いきいきシニア通信金沢 Vol.５（平成27年５月発行）いきいきシニア通信では、すでに地域で活躍されているシニアの皆さんや、区内で活動している団体を紹介いたします。今回は「金沢国際交流ラウンジボランティア会」の活動内容と、インタビューを紹介いたします。なお、「金沢国際交流ラウンジボランティア会」は金沢区から事業を委託されています。ボランティア会の事業・活動の目的   地域の日本人と外国人との異文化交流を通して友好を深め、「共生の社会作り」の促進に努める。会員はボランティア精神をもって会の活動に進んで参加し外国人支援に取り組む。活動内容 ◆委託事業 ①「外国人相談窓口業務」・外国人市民に対する情報提供・相談・通訳ならびに通訳者の派遣業務・各種翻訳業務・ラウンジボランティア会全体の事業・活動が円滑に進むよう連携業務を行なう。 ②「人材育成部門」・外国人支援に携わるラウンジ会員・地域住民の人材育成を行なう。「講演会」・「語学講習」・「トークショー」・「各種研修会」の開催 ③「日本語教室」小学生以上の外国人に日本語指導支援を行なう。 ◆自主事業 ①国際交流部門・外国人市民との交流を図る目的のためのイベント等を行なう。 ※事業推進委員会を月１回開催してラウンジ活動の企画や運営について審議する。金沢国際交流ラウンジボランティア会詳細住所：〒236-0027 横浜市金沢区瀬戸２２-２横浜市立大学シーガルセンター２階 eメール：[email protected] TEL：045-786-0531/0534 FAX：045-786-0532 URL：http://www.kanazawalounge.org 年会費：500円会員数：90名年齢層：60代が多い（10代～80才）開館：火・水・木・金・土・日 9:00～17:30 休館：月曜日祝祭日・年末年始・市大行事日いきいきシニアの声会の運営は窓口部・子ども学習支援部・日本語部・情報広報部の４つの部が連携して運営されてますが、窓口部長のYさんに外国人留学生の日本語教育、会員さんの入会の動機などについてお聞きしました。Ｑ１：ボランティア会の歴史、設立経緯はどのようなものですか？平成9年金沢区役所の呼びかけで、外国人支援活動をしている団体の代表者が立ち上げた「ふれんず金沢」という団体が現在のボランティア会の母体です。外国人支援拠点の必要性を訴え、横浜市の外国人支援方針と一致し横浜市立大に設立された「国際交流ラウンジ」事業に参入することができました。 Q 2：どのような動機で入会されてますか？一例ですが、現役時代に不安をかかえて海外勤務した際、現地の人に大変お世話になったので、現役を退いたあと今度は自分が恩返しする番だ、と入会された方や、教えることで自分も学びたい、外国人からもいろいろと教えられることが多いのでは、と入会された方もいらっしゃいます。会員は女性の方が多く、また最高齢は 80才代の方です。 Q 3：どのような国籍の方が利用されてますか？横浜市には約78,000人、うち金沢区には約2,200人の外国人が居住してますが、利用される方の国籍は様々です。上位をみますと中国、韓国、ロシア、ヴェトナム、ペルーとなっており、平成26年度のラウンジの延べ利用人数は1,480人でした。特にヴェトナム人の利用は45人（25年度）から138人（26年度)に増加してます。留学生や小さい子どものいるご家庭の方のご利用が多く、日本語の習得に熱心に取り組んでいます。 Q 4：シニアの方にメッセージをお願いします。教員免許をお持ちの方、免許がなくても「日本語教師養成講座」を受講すれば地域の外国人の指導者として活躍していただけます。また子育てが終わり時間的にも余裕があり、子どもと接することが好きで、外国人の子どもに日本語を教えてみたい、という女性の活躍も期待してます。また、チラシ、ホームページなどの広報活動もあります。＜編集後記＞スポット開設より４ヶ月余が経過し、多くの方々にご来訪いただきありがとうございます。今後も就労先・活躍の場の開拓に努め皆様のご支援ができるよう努力して参ります。「国際交流ラウンジボランティア会」では日本語の指導者、広報紙やホームページ作成のボランティアを募集中とのことです。留学生、観光客など海外から日本へ来られる外国人が益々増加しています。興味のある方は連絡してみてはいかがでしょうか。発行：金沢区生きがい就労支援スポット〒236-0021 神奈川県横浜市金沢区泥亀1-21-5 いきいきセンター金沢4階 TEL:045-370-8356/FAX:045-370-8379 受付時間：月～金 9:00～17:00（土日祝日・年末年始は休み）