前学期 総合科目ガイダンス 4月8日(水)

総合科目ガイダンス資料
2015. 4. 8
[日程は変更の可能性があります]
1. 東工大とは何か(Everything about Tokyo Tech: "Tokyo-Tech-ology"):梶 雅範
私たちの学ぶ東工大とは、どんな大学だろうか。130 年を越える東工大の歴史をつくった人々とその成
果にかんする講義を聴き、キャンパスの関係の地を探訪しその産み出したモノに触れ、その歴史を学ぶ。
さらに、自分たちの目で東工大の過去と現在をよく知り、その未来について考えてもらう。そのことを通じて、
科学・技術の専門家になる東工大生が、日本の科学・技術の未来についても、それぞれに考えることが出
来るようになることを目指す。
1. 4月8日(水)梶 雅範(ガイダンス)
2. 4月15日(水)梶「東京工業大学の起源」
3. 4月22日(水)遠藤康一・阿児雄之「キャンパスツアー」(雨天には4月30日と交替)
4. 4月30日(木)*道家達将(東工大名誉教授)「東工大をつくった人々─手島精一」
5. 5月13日(水)遠藤「東工大のキャンパスの形成」
6. 5月20日(水)亀井宏行・遠藤・阿児・梶「東工大紹介の方法 博物館入門」(レポート出題)
7. 5月27日(水)亀井「東工大をつくった人々─ワグネル」
8. 6月3日(水)阿児「窯業の伝統:河井・浜田から島岡まで」
9. 6月10日(水)*岡田大士(中央大学准教授)「東工大をつくった人々─和田小六」
10. 6月17日(水)梶「東工大における人文学・社会科学の系譜」
11. 6月24日(水)*清水優史(東工大名誉教授)「東工大とロボコン」
12. 7月1日(水)*田口陽子(佐賀大学准教授)「東工大の建築(谷口吉郎から清家・篠原・坂本
まで)」
13. 7月8日(水)*広瀬茂久(東工大名誉教授)「東工大生命理工学部の起源とその魅力」
14. 7月15日(水)学生発表(亀井・遠藤・阿児・梶)
15. 7月22日(水)学生発表(亀井・遠藤・阿児・梶)
2. 現代科学・技術と安全性(Technology and Safety-Issues in modern Society):中島 秀人
現代社会において、科学・技術は豊かさの源泉の一つである。同時に、その影響が巨大化し、もたらすリ
スクも大きくなっている。この授業では、学内外の各分野の専門の方にお話をいただき、問題を具体的に
提示する。そして、この問題にどのように取り組めばいいのかを考える。
1.
4 月 8 日(水)総合科目合同ガイダンス(中島)(この日のみ講堂)
2.
4 月 15 日(水)化学プラントの安全(中原)
3.
4 月 22 日(水)製品の環境影響評価:ライフサイクルアセスメント(柴田)
4.
4 月 30 日(木)福島第一原発事故による放射能汚染と放射線被曝の現状(野口)
1
5.
5 月 13 日(水)原子力システムの安全性・その1 原子力の安全性確保の考え方(小原)
6.
5 月 20 日(水)原子力システムの安全性・その2 放射性廃棄物処分の安全性(小原)
7.
5 月 27 日(水)航空機の安全性と社会システム(塚越)
8.
6 月 3 日(水)航空機事故調査の視点から見る社会と安全(館野)
9.
6 月10 日(水)化学物質と安全性(工藤)
10. 6 月17 日(水)科学技術と食品安全(神里)
11. 6 月24 日(水)薬害の歴史と現代における課題(八重)
12. 7 月 1 日(水)医療と安全(福地)
13. 7 月 8 日(水)建築構造の安全安心(笠井)
14. 7 月15 日(水)まとめ(中島)
15. 予備日 7 月 22 日(水)
3. 環境計画と社会システム(Environmental Planning and the Social System):
今日の環境問題解決には社会システムの変革が不可欠であり、その方策としての環境計画や政策の理
論と実際を学ぶ。まずエネルギー問題を題材に環境計画の具体的なアプローチや課題について解説す
る。続いて、文明社会の崩壊、江戸のリサイクル社会、産業公害が深刻化した近代社会などの歴史をふり
返り社会システムとは何かを理解する。さらに深刻化する都市型社会の環境問題とその改善策、持続可能
社会実現に向けた重要なツールである環境アセスメント/戦略的環境アセスメントの考え方を紹介する。
※ 環境理工:環境理工学創造専攻、国際開発:国際開発工学専攻
1.
4月8日 (水)錦澤 滋雄(環境理工)(ガイダンス)
2.
4月15日(水)阿部 直也(国際開発)「持続的開発目標とは何か」
3.
4月22日(水)阿部 直也
「社会経済活動とエネルギー消費」
4.
4月30日(木)阿部 直也
「再生可能エネルギー技術の普及と課題」
5.
5月13日(水)石川 忠晴(環境理工)「環境破壊と文明の衰亡」
6.
5月20日(水)石川 忠晴
「近世日本の都市社会とリサイクル」
7.
5月27日(水)石川 忠晴
「近代日本の発展と公害」
8.
6月3日 (水)浅輪 貴史(環境理工)「都市環境問題とは何か」
9.
6月10日(水)浅輪 貴史
「都市環境計画と理工学の役割」
10. 6月17日(水)浅輪 貴史
「快適環境を創る、アメニティ」
11. 6月24日(水)錦澤 滋雄(環境理工)「環境計画・政策と社会システム」
12. 7月1日 (水)錦澤 滋雄
「環境アセスメント」
13. 7月8日 (水)村山 武彦(環境理工)「戦略的環境アセスメント」
14. 7月15日(水)村山 武彦
「国際協力と環境社会配慮」
15. 7月22日(水)錦澤 滋雄
「北欧のエネルギーシフト」
2
4. 技術経営入門(Introduction to Management of Technology):田辺 孝二
技術がどのように商品やサービスに結びつき、事業や産業を形成していくのかを明らかにし、社会的・
経済的な価値の創造を効果的にマネジメントする学問が技術経営(Management of Technology)である。
本講義では技術経営に関する経営戦略、技術戦略、イノベーション論、知的財産マネジメント、情報マネ
ジメント、サービスイノベーション、金融工学などについて初心者でも理解できるように平易にそれらの考え
方、方法論を解説する。本講義の受講対象者は、主として学部3年生に推奨されるが、2 年生から 4 年生
も履修可とする。
1.4 月8日(水):辻本(全体ガイダンス)
2.4 月 15 日(水):辻本
「講義ガイダンス」
3. 4 月 22 日(水):藤村 「イノベーションと社会」
4. 4 月 30 日(木): 田辺「イノベーションの実践論」
5. 5 月 13 日(水):辻本 「企業戦略とイノベーション・技術組織論」
6. 5 月 20 日(水):宮崎 「技術経営概論」
7. 5 月 27 日(水):日高 「サービスイノベーション」
8. 6 月 3 日(水): 仙石 「アントレプレナーシップと事業創成」
9. 6 月 10 日(水):梶川 「情報と知識のマネジメント」
10. 6 月 17 日(水): 池上「歴史的イノベーションの研究開発とそのインパクト」
11. 6 月 24 日(水): 橋本 「イノベーション政策」
12. 7 月 1 日(水):比嘉 「ICTとイノベーション」
13. 7 月 8 日(水):後藤 「R&D と企業評価」
14. 7 月 15 日(水):嘉多山 「食ビジネスの展開」
15. 7 月 22 日(水):谷口 「科学技術政策の分析」
5. システム知の探求(Introduction to Systems Sciences):三宅 美博
自然の生物から、人間、組織、社会、さらには人工物としてのソフトウェアの知的エージェント、ロボットま
で、我々の周囲には、様々なレベルで「知」を持つシステムが多く見られる。 本講義では、これらに対して、
「システム」という統一的視点から、理工系と社会科学系の教員が文字通り学際的にアプローチする。
1. 4月8日(水)三宅
(ガイダンス)
2. 4月15日(水)三宅
システムの視点を身につけよう!
3. 4月22日(水)木嶋
システム思考・ロジカルシンキング
4. 4月30日(木)
予備日
5. 5月13日(水)池上
戦争発生メカニズムのシステム論的分析
6. 5月20日(水)坂野
集合行為ジレンマ問題と社会システム
7. 5月27日(水)寺野
社会を計算するエージェントシミュレーション
8. 6月3日(水)木嶋
共生するシステムのモデル
3
9. 6月10日(水)出口
社会経済のエージェントベースシミュレーション1
10. 6月17日(水)小野 進化計算とその応用
11. 6月24日(水)谷口 政治システム研究における実験アプローチ
12. 7月1日(水)後藤
企業経営のシステム分析
13. 7月8日(水)出口
社会経済のエージェントベースシミュレーション2
14. 7月15日(水)新田 コンピュータ弁護士を作る
15.
7月22日(水)三宅 共創するシステムのモデル
6. 原子核とエネルギー(Atomic Nucleus and Energy):井頭 政之
全ての分野の学生を対象とし、原子核工学に関する広い知識を習得させるとともに、その魅力および将
来展望についての理解を深める。物質を構成する核子ならびに原子核の性質、宇宙の根源的エネルギ
ーである原子力、エネルギー分野の新しい工学技術、原子力開発の歴史と最先端などについて平易に
解説する。また、東電福島原発事故についても言及する。
1. 4月8日(水)井頭政之(ガイダンス)
2. 4 月 15 日(水)池上雅子「核時代の幕開け:マンハッタン計画から冷戦の起源としての原爆投
下政策決定」
3. 4月22日(水)池上「原子力と核兵器をめぐる国際政治経済:核不拡散体制の現状と課題」
4. 4月30日(木)井頭政之「中性子捕獲反応研究の最前線」
5. 5月13日(水)井頭「中性子捕獲反応研究と社会との繋がり-原子力、宇宙元素合成-」
6. 5月20日(水)飯尾俊二「核融合反応とプラズマ」
7. 5月27日(水)飯尾「環境負荷の少ない核融合エネルギー開発の歴史と現状」
8. 6月3日(水)竹下健二「核燃料サイクルと廃棄物処分」
9. 6月10日(水)竹下「東電福島第一原子力発電所事故と除染技術」
10. 6月17日(水)松本義久「放射線の生体への影響-概論、東電福島第一原発事故の影響-」
11. 6月24日(水)松本「放射線の生体への影響-分子メカニズム、がん治療への応用-」
12. 7月1日(水)林崎規託「加速器・ビーム利用技術の概要」
13. 7月8日(水)林崎「加速器・ビーム科学研究の社会との繋がり-医療、原子力-」
14. 7月15日(水)小原 徹「原子炉技術の概要」
15. 7 月 22 日(水)小原「革新的原子炉研究」
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