長野県看護大学吸収式冷温水発生機保守点検業務仕様書

長野県看護大学吸収式冷温水発生機保守点検業務仕様書
この仕様書は、長野県看護大学に設置されている吸収式冷温水発生機の保守点検業務の内容を示
すが、仕様書に示されていない事項であっても、設備の状況・機能維持の上で必要と認められうる作
業は、長野県看護大学(以下「委託者」という。)の指示に従い、原則として契約金の範囲内で実施す
るものとする。
1
対象物件
名
称
所 在 地
2
履行期間
3
業務内容
㈱日立製作所製
小型油焚き吸収冷温水機
型式 HAU-FK-H70SB
4台
設備機能維持及び保守のための遠隔監視装置
1式
長野県駒ヶ根市赤穂 1694
長野県看護大学管理棟1階機械室
平成 27 年4月1日から平成 28 年3月 31 日まで
契約書第2条に定める業務は、冷温水発生ユニット(熱源機)に係る遠隔監視業務及び保守
点検業務とする。
(1)
冷温水発生ユニット(熱源機)に係る遠隔監視業務は、次のとおり実施するものとする。
ア 監視の内容は別表1のとおりとし、業務を実施するために受託者が設置する機械、器具、
その他(以下、これらを総称して『監視装置』という。)は、受託者の所有とし、その旨「監
視装置」に表示するものとする。
イ 「監視装置」の新規設置工事、ないし既存の「監視装置」の撤去工事に係る費用は受託
者の負担とする。
ウ
受託者は、「監視装置」による別表1の監視内容について、月1回委託者に報告するも
のとする。
エ
受託者の責によらない事由により、当該委託業務が不可能に至ったときは、受託者の業
務はその状況の止むまでの間、自動的に停止するものとする。
オ
委託者は、契約対象設備(以下「対象設備」という。)の改造、機能変更並びに「監視
装置」の移動、又は変更等を行うときは、文書により着手の1ヶ月前までに遅滞なく受託
者に通知するものとする。
カ
委託者は、受託者の承諾を得ることなく「監視装置」を第三者に転貸、譲渡等一切の処
分行為及び原状の変更を行わないものとする。
キ
委託者は、受託者の責によらない事由により「監視装置」を棄損、滅失した場合、その
復旧に要する実費を受託者に支払うものとする。
(2)
冷温水発生ユニット(熱源機)保守点検業務は、次のとおり実施するものとする。
ア
業務の実施内容は別表2のとおりとする。
イ
受託者の定期点検、不時の故障に対する作業は、受託者の通常勤務日の通常時間内に行
うものとし、受託者の就業時間外に行われる場合は本契約以外とする。ただし、冷温水発
生ユニットが故障でかつ緊急を要する場合は、別途依頼により技術者を派遣して適切な処
置を行うものとする。
ウ
諸法規の改正、又は官公署の命令若しくは要求する設備の改修、又は新規付属物追加に
関する工事は、本契約に含まれないものとする。
エ
監督官庁の検査がある場合は、必要に応じて検査に立ち会うものとする。ただし、検査
受検法定諸事項業務は、契約金額に含まないものとする。
(3)
上記(1)、(2)に掲げるものの外、時期を特定しない業務として、次の作業を行うものと
する。
ア
凝縮器、吸収器のチューブの簡易化学洗浄(軟質スケール成分の除去のみ)
冷却水系のチューブについて、年に2台実施
イ
消耗部品の交換ないし補充
遠隔監視装置バッテリー、サンプリング補充溶液、簡易洗浄薬品の3品について随時
4
ウ
遠隔監視装置自体の随時点検
エ
その他、稼動中不具合が発生した場合の呼出による点検調整の随時実施
契約外業務
次に掲げる作業はこの契約に含めないものであり、受託者が委託者の要請に基づいて業務を
実施した場合又は設備機器の性能維持のため受託者が必要と判断し委託者がこれを了承して
業務を実施した場合は、契約書第8条の規定に関わらず、受託者は委託者に対して別途実費を
請求することができるものとする。
(1)
上記3(3)イに掲げる物品以外の物品の交換・補充
(2)
硬質スケール成分の除去
(3)
溶液ポンプ、溶液スプレーポンプ、冷媒ポンプ及びバーナーの分解整備
(4)
高温再生器液管の超音波検査及び熱交換器、本体内部の検査整備
(5)
溶液再生及び補充溶液(サンプリング補充溶液を除く)
(6)
炉内及び煙道ボックスの清掃
(7)
保冷・保温及び塗装の補修
別表1
記録項目
月中総稼働時間、月中総稼動回数、月中総抽気回数、1 日の運転データ(月 1
回)
診断項目
次に掲げる項目の発生を知らせる信号の有無
故障全般、能力低下、空気漏れ、冷却水系異状、高再濃度上昇、溶液循環不
良、溶液制御不良、ポンプ過負荷、排ガス温度上昇、起動時断火、液面低下、
停電、センサー異状
別表2
作
業
項
目
点
検
項
目
総合外観点検
冷
房
切
替
調
整
・
暖
房
切
替
調
整
電気機器絶縁抵抗測定
冷暖房切替操作の不具合
抽気機能点検
気密状況確認
燃焼装置点検
運転調整
保護リレー回路及び温調計
の点検及び調整
冷水・冷却水・温水の pH 測
定及び管理方法説明
運転記録の採取
共
通
項
目
インヒビタ(腐食抑制剤)調整
抽気電磁弁、スピンドル O リング
点検
機内溶液サンプリング分析
点
検
内
容
点 検 回 数
機器の破損・欠品
外装カバーの錆の有無・汚れ
水室ケース水漏れ
温度計・感温筒差込管内の油
空燃比リンクの位置ずれ・緩み
冷房切替調整:
冷房切替時に1回
実施
燃焼機器配管の油漏れ、燃焼
状況、冷媒量
暖房切替調整:
暖房切替時に1回
実施
外気温度、機械室温度、燃焼
制御弁開度、入口圧力値、送
風機電流値、高温再生器圧力
値、高温再生器表面温度、吸
収器出口温度、各種ポンプ
(溶液循環、溶液スプレー、冷
媒ポンプ、真空ポンプ)運転電
流値及び TRG 電圧値、冷水、
冷却水、温水の入口温度・出
口温度・ポンプ電流値・ポンプ
吐出圧力値、冷却塔電流
調整は機内溶液サンプリング分
析の結果による
備
冷
替
は
装
作
る
認
う
考
房
時
燃
置
動
か
も
切
に
焼
が
す
確
行
冷 房 稼
動 期 間
中 に は
冷 却 水
のサンプリ
ングも行
う