サーバー起動後、自動開始に設定されているKiwi Syslog Serverの

サーバー起動後、自動開始に設定されている Kiwi Syslog Server のサービスが開始しない問題
2015 年 6 月 5 日
この問題の原因と対応策について説明いたします。
【問題】
Kiwi Syslog Server v9.3.3 以降のサービスの開始に失敗する。
その時、Windows イベントログに下記のエラーメッセージが表示される。
●Error 7000: The Kiwi Syslog Server failed to start due to the following error:
The service did not respond to the start or control request in a timely fashion.
説明:
Kiwi Syslog Server サービスを、次のエラーが原因で開始できませんでした:
そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした。
●Error 7009: Timeout (30000 milliseconds) waiting for the Kiwi Syslog Server service to connect.
説明:
Kiwi Syslog Server サービスの接続を待機中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。
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【原因】
Kiwi Syslog Server は Authenticode 署名を持つマイクロソフトの
.Net Framework 2.0-managed assembly を使用していますが、
それをロードする時間が通常より長くかかるためにタイムアウトとなり自動開始されません。
また、この遅延の問題は様々な他の設定によって通常よりも
.Net Framework 2.0-managed assembly のロード時間が長くかかることがあります。
例えば、ネットワークの設定によって通常よりも
.Net Framework 2.0-managed assembly のロード時間が長くかかることがあります。
【対応策①】
1)Kiwi Syslog Server のサービスを停止。
2)C:¥Windows¥Microsoft.NET¥Framework64¥v2.0.50727¥CONFIG¥machine.config
(64 ビットマシンの場合)
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\CONFIG¥machine.config
(32 ビットマシンの場合)
注記: 32/64 ビットの両方の machine.config に設定します。
3)下記のコードを machine.config に追加。
<runtime>
<generatePublisherEvidence enabled="false"/>
</runtime>
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(例)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<configuration>
<runtime>
<generatePublisherEvidence enabled="false"/>
</runtime>
</configuration>
追加手順:
a) machine.config で「runtime/」を検索する。
b) <runtime/>を下記に置き換える。
<runtime>
<generatePublisherEvidence enabled="false"/>
</runtime>
編集後:
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4) ファイルを保存。
5) Windows のサーバーマネージャーが起動できるかどうか確認。(もし、「スナップインを作成できませ
んでした。」のメッセージが出て内容が表示されない場合は、上記の挿入が間違っている可能性が
高いので再度忠実にやり直してみる。)
6) サービスで Kiwi Syslog Server のサービスが停止していることを確認。
7) マシンを再起動して Kiwi Syslog Server のサービスが開始していることを確認し、併せて Windows の
サーバーマネージャーの下の管理イベントで、7000、7009 の上記のエラーが出ていないことを確認。
対応策の詳細について下記のマイクロソフト社のサイトを予め学習するとこを推奨いたします。
http://support.microsoft.com/kb/936707/ja
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【対応策②】
現象が安定しない場合は、下記もお試しください。
1) Kiwi Syslog Server のサービスを選択し、マウス右ボタンをクリックし、プロパティを選択します。
2) 全般タブで、スタートアップの種類:自動 を、自動 (遅延開始)に変更します。
自動(遅延開始)と設定することで、
OS のブートが終了してしばらくして
からこのサービスが起動されます。
OS ブート時に起動するサービスが
集中することにより、起動時間が遅
れることを防ぎます。
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【対応策③】
以上の設定でも自動起動されない場合は、そのマシンで一律の設定となりますが、レジストリを修正する
ことで、サービス起動時のタイムアウト値を延ばすことができます。
レジストリで以下の DWORD 値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control
名前 : ServicePipeTimeout
種類 : REG_DWORD
データ : 30000 (既定)→120000 (120 秒にした場合)
【参考】
以下は、サービスが強制終了してしまった時に自動でサービスを再起動するための設定です。
サーバー起動時にサービスを開始できなかった問題の場合は、この設定を行っても再起動はされませ
ん。
1) Kiwi Syslog Server のサービスを選択し、マウス右ボタンをクリックし、プロパティを選択します。
2) 回復タブを選択します。
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3) 最初のエラー、次のエラー、その後のエラーに対してサービスを再起動するを設定します。
4) 適用、OK を選択して終了します。
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