【安心天井施工マニュアル】 ~ 写真付き説明書 ~ 作成日: 平成27年4月8日 株式会社桐井製作所 開発部開発グループ 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー18F TEL:03-3539-6650 FAX:03-3539-6660 URL:http://www.kirii.co.jp/ ※注意事項 ① 本マニュアルは標準的な施工方法の為、現場仕様に応じて適宜施工方法を変更下さい。 ② 実施設計・施工等の際は実施仕様との適合性を監理者により確認し、採用の可否をご検討願います。 ③ その他詳細点は、『標準施工要領書』に基づいて施工下さい。 1/11 ①外壁面のレベル出しならびに吊元の確認 ②吊りボルトの設置 ●外壁面に下地のレベルを出す。(野縁方向:Z型見切り (アルミZバー25Z)は野縁上端、アルミハット形バー: L型見切りは、仕上げレベルに墨出し) ●施工前に、吊元が埋込インサートや推奨金具等により、 所定のピッチ@1200以内で確保できることを確認する。 また、壁面より150㎜以内に吊元が確保されているか 確認すること。(S造の場合は特に注意) ※推奨金物等のクランプ形状の金物を使用する際は、 滑り止め等の措置(ビス留め等)を施すこと。 ●施工図で事前に確認した吊り長さの吊りボルトにハンガーを 取付け、大まかにレベル調整をした後に所定の施工ピッチ @1200以内で吊りボルトを鉛直に取付ける。 また、吊りボルト設置時は設備機器に接触していないか 確認すること。 ※野縁方向のみ勾配を取れるので設置方向に注意すること。 ③野縁の設置 ④レベル調整 ●事前設置した吊りボルトと野縁を固定する。(十字ビットや 六角ソケット10㎜等使用)設置時は、野縁と直交方向に 『野縁受けや水平補強材等』を使用して取付ける。 (振れ防止・野縁施工ピッチ確保の為) ※但し、グラスウールボード施工前(写真⑫)の段階で必ず 『野縁受けや水平補強材等』撤去すること。 ※野縁と直吊りハンガーの取付けの際、トリーマーセムス (M6)の過度な締め付けにより、野縁および直吊りハンガー を変形させないこと。 ●野縁直交方向に出した下地レベル(CW-19上端)に合せて 勾配レベルを調整する。 2/11 ⑤端部用L型バー(野縁固定用)の設置 ⑥L型見切り(アルミハット形バー固定用)の設置 野縁 野縁 端部用L型バー 端部用L型バー L型見切り ●下地レベル(CW-19上端)の基準墨に沿って、野縁直交 方向の壁際に『端部用L型バー』を設置する。 ※勾配施工時は、傾斜寸法に合せた『端部用L型バー』 (レ型)形状を使用すること。 ※『端部用L型バー』を壁際へビス固定する際は、@606㎜ 以下とすること。 ●仕上げ面レベルの基準墨に沿って、野縁方向の壁際に 『L型見切り』を設置する。 ※ 『L型見切り』を壁際へビス固定する際は、@606㎜以下 とすること。 ⑦勾配頂部見切りと野縁の固定(勾配の場合) ⑧野縁と野縁固定金具の固定 固定部 勾配頂部 見切り 固定部 野縁 ●頂部の『勾配頂部見切り』と野縁をビス(箇所2本)で固定 すること。 ※ゆがみ等が無いように『勾配頂部見切り』の通りを必ず 確認すること。 野縁 端部用L型バー ●端部用L型バー(野縁直行方向)と野縁を『野縁固定ピース 又は野縁壁際固定金具』により留め付け、ビス固定本数は、 『野縁固定ピース=ビス2本・野縁固定金具=ビス3本』で それぞれ固定する。 ※必ず全ての野縁を固定すること。 3/11 ⑨頂部コ型バー(アルミA型25)の設置 ⑩アルミハット形バーの設置 野縁 野縁 アルミハット形バー 頂部コ型バー ●頂部へGW押さえとして『頂部コ型バー』(アルミA型25)を 野縁へビス(箇所1本)で固定する。 ※ゆがみ等が無いように『頂部コ型バー』(アルミA型25)の 通りを必ず確認すること。 ●野縁直交方向に『アルミハット形バー』を設置し、野縁に ビス(箇所1本)で固定する。設置時は、『アルミハット形 バー』のツバに乗せ掛けられる長さ=915㎜の定規を用意 し、『アルミハット形バー』の設置寸法を確保すること。 ※ビスの浮きが無いように確認すること。 ⑪アルミハット形バージョイントの設置 ⑫グラスウールボードの設置 固定部 GWボード(設置方向) アルミハット型バー ●アルミハット形バーをジョイントする際は、専用金物である 『アルミハット形バージョイント』を1.2m以上の間隔設置し、 ビス(箇所2本)で固定する。 ※ビスの浮きが無いように確認すること。 アルミハット型バー ●中央部(平天井)又は頂部(山形形状)より、アルミハット形 バーへ『グラスウールボード』を差込み静置していく。 ※表面にシワや汚れが付かないように、仕上面を確認しながら 施工すること。 ※割付と天井形状等により、適宜貼り始めを検討すること。 4/11 ⑬アルミT型バーの設置 ⑭(Ⅰ)アルミT型バー接続金物の設置 アルミT型バー GWボード アルミT型バー接続金物 アルミハット型 ●頂部より、順次グラスウールボードを設置しながら、『アルミ T型バー』を設置していく。 ●アルミT型バー設置後、グラスウールボードの四つ角全てに 『アルミT型バー接続金物』を静置し、アルミハット形バーの 下部(仕上げ面側)よりビス(箇所1本)で固定する。 ※ビス固定時はアルミハット形バー側から打ち込むこと。 ⑮(Ⅱ)アルミT型バー接続金物の設置 ⑯グラスウール垂れ防止材の設置 アルミT型バー接続金物 グラスウール垂れ防止材 固定部 ●次に『アルミT型バー接続金物』とアルミT型バーを側面より、 ビス(箇所2本)で固定する。 ※グラスウールボードの位置が固定されてしまう為、アルミT型 バーの位置決め後にビス固定すること。 ●グラスウールボード設置後、グラスウールボードと野縁を 『グラスウール垂れ防止材』を用いて固定し、必ずグラス ウールボード1枚に付き、1個以上の固定をすること。 ※固定時は、ビスによる表面仕上材の巻き込み防止の為、 表面にカッター等で十字に切り目を入れること。 ※グラスウール垂れ防止材固定時は、低速で締め付け、 野縁とのビス穴が広がらないように内部のスリーブが野縁に 接触した後も過度な締め付けをしないこと。 ※過度な締め付けは、グラスウール垂れ防止材が脱落する 可能性があります。 5/11 ⑰Z型見切り(アルミZバー25Z) ⑱完成 固定部 アルミZ型バー ●頂部より順次、『グラスウールボード(写真⑫)⇒アルミT型 バー(写真⑬)⇒アルミT型バー接続金物(写真⑭・⑮) ⇒グラスウール垂れ防止材(写真⑯)』を繰返し設置し、 端部まで到達した所でグラスウールボード押えとして、 『Z型見切り』を使用し、野縁とビス(箇所1本)で固定する。 ●⑩~⑰の工程を繰り返し完成。 6/11 安心天井施工チェックリスト 点検日 Ver.150403 点検時間 施工部屋名 点検箇所 建物階数・施工階 建物階数・施工階 平成 年 月 日 建物名称 天井高 天井面積 設計上の工法 設計上の屋根形状 (上階スラブ・吊り元) 設計上の天井仕様 CH= . m (6m超注意) 面積= ㎡ (200㎡超注意) am/pm : ~ am/pm : 地上 階、 地下 階、 施工階 階 □新設 □改修 □安心天井 □水平屋根 □水平屋根(水勾配程度=5/100以下) □水平天井 □勾配屋根 勾配 約 度 □傾斜天井 勾配 約 度 (原則2.5寸勾配まで=14.0度以下) ふところ寸法 mm、吊り長さ寸法 mm ※点検結果 (※チェック項目が下記表中に無い場合及びチェック項目があっても該当しない場合はNG判定) 診断部位 吊り元(インサート)等 吊りボルト 端部見切縁 野縁 ハンガー アルミハット形バー 天井仕上げ材 アルミT型バー 開口部の補強 クリアランス (壁・設備・段差部等) ドリルねじ 点検内容(該当する部分を全てチェック) チェック 適切な工法で躯体に堅牢に取り付けられ、緩みやガタツキが無い OK・NG □吊り元間隔は全て@1200mm以内 OK・NG 全て鉛直方向に取り付けられている OK・NG □全ての間隔(XY両方向とも)は@1200mm以内 OK・NG □吊りボルト端部の離れ150mm以下 OK・NG □吊りボルト外径9mm以上 [有効径8.1mm以上] である (□全ネジ □両ネジ) OK・NG □ねじ留め間隔は@606mm以下 OK・NG □CW-19 ※JIS材同等以上のWバーのみ OK・NG 野縁ジョイント位置 :□離れ1.2m以上 □千鳥状配置 □ジョイント無し(定尺1本) OK・NG □野縁ピッチは全て@1200mm以下 OK・NG □野縁の跳ね出し150mm以下 OK・NG 全ての野縁が壁もしくはそれに該当するものにねじ留め OK・NG CW-19直吊りハンガーハンガーの上下ナットがスパナ等で締められ緩みがない OK・NG アルミハット形バージョイント部ねじ留め □全箇所有り □ねじ留め2本以上 □ジョイント無し(定尺1本) OK・NG □アルミハット形バー間隔は全て@930mm以下 OK・NG アルミハット形バージョイント位置 □離れ1.2m以上 □千鳥状配置 □ジョイント無し OK・NG □アルミハット形バーの跳ね出し150mm以下 OK・NG 全てのアルミハット形バーが壁もしくはそれに該当するものにねじ留め OK・NG グラスウールボードに意匠上不具合となりうる可能性のある『汚れ、シワ、折れ』等がない OK・NG グラスウールボードに1枚につき、1個以上のグラスウール垂れ防止材が設置されているか OK・NG グラスウール垂れ防止材が緩み無く設置されているか OK・NG アルミT型バー接続金物によるねじ留め □全箇所有り □ねじ留め3本以上 □ジョイント無し OK・NG アルミT型バー間隔 □全て@1823mm以下 OK・NG 開口 :□開口寸法1,820×910 ㎜以内 □または開口部無し OK・NG 壁際 :□全周クリアランス無し □天井端部が全て壁に固定されている OK・NG 天井面設備 :□設備等と天井面の取り合い部分全周にクリアランス有り □または設備機器無し OK・NG 天井裏設備 :□天井裏の空調機・ダクト等と下地・ボルト等にクリアランス有り □または天井裏に空調機・ダクト等無し OK・NG □SUS MBテクス(PAN:4×16 ㎜) □メーカー名( ) □4×16 □その他( ) OK・NG 7/11 部材一覧 安心天井標準施工要領書 Ver.150403抜粋 8/11 安心天井標準施工要領書 Ver.150403抜粋 9/11 安心天井標準施工要領書 Ver.150403抜粋 10/11 安心天井標準施工要領書 Ver.150403抜粋 「アルミ」部材仕様一覧 11/11
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