力的
とを心に刻んだ。
12
東北支店 仙台営業所
2011年入社
TAKEDA MR High Performer's File
現代中国学部卒
10代
好調
えた多くの方法で医師をはじめとする医療関係者に情報活動を行い、自社
タケダMRのプライドを糧に成長する
製品を患者さんの治療に役立てていただく。すべては本人の努力次第。そ
タケダに入社して日々感じることは、すべての社員の中に
「絶対に負けな
して本人の力量は、ダイレクトに成果につながる。そんな世界で成長し、活
い」
というタケダブランドに対するプライドがあること。優れた製品ライン
躍する自分の姿を想像するだけで胸が高鳴った。
アップはもちろん、
リーディングカンパニーとして長年築き上げてきた企業
MR のなかでもタケダを選んだのは、
「国内業界No.1という実績と、現状
風土が今のタケダにも脈々と引き継がれていることを実感した。意外だっ
学では東アジア経済圏を専攻。またアメリカに 1 年間留学し、異なる考えや文化に触
に甘んずることなく常に挑戦し続ける企業風土を肌で感じたから」。もちろ
たのは、日々の営業活動の多くの部分が自己裁量に委ねられていること。
れ、自身の価値観に大きな影響を受けた。
ん、前職で築いてきた知識や経験がほとんど活かせない業種にチャレンジす
共通のコンピテンシーが求められることは企業として当然だが、大きな指
高校の頃から海外に憧れ、ビジネスフィールドとしての中国に興味を持ったことから大
小田啓太のバイオグラフィ
20代
サッカーや水泳など
部活に励む
活躍の場が
世界に広がる
●仙台営業所へ
た。ある医師から骨粗鬆症治療薬について質問され、その口ぶりからそれ
●タケダに転職
それが気負いになったのだろうか、赴任当初に忘れもしない失敗があっ
れ、その処理に追われることもしばしばだった。30歳を前にして「自分自身
●アパレル商社に就職
に台風で船が1週間遅れるなど、自分がコントロールできないことに翻弄さ
●大学入学
小田 啓太
スピード感、誠実さを心に刻む
志の原点に立って新天地へ
に思えた。高度な医療知識をもつ医師との信頼関係を自ら築き、自分で考
「自らの力で信頼関係を築き、医療関係者のパートナーへ。
そこに
“タケダMR のプライド”が築かれている」
要となる。まずは自分が関わっているすべての方々の中から一人でも多く
タケダではさまざまなバックグランドを持って活躍する
Private
30代
5カ月間の
研修を
受ける
1年生の時に
陸上部の
ホープとして
県大会に出場
低調
中国
(天津)
に
半年留学
アルバイトで
資金を貯め3年生で
アメリカに1年間留学
チャンスがあれば
得意の語学も活かしていきたい
アメリカ留学中、
クラスメイトとグランド
キャニオンへ 。ダイナミックな 自 然と
オープンな人間関係の中でひと回り大
きく成長した。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
13
タケダ MR
ロールモデル 3
るわけで、果たしてどこまでできるかという不安もあった。
しかし、自分自身で
針はあるものの、それを自分
キャリア採用のMR も多い。
何かを成し遂げたいという志の原点に立ち、決意した。29歳の時だった。
の担当業務に落とし込み、自
の信頼を得ることが今の目標だ。決して簡単なことではないが、人一倍努力
分で考え自分で行動すると
することで、
「先生方やスタッフの方々から一番最初に名前があがるような
いう自由度の高い活動スタ
存在になりたい」
という。
入社後の5カ月間の研修では、医学、薬学、関係法規、製品知識など基礎
イル。
「 モチベーションと規
「足りない部分や課題はまだまだありますが、自分が情報活動したタケダ
中の基礎から学んだ。
律がかみ合った職場環境」
と
製品によって患者さんの調子が良くなった、
とても喜ばれているという話を
「給料をいただきながら5カ月間も勉強させてもらえるというのは、社会人
いうのが小田の印象だ。
聞くとモチベーションが上がりますし、MR の道を選んで正解だったと心か
を経験した身からすると、本当に恵まれた環境だと感じました。
しかし、その5
タケダMR は他社 MRと異なり、1 人で多くの領域の製品について活動
ら思います。これからの目標としては、担当エリアの先生方とゆるぎない
か月間で他の人が何年もかかって身につけることに取り組まなければいけな
し、提案すべき情報も多岐にわたるため、必然的に理解しなければならない
ネットワークを構築し、その中で医療のパートナーとして価値ある仕事がで
い。半分はハッピーで、半分は危機感を感じながら研修を受けていました」
知識は膨大な量となる。
しかし、
タケダMRとしてのプライドを糧にすること
きるようになりたい。ひいてはタケダ製品が世界中のあらゆる場所で医療
貢献を果たし、関係者の方々と喜びを共有できるMRになることが夢です」
ここに登場する小田の前職はアパレル商社。
まったくの異業種からのチャレンジだ。
なぜあえてMR という職種を選んだのか。
また社会人として経験を積んだ彼の目に
タケダはどのような会社に映っているのだろうか。
現在の心境とともに語ってもらった。
東北支店仙台営業所に配属された最初の半年間は、
チームリーダーに同
で、高いハードルにチャレンジし、超えることができる。
行してもらうなど、基本的には新卒社員と同じように指導を受けた。
しかし
「先生方から
『さすがタケダさんだね』
というお言葉をいただくことは、他社
そして最後にこう付け加えた。
前職のアパレル商社ではマーケットリサーチから企画立案、
クライアント
自分にはタケダに転職するまでの6年間、社会人として積んできたキャリア
では経験できないタケダならではの醍醐味です」
「それは夢というより、
この道を突き進んでいくんだという
“覚悟”
と言った
方が近いかもしれません」
との商談、さらに海外の協力生産工場での生産管理や国内の物流管理な
がある。医師に信頼を得るための「接し方や話し方」
という点では、そのキャ
またその先にあるかけがえの
MRは日々の情報活動により医療関係者、
ど、幅広い業務を任されていた。海外との交渉も多く、やりがいのある仕事
リアを活かすことができるはずだという自負もあったし、1日でも早く独り
ない患者さんの命と向き合っているため、何よりも「信頼されること」が必
だった。ただ、自分では完璧と思っても、例えば海外から日本に納品する時
立ちしなければという気持ちも強かった。
でビジネスを構築する形に限界を感じ、
また就職活動の際に商社関連の業
ほど急ぎではないと勝手に思い込み、周りの判断を仰ぐこともなく、次の訪
種しか受けなかったこともあり、他業種にも興味を抱き始めた」
ことが、転職
問の際に回答を持って行く。
しかし医師は
「もう君には用はない」
と一蹴。後
のきっかけだったという。
で分かったことだが、同じ日に同じ質問をされた他社のMRは翌日に回答を
そんな時、たまたま相談した大学時代の先輩が、商社から転職して外資
持って行ったという。自分の対応の遅さや身勝手な判断を悔やんだ。以来、
系製薬メーカーのMRをしていた。小田自身はMRという職種については何
現場で起きるあらゆる課題について、
スピード感を持って誠実に対応するこ
も知らないも同然だったが、その先輩から聞くMR の仕事はとても魅力的
とを心に刻んだ。
12
東北支店 仙台営業所
2011年入社
TAKEDA MR High Performer's File
現代中国学部卒
10代
好調
えた多くの方法で医師をはじめとする医療関係者に情報活動を行い、自社
タケダMRのプライドを糧に成長する
製品を患者さんの治療に役立てていただく。すべては本人の努力次第。そ
タケダに入社して日々感じることは、すべての社員の中に
「絶対に負けな
して本人の力量は、ダイレクトに成果につながる。そんな世界で成長し、活
い」
というタケダブランドに対するプライドがあること。優れた製品ライン
躍する自分の姿を想像するだけで胸が高鳴った。
アップはもちろん、
リーディングカンパニーとして長年築き上げてきた企業
MR のなかでもタケダを選んだのは、
「国内業界No.1という実績と、現状
風土が今のタケダにも脈々と引き継がれていることを実感した。意外だっ
学では東アジア経済圏を専攻。またアメリカに 1 年間留学し、異なる考えや文化に触
に甘んずることなく常に挑戦し続ける企業風土を肌で感じたから」。もちろ
たのは、日々の営業活動の多くの部分が自己裁量に委ねられていること。
れ、自身の価値観に大きな影響を受けた。
ん、前職で築いてきた知識や経験がほとんど活かせない業種にチャレンジす
共通のコンピテンシーが求められることは企業として当然だが、大きな指
高校の頃から海外に憧れ、ビジネスフィールドとしての中国に興味を持ったことから大
小田啓太のバイオグラフィ
20代
サッカーや水泳など
部活に励む
活躍の場が
世界に広がる
●仙台営業所へ
た。ある医師から骨粗鬆症治療薬について質問され、その口ぶりからそれ
●タケダに転職
それが気負いになったのだろうか、赴任当初に忘れもしない失敗があっ
れ、その処理に追われることもしばしばだった。30歳を前にして「自分自身
●アパレル商社に就職
に台風で船が1週間遅れるなど、自分がコントロールできないことに翻弄さ
●大学入学
小田 啓太
スピード感、誠実さを心に刻む
志の原点に立って新天地へ
に思えた。高度な医療知識をもつ医師との信頼関係を自ら築き、自分で考
「自らの力で信頼関係を築き、医療関係者のパートナーへ。
そこに
“タケダMR のプライド”が築かれている」
要となる。まずは自分が関わっているすべての方々の中から一人でも多く
タケダではさまざまなバックグランドを持って活躍する
Private
30代
5カ月間の
研修を
受ける
1年生の時に
陸上部の
ホープとして
県大会に出場
低調
中国
(天津)
に
半年留学
アルバイトで
資金を貯め3年生で
アメリカに1年間留学
チャンスがあれば
得意の語学も活かしていきたい
アメリカ留学中、
クラスメイトとグランド
キャニオンへ 。ダイナミックな 自 然と
オープンな人間関係の中でひと回り大
きく成長した。
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
13
タケダ MR
ロールモデル 4
薬学系出身のMR は、
核病院など 5 つの病院を担当した。
実に伸びます」
MR といえども営業である限り目標があり、最初は目標が達成できるか
基礎的な医薬の知識をすでに備えているという点で、
「最初から一人で任されるというプレッシャーはありましたが、自分で時間
それはチームや営業所にとって大きな実績となり、三ッ井にとっては大き
と不安に感じることもあったという。しかし、薬学出身の強みである知識と
入社後も即戦力としての期待が高い。
をつくれたり、考えたことが認められればそのまま実行できる。自分の力
な自信となった。
医療に貢献したいという気持ちがあれば、どんな場面も乗り越えられるは
現在、中堅MR として第一線で活躍する三ッ井もその一人。
薬学部で学んだことが現場でどのように役立っているのか。
どのような強みとしてその力が発揮されるのか。
薬学系出身の学生の皆さんにとって参考となるであろう
具体的なエピソードの数々を聞いた。
TAKEDA MR High Performer's File
薬学出身としての利点を活かすことができるという。
三ッ井が目指しているのは「先生の右腕 MR になる」こと。
「薬の相互作用などは、自社の薬ついては分かっていても他社の薬につ
「いくら情報提供を一生懸命しても先生の心に響かなければ、数多くいる
いてはなかなか分からないことが多い。薬学出身なら、成分名を見ればこ
MR の中の一人として埋もれてしまいます。先生の右腕として認めていた
れはこういう薬だというのが調べなくても分かるのが強みです。そうした
世界に誇れる製薬技術を持つ
タケダの MR になりたい
だけるような存在になってこそ本当に役立つ仕事ができるんです」
薬剤のプロとしての知識を、先生方への話し込みに役立てられます。とく
もちろんそうなるまでには時間と労力が必要で、未だにコミュニケーション
に、全領域を担当するタケダ MR は、大学で学んだ幅広い疾患についての
MR を志したきっかけは、病院や薬局での実習だった。
「この実習を経験
の難しさを痛感することも少なくない。
知識を活用する場面が多いんです」
したことで逆に、自分には広い視野で仕事ができる製薬会社の方が向いて
過去には苦い経験もある。先生方のためにと思い、一生懸命やっている
いることがわかった」という。なかでもタケダを第一志望にしたのは、業界
ことがすべて上手くいくわけではない。心に響くコミュニケーションとは、
トップ企業であることはもちろん、授業でタケダの前立腺がん等の抗がん
一体どういうものなのか。訪問回数の多さを喜んでいただくこともあれ
剤の存在を知ったことが大きい。多くの賞を受けている優れた製品が日本
ば、文献の内容や情報を丁寧に伝えることを喜んでいただく場合もある。
の製薬会社でつくられていると知り、
「そんな製品技術がある会社で日本
あるいは、面白いから、楽しいからということで話を聞いてもらえる場合も
のために頑張りたい」という気持ちをより強くした。
ある。人によって受け取り方は多種多様。それを見極めることが MR の力
念願を果たした入社後の研修では、薬学出身者ならではの有利な点も
量の一つでもある。
多かった。例えば、MR の認定試験においても通常 6 科目を受けなければ
そんな中、ある医師との出会いが新製品の育成につながったケースもあ
ならないところを薬学出身者は 3 科目でよかったので、周りの非薬系の同
る。それは大規模病院のセンター長で、これまでタケダ製品は採用されて
期に勉強を教える余裕もあった。
いなかった。そこで、三ッ井が中心となってチームで総力をあげて対応す
「基礎薬学など、他学部の同期が勉強しなければいけないことが最初から
ることに。病院で勉強会を企画し、時間の許す限りじっくり話し込み、徐々
分かっていて、基礎的な文献などは読めるような状況にはあります。特に、
にニーズを引き出していった。
「先生はこういう分野が好きだろう」と思っ
ラットとかマウスの実験結果が載っている文献では、実際に実験や解剖し
たことに対しては多くの文献を読み込み、豊富な情報を提供し、他社より
たことがある分、理解が早いという強みがあります」
も面会時間を長く取っていった。つねに有用な情報を提供し、課題をいた
しかし、その一方で、英語で臆することなくスピーチできる人やプレゼン
だいたら解決に向けすぐに動く。そうしたう努力を毎日のように重ねた結
テーション力に優れた人など、これまであまり周りにいなかったタイプの人
果、タケダ製品の処方をいただけるようになり、現在では激戦の東京エリ
たちには圧倒されたという。
アで有数の使用実績を誇っている。
最初に配属された福岡県内の営業所では、唯一の新人 MR。エリアの中
「誠実な姿勢で先生の心に入り込み、ニーズに的確に応えれば処方は確
三ッ井真理のバイオグラフィ
10代
チアリーダー
として活躍
悩んだ末に
薬学部へ
30代
徐々に仕事が
楽しくなり
活動範囲が広がる
久留米営業所に
配属、
若手は一人
のびのびと仕事
低調
Private
20代
学業と就職活動で
多忙な毎日
好調
●浅草南営業所へ
に得意だった化学の分野、中でも「手に職がつくから」という理由で薬学の道を選ぶ。
薬学部卒
現在、東京支店の浅草南営業所でエリアの病院と診療所を担当している
●結婚
2005年入社
コミュニケーション力のさらなる向上は課題の一つだが、実はそこにも
●熊本営業所へ
大学進学では 3 歳から本格的に習っていたピアノの道に進むことも考えた。悩んだ末
で結んだ。
心に響くコミュニケーションを実現するために
●入社
14
東京支店 浅草南営業所
ず。
「私もそうして乗り越えてきましたから」と、最後を自信に溢れる言葉
薬学の強みと医療に貢献したい気持ちがあれば、
何でも乗り越えられる
●薬剤師試験合格
三ッ井 真理
がむしゃらにやれる事はすべてやる、という充実した日々を過ごした。
●大学入学
「薬学の知識と心に響くコミュニケーションで
医師の右腕となれるMR を目指す」
を思い切り発揮できることに非常にやりがいを感じていました」
営業所の業績が
全国1位に!
初めての転勤で
不安も
休日は愛犬と夫といっしょに散策へ。美
味しいお店との思わぬ出会いが楽しみ。
本格的に
仕事と家事を
両立する日々
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
15
タケダ MR
ロールモデル 4
薬学系出身のMR は、
核病院など 5 つの病院を担当した。
実に伸びます」
MR といえども営業である限り目標があり、最初は目標が達成できるか
基礎的な医薬の知識をすでに備えているという点で、
「最初から一人で任されるというプレッシャーはありましたが、自分で時間
それはチームや営業所にとって大きな実績となり、三ッ井にとっては大き
と不安に感じることもあったという。しかし、薬学出身の強みである知識と
入社後も即戦力としての期待が高い。
をつくれたり、考えたことが認められればそのまま実行できる。自分の力
な自信となった。
医療に貢献したいという気持ちがあれば、どんな場面も乗り越えられるは
現在、中堅MR として第一線で活躍する三ッ井もその一人。
薬学部で学んだことが現場でどのように役立っているのか。
どのような強みとしてその力が発揮されるのか。
薬学系出身の学生の皆さんにとって参考となるであろう
具体的なエピソードの数々を聞いた。
TAKEDA MR High Performer's File
薬学出身としての利点を活かすことができるという。
三ッ井が目指しているのは「先生の右腕 MR になる」こと。
「薬の相互作用などは、自社の薬ついては分かっていても他社の薬につ
「いくら情報提供を一生懸命しても先生の心に響かなければ、数多くいる
いてはなかなか分からないことが多い。薬学出身なら、成分名を見ればこ
MR の中の一人として埋もれてしまいます。先生の右腕として認めていた
れはこういう薬だというのが調べなくても分かるのが強みです。そうした
世界に誇れる製薬技術を持つ
タケダの MR になりたい
だけるような存在になってこそ本当に役立つ仕事ができるんです」
薬剤のプロとしての知識を、先生方への話し込みに役立てられます。とく
もちろんそうなるまでには時間と労力が必要で、未だにコミュニケーション
に、全領域を担当するタケダ MR は、大学で学んだ幅広い疾患についての
MR を志したきっかけは、病院や薬局での実習だった。
「この実習を経験
の難しさを痛感することも少なくない。
知識を活用する場面が多いんです」
したことで逆に、自分には広い視野で仕事ができる製薬会社の方が向いて
過去には苦い経験もある。先生方のためにと思い、一生懸命やっている
いることがわかった」という。なかでもタケダを第一志望にしたのは、業界
ことがすべて上手くいくわけではない。心に響くコミュニケーションとは、
トップ企業であることはもちろん、授業でタケダの前立腺がん等の抗がん
一体どういうものなのか。訪問回数の多さを喜んでいただくこともあれ
剤の存在を知ったことが大きい。多くの賞を受けている優れた製品が日本
ば、文献の内容や情報を丁寧に伝えることを喜んでいただく場合もある。
の製薬会社でつくられていると知り、
「そんな製品技術がある会社で日本
あるいは、面白いから、楽しいからということで話を聞いてもらえる場合も
のために頑張りたい」という気持ちをより強くした。
ある。人によって受け取り方は多種多様。それを見極めることが MR の力
念願を果たした入社後の研修では、薬学出身者ならではの有利な点も
量の一つでもある。
多かった。例えば、MR の認定試験においても通常 6 科目を受けなければ
そんな中、ある医師との出会いが新製品の育成につながったケースもあ
ならないところを薬学出身者は 3 科目でよかったので、周りの非薬系の同
る。それは大規模病院のセンター長で、これまでタケダ製品は採用されて
期に勉強を教える余裕もあった。
いなかった。そこで、三ッ井が中心となってチームで総力をあげて対応す
「基礎薬学など、他学部の同期が勉強しなければいけないことが最初から
ることに。病院で勉強会を企画し、時間の許す限りじっくり話し込み、徐々
分かっていて、基礎的な文献などは読めるような状況にはあります。特に、
にニーズを引き出していった。
「先生はこういう分野が好きだろう」と思っ
ラットとかマウスの実験結果が載っている文献では、実際に実験や解剖し
たことに対しては多くの文献を読み込み、豊富な情報を提供し、他社より
たことがある分、理解が早いという強みがあります」
も面会時間を長く取っていった。つねに有用な情報を提供し、課題をいた
しかし、その一方で、英語で臆することなくスピーチできる人やプレゼン
だいたら解決に向けすぐに動く。そうしたう努力を毎日のように重ねた結
テーション力に優れた人など、これまであまり周りにいなかったタイプの人
果、タケダ製品の処方をいただけるようになり、現在では激戦の東京エリ
たちには圧倒されたという。
アで有数の使用実績を誇っている。
最初に配属された福岡県内の営業所では、唯一の新人 MR。エリアの中
「誠実な姿勢で先生の心に入り込み、ニーズに的確に応えれば処方は確
三ッ井真理のバイオグラフィ
10代
チアリーダー
として活躍
悩んだ末に
薬学部へ
30代
徐々に仕事が
楽しくなり
活動範囲が広がる
久留米営業所に
配属、
若手は一人
のびのびと仕事
低調
Private
20代
学業と就職活動で
多忙な毎日
好調
●浅草南営業所へ
に得意だった化学の分野、中でも「手に職がつくから」という理由で薬学の道を選ぶ。
薬学部卒
現在、東京支店の浅草南営業所でエリアの病院と診療所を担当している
●結婚
2005年入社
コミュニケーション力のさらなる向上は課題の一つだが、実はそこにも
●熊本営業所へ
大学進学では 3 歳から本格的に習っていたピアノの道に進むことも考えた。悩んだ末
で結んだ。
心に響くコミュニケーションを実現するために
●入社
14
東京支店 浅草南営業所
ず。
「私もそうして乗り越えてきましたから」と、最後を自信に溢れる言葉
薬学の強みと医療に貢献したい気持ちがあれば、
何でも乗り越えられる
●薬剤師試験合格
三ッ井 真理
がむしゃらにやれる事はすべてやる、という充実した日々を過ごした。
●大学入学
「薬学の知識と心に響くコミュニケーションで
医師の右腕となれるMR を目指す」
を思い切り発揮できることに非常にやりがいを感じていました」
営業所の業績が
全国1位に!
初めての転勤で
不安も
休日は愛犬と夫といっしょに散策へ。美
味しいお店との思わぬ出会いが楽しみ。
本格的に
仕事と家事を
両立する日々
Life Biography
TAKEDA MR High Performer's File
15
タケダ MR
チームスピリット
互いに切磋琢磨して成長する集団。
それがタケダのチームスピリット。
バリュー(私たちの判断基準)
には6つの行動原則が謳われているが、
そのひとつに
「チームワーク」
という言葉がある。
単独プレーと思われがちなMRの現場でも
第一エリアチームでは「 FOR EVERYONE ― この“街”の“健康と元
連携の精神=チームスピリットは非常に大切なファクターなのだ。
1
個々の力がやがてチームの力となり、チームの力が個々の力の礎となる。
タケダに脈々と流れ続けるチームスピリットのDNAを、
「FOR EVERYONE」
を旗印として掲げる
大阪第二営業所 第一エリアチームから見い出してみたい。
使命
気と笑顔”のために ― 」
をチームミッションとして設定。医療関係者と
思いを共有して活動することにより、
「 医療への貢献」
と
「チームの実
績向上」を両立させることを目指している。それは、タケダの薬剤が使
われることで患者さん、医療関係者、タケダの 3 者が Win-Win で結
ばれることであり、タケダの薬剤はそうした関係を実現できる優れた
ものであるという信念で活動している。また、当チームが担当してい
る大学病院と基幹病院は、営業所の担当エリアにおける他の病院や
大学病院の場合は診療科で担当を分け、それとは別にそれぞれが基
2
連携プレー
幹病院を担当するという形態をとっている。大学病院では日常的に情
報交換を行い全体の動きを把握、個別に担当している基幹病院でも
それぞれの活動の進捗や成果を共有している。重要な案件の場合は
チームメンバーにリーダーが同行、新しい薬を発売するにあたって医
療関係者に広く知っていただくために開く講演会などでは、チームが
一丸となって取り組む。医師との面談などは基本的に一人だが、お互
いの知識やスキルを活かした活動をSMS などでタイムリーに共有し
開業医への影響力が大きく、その活動を通してエリアへの波及効果
切磋琢磨。つねにチームとして連携しているという意識を持っている。
を上げるという使命を持っている。
チームスピリットを読み解く4つのポイント
MR は個人の成果がはっきりと出る仕事。成果を競ってお互いを刺激
大学病院の担当診療科における重要品目に応じて、メンバーのそれ
3
強み
ぞれが強みを持っている。例えば、あるメンバーが担当している基幹
病院において抗癌剤に関する活動をする際、大学病院で外科の専門
医を多く担当している他のメンバーに活動内容について相談し、的確
なアドバイスをもらうことがある。アドバイスの内容が役立つことはも
ちろん、アドバイスを受けたメンバーに
「自分もチームメンバーにとっ
て少しでも役立つ情報・活動を発信できるよう頑張ろう!」
という意識
4
醍醐味
し合うという意味ではMR 同士はライバルかもしれない。ただしタケダ
の評価システムでは、個人とチーム、営業所のすべての成績が評価対
象になっている。つまり、個人だけではなく、チームの成績が良くなけ
れば最終的に良い成績につながらないという、
“ チームスピリット”が
しっかりと求められる評価システムなのだ。
タケダMRがひとつのチー
ムとして活動する醍醐味は、同じチームのメンバーが「単なる競争相
手」ではなく、かといって「仲良しグループ」でもなく、
「良いところも悪
が芽生える。第一エリアチームの強みは、そうした相乗効果から自ず
いところもお互いに認め合える素晴らしき仲間」
と共に成長していく
と生まれてくる高いモチベーションに他ならない。
ことができること。それは、第一エリアチーム全員が共有している価値
観でもある。
木田 頼孝 大阪第二営業所長
「第一エリアチームは大学病院と基幹病院を
TAKEDA MR High Performer's File
井上 森央 Leader
松田 純
大向 由依
安楽 翼
藤村 泰朗
2000年入社
2004年入社
2007年入社
2007年入社
2008年入社
担当し、その活動はエリア全体に波及しま
大阪第二営業所
チームが向かっていく方向をブレずに示す不
チームの頼れる兄貴で、エースストライカー
チームスピリット
“ FOR
EVERYONE”の実践
学術派で新しい情報をつねに備えるシンクタ
最若手ながら、つねに勉強を怠らず皆に刺激
す。特に新製品の先行採用で、エリアに発信
第一エリアチーム
動のリーダー。大阪支店34チームで計画達成
かつムードメーカー。計画を達成してリーダー
をつねに心がけ、病院からも信頼の篤いチー
ンク的存在。得意の語学(英語・中国語)でも
を与える頑張り屋。営業所内の若手勉強会で
率ナンバーワンが目標。
を胴上げすることが夢。
ムの精神的支柱。
チームに貢献。
はリーダーを務める。
してもらえることを期待しています」
16
大阪支店
TAKEDA MR High Performer's File
17
タケダ MR
チームスピリット
互いに切磋琢磨して成長する集団。
それがタケダのチームスピリット。
バリュー(私たちの判断基準)
には6つの行動原則が謳われているが、
そのひとつに
「チームワーク」
という言葉がある。
単独プレーと思われがちなMRの現場でも
第一エリアチームでは「 FOR EVERYONE ― この“街”の“健康と元
連携の精神=チームスピリットは非常に大切なファクターなのだ。
1
個々の力がやがてチームの力となり、チームの力が個々の力の礎となる。
タケダに脈々と流れ続けるチームスピリットのDNAを、
「FOR EVERYONE」
を旗印として掲げる
大阪第二営業所 第一エリアチームから見い出してみたい。
使命
気と笑顔”のために ― 」
をチームミッションとして設定。医療関係者と
思いを共有して活動することにより、
「 医療への貢献」
と
「チームの実
績向上」を両立させることを目指している。それは、タケダの薬剤が使
われることで患者さん、医療関係者、タケダの 3 者が Win-Win で結
ばれることであり、タケダの薬剤はそうした関係を実現できる優れた
ものであるという信念で活動している。また、当チームが担当してい
る大学病院と基幹病院は、営業所の担当エリアにおける他の病院や
大学病院の場合は診療科で担当を分け、それとは別にそれぞれが基
2
連携プレー
幹病院を担当するという形態をとっている。大学病院では日常的に情
報交換を行い全体の動きを把握、個別に担当している基幹病院でも
それぞれの活動の進捗や成果を共有している。重要な案件の場合は
チームメンバーにリーダーが同行、新しい薬を発売するにあたって医
療関係者に広く知っていただくために開く講演会などでは、チームが
一丸となって取り組む。医師との面談などは基本的に一人だが、お互
いの知識やスキルを活かした活動をSMS などでタイムリーに共有し
開業医への影響力が大きく、その活動を通してエリアへの波及効果
切磋琢磨。つねにチームとして連携しているという意識を持っている。
を上げるという使命を持っている。
チームスピリットを読み解く4つのポイント
MR は個人の成果がはっきりと出る仕事。成果を競ってお互いを刺激
大学病院の担当診療科における重要品目に応じて、メンバーのそれ
3
強み
ぞれが強みを持っている。例えば、あるメンバーが担当している基幹
病院において抗癌剤に関する活動をする際、大学病院で外科の専門
医を多く担当している他のメンバーに活動内容について相談し、的確
なアドバイスをもらうことがある。アドバイスの内容が役立つことはも
ちろん、アドバイスを受けたメンバーに
「自分もチームメンバーにとっ
て少しでも役立つ情報・活動を発信できるよう頑張ろう!」
という意識
4
醍醐味
し合うという意味ではMR 同士はライバルかもしれない。ただしタケダ
の評価システムでは、個人とチーム、営業所のすべての成績が評価対
象になっている。つまり、個人だけではなく、チームの成績が良くなけ
れば最終的に良い成績につながらないという、
“ チームスピリット”が
しっかりと求められる評価システムなのだ。
タケダMRがひとつのチー
ムとして活動する醍醐味は、同じチームのメンバーが「単なる競争相
手」ではなく、かといって「仲良しグループ」でもなく、
「良いところも悪
が芽生える。第一エリアチームの強みは、そうした相乗効果から自ず
いところもお互いに認め合える素晴らしき仲間」
と共に成長していく
と生まれてくる高いモチベーションに他ならない。
ことができること。それは、第一エリアチーム全員が共有している価値
観でもある。
木田 頼孝 大阪第二営業所長
「第一エリアチームは大学病院と基幹病院を
TAKEDA MR High Performer's File
井上 森央 Leader
松田 純
大向 由依
安楽 翼
藤村 泰朗
2000年入社
2004年入社
2007年入社
2007年入社
2008年入社
担当し、その活動はエリア全体に波及しま
大阪第二営業所
チームが向かっていく方向をブレずに示す不
チームの頼れる兄貴で、エースストライカー
チームスピリット
“ FOR
EVERYONE”の実践
学術派で新しい情報をつねに備えるシンクタ
最若手ながら、つねに勉強を怠らず皆に刺激
す。特に新製品の先行採用で、エリアに発信
第一エリアチーム
動のリーダー。大阪支店34チームで計画達成
かつムードメーカー。計画を達成してリーダー
をつねに心がけ、病院からも信頼の篤いチー
ンク的存在。得意の語学(英語・中国語)でも
を与える頑張り屋。営業所内の若手勉強会で
率ナンバーワンが目標。
を胴上げすることが夢。
ムの精神的支柱。
チームに貢献。
はリーダーを務める。
してもらえることを期待しています」
16
大阪支店
TAKEDA MR High Performer's File
17
ワーク・ライフ・バランス
ワーク・ライフ・バランスに関する基本的な考え方
「ファミリーケアMR制度」
を活用して、仕事も育児も充実した日々
誰もが制度を利用しやすいタケダの企業風土
タケダは、ワーク・ライフ・バランスの実現を
ダイバーシティ推進の重点 課題の一つと位置づけ、
「多様な人材が最大 限能力を発揮できる風土・環境の整備」を進めています。
ここでいくつかの取り組み事例を紹介します。
Takeda Women’s Network
Life Balance UP Navi
2006 年度より、女性従業員が課題や具体策を自ら検討する全社プ
社内Webにて、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントと仕事
ロジェクト「 Takeda Women’s Network 」
( T WN )を立ち上げ
との両立に関する情報を分かりやすく伝える「Life Balance UP
ています。営業部門では小冊子『 Beautiful Beings 』を発行し、結
Navi」を開設。産前産後休暇の日程や手続きの表示、社員のタイム
婚後も第一線で仕事を続ける女性 MRや営業所メンバーを紹介して
マネジメント紹介など、充実したコンテンツが好評です。
「ファミリーケアMR 制度を選択すれば、仕事と育
児の両立は十分可能です」
工藤 雅子
います。
育児休業者職場復帰支援プログラム
(armo)
パワーアップデー
周りのサポートに支えられて
楽しく仕事と育児を両立
2004年入社
結婚して子どもが生まれても仕事を続けたいというの
榎木 勇治
した時間が過ごせるようになりました。
東京支店 浅草南営業所 第一エリアチーム チームリーダー
アットホームな風土が
タケダの強さを引き出すカギ
2000年入社
育児休暇のほかにも、私は子どもを託児所に預ける際
が、就職活動のときから希望でした。MR は勤務時間が
従来より取り組んでいた「ノー残業デー」をさらに発展させ、全社で
育児休業者職場復帰支援プログラム(armo)の導入、育児休暇の一部
出産後6カ月で現場第一線に復帰
不規則で転勤もあることから、育児との両立は難しい
ライフ・ワーク・シナジーの考え方に共感
の育児補助券や育児相談などのサービスを活用しまし
ワーク・ライフ・バランスを向上させていくという意識改革を推進す
有給化、育児短時間勤務の期間延長および短縮時間の拡大など、育児
妊娠した際に育児・介護に対応した時短勤務「ファミ
と思われるかもしれませんが、ファミリーケアMR は勤
私が育児休暇を取得したのは長男が 1 歳を過ぎた時。
た。タケダは「世界の誰から見ても魅力のある会社」を
るために、毎 月第 三 水 曜日に定 時 退 社を推 奨する「パワーアップ
と仕事を両立しながら働ける環境の整備を積極的に進めています。
リーケアMR 制度」
を選択しました。出産・育児休暇を経
務時間が決められ、制度を選択している間は転勤もあ
そのきっかけは、
「新任マネジャー研修」で受講した株式
目指してチャレンジをしていますので、各種の制度がよ
て復帰したのは、長女を出産後、6カ月後のことです。
りませんので、両立は十分可能です。もちろん、大変な
会社ワーク・ライフバランスの講演でした。仕事を効率
り使いやすいようにどんどん改善されています。
しかし、
ファミリーケア MR 制度は最大 2 時間の時短勤務が選
こともあります。私の場合、復帰したのがまだ授乳中で、
化し家族との時間をつくることで、仕事も生活も充実し
いくら制度やサポートが充実していても、使いづらい
デー」
を実施しています。
一人ひとりの「自分らしさ」
を活かすために∼タケダの各種制度
裁量労働制
育児短時間勤務
18
大阪支店 大阪第二営業所 第二エリアチーム
「家族を本当に大切にする事ができる会社です」
TAKEDA MR High Performer's File
フレックスタイム制/
在宅勤務制
介護休暇・短期介護休暇
連続休暇取得制度
時間単位で使用可能な
積立保存休暇
配偶者の分娩に伴う
「特別有給休暇」
OB・OG再雇用制度
育児休暇
フィランソロピー休職制度
択できます。私の場合、9:30 から17:30 の勤務で30
しばらくは睡眠不足が続き、生活スタイルに慣れるま
た人生を過ごすことができるというワーク・ライフ・シ
雰囲気が蔓延していては台無しです。その点タケダは
分の時短勤務をしています。現在、200 床以上の病院
で少し時間がかかりました。それを乗り越えてこられた
ナジーに興味を抱き、自分のキャリアにもその考え方を
家族交流があるなど、
とてもアットホームな風土です。
3 軒を副担当で持ち、勤務時間内では通常の MRと同
のは家族の協力、そしてチームや営業所のメンバーの
取り入れようとワーク・ライフ・バランスコンサルタント
私は外資系医薬品メーカーから転職してきたので、最
じように活動します。17:30 以降に面談などがある場
サポートがあればこそだと、
とても感謝しています。
資格を取得。5日間の育児休暇を取りました。
初はその雰囲気に驚きましたが、今はそれがタケダの
合は、主担当の MR に引き継ぎます。ファミリーケア
仕事と育児を両立することで時間を効率的に使う工夫
実は、それまでは仕事一筋で、育児や家事にあまり積
強さのカギだと思っています。育児休暇や時短勤務は
MRといってもエリアの重要な病院を任されています
が身につき、医師とのコミュニケーションでも子どもの
極的に参加していたとはいえません。
しかし、
この育児
互いにフォローし合うことがベースになっています。
ので、
フルタイムでMRをしていたときと同じく、充実し
話題で親近感が増すなど、仕事の面でもプラスになっ
休暇をきっかけに、妻や子どもたちとのコミュニケー
アットホームな風土のタケダだからこそ、制度も利用し
た仕事を続けられています。当然、成果を出せばきち
ていることがたくさんあります。子どもを持つ MRとし
ションがいかに大切かを実感、それからは家事にも自
やすいのです。
んと評価をしてもらえるので、その点でも以前と変わ
て、後輩の皆さんの相談にのることができたらありが
然に取り組むようになりました。また、家族との時間を
らずやりがいを感じています。
たいです。
つくるために仕事の効率化に取り組むことで、より充実
※このパンフレットに記載している所属部署はすべて取材当時のものです。
TAKEDA MR High Performer's File
19
ワーク・ライフ・バランス
ワーク・ライフ・バランスに関する基本的な考え方
「ファミリーケアMR制度」
を活用して、仕事も育児も充実した日々
誰もが制度を利用しやすいタケダの企業風土
タケダは、ワーク・ライフ・バランスの実現を
ダイバーシティ推進の重点 課題の一つと位置づけ、
「多様な人材が最大 限能力を発揮できる風土・環境の整備」を進めています。
ここでいくつかの取り組み事例を紹介します。
Takeda Women’s Network
Life Balance UP Navi
2006 年度より、女性従業員が課題や具体策を自ら検討する全社プ
社内Webにて、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントと仕事
ロジェクト「 Takeda Women’s Network 」
( T WN )を立ち上げ
との両立に関する情報を分かりやすく伝える「Life Balance UP
ています。営業部門では小冊子『 Beautiful Beings 』を発行し、結
Navi」を開設。産前産後休暇の日程や手続きの表示、社員のタイム
婚後も第一線で仕事を続ける女性 MRや営業所メンバーを紹介して
マネジメント紹介など、充実したコンテンツが好評です。
「ファミリーケアMR 制度を選択すれば、仕事と育
児の両立は十分可能です」
工藤 雅子
います。
育児休業者職場復帰支援プログラム
(armo)
パワーアップデー
周りのサポートに支えられて
楽しく仕事と育児を両立
2004年入社
結婚して子どもが生まれても仕事を続けたいというの
榎木 勇治
した時間が過ごせるようになりました。
東京支店 浅草南営業所 第一エリアチーム チームリーダー
アットホームな風土が
タケダの強さを引き出すカギ
2000年入社
育児休暇のほかにも、私は子どもを託児所に預ける際
が、就職活動のときから希望でした。MR は勤務時間が
従来より取り組んでいた「ノー残業デー」をさらに発展させ、全社で
育児休業者職場復帰支援プログラム(armo)の導入、育児休暇の一部
出産後6カ月で現場第一線に復帰
不規則で転勤もあることから、育児との両立は難しい
ライフ・ワーク・シナジーの考え方に共感
の育児補助券や育児相談などのサービスを活用しまし
ワーク・ライフ・バランスを向上させていくという意識改革を推進す
有給化、育児短時間勤務の期間延長および短縮時間の拡大など、育児
妊娠した際に育児・介護に対応した時短勤務「ファミ
と思われるかもしれませんが、ファミリーケアMR は勤
私が育児休暇を取得したのは長男が 1 歳を過ぎた時。
た。タケダは「世界の誰から見ても魅力のある会社」を
るために、毎 月第 三 水 曜日に定 時 退 社を推 奨する「パワーアップ
と仕事を両立しながら働ける環境の整備を積極的に進めています。
リーケアMR 制度」
を選択しました。出産・育児休暇を経
務時間が決められ、制度を選択している間は転勤もあ
そのきっかけは、
「新任マネジャー研修」で受講した株式
目指してチャレンジをしていますので、各種の制度がよ
て復帰したのは、長女を出産後、6カ月後のことです。
りませんので、両立は十分可能です。もちろん、大変な
会社ワーク・ライフバランスの講演でした。仕事を効率
り使いやすいようにどんどん改善されています。
しかし、
ファミリーケア MR 制度は最大 2 時間の時短勤務が選
こともあります。私の場合、復帰したのがまだ授乳中で、
化し家族との時間をつくることで、仕事も生活も充実し
いくら制度やサポートが充実していても、使いづらい
デー」
を実施しています。
一人ひとりの「自分らしさ」
を活かすために∼タケダの各種制度
裁量労働制
育児短時間勤務
18
大阪支店 大阪第二営業所 第二エリアチーム
「家族を本当に大切にする事ができる会社です」
TAKEDA MR High Performer's File
フレックスタイム制/
在宅勤務制
介護休暇・短期介護休暇
連続休暇取得制度
時間単位で使用可能な
積立保存休暇
配偶者の分娩に伴う
「特別有給休暇」
OB・OG再雇用制度
育児休暇
フィランソロピー休職制度
択できます。私の場合、9:30 から17:30 の勤務で30
しばらくは睡眠不足が続き、生活スタイルに慣れるま
た人生を過ごすことができるというワーク・ライフ・シ
雰囲気が蔓延していては台無しです。その点タケダは
分の時短勤務をしています。現在、200 床以上の病院
で少し時間がかかりました。それを乗り越えてこられた
ナジーに興味を抱き、自分のキャリアにもその考え方を
家族交流があるなど、
とてもアットホームな風土です。
3 軒を副担当で持ち、勤務時間内では通常の MRと同
のは家族の協力、そしてチームや営業所のメンバーの
取り入れようとワーク・ライフ・バランスコンサルタント
私は外資系医薬品メーカーから転職してきたので、最
じように活動します。17:30 以降に面談などがある場
サポートがあればこそだと、
とても感謝しています。
資格を取得。5日間の育児休暇を取りました。
初はその雰囲気に驚きましたが、今はそれがタケダの
合は、主担当の MR に引き継ぎます。ファミリーケア
仕事と育児を両立することで時間を効率的に使う工夫
実は、それまでは仕事一筋で、育児や家事にあまり積
強さのカギだと思っています。育児休暇や時短勤務は
MRといってもエリアの重要な病院を任されています
が身につき、医師とのコミュニケーションでも子どもの
極的に参加していたとはいえません。
しかし、
この育児
互いにフォローし合うことがベースになっています。
ので、
フルタイムでMRをしていたときと同じく、充実し
話題で親近感が増すなど、仕事の面でもプラスになっ
休暇をきっかけに、妻や子どもたちとのコミュニケー
アットホームな風土のタケダだからこそ、制度も利用し
た仕事を続けられています。当然、成果を出せばきち
ていることがたくさんあります。子どもを持つ MRとし
ションがいかに大切かを実感、それからは家事にも自
やすいのです。
んと評価をしてもらえるので、その点でも以前と変わ
て、後輩の皆さんの相談にのることができたらありが
然に取り組むようになりました。また、家族との時間を
らずやりがいを感じています。
たいです。
つくるために仕事の効率化に取り組むことで、より充実
※このパンフレットに記載している所属部署はすべて取材当時のものです。
TAKEDA MR High Performer's File
19
TAKEDA
MR
High Performer's File
本 社 〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号 TEL : 06-6204-2111
東京本社 〒103-8668 東京都中央区日本橋二丁目12番10号 TEL : 03-3278-2111
採用サイト http://www.takeda.co.jp/recruitment/
2015年 4月発行
Published in April 2015