Rota-Sonde DC4500

スキャン形 ホットメタルデェテクター (HMD)
Rota-Sonde
DC4500
あらゆるアプリケーションに対応
光軸調整用レーザーポインター付
シグナルレベルのスマートディスプレー付
180℃/360℃の高感度対応
ISO 9001
Jp 1445
DELTA - Aéroparc 2 - 12 rue des Cigognes - 67960 ENTZHEIM - FRANCE – TEL : +33 388 78 21 01 FAX : +33 388 76 02 29 - www.deltasensor.eu
Applications
Rota-Sonde DC4500
概要
Rota-Sonde DC4500 は、スキャン形の HMD でホット材からの赤外線を検出します。次の装置を備え
ています。

強固なコネクタ付きオプトエレクトロニクスケース

エアパージ付保護フード

取付台にフィットする水冷プレート
Rota-Sonde DC4500 は、アルミダイキャスト製で製鉄所の悪環境下(衝撃、振動、高温、蒸気、粉塵)
で使用できます。
特徴

スキャン幅が狭いので高精度

ホット材の温度、サイズ、位置に無関係

水蒸気や粉塵の環境でも検出できます。

レーザーライン(Model-LL)やレーザーポインター(Model-LP)付なので光軸調整が容易

LED バー表示でセットアップが容易:受信レベルと動作点表示

自己診断機能付(受信信号余裕度表示、警報表示、余裕度低下検出表示)

高感度:180℃/360°F

オンラインで高・低感度が切り換えできる。

固定スリット幅のシャッターにより:常温/2mm 幅、高温/0.7mm 幅

メンテナンスが容易:ウインドーガラスの清掃と HMD の交換が容易

DELTA Rota-Sonde DC3000 と DC4000 と同取付

HMD の取り付け場所へのアプローチが困難な場合、ジャンクションボックス CR4500DC を使用し
てリモート設定とリモート診断ができます。
アプリケーション
Rota-Sonde DC4500 は圧延ラインや連鋳ライン用のスキャン形ホットメタルデェテクターで、高・低感
度切換え機能、自己診断機能、セットアップが容易なバー表示を備えています。
高感度機能は 180℃/360°F の低温スチール材の検出を可能にしました。
Rota-Sonde DC4500 は、低温ロール材やハフニウム、アルミ材のような輻射の少ない材料の検出に最適
です。
さらにこのホットメタルデェテクターは、生産プロセスや材料を変えて材料の温度や輻射が大きく変
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化する場所、例えば水冷後や特殊鋼等のアプリケーションに便利です。
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Description
Rota-Sonde DC4500
検出原理
赤外線スキャン方式で高精度検出 :
Rota-Sonde DC4500 は、ホット材からの輻射を狭い
スキャン幅で 10°、30°、50°のスキャン角で受光します。
 広いスキャン角(Max. 50°)

高精度検出のための狭いスキャン幅

HMD 内での焦点のサイズが小さいので感度を下げ
ることなく、HMD をホット材より離して取り付け
られる
広い赤外線波長感度領域:
Rota-Sonde DC4500 は、150°(300°F)の低温の
スケールを検出するために広範囲の波長で高感度
で受光できる赤外線フォトセルを採用しています。
従って 180℃(360°F)の低温材を確実に検出します。
これらの特徴は材料の寸法、温度、距離、スキャン
範囲内の位置に関係なく高精度で確実な検出を実現
します。
構造
Rota-Sonde DC4500 は強固なアルミ密閉ケースに収納
され、次の特徴を備えています。
 水冷用のステンレスパイプを内蔵した冷却板

ウインドーガラスの保護用パージ機能付き
フード。フードはヒンジでケースに固定され
ていて、フードを開けると簡単にウインドー
ガラスを清掃できます。(DC4510, DC4530)

2mm と 0.7mm のスリット付シャッター

2 軸に調整可能な取り付け台

水冷とエアパージの取入口は本体と別の
サポートプレートに付いています。従って
水冷やエアーの配管を外すことなく本体を
外すことができ、本体を取り付けた後の
光軸調整も不要です

スチール編組で保護された高温対応ケーブル
と強固なコネクター付.
光軸調整レーザー
Rota-Sonde DC4500 は、次の 2 種の内の 1 種の
レーザーを装備しています:
 レーザーライン(LL バージョン):
レーザーラインはスキャン位置の全体を正確に
示します。HMD の両方向の調整が簡単にできます。

レーザーポインター(LP バージョン):
レーザーポインターはスキャン位置をポイントで
示します。
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Special features
Rota-Sonde DC4500
感度調整と自己診断機能
コントロールパネル
 2 本のバー表示: 受光量表示(緑 LED)と動作点表示(青
LED )

感度設定器(通常感度、高感度)

レーザー/テスト釦:
通常、高感度とも設定可能時に青色 LED が点灯
光軸調整用レーザーを入切する釦で 3 秒以上押し続ける
と自己診断機能を実行します。テストは遠隔でもできま
す。

診断結果を 3 段階(故障無し、軽故障、重故障)表示し
ます。
自己モニター機能 :
早めにメンテナンスをして信頼性を向上させるために Rota-Sonde DC4500 には次の機能があります
 アラーム表示と出力: HMD が重故障で点灯、出力内部温度上昇(55℃/130°F)、スキャンシス
テム又はプリント基板不良。

コントロール表示と出力: HMD が軽故障で点灯、出力感度余裕度不足(2LED バー)、ウインドー
ガラスの汚れ、バックグランドの温度上昇、感度調整不良

遠隔テスト機能
光学系
DC4510-
DC4530-
DC4550-
スキャン角(1)
10°
30°
50°
応答速度
1 ms
2 ms
4 ms
形式
感度/2mm シャッター付(2)
高感度:220℃(430°F)
通常感度:400℃(750°F)
感度/シャッター無し(2)
高感度:180℃(360°F)
波長 1~2.6µm、波長 2.2µm の時最大感度
スペクトル感度
(1) シャッターを使用してスキャン角を小さくできます。「アクセサリー」の箇所を参照
(2) 検出温度は放射率が 0.8 以上でスキャン角の 10%以上をホット材が占めることを条件としていま
す。
形式
レーザー
レーザークラス(IEC-60825-1)
DC450- LL
DC450-LP
レーザーライン照射領域はス
キャン領域と同じ (3)
レーザーポインター
クラス 2M、赤
クラス 2、赤
(3) レーザーラインは DC4510、DC4530 に装備
材料別最適検出距離
低温アプリケーション
通常アプリケーション
Wire
0.1 ~ 0.5 m
0.3 ~ 2 m
Bar
0.3 ~ 1 m
0.5 ~ 6 m
Billet - Bloom
0.5 ~ 2 m
1 ~ 10 m
2~4m
3 ~ 20 m
Slab - Strip - Plate
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Technical characteristics
Rota-Sonde DC4500
仕様
電源
消費電力
材料有(P.P.)
無接点出力(S/S)
220 V (-10%) ~ 240 V (+10%) - 50/60 Hz or
110 V (-10%) ~ 120 V (+10%) - 50/60 Hz
24 VDC (18 ~ 30 VDC)
30 VA
600 mA 以上
プッシュプル出力
低インピーダンス: 0 / 24 V - 50 mA, 短絡防止付
IC接点
接点容量: 550 VA - 250 V - 5 A max
ON時間: 7.5 ms; OFF時間: 3 ms
材料有(P.P.)
リレー出力
アラーム出力(ALARM)
プッシュプル出力- 低インピーダンス: 0 / 24 V - 50 mA, 短絡防止付
0 V: 異常
24 V: 正常
プッシュプル出力- 低インピーダンス: 0 / 24 V - 50 mA, 短絡防止付
0 V: 検出マージン不足
24 V: 検出マージン有
0 / 24V - 1mA
0 V : 高感度
24 V (open): 通常感度
0 / 24V - 1mA
0 V: テスト
24 V (open): 通常
0 ~ 15 V, 受光素子の出力に比例したアナログ電圧を出力
コントロール出力
(CONTROL)
N/H 切換入力
テスト入力
受光量出力
感度設定入力
0 ~ 10V - 1mA 又は可変抵抗器(10KΩ)
0V: 最高感度, 10V: 最低感度, open: コントロールパネル設定
ケーブル
コネクター付シリコンケーブル(スチール編組で保護)
2m標準、特殊長供給可
保護等級
IP 66 (アルミ鋳物)
エアパージ
計測エアー: 0.05 ~ 0.2 バー, フローレート: 4 ~ 16 L/min
-20 °C ~ 60 °C (0 °F ~ 140 °F):水冷なし
120 °C (250 °F)まで: 水冷してください。
温度 25°C、水圧 1 ~ 2 バー、水量 1 ~ 2L/min.工業用水
周囲温度
重量
7 kg
結線
AC 電源
DC 電源
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Technical characteristics
Rota-Sonde DC4500
外形寸法図
DC4510 and DC4530
 エアー取入口φ10
 水取入口φ10
DC4550
 ボルト取付φ12
 レーザーポインター(-LP バージョン)
 光軸中心
 コネクタークリアランススペース
ご注文時の指定事項
DC 4 5  0 - 
 L= 
スキャン角
レーザー
電源電圧
1 : 10°
3 : 30°
5 : 50°
LL : レーザーライン
LP : レーザーポインター
115 VAC
230 VAC
24 VDC
ケーブル長
2 : 2 m (標準)
0: ケーブル、
コネクター無し
3:
3m
5:
5m
8:
8m
例: DC4510-LL 230V L=2
注:LL バージョンにはスキャン角 50°品はありません
10/14– Printed in France –  DELTA SAS 2014
 BR3000 ホット材のシュミレーション用バー
光源
 スキャン角限定用シャッター:まわりの高温
物体による誤検出防止用です。
-参考:7193016
 直接輻射から HMD を保護する断熱材
-参考: 7592576
 遠隔設定や自己診断用 CR4500DC 形中継ボッ
クス
 ホット材のシミュレーション用バー光源。
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04/06– Printed in France -  DELTA SAS 2006
アクセサリー