04月号(No.337)

337
2015年4月
3月8日(日)、神戸国際会議場とポートピアホテルを会場に、兵庫民医連第
40回学術運動交流集会が開かれました。今回節目となる40回目は、14の分科会
と4つのポスターセッションに1
79本の発表がありました。参加者は、職員、
組合員、医系学生などこれまで最高の978人が集いました。
熱心に聞きいる参加者
兵庫民医連
第40回学術運動
交流集会に
過去最高978人
医の原点をみた
『青ひげ先生の聴診器』大好評!
午後には40回記念公演として青年劇場の『青ひ
げ先生の聴診器』を上演。開場前に500人以上の
長蛇の列となり、参加者には大変ご迷惑をおかけ
しましたが、621名がスムーズな入場にご協力いた
だき、予定通りの開演となりました。感想には「し
みじみと本当の医療がどんなものか、人と向き合
うことがどれほど大切かわかる演劇でした。医療
の原点をみるおもいです」
と、
たいへん好評でした。
(感想は5面で紹介)
様ざまな工夫をこらした
ポスターセッション
カーテンコールにこたえる劇団員
兵庫民医連NEWS
(2)№337
2015年4月
東日本大震災と福島原発事故
から4年、阪神淡路大震災から
20年。追悼と鎮魂の思いを込め
た集いを三宮マルイ前で開催。
キャンドル点灯、詩の朗読、ピ
アノ演奏や歌で被災地へ祈りを
捧げました。
医学生の被災地支援ボランティア活動は、2011年からとりくみ、
これまでに33回のべ103人が参加してきました。
3月のボランティア活動には3名の医学生が「現地に行き、今ど
のようになっているか確かめたい」「前回参加後、地元に戻った後
も被災地のことが忘れられない」との思いで参加しました。
◆メモリアルイベント会場を片付け
今回の支援内容は、3月11日のメ
モリアルイベント会場の片づけと、
花釜地区にある宅地の草刈り作業。
イベント会場は、イスやテーブルが
並んだままで、たくさんの人が集まっ
たため泥だらけでした。イスやテー
ブルを拭いて片付け、床をはいて雑
巾をかけ、元通り土足禁止の状況に
戻しました。
◆草刈りで400坪がすっきり
そのあと、草刈り作業へ。一緒に
行った神戸協同病院や大阪民医連の
男性たちが電動カッターで刈り取っ
た草木を、くまでや鎌を使って集め
ていきます。400坪もある草ぼうぼ
うだった土地が、すっかりきれいに
滋賀医大1年の藤井さん
島根大学1年の新井さん
県南医療生協組合員さ
んの吉野さんから震災
の時のお話を聞かせて
いただきました
吉野さん宅の
わんちゃんも
大喜び
なりました。
途中、土地の持ち主の方が「あり
がとうございます。お世話になりま
す」と、お茶とお菓子を持って来ら
れ、ありがたくいただきました。
参加医学生の感想から
「継続して関わることが大切だと
思った」
「被災した方のお話を聞いて、暮
らしには人と人とのつながりが大
切だということを実感」
「被災された方の生活や心理的な
側面にはずっと目を向けるべき」
“伝え聞いて学ぶ”
を実践したい
~NPT再検討会議に向けた行動参加にあたって~
4月25日のニューヨークへの出発
まで、およそ一ヶ月となりました。
今は月三回の街頭署名行動を始め、
業務の合間を縫って日々、ニューヨー
ク行動への準備を進めています。
さて、今回のニューヨーク行動に
向けて自身に課した使命は「伝え聞
いて学ぶ」です。今年、日本は「戦
後、被爆70年」という一つの節目の
年を迎えます。戦争体験も被爆体験
もしていない私は、これらのことを
人から伝えられ、見聞きした情報で
知りました。しかしこれからは時間
が経つにつれて、当時の資料は残っ
ても実際の声を聞くことは難しくなっ
ていきます。その時に、過去の凄惨
ジョゼフ・ガーソン氏と記念撮影
尼崎医療生協
な出来事を風化させ、再び同じ過ち
を繰り返さないよう、私たちの世代
が自分たちの聞いてきたこと、学ん
できたことを後世に伝承していかな
くてはならないと考えています。
「戦争を知らない世代」を「戦争
体験を聞いたことが無い世代」にし
ないよう、私はニューヨークでは世
界唯一の被爆国の青年として、そし
て尼崎医療生協の代表として「伝え
聞いて学ぶ」を実践して行動してい
きます。
(事務 山口公典)
兵庫民医連NEWS
2015年4月
№337(3)
県連の事業所・職場(58)
輝 いています!
ひとりひとりが、
その人らしく、
ふつうに暮らせるために
社会福祉法人虹の会
2006年8月、尼崎医療生協グルー
プの福祉部門として、地域に根づい
た福祉サービスを提供していきたい
という思いで「あまの里」はオープ
ンしました。各部署の目標をご紹介
いたします。
☆居宅介護支援…「介護の悩み相談
窓口」として地域の方々を支えて
います。 最近は 「老老介護」 や
「認知症患者」が急増し困難なケー
スが増加しています。複雑に絡み
合った問題を解きほぐしながら
「福祉の総合コンサルタント」と
して住み慣れた自宅で安心して生
活ができる手助けを続けたいと思
います。
☆デイサービス…「元気と笑顔」を
モットーに年中無休でサービスを
提供しています。利用者一人一人
との会話を大切にし、要望に沿え
るよう、カラオケ、手芸、美術活
動、囲碁将棋など利用者の意見を
幅広く取り入れています。今後も
利用者に「ここに来るのが楽しみ」
と言っていただけるよう努力して
高齢者総合福祉施設あまの里
竹内賀代子
いきます。
☆ショート
ステイ…
在宅介護
を希望し
ているご
家族が介
護で疲れ
た時や仕
事へ悪影
響が及ば
ないよう
手助けを
すること
が私たち
の大きな
役割です。利用者へは個室でくつ
ろいでいただき同時に、会話やレ
クで共同生活の楽しさも味わって
いただきます。あまの里を利用す
ることで家族、利用者ともに心に
余裕を持ち穏やかに在宅生活を継
続できることが私たちの願いです。
夏祭りでスタッフが踊りを披露
今年は小グループ毎にお花見
事務長
☆特別養護老人ホームあまの里…あっ
たかい暮らしの場、終の棲家とし
て人生の最終章を穏やかに豊かに
過ごしていただく場所が「あまの
里」です。「ひとりひとりがその
人らしくふつうに暮らせるために」
私たちは何をすればいいのか日々
考えケアをしています。「個別ケ
ア」を継続的に実践することは容
易ではありませんが、利用者さん
の笑顔と「ありがとう」の声を支
えに日々奮闘しています。
あまの里も開設からもうすぐ10年
がたちますが、今後も初心を忘れず、
複合施設の利点を活かし、在宅から
施設生活まで幅広いニーズに答えら
れる施設を目指していきます。
・職 員 数:117名(介護84名 居宅4名 厨房9名 事務20名)
・利用者数:デイサービス 一般型45名 認知症対応型12名
特別養護老人ホーム 60床
ショートステイ 20床
・所 在 地:尼崎市下坂部3-2-40
兵庫民医連NEWS
(4)№337
2015年4月(5)
第40回学術運動交流集会
・参加していた分科会と
やすい内容で、なかな
・医療についてとても考
は異なるテーマの発表
か聞けない分野をお聞
えさせられる内容でし
・素晴らしかったです。
を聞くことが出来たの
きできたことは良かっ
た。震災のこと医療の
特に最後の風間さんの
が良かった。医療と介
たと思います。
ことについて多くの情
手紙が心に残りました。
護という中でこれほど
・いいとこどりで見れた
報を集めてこの劇をさ
どんなにえらい人でも
多岐にわたるテーマが
感じもあって、とても
れていることが伝わり
足りないところはある。
あることに驚いた。
良い取り組みだったと
ました。
自分が足りなくてもめ
・さすが選ばれたアンコー
思います。
ルセッション!わかり
兵庫民医連
第40回学術運動交流集会
分科会
氏名
職種
座長賞
受賞者一覧
2015.
03.
08
演題名
第1分科会
内藤
良子
看護師
東神戸病院
院内デイを開始して
第2分科会
仲宗根茂子
看護師
尼崎医療生協病院
硬膜外PCAルートトラブル事例を通しての学び
第3分科会
神代和佳子
歯科衛生士
協同歯科
口腔機能の維持・向上のために~協同歯科での取り組みについて~
第4分科会
竹山
潮理
看護師
尼崎医療生協病院
ふるさとの会(単身男性生活支援プロジェクト)の活動報告
第5分科会
福島
絵里
看護師
尼崎医療生協病院
ジレンマに向き合うということ~ある終末期患者との関わりから得た学び~
第6分科会
藤岡
一郎
医師
第7分科会
島田
尚哉
臨床工学技士
組合員
あおぞら生協クリニック 20年間継続してきた重症児(者)の往診の現状と今後の課題
東神戸病院
i
phoneで使うマイカルテを開発してみた
神戸医療生協
日曜食事会“おしゃべりれすとらん”3年の経過
今田栄子・竹部恵子
第9分科会
笹倉育世・山崎絵里 事務・管理栄養士 神戸協同病院
より良い機関紙づくりを目指して
第10分科会
中村眞由美
第11分科会
神農
第12分科会
吉田理恵子
介護支援専門員 グループホームめが
わたしの思いをわかってほしい~ある事例を通して~
第13分科会
肥塚
介護支援専門員 じけまち介護相談室
一人暮らしを地域で支えるネットワーク作り
第14分科会
山下久実子
介護福祉士
ポスターセッション①
大森愛由美
薬剤師
ポスターセッション②
松本
理花
事務
ポスターセッション③
林
優子
看護師
尼崎医療生協病院
患者体験からの気づき~温もりを大切にした環境づくりを目指して~
ポスターセッション④
中尾
広実
看護師
東神戸病院
予期せぬ病院外死亡は何を語るのか?
理沙
啓子
看護師
介護福祉士
番町診療所
患者・家族と共にエンディングノート作りに取り組んで
デイサービスあまの里
「ここに来て良かった」を追い求めて
ヘルパーステーションひだまり 安全第一、働きやすい事業所作り
柳筋薬局
者との信頼関係が大事
げず最善を尽くしたい
と思いました。
神戸健康共和会 東神戸病院 安全管理推進室
看護師・臨床工学技士 島田尚哉
事業所名
第8分科会
・知識や技術ではなく患
3年連続で
いただけた理由
3年連続で
座長賞を
受賞!
今回は各分科会の座長賞受賞者による「座長
賞アンコールセッション」が行われました。
「選ばれた素晴らしい演題ばかり、内容も良く
感動しました。」「選びぬかれた演題をまとめて
みる事ができ良かった」「面白い取り組み。ぜ
ひ次回も!」ととても好評でした。
だと思いました。
訪問配薬の現状の見直しと今後の課題
被ばく対策委員会(兵医協) 避難者健診に取り組んで
毎年、県連学運交にエントリーして
いました。
昔は、発表の準備をするだけで、いっ
ぱいいっぱいになり、発表を終えるこ
とをゴールにし、「ご静聴ありがとう
ございました」と最後言い終わるまで
アップアップしてました。その後、質
疑応答で突っ込まれないかどうかヒヤ
ヒヤといった感じ。しかし、プレゼン
思考という考えに出会ってから、私の
発表スタイルが変わりました。“従来
の発表スタイル:「自分の主張をまと
めて話す」”から、“プレゼン思考の発
表スタイル:「相手のことを考えて話
す」”に切り替えたのです。
準備、スライドデザイン、話し方、
全て根本的にアプロー
チの仕方にテコ入れ
をする必要がありま
した。最初は上手く
相手のことを理解した、見やすいスライドについて、
いきませんでしたが、
考察している様子
実践を重ねるにつれ
てちょっとずつコツ
がわかってきました。実践あるのみと
たと思います。
はよく言うたもので、トライ&エラー
最近は、そんなプレゼン思考を、仲
を繰り返すうちに、県連学運交で3年
間とシェアする会という自主企画を開
連続座長賞を頂くことができました。
催し活動しています。
いろいろ試行錯誤していましたので、
相手のことを理解し、思いをデリバ
賞という形で評価していただくと大変
リーする。
励みになります。しかし、本当に嬉し
医療職のプレゼンスキルを今より更
い部分はアイデアを県連の仲間と上手
に上げることが出来たら、患者さんに
とってきっといい影響があるはずって
くシェアできたこと、今年はアンコー
信じて、愚直にこれからも学んでいき
ルセッションもあり、2回も発表させ
たいです。
てもらえたことが何よりハッピーだっ
県連事務局に森浩司さんが着任
3月1日付けで神戸健康共和会から着任。以前にも神
戸医療生協から県連事務局に出向経験があり、8年ぶり
に戻ってきました。よろしくお願いします。
兵庫民医連NEWS
(6)№337
2015年4月
生 存権
その
99
地域で“その人らしく”
生活するために
東神戸病院
氏
年
性
病
名:K氏
齢:70代
別:男性
名:脳梗塞(2回目)、高血圧、糖尿病、認
知症
家族構成:妻と次男との3人暮らし
収
入:本人の年金(80,
000円/月) 妻の年金
(60,
000円/月)
住宅環境:アパート3階、EVなし(8
0,
000円/月)
健康保険:国民健康保険、高齢受給者証、限度額適
用・標準負担額減額認定証Ⅱ
介 護 度:要介護3(週1回服薬管理のためにヘル
パー利用)、介護保険負担限度額認定証
第3段階…注1
通院状況:近所の開業医に週1回妻付き添いで受診
【経過】
K氏は自宅リビングで倒れているところを発見さ
れ、S病院へ搬送となり脳梗塞と診断。入院加療の
後、当院回復期リハビリテーション病棟へ入院となっ
た。後遺症として右麻痺、視野狭窄(左下のみ見え
ている状態)、高次脳機能障害が残存。ナースコー
ルが押せないためセンサーマットも使用する状況で
あった。また、呼びかけや簡単な会話ならば理解で
きるが、意思決定は困難な状態であった。
リハビリテーションを開始した当初、妻は自宅で
の生活を希望していたが中間カンファレンスの中で
「本人の転倒リスクが高く、自力で立ち上がるのが
困難であり、常時介護者が必要な状態である」事を
伝えたところ、「転倒されることが一番怖い」と妻
から施設入所の話となり、介護老人保健施設(以下、
老健)へ入所を方針として決定しMSWが援助を開
始した。
MSWとの面談の中で、妻より「面会に頻回に行
きたい」との希望を伺う。また遠方になると交通費
がかかり生活がより厳しくなる事もあり、本人の年
金額内で利用できるところへの希望もあった。
MSWとしては、妻の思いをできるだけ尊重し自
宅から近い地域への入所調整を開始したが、近隣の
施設では金銭的に入所可能なところは見つからなかっ
た。そのため、同居する次男から金銭面の援助が得
られないかと妻と相談するが、次男自身の生活もあ
るため次男より「援助できない」と言われたとの事。
こうした状況より、無料低額診療を利用できる老健
にも入所相談を行ったが、「待機者が多く空床目途
はない」との理由より調整が困難であった。
入所調整が難航する中、妻より「A市に知り合い
MSW
尾 嶋 菜 央
がおり、洗濯物等の援助が得られる」と話があった。
精神的・経済的にも妻の負担が軽減されると判断し、
A市も対象にいくつかの入所調整を行なった。しか
し、近隣老健と同様に満床で待機が多く申し込みを
しても入所の目途は立たない状態であった。また、
センサーマットの使用者も増えており、物品の問題
や職員の体制上の問題などで断られる事や服薬して
いる薬価が高額になるため変更してもらわなければ
対応できないと断られた。
結果、近隣では無いが交通の便が良く、妻も何と
か通える老健が見つかり、ベッドに空きはないが当
院の入院日数期限までには調整できるとの事で入所
申込みを行い、入所可能となり待機中となっている。
【考察】
今回、経済的な問題があり空床があればどこでも
入所できるという訳にはいかず、妻の生活もあるた
め本人の年金額内で入所をとなると多床室でなけれ
ば利用料の支払いが困難であった。
WHOの世界保健統計によると日本人の平均寿命
は男性80.
0歳、女性87.
0歳となっており、女性の人
口の方が多いため、全国的に施設の男性病床は女性
病床より少ないベッド状況にある。そのため、特に
男性については入所可能となっても待機者がいる場
合は、本人の状態と施設の他の利用者との状況(安
全管理上の問題も含め)で入所の順番が前後するた
め入所の目途が立ちにくい。施設入所するためには
いつ声がかかるかわからない順番を待たなければな
らず、入院中であれば病院からも退院を迫られる事
も少なくない。
国は「地域包括ケア」を打ち出し、「地域へ戻り
できるだけ長く自宅で生活を送る」事を推進してい
るが、実際は自宅で生活を送ってもらいたいという
思いはあるが、介護をする家族も高齢であったり、
病気を抱えている事もあり、現実は自宅で一緒に暮
らしたいと思っていてもこうした問題から実現でき
ない人が増えている。
施設にも自宅にも生活の場を確保する事ができず、
行き場がない患者、家族を少しでも生み出していか
ないよう、公助のもとに福祉施設の整備と福祉サー
ビスの充実が急務であり、地域包括ケアの実現には
社会保障の拡充が必要である。そして、すべての患
者、家族の思いをしっかりと聴き、地域のどこに居
ても、“その人らしく”生活できるように援助する
ことの大切さを学んだケースであった。
注1:介護保険負担限度額認定証…食費や居住費の
自己負担の軽減を図るもの。
兵庫民医連NEWS
2015年4月
№337(7)
周年を迎え
70
■歴史家が決めるのか?
歴代自民党は、第2次世界大戦を
「・・歴史家が決める」とし、侵略
戦争であったことを認めようとしま
せん。「・・被虐的な戦争視観」と
批判していますが、満洲事変から始
まる15年戦争は、日本の軍部によっ
て周到に準備された「武力により領
土の拡張、他国の支配をめざした戦
■強制連行
1939年(昭和14)日本政府は、労
務動員実施計画要領を作成。不足す
る労働力を朝鮮人・中国人の「移住」
で補おうとした。42年から国民動員
実施計画と名を変え、敗戦の年まで
続いた。当初は、社会「募集」方式
であったが、44
年からは、行政機構、
警察権力を動員して強制的な「徴用」
が始まった。
朝鮮人 72万人~150万人とも
中国人 約4万人
軍要員 15万人
女子挺身隊の名の下に朝鮮人、台
湾人、占領 地より20万人の「従軍
慰安婦」が連行された。
中国国内での中国人強制連行は、
満洲国790万人、東北地区850万人
計1640万人にのぼりました。
強制連行された方は、
「ロームシャ」
と呼ばれ、炭坑等で過酷な労働を強
いられた。多くの方が亡くなった。
1940年9月に
決定した日本の
「生存圏」
終戦
今、
あの大戦を
考える
シリーズ③
●
姫路医療生協
河本利文
★
★
争」であり、国権の発動でおこなわれ
た戦争は、侵略戦争に他ありません。
日本軍による虐殺行為に代表され
るのが「三光作戦」です。
「殺光」=殺しつくす
「焼光」=燃やしつくす
「そう光」=奪いつくす
敵性ありと認むる住民中15歳以上
60歳までの男子は「殺伐」。敵が隠
匿した武器弾薬は 「押収」 するか
「焼却」する。「敵性部落」は「焼却
破壊」・・「無人区」化が図られた。
このような思想の中で「南京大虐
殺」(1
937・1
2・1
3 20万人以上)
重慶無差別爆撃 (1939~4
1 死者
19,
000人)マレー半島では華僑虐殺
(4~5万人虐殺)等々が行われた。
4月
正解者のうち5名の方に
図書カードを差し上げます。
小彦あんず作
読者の声
(尼崎医療生協病院)
(東神戸病院)
(介護相談室ふたば)
(特養ふたば)
(ふれあい薬局二見)
新年度がもうすぐ始まりま
すね。新しい医師・看護師・
薬剤師他の職員がたくさん入
職できたらいいですね。
OBとしても応援したいと思っ
ています。
渡辺節子
(駒どりOB)
▲
尚実
昌史
治美
孝之
秀明
孫らの成長はうれしく楽し
みではあるが、安心して住み
続けられるのかと不安もあり
ます。それと安倍首相の発言
や答弁などが上滑りに聞こえ
全然感動しないのは私だけで
しょうか?心配(これからの
世の中)です。
李章二
(神戸健康共和会OB)
▲
〈締切〉2015年4月24日(土)
◇当選者は15年6月号に掲載。
〈応募〉1人1通。はがき又はEメールで。
氏名、院所名(職場・職種)、OBの方は在
職時の法人名を記入の上、下記へ送付して下
さい。
〒6500047神戸市中央区港島南町5丁目3-7
兵庫民医連ニュース「クイズ」係
☆Eメール:ki
kans
i
@hyogomi
n.
c
om
※余白に、①興味深かった記事と感想、②事 まちがいさがし2月号の答え
業所での取り組み紹介、③近況、④ニュース
へのご意見等、お書き下さい。
①安田
②大槻
③奥野
④原
⑤武政
▲
▲
【応募のきまり】
■2月号の正解者は14
名でした。
右の5名の方に図書
カードを進呈。
▲
(2月号に寄せて)
「ひょうごMI
N-IRE
表紙のロゴ変わったんです
N」表紙のロゴ変わりました ね。元気な感じでいいですね。
ね。ステキ プロ野球が開
鵜尾郁代
幕しますね! 楽しみです。
(ひまわり診療所)
安田尚実
(尼崎医療生協病院)
プロ野球選手名鑑を眺めな
生存権その9
7
。私の利用者 がらペナントレースを夢想す
様でした。3月に老健入所さ るのが最近の楽しみ。関西在
れました。協同病院の皆様に 住なので大きな声では言えま
たいへんよくしていただきま せんが、子供の頃から大の巨
人ファン。
した。
奥野治美
(介護相談室ふたば)
岡野哲也
(東神戸病院)
▲
まちがいが7カ所。どこにあるでしょう?
「震災の体験を語りつぎ、
今後の課題を共有」のページ、
興味深く読みました。私は特
に三木看護部長の記事を読ん
で(民医連からの救援物資、
支援者のくだり)、すごいな
あと思いました。
左近允絢子
(ふれあい薬局長田)
▲
まちがいさがし
兵庫民医連NEWS
(8)№337
2015年4月
活動交流で刺激、新たな出会いも
~健康づくり交流会を開催~
3月14日に第4回、健康づくり交
流集会を開催しました。
組合員のお孫さんから職員まで、
総勢76人の参加でした。生協会館や
班の活動紹介などの発表、
参加者でよさこいも踊りま
した。展示ブースでは手作
りの作品がたくさん並び、
参加者から歓声があがって
いました。
体験会では、脳いきいき
ゲーム、ペットボトルを使っ
神
医療生協
て筋トレ、舌力アップの体操、ノル
ディックウォーキング体験など笑顔
があふれる時間を過ごしました。
交流会を通して、他の班の活動を
知ることで刺激を受けたり、普段は
支部と関わりのない人が地域の班活
動や組合員を知り、新しい出会いが
あるなど、今後につながっていくよ
うな取り組みになったと思います。
(健康まちづくり部 嶋崎 藍)
認知症へのチームアプローチ、
「その人らしく」の生活をサポート 姫
~認知症実践交流会~
3月14日(土)午後、サンシャイン
青山で姫路医療生協の「第2回認知
症ケア実践交流集会」が開催されま
した。参加者は約2
00名。組合員・
職員はもちろん、他の事業所からも
多数参加いただきました。
前回の実践交流集会の後、今回も
スーパーバイザーとして助言とご講
演をいただいた柿木達也先生(リハ
ビリテーション西播磨病院:物忘れ
外来診療部長)に、
「認知症」をテー
マにシリーズで講座を開講頂き、そ
の後の実践が問われる交流会でもあ
りました。
今回は、6つの部署から演題が報
告され、その一つ一つに柿木先生か
らの丁寧な助言と会場からの質疑・
意見が出されました。
どの演題も、「認知症」へのアプ
ローチが丁寧にされ、個々のケース
にそれぞれ個別に対応ができており、
それも職場全体検討し、チームとし
て実践されていることが分かります。
柿木先生もこの事例を重視され、ア
ドバイスされました。
第2部は、柿木先生の「新オレン
ジプランと認知症支援」と題する記
念講演です。
厚生労働省が目指している認知症
対応と私たちの実践を交えて、分か
建設へ向け決起
~3月14日宝塚医療生協を未来へつなぐ集会~
宝塚医療生協では現在、古くなっ
た高松診療所と陽だまり会館の建て
替え、医療介護の複合施設建設を計
画しており、建設へ向けての決起集
会が3月14日、阪急逆瀬川駅前のア
ピアホールにて開催、101名が集ま
りました。
委員会発足から今までの経過と医
療構想、介護構想の報告があった後、
グループに分かれ「医療、介護、建
物」について、希望を出しあうワー
クショップを行いました。
はじめは、戸惑って発言が出にく
かった方も、他の方の発表を聞いて
戸
路
医療生協
りやすいお話しでした。
参加者のアンケート(163通回収)
からも、具体的で客観的に分析され
た報告であることと、分かりやすい
パワーポイントであったことが述べ
られていました。
今後も、
「 その人らしく」の生活を
サポートできるように…との意見が
多数ありました。(本部 河本利文)
宝
塚
医療生協
アイデアが浮かび、次々と意見が飛
び出しました。グループ発表では、
「他科を充実させてほしい」
「お泊りデイを」という意
見から、「露天風呂」「屋上
庭園」までさまざまで、夢
のある発表に盛り上がりま
した。
今後、建設準備委員会で
意見をまとめ、より具体化
をしていきたいと思います。
(高松診療所 前田秀輔)