sport biz press

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株式会社スポーツビズ
〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-6アスク銀座ビル5F
2015 JUNE
Tel.03-5537-8460 Fax.03-5537-8461
Vol. 150
2015年6月1日発行
スポーツビズの1か月の動き伝える「SPORTS BIZ PRESS」。
スポーツビズ所属のアスリートやスポーツ文化人の最新の活動や携わるプロジェクトをご紹介します。
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吉原知子(元全日本女子バレー代表)がJTマーヴェラス監督に就任
吉原知子は、6月1日付で、V・チャレンジリーグに加盟する「JTマー
ヴェラス」の監督に就任いたしました。
吉原は、日本人初のプロバレーボール選手として海外リーグでのプレー
経験を持ち、国内においては所属した全てのチームで優勝を経験。日本代
表選手として3回の五輪出場を果たしています。
2006年に現役を引退し、指導者を目指して筑波大学大学院で体育学の修
士課程を修了。公認バレーボール上級コーチの資格を取得しています。
現役時代には「優勝請負人」、アテネ五輪世界最終予選においては「闘
将」と呼ばれキャプテンとしてチームの悲願達成を率いた吉原。
指導者として尚、その“通り名”を体現できるか、手腕が注目されます。
SPORTS JAPAN GATHER独占取材
吉原知子氏が指導者になった経緯を語る
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http://sjgather.com/
江畑幸子(全日本女子バレー代表)がPFUブルーキャッツに移籍
江畑幸子は、V・チャレンジリーグに加盟する「PFUブルーキャッツ」に
移籍いたしました。
日本人離れした力強いスパイクを武器とする江畑は、全日本代表の中心
選手の一人。2014-15シーズンはリオ五輪を視野に、海外のパワーバレー
に対応し自身の力を磨くべく、フランス1部リーグ「RCカンヌ」に所属。
仏リーグのほか、欧州チャンピオンズリーグに出場しました。
先月初旬に行われた仏リーグ決勝戦を制し、チームは優勝。来るシーズ
ンは、国内リーグに凱旋復帰するかたちです。海外の経験を活かし、チー
ムのプレミアリーグ昇格の一翼となることを目指します。
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大神雄子(プロバスケットボール選手)がトヨタ自動車アンテロープスに加入
大神雄子選手は、WJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)加盟
チームである「トヨタ自動車アンテロープス」に移籍することが決定いた
しました。
大神は2013年9月より中国女子バスケットボールリーグの「山西興瑞」
に在籍し昨春退団。昨シーズンはチームに所属せず、無所属として日本代
表選手としての活動や海外への移籍挑戦を行ってきましたが、この度、ト
ヨタ自動車アンテロープスへの入団が決定し、2シーズンぶりのWJBL参戦
となります。
WJBLでは、「JX-ENEOSサンフラワーズ」が絶対王者に君臨しており、
かつては大神もその一員として追われる立場でプレーしてきましたが、今
後はリーグ創設以来のその牙城を打ち破るべく“挑む”プレーで優勝を目指
します!
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速報!女子バレー&佐藤琢磨がW表彰台
【木村沙織・江畑幸子出場 モントルーバレーマスターズ準優勝!】
全日本女子バレーチームが2015年シーズン最初の国際大会に参戦。
リオ五輪の出場権が懸かるW杯を8月に控え、毎試合スタメンを変え、若
手を多く起用した大会となりました。日本時間6月1日(未明)にかけて行わ
れた決勝戦は残念ながら惜敗しましたが、4年ぶりの決勝進出はチームに
とって光明と言える成績。次大会は約1ヶ月後、予選第2週で日本もその舞
台となる「ワールドグランプリ」です。ぜひ会場に足をお運びください!
©TSエンタープライズ
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【佐藤琢磨 インディカー第8戦で2位表彰台!】
日本時間6月1日(未明)に行われたレースで、2年ぶりとなる表彰台に立
ちました。会場であるデトロイトは、昨年もポールポジションを獲得。ダ
ブルヘッダー方式(1イベント2レース制)の1戦目のレースでも、11ラップ
の間トップを走るなど良いイメージのあるコース。さらに、予報に反して
降り続いた雨はレースを難しくしましたが、ウエットコンディションを得
意とする琢磨にとって、天気も味方したレースと言えるかもしれません。
通算5度目の表彰台!シーズンはちょうど折り返したところです。
和田一浩(中日ドラゴンズ)が一軍復帰!2000本安打達成へ
2000本安打へのカウントダウン。達成目前の昨年8月、死球によるけが
で戦線を離れることとなってしまった和田一浩。リハビリ、そして二軍で
の調整を経て、日本生命セ・パ交流戦より一軍の舞台に戻ってきました。
チームは現在リーグ4位、和田の加入がチームにとっての勢いとなること
が期待されます。また、気になる2000本安打は、復帰戦でさっそくヒット
を記録し、6/1現在、あと11本と迫っています。
和田一浩がナゴヤDに招待「べんちゃんシート」に応募しよう!
http://ben-chan.jp/seat/
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いつでもチャレンジ!めざせ最速『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE 2015』
レーシングドライバー佐藤琢磨が主宰する復興地応援プロジェクト
「With you Japan」は、「復興が続く東北をモータースポーツを通じて応
援しよう!」を合言葉に、今年度『TAKUMA KIDS KART CHALLENGE
2015』をスタートさせました。
今秋、琢磨も来場するミニレース大会の開催を決定。
この大会に向けて、まずは復興地に住むカート未経験・初心者の子ども
たちを対象に、キッズカート体験会をGWに開催しました。
さらに5月末より、ミニレース大会の出場を懸けて、9月末までのおよそ
4ヶ月にわたる超ロングタイムトライアルを木更津サーキット(イオンモー
ル木更津内)で開催しています。期間内であれば何度でもトライでき、タ
イム計測した自己最速記録でランキング上位を狙います。イベントとして
体験することも、練習してレベルアップしていくこともできるプログラム
です。この総合ランキング50位までのキッズと、先の体験会に参加した
キッズを本大会に無料招待します。たくさんの挑戦をお待ちしています!
※カート走行にかかる参加費の一部は東北復興イベントに役立てます。
イベント詳細・お申し込み方法はこちら
http://www.withyoujapan.org/ja/activity/
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WOR L D
スポーツビズの海外ネットワークから寄せられたスポーツ関連トピックスをピックアップしました。
EUROPE
【フランスサッカーリーグの現状】
フランスリーグの人気は、ヨーロッパ各国の53あるリーグの中で4番手とされていたが、近年はドイツリーグに
抜かれ5番手になった。フランスのリーグ戦で人気が高い世界の選手たちの華麗なプレイが見られなくなってきて
いるからだ。
なぜそのような現象が起きているのか。
ひとつには、ナショナルチームを形成する優秀なフランス人選手の多くが、他のヨーロッパのビッグクラブに移
籍してしまったこと。また、人気のある外国人選手がフランスに来なくなったことが理由に挙げられるだろう。
そして後者の理由には、フランス政府の税金対策が原因している。
2013年11月にフランス政府が新しい法案の導入を考えた。フランスリーグ1・2部のチーム経営者に、チーム売り
上げの75%に対し納税を課す法案だった。それに対しフランスリーグの各クラブはストライキを行い、法案の導入
を防げた。
だが、フランスの税金はヨーロッパで最も高く、 高所得の選手はその分多く税金を納めなければいけないのは変
わりはない。高収入を求める選手にとってはフランスのクラブはあまり魅力がないというわけだ。
そんな状況において、近年「パリ・サンジェルマンFC」が活躍している理由のひとつには、オーナーが石油王の
カタール投資財団となり、フランスリーグのチームの中で資金力が最もあるチームとなったからだ。
昨年、スウェーデン代表のスター選手、ズラタン・イブラヒモビッチや2年前にはブラジル代表のティアゴ・シ
ウバ選手の導入により、より一層チームが強くなった。その証拠として、3年連続リーグ優勝をした。
プロスポーツクラブは、資金力によって世界中から優秀な選手を集めることにより強さが保たれるという、どの
スポーツにも共通したスポーツの構図がある。魅力のあるチームを組織するにはどうしても資金力が必要だという
ことは、否めない。フランスリーグが魅力あるものに復活するには、こうした資金源の確保が欠かせない要因だろ
う。
文:Shota Kanda (SPORTS BIZ EURO BRANCH)
CHINA
【若者を引きつける、新しいマラソンのかたち】
近年、日本をはじめ国際的にも健康志向が高まりを見せている。食事管理やトレーニング、スポーツへの関心は
高まる一方であり、新たな関連ビジネスも次々に生まれている。中国においてもそれは例外ではない。なかでも特
に顕著なのがマラソンだ。
中国陸上協会が毎年発表している過去数年間のマラソン大会増加数を見てみると、2011年22大会、2012年33大
会、2013年39大会、2014年46大会と右肩あがりに増加している。今年に関しては現時点(2015/5/27現在)で
83大会が予定されており、全て実施されれば昨年の倍近くになる。また同協会はこの数字にファンラン(タイムを
競わず楽しむランニングイベント)を含んでおらず、これらを含めるとその数は相当なものだ。
ここ数年、中国国内でのファンラン人気は非常に高い。タイムを争うわけでも、長い距離を走るわけでもない
ファンランは、参加へのハードルが低く、お祭り感覚で参加できる。内容もイベント性が強いため、友人や家族と
遊び感覚で楽しむことができるものが多い。また多くの参加者がSNS上にコメントをつぶやいたり、写真や動画を
アップするため、イベント情報の拡散が早く、広域に広まるという強みも持ち合わせている。
世界的にも人気のある「カラーラン」や「エレクトリックラン」などのイベントは、中国の若者の間でも広く話
題を呼んでおり、昨年北京で行われたカラーランの申し込みは、開始数時間で定員に達し締め切られた。その他に
も、四つの季節をイメージしたエリアを走り抜ける「四季ラン」や、今年初めての開催となった「深圳ウィメンズ
マラソン」など、様々な特徴を持ったマラソンイベントも人気を呼んでいる。
また、このマラソンブームのおかげで関連商品の売れ行きも好調だ。現在スポーツ用品市場におけるマラソン関
連商品の売り上げの割合は全体の約30%を占めると言われており、国内で圧倒的な市場を誇っている。政府当局は
「2025年に、中国国内のスポーツ産業規模を5兆元(約98兆円)以上に拡大する」との政策を発表していることから、
今後さらにその規模が大きくなることが予想されており、ビジネスとしても大きな期待が寄せられている。
中国情報の提供:
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