かがわ産業情報21 Vol.55 2015.03を発行しました!

2015
vol.55
[年4 回発行]
03
成功への道筋が見えて来る!
香川の産業界の今をお届けする
http://www.kagawa-isf.jp
第22回芦原科学賞の受賞者決定
「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2014」
「かがわ発!先進的ビジネスモデル2014」入賞者が決定!!
『香川県よろず支援拠点』のサテライトを3地域で開設!!
ニューヨーク国際ギフトフェア2015かがわブース出展候補者11社を決定!
支援事例紹介
讃岐食品工業株式会社 日本ケミフェルト株式会社
特集
「ものづくり中国進出企業上海商談会」
を開催!
∼中国・上海市で香川県のものづくり企業の技術・製品を日系大手企業へアピール∼
『台湾食品市場動向セミナー』を開催!
nano tech 2015(第14回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)に出展しました
香川県ブース
(インテックス大阪)
出展企業募集 第18回関西機械要素技術展
「かがわの食品販路開拓チャレンジ商談会in大阪」を開催しました!
「第49回スーパーマーケット・トレードショー2015」に香川県ブースを出展しました!
かがわ発! 元気創出企業
その時その時、時代を読み解く経営で
新しいプロジェクトも進行中!
̶ 丸善織物株式会社 ̶
▶▶▶TOP NEWSー1
第22回芦原科学賞の受賞者決定
昨年9月から10月にかけて募集を行った第22回芦原科学賞には8件の応募があり、技術開発等審査委員会(委員
長:桐野豊徳島文理大学長)及び芦原科学賞選考委員会(委員長:長尾省吾香川大学長)
に諮り、受賞案件を決定し
ました。
そして、平成27年2月27日
(金)
に高松市内のホテルにおいて、浜田恵造知事のご出席を頂き贈呈式が開催されま
した。贈呈式では、
まず芦原科学賞の顕彰があり、中山貢理事長から芦原科学大賞に決定した日生化学株式会社の
河野博氏と赤松昌幸氏に賞状・楯と賞金(200万円)が、芦原科学功労賞に決定した東洋炭素株式会社の齊藤清氏、
東條純氏及び伊丹弘明氏に賞状・楯と賞金(100万円)が、芦原科学奨励賞に決定した株式会社広立の瀬尾尊氏に
賞状・楯と賞金(50万円)が授与されました。
(公財)
かがわ産業支援財団では、高松市出身の故芦原義重関西電力㈱名誉会長からの寄附金
を基金として、
自然科学系において、県内の産業技術の高度化及び産業の振興に寄与することを
目的に、平成5年度から、研究者の顕彰のための「芦原科学賞」事業を行っています。
Contents
2015年3月 vol.55 発行
(年4回発行)
トップニュース
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・1
第22回芦原科学賞の受賞者決定・
「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2014」
・
・
・
・3
「かがわ発!先進的ビジネスモデル2014」入賞者が決定!!・
・
・
・
・
・
5
『香川県よろず支援拠点』
のサテライトを3地域で開設!!
・
・
・
・
・5
ニューヨーク国際ギフトフェア2015かがわブース出展候補者11社を決定!
支援事例紹介
讃岐食品工業㈱・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・6
日本ケミフェルト㈱・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・6
特 集
「ものづくり中国進出企業上海商談会」
を開催!
∼中国・上海市で香川県のものづくり企業の技術・製品を日系大手企業へアピール∼・
・
・
・
・7
『台湾食品市場動向セミナー』
を開催!・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・7
1
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
03
nano tech 2015(第14回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)に出展しました・
・
・
・
・8
香川県ブース
出展企業募集
第18回関西機械要素技術展(インテックス大阪)
・
・
・
・
・8
「かがわの食品販路開拓チャレンジ商談会in大阪」を開催しました!
・
・
・
・
・9
「第49回スーパーマーケット・トレードショー2015」に香川県ブースを出展しました!
・
・
・
・
・9
財団からのお知らせ
希少糖 全国制覇への道
(MISSION 6)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・10
新商品ストーリー
by かがわ農商工連携ファンド事業 vol.6・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・11
香川短大生が新たな健康かきあげのレシピを開発、
当財団を訪問されました。
・
・
・
・
・12
微細構造デバイス研究開発フォーラム
平成26年度セミナ−を開催しました。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・12
かがわ発!元気創出企業
その時その時、時代を読み解く経営で新しいプロジェクトも進行中!
丸善織物株式会社・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・13
TOP NEWS
芦原科学賞の受賞者と業績
【芦原科学大賞】
(賞状・楯の授与、賞金200万円の贈呈)
テーマ: 新規機能性発泡シーラントフィルムの開発と事業化
受賞者: 日生化学株式会社 同社社員 河野 博
同社社員 赤松 昌幸
推薦者: 日生化学株式会社 代表取締役社長 田中 秀和
▶業 績
開発品は、単一の素材を用いながら、表と裏の形状が異なる成形技術によ
り、接触温感の低減やヒートシール適正など複数の機能を有するフィルムの開
発を実現したものである。
その成果は、大手菓子メーカーのアイスクリームの包
装材料に採用され、
シェア100%を有するほか、
その技術の応用によりレンジ調
理用食品など他の幅広い分野への展開が期待され、産業振興に大いに貢献
するものである。
受賞者のコメント
当社が長くこだわってきた発泡フィルムが芦原科学大賞という栄誉ある
賞で評価して頂けたことは、大変喜ばしく光栄な事と思っております。
これか
らも様々な機能性フィルムの開発に取り組み、
お客様の要望に応えていく
と共に、社会に貢献していきたいと考えております。
機能性発泡フィルム
「ハニック」の断面と表面
【芦原科学功労賞】
(賞状・楯の授与、賞金100万円の贈呈)
テーマ: 超微細加工可能な放電加工用電極材料の開発とその事業化
受賞者: 東洋炭素株式会社 同社社員 齊藤 清
同社社員 東條 純
同社社員 伊丹 弘明
推薦者: 東洋炭素株式会社 取締役技術開発本部長 中山 正一郎
▶業 績
近年特に小型化が進む電子機器用途で精密な形状の金型が要求される
中、
これまで事業化が困難であった黒鉛組織の微細化と均質化を実現した材
料である。超微細加工可能な放電加工用電極材料として精密金型製造に使
用されるなど、
その成果は、超微細加工分野での技術進歩に大いに貢献する
ものである。
受賞者のコメント
今回は功労賞を頂きありがとうございます。本材料は開発者の強い思い
でスタートし、途中から研究開発、製造技術、製品企画の3部署が目標を共
有できた事から事業化を達成する事ができました。今後も
「より良い物を、
よ
り安く、
タイムリーに」
を目指して走り続けます。
TTK材 オベリクスとハニカム
【芦原科学奨励賞】
(賞状・楯の授与、賞金50万円の贈呈)
テーマ: 高い均斉度を有する省エネ・高効率な照明用反射板及び、システムの開発
受賞者: 株式会社広立 取締役副社長 瀬尾 尊
推薦者: 株式会社広立 代表取締役 松本 義一
▶研究評価
高電力量の照明を多数設置し、電気代が大きな負担となっている体育館や
陸上競技場等の屋内外照明設備において、平均照度と照度分布の均一性を
向上させた上で、消費電力を2分の1以上削減できるシステムの提案を可能に
した画期的なものである。その成果は、導入施設の省エネ効果と施設利用者
の安全性・快適性に大きく貢献することが期待される。
受賞者のコメント
この度は、芦原科学賞の奨励賞を授与していただき、誠にありがとうござい
ます。身に余る光栄に恐縮するとともに、
身の引き締まる思いでいっぱいです。
今日まで、
ご支援ご指導頂きました、関係各位の方々に対し、心より感謝申し
上げるとともに、今後とも、社会に役立つものづくりに鋭意努力して参ります。
高効率多面体多段式の照明用反射板
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
2
▶▶▶TOP NEWSー2
「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2014」
「かがわ発!先進的ビジネスモデル2014」入賞者が決定!!
(公財)かがわ産業支援財団では、香川
の将来を担う革新的ベンチャー企業の創
出・育成を図るため、創造的な技術や商
品、サービスなどを自ら新規に開発し、新
たな顧客や付加価値を創造しようとする、
独創的なビジネスプランを昨年10月17日
から11月18日にかけて募集しました。そ
の結果、県内各地から35件の応募があり、
このうち第一次・第二次審査を経て、最終
審査に残った7プランの公開プレゼンテー
ションによる本選審査会が、去る2月5日、
サンメッセホールにおいて開催され、最優
秀賞1件、優秀賞2件が選定されました。
また、
こうしたビジネスプランを樹立し
成功した先進的モデルプランも併せて募集したところ、4件の応募があり、審査委員会における厳正な審査の結果、大
賞1件、優秀賞3件が選定され、
その表彰式及びプラン発表会が、同じ会場にて開催されました。
それぞれの入賞者及びビジネスプランは次のとおりです。
「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ2014」
最優秀賞
1件
プラン名:三大食物アレルゲン
(小麦、卵、乳製品)不使用の
長期保存可能な備蓄用食品の商品化
受 賞 者:株式会社禾(のぎ)
代表取締役 中條 淳子(ちゅうじょう・じゅんこ)
(綾川町)
「分けっこできる、
よろこびを」
という会社のコンセプトのもと、
3大アレルゲンである小麦・卵・乳製品を使わない香川県産「お
いでまい」100%使用の食物アレルギー対応災害備蓄食品を
商品化し、販売する。
食物アレルギー対応でありながら、一般商品と遜色ない味と
食感の既存商品ノウハウを生かし、災害時一般の人も食物ア
レルギーのある人も同じ備蓄食品を食べられるようにする。
優秀賞
受賞者のコメント
「多くの素晴らしいビジネスモデルの中から、栄えある
最優秀賞に選んでいただき、感謝致しております。
この商品を通じて、
お米の消費量の増加、雇用の増
加、新しい流通、
そしてその商品を必要とする人々の安
全へと、安心と笑顔と感謝の循環が繋がるよう、事業の
早期実現化を目指す所存です。今後共、
かがわ産業支
援財団様を始め、皆様のご支援ご後援の程をよろしくお
願い申し上げます。」
2件
プラン名:四国食べる通信
受 賞 者:株式会社四国食べる通信
代表取締役 眞鍋 邦大(まなべ・くにひろ)
(高松市)
四国食べる通信は
「食べる情報誌」
です。瀬戸内海、四国山地、太平洋をいだく四国には彩りあふれる食材と風景があります。
そして、
それを形あるものにしているのは想いをもった生産者です。彼らの生き様や生産背景、
ここにある物語を食材と共にお届
けすることで、四国の生産者と都会の消費者の新しいつながりを創っていきます!
3
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
TOP NEWS
プラン名:香川県初マルチコプター等(無線操縦機)を活用した空撮事業の展開
受 賞 者:株式会社空撮技研
代表取締役 合田 豊(ごうだ・ゆたか)
(観音寺市)
23年間のラジコンヘリコプターでの航空撮影、農薬散布の技術経験を生かし、話題のマルチコ
プター等を利用して安全に高精度で、
これまでに見たことのない風景の撮影を行います。
また、命を
守る確率を上げる為に、今まで不可能であった救助が出来るようにマルチコプターを利用した未来の防災機器の開発販売を行
い、香川で楽しく働きがいのある職場を実現して、
さらに安心に暮らせる社会の実現を目指します。
「かがわ発!先進的ビジネスモデル2014」
大賞
オリジナル商品
【オコメール】
による新市場創出
▶くりや㈱
厚さ1cm
(1合)
で商品表面
(100mm×170mm枠)
をお客
様の広告枠として自由にデザインでき、
ノベルティとして利用で
きるお米。決してもらって困る物ではない
お米ですが、
もらうタイミングや量によって
は迷惑になることもあるのではないでしょ
うか?そんな問題を一気に解決したのが
『オコメール』
です。
メール便で送ることも
できるため、
コミュニケーションツールとし
ての利用も拡がり、
お米の新しい市場を
創っています。
優秀賞
受賞者のコメント
この度は、先進的ビジネスモデル2014栄えある大賞
受賞を賜りましたこと、心よりお礼を申し上げます。社員
一同大変喜んでおります。同じくコンペにご参加された皆
様のビジネスに対する熱い想いや新鮮な切り口にも大
変刺激を受けました。
意志があれば打つ手は必ずあると信じてこれからも
チャレンジ精神を忘れることなく地元かがわがますます美
味しく楽しい場所になるよう精進したいと存じます。
最後になりましたが、
かがわ産業支援財団の皆様には
今後ともご支援ご指導を賜りますようどうぞよろしくお願
い申し上げます。
小人数・小スペース・大量生産出来るサービスを網羅した
インテリアモール かう・かりる・つくる・なおす・うる
▶㈱家具家
新しい流通モデル
(インテリアモール)
を通して世に貢献したい集団KAGUYA島国から全国へ新しい流通モデルを文化に!
を
根底に日々血の通う想いを抱いて、平均年齢30歳25名がビジネスモデル構築に全力を注ぎ、奮闘しています。又、仕事とは?会
社とは?を本気で考えて、働くことのできる環境を創っています。仕事を楽しみ個々の目標を実現できる組織を目指しています。
でき
るかどうかではなく、
やるかやらないか?こんな企業も香川にあるのかと思っていただける企業を目指します。
優秀賞
さぬきあんず事業振興プロジェクト
▶パティスリー・スミダ(住田俊二)
1300年の歴史を持つ国分寺の創建時に、遣唐使が持ち帰り植樹されたのではないかと伝え
られている
「あんず」。
その国分寺産あんずと希少糖含有シロップ、和三盆糖、香川県産米粉お
いでまい、
これら地元の厳選素材と組み合わすことにより、新たな食文化を創出し、他には無い心理的付加価値のある製品造り
を行います。
「あんずの産地・あんずの里」
として、生産と観光を両輪に、継続的・発展的な事業展開を目指します。
優秀賞
「企業」、
「雑誌(IKUNAS)」、
「読者」が三身一体となり媒体発信の流通を作る
▶㈱tao.
讃岐のものづくり企業(人)
の情報を、幅広い世代が共感できる付加価値をつけ、
ライフスタイル
情報誌『IKUNAS-FLAVOR OF LIFE-』
として発信します。
メインターゲットは40∼50代の
“自分審
美眼”
をもった女性。
「読者参加型イベント」や「コラボ商品の開発」
など、消費者視点を取り入れた、
特徴あるものづくりの立体的展開を図り、企業と消費者を結び、
ものづくり企業
(人)
の「見込み客層」へアプローチを行います。
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
4
▶▶▶TOP NEWSー3
『香川県よろず支援拠点』のサテライトを
東かがわ市、小豆島町、丸亀市の3地域で開設!!
香川県よろず支援拠点では、昨年11月に西讃地域の相談拠点として開設した「よろず三豊サテライト」に引き続き、
新たに東讃地域、小豆地域、中讃地域に設置。売上拡大、販路開拓、経営改善など経営上の問題にコーディネー
ター、サブコーディネーターが当面月1回程度出向き、無料でご相談に応じます。経営上のお困りごとがありましたら
お気軽にお近くのサテライトにご相談ください。
また、開設を記念したセミナーを開催しています。
1.サテライト開設の概要
①よろず東かがわサテライト
②よろず小豆島サテライト
開設日時 平成27年3月10日
(火)
9:30∼16:00
場 所 東かがわ市役所3階第7相談室
(東かがわ市湊1847-1)
受 付 東かがわ市商工観光課
TEL.0879-26-1350
原則として毎月第2火曜日に開催します。
開設日時 平成27年3月25日
(水)
10:30∼16:00
場 所 小豆島町役場内海庁舎2階応接室
(小豆島町安田甲144-90)
受 付 小豆島町企画財政課産業支援室
TEL 0879-75-1800
原則として毎月第3火曜日に開催します。
③よろず丸亀サテライト
開設日時 平成27年4月23日
(木)
9:00∼17:00
場 所 ひまわりセンター4階
(丸亀市大手町2-1-7)
受 付 丸亀市産業振興課
TEL 0877-24-8844
原則として毎月第4木曜日に開催します。
※いずれのサテライトも事前予約を原則とし、相談時間は1回当たり1時間30分程度で、無料で相談に応じます。詳細は最寄のサテ
ライト受付にご確認ください。
2.開設記念セミナーの概要
よろず丸亀サテライト 開設記念セミナー
開設日時 平成27年4月15日
(水)
13:30∼15:30
場 所 ひまわりセンター4階
(丸亀市大手町2-1-7)
内 容
攻めの地域ブランド
「ヒト・モノ・コト」戦略
講師:株式会社玄 代表取締役 政所 利子 氏
お問い合わせ先
香川県よろず支援拠点 高松市林町2217-15
※よろず東かがわサテライト開設記念セミ
ナーは、3月24日
(火)
に四国タオル工
業組合 代表理事 近藤聖司氏を講
師として開催しました。よろず小豆島サ
テライト開設記念セミナーについても
決定次第お知らせします。
香川産業頭脳化センタービル2階 TEL.087-868-6090 FAX.087-869-3710
▶▶▶TOP NEWSー4
ニューヨーク国際ギフトフェア2015
かがわブース出展候補者11社を決定!
香川県・
(公財)かがわ産業支援財団では、国の緊急雇用創出 基金事業を活用して、県内企業が欧米向け販路展
開の足がかりとして収益の拡大を目指すため、ニューヨークで開催される北米最大規模の国際ギフトフェア NY
NOW 展に、香川県としては初 めて
『かがわブース』
を設置します。
このほど、選定審査を経て、出展候補者11社を決定しまし た。
今後、展示会主催者の審査を経て、商品のブラッシュアップを 行い、正式に出展します。
開催期間
平成27年8月15日(土)から8月19日(水)まで
開催場所
米国ニューヨーク市
ジェイコブK.ジャヴィッツ コンベンションセンター
〈展示会主催者〉
エメラルド・エクスポジションズ
主 催
香川県・
(公財)
かがわ産業支援財団
出展品
香川の伝統的工芸品やデザイン雑貨、
日用品など
出展対象者
県内に事業所を有する製造販売業者
お問い合わせ先
5
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
NY NOW展とは
北米最大規模の家庭用品、
ライ
フスタイル、
ギフト関連の展示会で毎
年2回
(2月、8月)
開催されている。
2014年8月の展示会実績
来場者数 約26,000人
出展者数 約2,800社
展示品 デザイン雑貨、
日用品
展示会場
展示会風景
公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 企画情報課 TEL.087-868-9901 FAX.087-869-3710
支援事例紹介
S
U
P
P
O
R
T
E
X
TOP NEWS
A
M
P
L
E
特定地場産業活性化ブランド確立支援事業
讃岐食品工業㈱(高松市)
テ ー マ
香川県産米を100%使用した米味噌のブ
ランド化事業
背景・目的
本県の味噌製造業は、昔から各家庭で作られて
きたものが、大正時代から地場産業として発展して
きた。県内で作られる味噌の約8割は白味噌で、
コ
クのある風味とさっぱりした甘みが特徴の「讃岐白
味噌」として知られている。
しかし、同じ白味噌でも京都の「西京味噌」などと
比べると全国的な知名度は低く、出荷数量も食生
活の変化に伴い年々減少し、最盛期の年間約
2000トンから、平成25年度には817トンまで落ち
込んでいる。
こうした中、同社は地元密着の
味噌メーカーとして、「讃岐白味噌」
を全国に発信し、消費の拡大を図
ろうと、
すべての原材料に県産品を
用いた新商品「サヌキ百年」を開発
した。
事業内容
食の安全安心に対する関心が高まり、原材料に強いこだわりを持つ消費者
が増えている中、
これまで外国産だった原材料を見直し、米・大豆・塩などすべ
てを県産の厳選された素材に置き換えた。
従来使っていた水飴・粉飴も血糖値の上昇を防ぐ「希少糖」に変更し、健康
志向の消費者にもアピールしている。
開発にあたり、試作品に対する評価や新たな白味噌の活用法について意
見交換を行うために、地域の主婦などに呼びかけて座談会を開催し、
そこで出
た意見も商品づくりやパッケージデザインに取り入れた。
併せて白味噌を使った新たな料理も考案。ポタージュやチーズと合わせた洋
風料理など、
これまでにないメニューを開発し、
白和えなどの定番料理とともに
料理教室の開催やホームページ等で紹介している。
「サヌキ百年」
は既に同社店頭などで販売が始まっている他、業務用として
も県内の老舗菓子店等で使用が検討されている。
今後は県外で開催される商談会にも積極的に参加し、全国に向けて売り込
んでいきたいと考えている。
サヌキ百年
白味噌を使った新メニュー
料理教室
地域企業海外販路開拓支援事業(海外見本市出展支援)
日本ケミフェルト㈱(多度津町)
テ ー マ
『グラフィック・インソール「SOKO(ソコ)」』
の、世界最高峰のインテリア・デザイン見本市
「メゾン・エ・オブジェ」への出展
背景・目的
同社では、主力商品である天然ゴムをベースとした特
殊ラバーフェルト素材「ケミフェルト」が、大手家電メーカ
ーのテレビの足ゴムに採用されるなどして、最近まで順
調に売上を伸ばしてきた。
しかし2011年期以降、
こうし
た商品群の受注が激減したことで、業績が悪化する。
そこで、何とか下請け脱却を図ろうと、「靴の中敷
き」に着目。これまで培ってきた技術を活かし、新た
な素材で斬新なグラフィックを施した、
これまでにな
い中敷きを開発し、2012年にインソールブランド
『SOKO』
として売り出した。
ブランド名は靴の中敷きが人間の
『底』
の部分を
支える重要なものであることに由来。ベース素材に
コルクを使用することで、抗菌・消臭・調湿・クッショ
ン性等に優れ、靴の中の環境を快適に調整する。
靴の中の小さな空間のグラフィックが、普段使っ
ている靴の雰囲気をガラリと変える、新たなファッシ
ョンアイテムとして関係者の話題を集めている。
事業内容
同社はデザイン・インソールというニッチ
マーケットでのナンバーワンを目指し、世界
のブランドが注目するパリを拠点とした積極
的な事業展開を図っている。
2012年からはパリで毎年開催される世
界最大級のインテリア・デザイン見本市「メ
ゾン・エ・オブジェ」
に継続的に出展しており、
昨年も中小企業応援ファンドの「海外見
本市出展支援事業」を活用して出展した。
会期中のブース来場社は105社で、
そ
の内商談件数は40件。その中で、
イタリ
ア・
トリノのショップとは成約にまで至った。
現在もフランスのパンプスメーカーやスペイ
ンのショップなどと商談を継続している。
同社が来場者や他の出展社に聴き取り
したところによると、欧州でも最近は室内で
靴を脱ぐ習慣が広がりつつあるということで、
それに伴い今後はインソール市場も拡大
が期待される。
これまでは主に同展示会の「ファッション
エリア」に出展してきたが、今後は、
セレクトショップやミュージアムショップのバ
イヤーとの商談がより多く見込める
「ギフトエリア」への出展を検討しており、
引
き続き海外への販路開拓をより積極的に展開したいと考えている。
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
6
1
特集
「ものづくり中国進出企業上海商談会」
を開催!
∼中国・上海市で香川県のものづくり企業の技術・製品を日系大手企業へアピール∼
開催概要
日 時
平成27年1月15日
(木)13:00∼17:00
会 場
オークラガーデンホテル上海
(中国・上海市)
商談方式
個別面談
(事前予約制)※一部フリー面談有り
参加発注企業
日系大手企業27社
参加受注企業
主 催
商談実績
香川県企業
全体
[ 11社 ] [ 41社 ]
主な実績
中国に進出している県内ものづくり系企業の
新規取引先の開拓、受注機会の拡大及び海外
事業展開における情報交換を目的に、同国に
進出している日系大手企業との現地商談会を4
県合同(香川、岡山、島根、鳥取)で開催しました。
香川県企業は11社が参加し、
日系大手企業
との今後の取引に向けて積極的な提案・情報交
換が行われました。
参加者の声
商 談 件 数
試作依頼
見積依頼
図面検討
後日訪問
52件
1件
8件
2件
5件
183件
1件
37件
11件
35件
今後に繋がる非常に有意義な商談会だった。
今後も定期的に開催してほしい。
上海以外の地域でも開催してほしい。
4県合同であったため、取引の幅が拡大した。
中国国内に製造拠点を持つ香川県内のものづ
くり企業11社
(全体41社)
香川県、岡山県、島根県、鳥取県
(公財)
かがわ産業支援財団
(公財)
岡山県産業振興財団
(公財)
しまね産業振興財団
(公財)
鳥取県産業振興機構
お問い合わせ先 (公財)
かがわ産業支援財団 企業振興部 取引支援課
高松市林町2217-15 TEL.
(087)
868-9904 FAX.
(087)
869-3710
2
特集
地域人づくり事業 ∼県産食品台湾販路開拓支援事業∼
「台湾食品市場動向セミナー」
を開催!
香川県と
(公財)かがわ産業支援財団では、
3月18日
(水)開催の
「台湾向け食品輸出商談会in香川」
に先立ち、
そ
の事前セミナーとして、
3月2日
(月)
に、
中国上海にて複数の企業を経営する 藤岡久士氏と、台湾有数の高級ショッピ
ングモール「微風廣場」の食品買付責任者である 西川正史氏のお二人を講師にお招きし、
「台湾食品市場動向セミ
ナー」
を開催しました。
演題
講師
人口統計学から読み解く中華市場
創見餐飲管理
(上海)
有限公司
董事長/総経理 藤岡 久士 氏
中国上海にて、飲食店運営会社
や食品加工会社など、複数の企業
を経営する藤岡氏から、中華圏にお
ける将来の市場としての可能性や、
中国と台湾との歴史・文化・経済力
の相違点、
日系企業が海外でビジ
ネス展開を行う上での留意事項、海外展開で日本人が陥りや
すい傾向などについて、
わかりやすくご講演いただきました。
演題
講師
台湾食品市場の現状及び今後期待される日本食材
微風廣場實業股份有限公司
営業部 副総経理 西川 正史 氏
微風 場の食品買付責任者とし
て、多くの日本食材を取扱う西川氏
からは、台湾における日本食市場の
現状や食品の輸出規制、台湾人と
日本人との食文化の違い、台湾に
県産品を輸出するにあたって県内企
業が取り組むべき事項などについて、
これまでの経験談を交えな
がら、
ご講演いただきました。
【台湾向け食品輸出商談会in香川】
県内食品関連事業者の台湾への販路開拓を支
援するため、台湾に有力な販路を持つ現地輸入商
社を香川県に招へいし、県内での「台湾向け食品輸
出商談会」
を開催しました。
開催日時
平成27年3月18日
(水)9:00∼16:30
開催場所
リーガホテルゼスト高松
招へいバイヤー
参加セラー
達正食品有限公司、商田實業有限公司
16社
商談件数
お問い合わせ先 (公財)
かがわ産業支援財団 企業振興部 海外展開支援室
高松市林町2217-15 TEL.
(087)
840-0391 FAX.
(087)
869-3710
7
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
24件
3
nano tech 2015
特集 (第14回国際ナノテク
ノロジー総合展・技術会議)
に出展しました
かがわ産業支援財団が総合調整機関として県、香川大学などと連携して推進している
「かがわ健康関連製品開発地域」は、
平成27年1月28日
(水)
から30日
(金)
まで東京ビッグサイトで開催されたnano tech 2015(第14回国際ナノテクノ
ロジー総合展・技術会議)
に県内のMEMS技術・開発製品を出展して、全国にPRしました。
○赤外分光イメージング装置
【nano tech 2015の概要】
最先端のモノづくりに欠かすことのできない基盤技術「ナノ
アオイ電子株式会社と香川大学工学部が共同研究開発
テクノロジー」
に関する世界最大の展示会。
を進める赤外分光イメージングについて高感度計測型
(2次
開催日時
平成27年1月28日
(水)∼30日
(金)10:00∼17:00
開催場所
東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
開催規模
出展者数約600企業・団体、来場者数47,649人
【かがわ健康関連製品開発地域の出展内容等】
元計測)
と高速計測型
(ワンショットライン計測)
の試作機の
動態展示を行い、装置動作、機能の詳細とともに医療分野、
環境分野等への応用を紹介しました。
○MEMS触覚センサ
超低侵襲内視鏡手術を目指して香川大学が産学官・医
かがわ健康関連製品
工連携で開発を進めている内視鏡実装型マイクロセンサ
開発地域における主要
(MEMS触覚センサ)
の技術と動物実験結果、
さらに同セン
な研究開発テーマの一
サの他分野応用の可能性を紹介しました。
○香川大学微細加工技術
つである赤外分光イメー
ジング装置及び香川大
「香川大学微細加工プラットフォーム」
が支援
(受託等)
す
学工学部・微細構造デ
る微細加工技術を赤外分光イメージングへの応用(位相シ
バイス統合研究センター
フター)
も含めて紹介しました。
の技術シーズを紹介しました。
お問い合わせ先 (公財)
かがわ産業支援財団 技術振興部 健康産業プロジェクトチーム
高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.
(087)
840-0338 FAX.
(087)
864-6303
4
特集
香川県ブース 第18回関西機械要素技術展
出展企業募集 (インテックス大阪)
四国の産業競争力の強化に向け策定された
「四国産業競争力強化戦略」のうち、
「四国企業販路開拓マッチングプロジェク
ト」
の取組みとして、四国4県で連携し展示商談会に共同出展を行います。
西日本の主要製造拠点が集積する大阪で開催される
「関西機械要素技術展(インテックス大阪)」
において、近隣に位置する
香川の技術力をアピールし、新たな市場を切り拓くため、香川県ブースを出展します。
開催概要
第18回 関西機械要素技術展
開
催
会
日
平成27年10月7日
(水)
∼9日
(金)
(3日間)
場
インテックス大阪
(大阪市住之江区)
出展小間数
4.5小間
募集企業
10者程度
(県内に本社又は事業所を有する中小企業者)
出
展
料
2万円
(自社展示経費、製品・販促資材等の輸送費、旅費等は出展者負担)
「出展申込書」に必要書類
(県税納税証明書等)
を添
申込方法
えて期日までにご提出ください。
様式ダウンロード➡かがわ産業支援財団HPトピックス
(http://www.kagawa-isf.jp/)
申込締切
平成27年5月15日
(金)
お問い合わせ先 (公財)
かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課
TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303
E-mail. [email protected]
第18回機械要素技術展 香川県ブース
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
8
5
レンジ商談会in大阪」
を
特集 「かがわの食品販路開拓チャ
ス !第19回機械要素技術展
県ブーした
香川開催しま
財団からのお知らせ
出展企業募集
(東京ビッグサイト)
第18回関西機械要素技術展
本県で製造・生産される食品や農水産物には、多様な素材と優れた生産加工技術を活かした高い品質を有す
(インテックス大阪)
る商品が豊富ですが、少ロットであることや営業力が弱いなどの理由から販路開拓が大きな課題となっていました。
財団では、
こうした商品を広く売りこむために、
これまでも食品に特化した商談会を実施してきましたが、
い
本県の主要な産業であるものづ
くり基盤技術関連企業の成長分野等
(エネルギー・
環境関連分野、
自動車関連
ずれも県内での開催のため、
県外のバイ
ヤーの招聘が限られ、
大都市への販路開拓を
目指す事業者に
とロボ
っ ット関連分野、
分野な
ど)
への進出を支援する取組みと
して、昨年度に引き続き関連企業が多く
集まる日本最大の展示商談会である
「機械要素技術
ては、
必ず
し
も十分な成果が得られるものではあ
りませんでした。
展
(東京ビ
ッグサイト)
」
に、
香川県ブースを出展します。 している事業者を募って大阪市内まで出向き、
そこで、今回初めて、
特に関西地域への販路拡大を目指
周辺の百貨店や量販店等のバイ
ヤーに売り込んでい
く
ための商談会を開催しました。のうち、
また、
四国の産業競争力の強化に向け策定さ
れた
「四国産業競争力強化戦略」
「 四国企業販路開拓マッチングプロジェク
当日は市内のイベン
トホールに、
関西の他首都圏か
らも百貨店やセレクトショップ、
食品卸などのバイヤー 商品展示ブースでバイヤーに対して
ト」
の取組みとして、四国4県で連携
し展示商談会に共同出展を行います。
積極的なプロモーションを実施
を迎えて、
県内の食品加工メーカー等がセラーとして参加、
熱のこもった商談が行われま
した。
西日本の主要製造拠点が集積する大阪で開催さ
れる
「関西機械要素技術展
(インテッ
クス大阪)」において、近隣に位置する香川
バイヤーからは
「こだわり商品を見つける
ことがで
き香川県ブース
た」、
「自社の企画に合う商品と
また
の技術力をアピール
し、新たな市場を切り拓く
ため、
を出展します。 セラーに出会えた」、
セラーからは
「トレンドや求められている商品の情報が得られた」、
「厳しい意見の中に今後の商品開発を見出
開催概要
第19回 と
機械要素技術展
第18回
関西機械要素技術展
せた」
、
「香川県産の農水産物に対する強い需要を感じ
ることができた」
など前向きな意見をいただ
きました。
開 催
日 県内の食品産業の活性化、
平成27年6月24日
(水)
∼26日
(金)
(3日間)
平成27年10月7日
(水)
∼9日
(金)
(3日間)
今回の商談会を足掛か
りにして、
農水産業の
6次産業化の発展につながる
ことが期待されています。
会
場 東京ビッグサイト
(東京都江東区)
インテックス大阪
(大阪市住之江区)
主 催
共 催
開催日時
開催場所
出展小間数 5.5小間
4.5小間
香川県、公益財団法人かがわ産業支援財団
招へいバイヤー
24社 ※重複申請可 熱のこもった商談
募 集 企 業 各10者程度
(県内に本社又は事業所を有する中小企業者)
株式会社百十四銀行・株式会社香川銀
県 内 セラー
61社
出 展 料 各2万円(自社展示経費、製品・販促資材等の輸送費、
旅費等は出展者負担)
行・高松信用金庫・観音寺信用金庫・香
川県信用組合・香川県信用農業協同組合
商 談 を添えて期日
延べ192件
「出展申込書」
に必要書類
(県税納税証明書等)
までにご提出ください。
申込方法
連合会・香川県信用漁業協同組合連合会
様式ダウンロード➡かがわ産業支援財団HP
ト
ピ
ッ
クス
(http://www.kagawa-isf.jp/)
成 立
36件
平成27年1月29日
(木)12:50∼17:00
申 込 締 切 平成27年3月23日
(月)
継 続 平成27年5月15日
100件以上 (金)
マイ
ドームおおさか
(大阪府大阪市中央区)
※本事業は平成27年度事業であり、事業執行は平成27年度予算成立が前提となります。
6 お問い合わせ先
特集
公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課
「第49回スーパーマーケット・
トレードショー2015」に
香川県ブースを出展しました! TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303 E-mail. [email protected]
香川県の主要産業の一つである食品産業の魅力を発信するとともに、関連する企業の販路開拓を支援するため、国内最大級
の食品関連見本市「第49回スーパーマーケット・トレードショー2015」
に、
(公財)
かがわ産業支援財団及び香川県が県ブー
スを出展しました。
(県ブースの出展は平成22年度より実施)
【第49回スーパーマーケット・
トレードショー2015の概要】
会 期
会 場
平成27年2月10日
(火)
∼12日
(木)
10:00∼17:00
東京ビッグサイト 東全館
主 催
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会
来場者数
84,614人
※前回81,828人
(+2,786人)
●首都圏を中心としたスーパーマーケット、百
貨店、飲食店、卸、食品メーカー等の幅広
い業界から、明確な目的を持った関係者が
多数来場。
●試食・試飲等により商品力アピールが可能。
「食の最新情報」
を発信する場となっている。
特 色
香川県ブース内『希少糖ブース』
0
9
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
香川県ブース内『小豆島ブース』
【香川県ブースについて】
出展規模
14小間
(14m×9m=126㎡)
出展場所
東2ホール 2F-11
出 展 者
26社(20社公募により選定。加えて小豆島
町の協賛により6社が出展)
㈱イヅツみそ、㈱井筒屋、㈱共栄食糧、㈱キ
ングフーズ、
キンダイ製麺㈱、金両㈱、小豆島
手延素麺協同組合、瀬戸内讃岐工房㈱、㈲
創樹、髙橋農園、㈱高畑精麦、㈱タケサン、
㈱タケサンフーズ、中野産業㈱、㈱禾、
ハイス
キー食品工業㈱、㈲パイプライン、
マコーズフ
ァクトリー㈱、丸島醤油㈱、㈱ミトヨフーズ、盛
田㈱小豆島工場、安田食品工業㈱、㈱山一
商店、
ヤマサン醤油㈱、㈱ヤマヒサ、㈱レアス
ウィート
出展者の様子
香川県ブースは会期中
(3日間とも)
盛況
財団からのお知らせ
希少糖 全国制覇への道(MISSION 6)
去る1月19日
(月)
、
かがわ国際会議場において、
かがわ糖質
組み、糖鎖や複合糖質の有する幅広い可能性について御
バイオフォーラム第7回シンポジウムが開催されました。参加者
講演いただきました。
数164名と例年に増しての盛会となりました。
昨年12月10日
(水)
、
サンポート第二小ホールにおいて希少
糖・機能性食品研究会のシンポジウムが開催されました。北海
かがわ糖質バイオフォーラム第7回シンポジウム開催 !!
大阪大学医学部教授、また内閣府規制改革会議委員も
務められている森下先生を講師にお迎えし、食品機能性表
示の規制緩和について御講演いただきました。
道情報大学の西平順教授から
「食品臨床試験の構築と地域
貢献」
と題して、北海道大学の松浦孝範特任助教から
「北海
道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点の紹介」
と題
して御講演いただきました。北海道で取り組まれている食品機
能性表示制度
(ヘルシーDo)
についての具体的なお話をいた
特別講演として
「機能性表示健康食品を用いた健康バイオ
だきました。今春の食品機能性表示の規制緩和を控え、県内
産業創出」
と題して大阪大学大学院医学系研究科の森下竜
の食品関連企業の方にはお役に立てたかと思います。
一教授に特別講演をいただきました。この4月から始まる食品
またハイスキー食品工業
機能性表示の規制緩和について、機能性表示の在り方や、
そ
( 株 )の菱 谷 龍 二 氏からは
のために必要な科学的根拠に関しての考え方など、最新の情
「『 奇 跡の糖 』に最 強の相
報について分かり易くご説明いただきました。
また食品の機能
棒」
と題し、
コンニャクマンナ
性を利用したセルフメディケーションや新たな産業創出の可能
ンと希少糖含有シロップとの
性についても具体例を交えお話いただきました。
相乗効果についての研究成
更に基調講演では講師としてキリンビバレッジ株式会社の
果は、希少糖の可能性を更
若林英行氏に「マーケティングに連動した機能性糖質商品の
に広げるものと思われました。
ハイスキー食品工業
(株) 菱谷 龍二 氏
研究開発∼キリンメッツコーラを中心に∼」
と題して、株式会社
ローソンの鈴木嘉之氏には
「『マチの健康ステーション』
を目指
また1月30日
(金)
には県立ミュージアム研修室において、複
すローソンの商品開発について」
と題して御講演をいただきまし
合糖質・糖鎖研究会が開催されました。基調講演として徳島大
た。日本初となったトクホコーラであるキリンメッツコーラの開発
学の堀均名誉教授から
「糖質のメディシナルブリコラージュ考
や機能性食品開発のポイント、
またローソンにおける
「健康」
を
−血清Gcタンパクとボロントレースドラッグについて」
と題して、
キーワードとした商品開発の取り組みなど、
なかなかお聞きする
また九州大学大学院農学研究院の伊東信教授からは
「糖脂
ことができない貴重なお話をいただきました。
その他、香川大学
質研究の新たな展開:Visiting Old, Learn New」
と題して御
の村尾孝児教授、佐藤正資教授の研究発表、
(株)
レクザム、
講演いただきました。
(株)
伏見製薬所及びキンリューフーズ
(株)
からは商品開発の
また研究紹介としては九州大学大学院農学研究院の竹川
事例紹介をいただきました。
薫教授から
「組換え糖タンパク質医薬品製造に有用な酵素類
参加者数は164名と例年に増しての盛会となり、
また交流
の探索と利用」
と題して、
自然免疫応用技研(株)
の田村祐樹
会にも57名の方に御出席を賜り、糖質バイオ分野における企
氏から
「パントエア菌LPS含
業や大学からの情報共有や人的ネットワークの構築に大いに
有クリームのアトピー性皮
役立ったものと思います。今後ともかがわ糖質バイオフォーラム
膚炎寛解維持効果」
と題し
の活動を御支援ください。
て御発表いただきました。複
合糖質・糖鎖研究の最新の
研究成果や医薬や食品な
どへの幅広い展開の可能
性を示唆していただきました。
研究会風景
第三回希少糖戦略会議が開催
シンポジウム風景
展示コーナー
3月16日に第三回の希少糖戦略会議が開催。
トクホの表示
許可が待たれる希少糖D-プシコース、希少糖含有シロップやこ
希少糖・機能性食品研究会並びに複合糖質・糖鎖研究会開催 !!
れを活用した商品の新たな展開、
また4月に予定されている食
かがわ糖質バイオフォーラム所属の2研究会も開催され
品機能性表示の規制緩和への対応など、
これまでに増して、希
ました。食品機能性表示の先進地域である北海道での取り
少糖事業の方向性を定める重要な会議です。
お問い合わせ先
公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 健康産業プロジェクトチーム
〒761-0301 高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
10
財団からのお知らせ
新商品ストーリー
by かがわ農商工連携ファンド事業 vol.6
かがわ産業支援財団では助成メニューのひとつに、農林漁業者と中小企業が連携体を組み、新商品や新しいしくみづくりを
支援する
「かがわ農商工連携ファンド事業」
を設けています。
このコーナーでは農商工連携事業から誕生した商品と、
その誕生
秘話をご紹介します。
◀卵、
バター、小麦粉を使っていない
「こめこのおかしSWEETS AID」
きほんの
クッキーシリーズ
(各230円・税別)
。
ほかに野菜のお菓子、米粉の
スポンジケーキなどもある。
商 品 名
おこめのおかし
スイーツ
エイド
「SWEETS AID」
企 業 名
のぎ
株式会社 禾
綾歌郡綾川町畑田 697-1
TEL.087-877-2297
■ファンド事業データ
採 択:平成24年度
事業名:香川県産米粉を使った食物アレルギー対応菓子類の
新商品開発と販路開拓
連携体:農林漁業者:長尾 正幸
(高松市)
▲「みんなが笑顔で
“おいしいね”
と言える
お菓子づくりをしていきたい」
と中條淳子さん
約10年前にマクロビオティック
(玄米菜食を中心とした食生
を組み、事業として取り組むことになったのです。主婦の趣味が
活で体質改善・健康維持する考え方)
の世界と出合い、米粉の
高じたようなお菓子作りが、本格的に事業化することになりまし
お菓子の開発に取り組み始めた株式会社 禾 代表の中條淳
た。当時を思い返すと本当に知らないことだらけのスタートでし
子さん。平成22年に法人化し、同24年、
かがわ農商工連携フ
たね
(笑)
。
ァンド事業を活用して本格的に商品開発をされました。
一次産業の方と連携して勉強になったのは、生産者の立場
はじまりは家庭の主婦の趣味から
やご苦労が考えられるようになったこと。
また、25年から県の推
奨米が「ヒノヒカリ」
から
「おいでまい」に変わり、
お菓子に使う
事業化への大きなきっかけになったのは、平成23年に起こっ
米粉も切り替えることになったとき、
いち早く対応することができ
た東日本大震災でした。当時はカフェスタイルでマクロビオティ
たのも、
この連携事業のおかげです。
ックの食事やお菓子を提供していました。アトピーなどアレルギ
何よりありがたかったのは試作原材料費が助成の対象経費
ーをもつお客様と接することが多かった関係で、支援物資として
だったこと。納得がいくまで何十種類、何十回と試作をくり返す
卵、乳製品、上白糖不使用の小麦粉のクッキーを送ったのです。
必要がありました。アレルギー対応食品としての検査もいろいろ
ところが小麦アレルギーをもつ子どもは食べることができなか
あり、
そういった経費をすべて自前でとなると実現できなかったと
ったのです。
「小麦粉を使っていないお菓子はないですか?」
と
思います。本当にありがたかったです。
現地の方から直接たずねられ、米粉の代用を思いついたもの
今回の事業を活用して人脈が広がり、多くの人やいろいろな
の、作ったことがなく、
また、単純に置き換えればすぐにできるも
会に接することで視野が広くなったと感じています。
そして、
この
のでもなかったのです。
そこから、
まるで理科室の実験のように、
ような一商品でも
“人の役に立っている”
ことが実感できるように
米粉クッキーの試作を繰り返しました。材料や配合をいろいろ
なりました。
こういった助成事業は
“人、
モノ、
お金をどう循環させ
変えて、何度も試してみたのです。
るか”
ということを考えている人に向いていると思います。
そんなときでした。かがわ産業支援財団の方から支援メニュ
ーがいろいろあることを紹介いただき、
かがわ農商工連携ファン
株式会社 禾 は「かがわビジネスモデル・チャレンジコンペ
ド事業のことを知りました。稲作農家の長尾正幸さんと連携体
2014」
にて最優秀賞を受賞。詳しくはP3参照。
お問い合わせ先
11
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 ファンド事業推進課
〒761-0301 高松市林町2217-15 TEL.087-868-9903 FAX.087-869-3710
財団からのお知らせ
香川短大生が新たな健康かきあげのレシピを開発、
当財団を訪問されました。
当財団と「産業振興に関する連携・協力協定」を締結している香川短期大学は、
昨年6月から、
観
音寺市の冷凍食品製造業の細川食品㈱が中小企業応援ファンドを活用して行う
「健康志向の冷
凍かき揚げの研究開発事業」
において、新たなレシピ開発に関する受託研究に取り組んでいます。
去る2月27日、
この研究に中心的に携わった松永准教授と学生6名が研究成果を報告するために
中山理事長を訪問されました。
今回の事業は、県民の野菜摂取量が全国的に見ても少ないことを受け、野菜を豊富に含んだか
き揚げを開発して、
この問題を解決しようというものです。
開発したかきあげレシピは実に48種類で、中にはフルーツと組み合わせたものや、
カレー風味、
ピ
ザ風味など子供や若者を意識したもの、
また、
イリコやハマチ、三豊ナスなどかがわの特産品をふん
だんに盛り込んだものなど、
バラエティーに富んだ内容です。
いずれも若い自由な感性で考案されたもので、従来のかき揚げの枠にとどまらない、新たな加工
食品としての可能性が感じられるものもあり、今後、同社がこの中から原料調達や、製造工程等に
ついて検討したうえで商品化を目指します。
学生達は
「実際の商品開発の現場では、味や栄養だけでなく市場ニーズや品質、
コストなど様々
な側面から検討が必要なことがわかり、
大変参考になった」
と語っています。
この日訪れた学生のほとんどが3月で卒業し、
新たに栄養士として県内で食品関連の仕事に就か
れるということで、
今回の取組が今後の飛躍につながることが期待されます。
お問い合わせ先
公益財団法人かがわ産業支援財団 総務部 ファンド事業推進課
〒761-0301 高松市林町2217-15 TEL.087-868-9903 FAX.087-869-3710
微細構造デバイス研究開発フォーラム
平成26年度セミナ−を開催しました。
香川大学工学部をはじめ香川インテリジェントパーク内で進められている微細構造デバイス研究開発を中心に、産学官の関係者が連
携して、広域的な人材ネットワークを構築することにより、新事業・新産業を創出し、地域の活性化を図っています。
この度、微細構造デバイスフォーラムでは、産学官の関係者による平成26年度セミナ−を開催し、
「 先端医療用デバイス技術と製品
応用」に関する微細構造デバイス分野における最新の研究開発情報の発信を行い産学官の関係者など76名のご参加をいただきました。
開催日時
平成27年2月2日
(月)
13:30∼17:00
開催場所
高松国際ホテル「栗林の間」
セミナー内容
参 加 者
基調講演 「日常生活で人を測る:近未来バイオセンシングとその応用研究」
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授 三林 浩二 氏
特別講演 「オムロンヘルスケアのデザイン思考」
オムロンヘルスケア株式会社 デザインコミュニケーション部 部長 小池 禎 氏
パネルディスカッション テーマ
「かがわにおけるMEMS産業の発展に向けて」
パネリスト:三林浩二 氏、小池禎 氏、高尾英邦 氏
(香川大学工学部教授
(兼)
微細構造デバイス統合研究センター長)
、
二宮英樹 氏
(㈱四国総合研究所 電子技術部主席研究員)
、長峰勝 氏
(㈱長峰製作所相談役)
司 会:三原豊 氏
(香川大学特命教授
(兼)
微細構造デバイス研究開発フォーラム会長)
お問い合わせ先
公益財団法人かがわ産業支援財団 技術振興部 産学官連携推進課
〒761-0301 高松市林町2217-16 FROM香川1F TEL.087-840-0338 FAX.087-864-6303
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
12
かがわ発!
元気創出
企業
その時その時、
時代を読み解く経営で
新しいプロジェクトも進行中!
ものづくりを行うメーカーにとって、
計画的に生産を行うことは作業効率
を高めコストを削減するだけでな
く、従事する社員の環境面において
もとても重要なこと。平成25年から
外部コンサルタントの指導によって、
さまざまな改善を行っている同社で
は取り組みを始めてから多くのプラ
ス面が生まれたといいます。いった
いどんなところに影響があったの
か、大倉社長にお話を伺いました。
/////////////////////////////////////////////////////////////
丸善織物株式会社
工場1階には最新の機械も導入。
製品ごとに異なるさまざまな工程がスムーズに進行できるようにし、作業を効率化。
香川県内の元気な企業を訪問し、その企業が発展
してきた過程と躍進し続ける今、そして未来への指
針についてお聞きする
「かがわ発!元気創出企業」。
今回は、
四国で唯一の工業用の繊維製スリングメー
カーである丸善織物株式会社を訪問。
ものづくり企
業に一番求められている生産性向上を目指して行
っている、
さまざまな取り組みを中心にお話をお聞
きしました。
代 表 者 代表取締役社長 大倉康司氏
所 在 地 香川県善通寺市金蔵寺町540
電話番号 (0877)
62-1100㈹
U R L http://www. maruzen-orimono.co.jp
70年あまりの歴史を持ち
業界トップ3のシェアを誇る
昭和23年の創業以来、70年近くにわたって繊維織物を用いた
製品をつくり続けている丸善織物株式会社。女性のスカートに
内蔵されているベルトなど、服飾関連の製品からスタートし、
ス
ポーツ・レジャー関連のベルト製造を経て、現在の主軸製品であ
るベルトスリングの製造が始まったのは、昭和53年でした。 玉掛け作業に使用される繊維スリングのひとつであるベルト
スリングは、
ワイヤーなどでは傷をつけてしまう荷物の吊上げ時
代表取締役社長
大倉 康司 氏
に多く利用されている、いわば繊維スリングの代表格。現在、JIS
規格に適応した工業用のスリングを生産しているメーカーは国
内で10数社、四国ではここ丸善織物以外にはありません。
自社製品のほか、OEM製品などをあわせ、ニーズに合わせた
アイテムをつくり続けている同社。
シェア15-20%と、業界でも3
本の指に入る売上高を誇る同社ですが、受注生産のため繁忙期
工場のなかを一工程ずつ案内し
てくれた大倉社長。
「面白いアイ
デアがあれば、絞り込まずに全部
つくってみようと思っているんで
す。もちろん失敗もあるかもしれ
ませんが、そのなかでいいものが
生まれればいい」
とにっこり。
13
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
と閑散期があり、
どうしても繁忙期に残業等が多くなってしまう
ことなどの悩みがあったといいます。
平成19年に完成した新工場。
業務を標準化・平準化し
たことで、生産に追われ
る体制から、新しい発想
で製品を生み出そうとい
う体制になった同社。余
裕が生まれ、今後遂行す
るプロジェクトごとの会
議も定期的に行うように。
丸善織物のオリジナルブランド
「巨象印」
のベルトスリングやソフトスリング
外部コンサルタントの介在で
社員の意識が高まるのを実感。
全社員の意見を取り入れて商品開発。
今後も時流に合わせて、柔軟な経営を。
そんな折、かがわ産業支援財団の支援について知った大倉社
「顧客のニーズをふまえ、つくり手である私たちから提案する
長は、生産性をもっと高めるには…という思いから、
「ものづくり
こともしていきたい」
と新製品プロジェクトもスタート。50余名
産業生産性向上支援事業」へ申請。外部コンサルタントを招いて
の全社員が新しいアイデアを持ち寄ります。現場の社員の意見
の生産性向上プロジェクトがはじまりました。
「 企業としての思
を取りまとめるとあって、
プロジェクトについて説明してくれる
いや考えを同じように伝えるのでも外部の方から指導いただく
若手社員の目も楽しそうに輝きます。
と、社員にきちんと伝わる。なかにいるのとは違う視点で取り組
「われわれ経営陣が机上で考えるよりも、現場で実際に生産を
みができる。
こういった助けは必要だと感じました」
と大倉社長。
している社員のほうがお客さまの目線に近いですから」
と大倉社
閑散期にも生産を計画的に行うことで、繁忙期の受注増に対応
長。現在、社員の半数を占める女性の、生活に根ざした視点も楽
することが可能になり、効率的な生産によって繁忙期の残業も
しみと話します。
「将来の展望についてよく聞かれますが、
その年
少なくなったそう。同時に、作業手順をマニュアル化してさまざ
その年、時流に合わせてその時に合ったことをやっていく、その
まな作業を平準化。それによって平均生産本数も向上したとい
積み重ねだとわたしは思うんです。振り返った時に、積み重ねた
います。また、営業面においてもコンサルティングが入ることで
日々が、歴史になっていればいい」。柔軟な発想で、新しい製品が
社員の意識が高まってきたことを実感すると話します。
生まれるのももうすぐです。
March 2015 Kagawa Industrial Information 21
14
「心優しい、
よろず屋さん。」
様ご自身の健康管理をしていただくこと、②社員の方を大切にす
ること、③自社だけの利益を考えるのではなく、下請け事業者様と
は利益を分かち合うパートナーとなることをお約束していただい
ています。
中小企業の事業存続は社長様の健康が不可欠であり、
顧客満足度向上は社員満足度があってこそ達成されるものであ
り、
パートナー企業と長いお付き合いをするにはお互いの会社が
利益を分けあって行かなければならないからです。
ご相談者の中には私のことを親しみを込めて、
「よろず屋さん」
と呼んでくださる方がおられます。初めは少し違和感があったので
すが、今は満更でもないなぁと思っています。
ご相談者の気持ちが分かる
「心優しい、
よろず屋さん」
を目指し
てまいります。
香川県よろず支援拠点には様々な専門性を持った7人の
「心優
しい、
よろず屋さん」
がおりますので、皆様是非ともご来所ください
ませ。心からお待ちしております。
川県よろず支援拠点で県内中小企業の皆様の相談業務を
お受けし始めてから、
はや9ヶ月が経ちました。
創業、経営理念を始めとした経営計画の策定、事業再生、事業
承継、各種補助金、資金繰りなど様々な相談をお受けしています。
中には身の上相談のようなお話もありますが、
ご相談者の立場に
なって、
自分ならどう行動するかを考えてお答えしています。
最初に相談に来られた時は、暗い面持ちで相談室に入って来
られますが、相談が終わって帰られる時には笑顔の方が多くいら
っしゃいます。
テレビの番組で古いお宅を住みやすく綺麗にして喜
ばれている、ビフォーアフター というのがありますが、正にご相談
者の表情が相談前と相談後で大きく変化されているように見受け
られます。
しかし、全ての方の事業が上手くいくという訳では有りません。
事業の内容をお聞きして、事業縮小のお話をしたことも有ります。
「事業縮小も一つの選択肢ですよ。」
とお話したところ、
「私も縮小
の気持ちを持っていたものの決断できずにいたが、客観的なアド
バイスがもらえて気持ちがすっきりした。」
というお話もいただきま
した。
小原鐵五郎氏の言葉に、
『貸すも親切、貸さぬも親切』
というの
が有ります。私もこの言葉のようにご相談者のためになるアドバイ
スを今後も心がけてまいります。
私は、中小企業の社長様とお話させていただくときに、①社長
香
国道
32
琴電志度線
JR高徳線
四国横断自動車道
高松中央
I.C
太田駅
号
四国横断
自動車道
レインボーロード
琴電琴平線
国道 号
号
11
国道
元、
(株)三井銀行、高松信用金庫勤務
中小企業診断士
〈専門・得意分野〉
経営計画策定、金融、創業、事業再生、補助金
国道11号
瓦町駅
高松檀紙
I.C
梅澤 秀樹
〈職歴〉
総務部
琴電
高松築港駅
JR高松駅
■ 香川県よろず支援拠点
国道11号バイパス
琴電
長尾
街道
線
長尾
県道太田上町志度線
香川インテリジェントパーク
<香川インテリジェントパーク 拡大図>
高松桜井高校
高松土木
事務所
RISTかがわ
地域共同研究部
県立図書館・文書館
香川大学工学部
サンメッセ香川
技術振興部
バス停
サンメッセ香川
サンシャイン通り
FROM香川
技術振興部
ネクスト香川
企業振興部
〒761 - 0301 香川県高松市林町2217番地15
香川産業頭脳化センタービル2F
企業支援課・海外展開支援室
TEL
(087)
840 - 0391 FAX
(087)
869 - 3710
取引支援課
TEL
(087)
868 - 9904 FAX
(087)
869 - 3710
県道三木国分寺線
高松西
I.C
至レインボーロード
▲ 〒761 - 0301 香川県高松市林町2217番地15
香川産業頭脳化センタービル1F・2F
総務課
TEL
(087)
840 - 0348 FAX
(087)
869 - 3710
企画情報課
TEL
(087)
868 - 9901 FAX
(087)
869 - 3710
ファンド事業推進課
TEL
(087)
868 - 9903 FAX
(087)
869 - 3710
施設管理課
TEL
(087)
869 - 3700 FAX
(087)
869 - 3703
〒761 - 0301 香川県高松市林町2217番地16
FROM香川1階
産学官連携推進課・健康産業プロジェクトチーム
TEL
(087)
840 - 0338 FAX
(087)
864 - 6303
香川産業頭脳化センタービル
総務部 企業振興部
交通アクセス
JR高松駅より、車で約25分
(約9km)
、定期路線バスで約30分
[サンメッセ・川島・西植田線 サンメッセ香川下車]
高松中央インターチェンジより、車で約5分
(約1km)
地域共同研究部
〒761 - 0301 香川県高松市林町2217番地43
RISTかがわ1階
研究管理課・研究開発課
TEL
(087)
869 - 3440 FAX
(087)
869 - 3441
高松空港より、車で約25分
(約12km)
この印刷製品はグリーン基準に適合した印刷資材を使用し、
グリーンプリンティング認定工場が印刷した環境配慮製品です。
印刷:香川印刷株式会社
http://www.kagawa-isf.jp