<柏崎市役所庁舎移転問題のその後について>

平成 27 年 3 月版 後援会報
日頃は皆様から三井田孝欧の活動にご理解、ご支援頂きありがとうございます。
し し ふ んじ ん
柏崎市役所の拡大移転問題につきましては、これまで以上に、獅子奮迅の働きをして
いくと本人は意気込んでおるところです。
今年4月には統一地方選挙が執り行われますが、三井田孝欧にとっては非常に厳しい
状況となっております。何卒、皆様からのご支援を宜しくお願い申し上げます。
また、選挙事務所を3月21日より開設しましたので、是非、お寄り頂ければ幸いに存じます。
三井田孝欧後援会会長
矢作康三
選挙事務所:
柏崎市東本町2丁目7-47 えんま通り内 「旧:ままや様」跡
シルバーふれあいサロン「やまゆり」様向かい。
出陣式:平成27年4月19日(日)
8時45分より
えんま堂前にて
し し ふ んじ ん
*獅子マークの意味:しし座生まれの三井田孝欧が、獅子奮迅の働きをすることを誓ったもの。
<柏崎市役所庁舎移転問題のその後について>
先の後援会報でご報告した通り、平成26年度当初
の予定にはなかった柏崎市役所庁舎の駅前への移
転、さらに大きな庁舎を作ることに対し、土地取得の
議案が提出されました。
中央地区のみならず、柏崎全体のまちづくり、雇
用の場の創出(駅前は民間開発すべき)、防災などの
観点から、そして「地元をはじめ、市民の意見を先に
聞くべき」として、土地取得予算に「反対」をしました
が、結果は賛成多数で可決。
その後、柏崎市が市民の皆さんに全戸配布した『【保存版】柏崎市防災ガイドブック 自然災
害編』には、新しい市役所庁舎予定地として購入した駅前の土地が、「要警戒地域」となってお
り(下図の格子状が対象区域)、がく然としたところです。
つまり、柏崎市自らが「要警戒区域」に設定した場所へ、災害時に
対策本部となる新しい市役所庁舎を移転させるということです。
新しい市役所庁舎だけ1mほどかさ上げして建設して対応する、
などと議会では説明しておりましたが、根本的な問題はそこでは
ありません。駅前周辺全体が水害となった場合には、ほとんど機能
しない恐れもあります。
また、現在でも文化会館アルフォーレでイベントがあった際には、
かなりの交通渋滞が発生しています(市内大手企業が駅前に本社移転することもあります)。
水害にならずとも、災害時に各種申請や相談で市役所を訪れる方や、避難場所となる文化
会館アルフォーレに市民が殺到するため、さらなる混雑が予想されます。
中越沖地震、東日本大震災をはじめ、これまでの日本各地での災害から分かった
「(災害時に使う)複数の機能を一箇所に集めるべきではない」
*事例:申請書類受付と物流、対策本部と避難所ともに人と車などが殺到する。
という鉄則さえ破ろうとしております。
今年、これから市役所新庁舎について市民アンケートを行うとしていますが、順序が逆です。
さらに、「新庁舎建設設備基本計画策定支援業務委託」として、コンサルタントに1014万円の
費用を払うとしており、駅前に移転した方が良いとしたこれまでの市役所内の計画は何だっ
たのか、という状況です。今年4月以降、再選できた際には、引き続き問題点を指摘します。
<今任期最後の一般質問について>
三井田孝欧はこれまで議場において様々な追及、提案を行ってきました(提案も多く実現)。
3期目の任期最後となる一般質問は、
1.選挙の不正防止対策と投票率向上策について
→ 選挙管理委員長
2.生活保護費の不正受給調査と外国人への支給について
→ 市 長
3.地方創生に向けての柏崎らしい戦略について
→ 市
長
の3つの観点で行いました。なかでも、新たな地方自治体間の知恵
比べ、競争の時代に突入したことから、3つめの質問について、抜粋
して以下にご報告します。
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(三井田)地方創生は柏崎市がいかに独自性のあるアイデアをだすか、魅力あるまちづくりを
するか、そして市長の熱意が問われる。子育てしやすいまち、雇用の場の確保など色々な目的
が含まれるなか、柏崎らしさ、現在でも柏崎にある資源の組合せでできる事業について、いく
つか提案したい。
(1)少子化対策として、男女ともへの不妊治療補助
現在の不妊治療への補助は、あくまで正常な精子、卵子が
ある前提で、女性への支援が主となっている。
しかし、男性にも不妊治療があり、多くの人が悩んでいるこ
とを認識し、発想を変えるべきではないか。
女性だけではなく、既に婚姻している男性不妊への補助制
度は、少子化対策への即効薬となる。
(2)鳥獣被害対策で得る肉
等をジビエ(フランスでは定
番の野生肉)として活用
猪、鹿をはじめ、柏崎市内では農業への被害を防止するた
め、鳥獣駆除されている。しかし、駆除された鳥獣を廃棄する
ことなく、きちんと食肉用の処理をすれば販売できる。
実際、佐賀県武雄市は市役所に「いのしし課」を設置(写
真)し、取り組み始めているものの、施設などの課題がある。
その点、食肉処理に必要な空き施設や水は、柏崎市内に豊富
にあり、販売員としても雇用も確保のためにも取り組める。
(3)パソコン、電子部品の資源回収
従来、そのまま廃棄していた古いパソコンや電子
機器を分解、仕分けし、その中に含まれる貴重金属
(レアメタル)を回収して利益を得る事業がある。都
市内に使われなくなった金属が多くあることから、
都市鉱山とも呼ばれている。
実際に新潟市では民間事業が障がい者を雇用し、
この事業に取り組んでいる(右の写真は実際の作業
風景)が、課題は廃棄されるパソコンなどの回収が
少ないことにある。
柏崎市には、我々の税金を投入して設立した第3セクターのシステム会社があり、そこで発
生する古いパソコンなどがある。さらに分別などのリサイクル意識の高い、柏崎の強みがある。
(4)海の水族館の復活
かつて番神にあり、現在もその形跡が残っている
海の水族館。「見て、触って、最後に食べられる」とい
う、全国的に非常にユニークなものであった。
この海の水族館を復活させれば、ニュース性もあ
り、柏崎のシティセールスにもなる。さらに海の柏崎
への原点回帰にもなり、取り組んでみてはどうか。
これまでもこの提案をしたが、結局は管理者であ
る国、県の規制・ハードルがあるからできない、とし
ていたが、今こそチャレンジすべきではないか。
個々の事業の案について説明したが、これらの提案の根本は、これまでの発想を変えるべ
きということ。これまでの枠組みを変えるチャンスが地方創生。市民の力を結集するのはもち
ろん、市役所庁内でも若い世代で面白い考えを持つ職員も多くいる。まず足元の人材も活用し
てはどうか。
(市長)地方創生に向けて柏崎の独自性を示すアイデアを提案いただいたが、いずれにしても
次期総合計画は柏崎市の10年後その先を見通した計画なので、次期総合計画に盛り込む課題
整備をしながら、次の展望を示していかなければならない。そういった次期総合計画の考えを
ふまえた中で、今年の秋までに地方版総合戦略・目玉になる事業を考えなければならない。市
民の皆さんに加わっていたきながら、提案も含め検討したい。
(三井田)最後に苦言を呈しておきたい。今の柏崎市政では、何かの政策、事業などを企画する
際、すぐに市外のコンサルタント、アドバイザー等に数十万円~千万円単位のお金で委託してい
る。最初はノウハウを吸収するため仕方ない面もあるが、2年目以降は自力でやっていくべき
であろう。自分たちのまちは、自分たちで創るものである。
厳しい戦いが、この4月にございます。引き続き、三井田孝欧に「柏崎の発展のため働ける立
場」をお与え頂けるよう、皆様からのご支援を宜しく御願い致します。