山口県における不動産の景気動向に 関するアンケート調査 ~ 山口県不動産市況DⅠ調査 第1回 ~ (基準日:平成27年4月1日) 平成27年6月 一般社団法人 山口県宅地建物取引業協会 公益社団法人 山口県不動産鑑定士協会 目 次 [1] 山口県不動産市況DI調査の概要 …………………………………………… 1 1.アンケート調査の概要 ………………………………………………………… 1 2.DIについて …………………………………………………………………… 2 3.調査結果の概要 ………………………………………………………………… 3 4.地価の動向と将来予測 ………………………………………………………… 4 5.取引件数の動向と将来予測 …………………………………………………… 5 [2] アンケート集計結果 …………………………………………………………… 6 1.現在の地価動向 ………………………………………………………………… 6 2.半年後の地価動向 ……………………………………………………………… 7 3.現在の取引動向 ………………………………………………………………… 8 4.半年後の取引動向 ……………………………………………………………… 9 5.賃料水準の動向 ………………………………………………………………… 10 6.空室率の動向 …………………………………………………………………… 11 [3] アンケート意見(不動産市況の実感) ……………………………………… 12 [4] 添付資料(アンケート調査票) ……………………………………………… 14 [1] 山口県不動産市況DⅠ調査の概要 1.アンケート調査の概要 この調査は平成27年4月1日を起点とし、過去半年(H26.10.1~H27.4.1)の不動産市場の推移 に関する実感と、この先半年(H27.4.1~H27.10.1)の不動産市場の動向に関する予測につい て、一般社団法人山口県宅地建物取引業協会の会員の方にアンケート調査を実施して、公益社 団法人山口県不動産鑑定士協会が山口県不動産市況DIとして集計を行った。 なお、この調査は今後年2回(基準日:4月1日及び10月1日)継続して実施していく予定です。 実 施 時 期 : 平成27年4月 発 送 数 : 854 回 収 数 : 231 (回収率 27.0% ) 回答者の属性(回答者の主たる事業及び営業エリアは以下のとおり) 回答者の主たる業種(複数回答あり) その他 5.0% 建設業 13.6% マンション分譲 0.7% 仲介 戸建・宅地分譲 マンション分譲 建設業 その他 仲介 58.8% 戸建・宅地分譲 21.9% 回答者の主な営業エリア 柳井市 4.6% 周防大島町 和木町 0.5% 1.4% 光市 1.4% 田布施町 0.9% 下関市 宇部市 岩国市 12.9% 萩市 下関市 19.4% 長門市 美祢市 宇部市 10.6% 周南市 12.4% 下松市 2.8% 防府市 9.2% 山陽小野田市 萩市 3.7% 長門市 1.4% 美祢市 0.5% 山陽小野田市 0.9% 山口市 17.5% 山口市 防府市 下松市 周南市 県西部エリア : 下関市、宇部市、萩市、長門市、山陽小野田市、美祢市、阿武町 県中部エリア : 山口市、防府市、周南市、下松市 県東部エリア : 岩国市、柳井市、光市、田布施町、平生町、上関町、周防大島町、和木町 1 2.DI について (1) DIとは DI とは、Diffusion Index(ディフュージョン・インデックス)の略で、現況や先行きの見通し等に ついて定性的な判断を指数化したものであり、内閣府の景気動向指数や日本銀行の企業短期 経済観測調査等の経済指標において広く活用されています。これを不動産の地価動向、取引 件数等について指数化したものが不動産市況DIです。 (2) DI の算出方法 DI の算出方法は、各判断項目について3個の選択肢を用意し、選択肢ごとの回答数を単純 集計し、全回答数に対する選択肢の回答数の構成比率を求め、次式により算出します。 DI= (第1選択肢の回答数の構成比率) - (第3選択肢の回答数の構成比率) (DI算出の例) ある地域の特定の不動産市況について判断を問う質問において、選択肢が(1)上昇してい る、(2)横ばいである、(3)下がっている の3つがあり、回答が以下のような結果になった場 合の市況判断DIの算出方法は、次のとおりとなります。 (1)上昇している 回答数 25社 回答数の構成比率 25% (2)横ばいである 30社 30% (3)下がっている 45社 45% 合計 100社 100% 市況判断DI = (25%) - (45%) = (△20ポイント) それぞれの選択肢の回答数の構成比率をそのまま不動産市況の判断材料として利用する ことも出来ますが、不動産市況DIとして指数化し長期観測することにより、これらのデータの 動きを一目で把握できるようになります。 2 3.調査結果の概要 (1) 地価動向 第1回目の調査(平成27年4月1日時点)における県全体の地価動向DIは住宅地が-40.1ポイ ント、商業地が-53.1ポイントとなった。住宅地について地域別にみると県西部が-46.7ポイント、 県中部が-41.0ポイント、県東部が-27.2ポイントとなった。商業地については県西部が-60.4 ポイント、県中部が-55.1ポイント、県東部が-38.4ポイントであり、住宅地、商業地ともに東高西 低の結果となった。回答としては「上昇傾向にある」は少なく、「横ばいである」「下落傾向にある」 が多数を占めている。 半年後の地価動向の予測については、県全体の動向予測DIは住宅地が-23.7ポイント、商業 地が-36.9ポイントとどちらも改善が予測されている。住宅地について地域別にみると県西部が -27.8ポイント、県中部が-26.4ポイント、県東部が-11.4ポイントとなった。商業地については県 西部が-49.1ポイント、県中部が-39.3ポイント、県東部が-15.0ポイントである。回答としては 「上昇している」は少なく、「横ばいである」「下落している」が多数を占めているものの、住宅地、 商業地ともに景気の緩やかな回復に伴った地価の底打ち期待もあり、やや改善予測となっている ものと思われる。 (2) 不動産取引の動向 不動産取引の動向DIを業態別にみると県全体では、仲介件数が-5.7ポイント、戸建販売が -19.3ポイント、マンションが販売-31.1ポイントとなった。仲介件数については県西部がやや高 く西高東低、戸建販売は東高西低、マンション販売は県中部がやや高くなっている。回答として は仲介件数では「横ばいである」が最も多いものの、「増加傾向にある」と「減少傾向にある」の差 は少ない。戸建販売及びマンション販売は、「横ばいである」が多数を占めており、「減少傾向に ある」が「増加傾向にある」を大きく上回っている。 半年後の取引件数動向の予測については、県全体の動向予測DIは仲介件数が-4.0ポイン ト、戸建販売が-8.9ポイント、マンション販売が-20.0ポイントとなった。傾向としては改善の予測 となっているが、仲介件数では県西部において若干悪化の予測となった。また、マンション販売に ついては県東部において改善予測となった。 (3) 賃料水準の動向 賃料水準は、用途別にみると県全体では、店舗・事務所が-59.2ポイント、共同住宅が-44.0 ポイントとなった。地域の傾向としてはやや東高西低となったが、全体的に「横ばいである」・「下 落している」がほとんどで「上昇している」という回答は僅かであった。 (4) 空室率の動向 空室率は、用途別にみると県全体では、店舗・事務所が+1.6ポイント、共同住宅が-4.3ポイン トとなった。全体的に「横ばいである」が多数であるが、「下落している」・「上昇している」の比率も 概ね均衡した回答となった。 3 4.地価の動向と将来予測 県西部 県中部 県東部 全体 現 在 -46.7 -41.0 -27.2 -40.1 予測(半年後) -27.8 -26.4 -11.4 -23.7 住宅地DI指数 県西部 県中部 県東部 全体 現 在 -60.4 -55.1 -38.4 -53.1 予測(半年後) -49.1 -39.3 -15.0 -36.9 商業地DI指数 地価動向DI予測(住宅地) 0 -10 -11.4 -20 -30 -40 -50 -23.7 -26.4 -27.8 -27.2 -40.1 -41.0 -46.7 県西部 県中部 県東部 全体 -60 -70 現 在 予測(半年後) 地価動向DI予測(商業地) 0 -10 -15.0 -20 県西部 -30 -40 -50 -60 -38.4 -53.1 -55.1 -60.4 -36.9 -39.3 県中部 -49.1 全体 -70 現 在 予測(半年後) 4 県東部 5.取引件数の動向と将来予測 仲介DI指数 現 在 予測(半年後) 県西部 -1.5 -8.5 県中部 -7.4 -4.8 県東部 -9.1 4.5 全体 -5.7 -4.0 戸建DI指数 現 在 予測(半年後) 県西部 -23.5 -15.4 県中部 -18.0 -7.9 県東部 -15.1 0 全体 -19.3 -8.9 マンションDI指数 現 在 予測(半年後) 県西部 -40.0 -27.5 県中部 -21.0 -20.0 県東部 -35.0 -5.0 全体 -31.1 -20.0 取引動向DI予測(仲介) 10 0 -10 4.5 -4.0 -4.8 -8.5 -1.5 -5.7 -7.4 -9.1 県西部 -20 県中部 -30 県東部 -40 全体 -50 現 在 予測(半年後) 取引動向DI予測(戸建) 10 0 -7.9 -8.9 -15.4 0 -10 -20 -30 -15.1 -18.0 -19.3 -23.5 県西部 県中部 県東部 全体 -40 -50 現 在 予測(半年後) 取引動向DI予測(マンション) 10 0 -5.0 -10 -20 -21.0 -30 -31.1 -35.0 -40.0 -40 -20.0 -20.0 -27.5 県中部 県東部 全体 -50 現 在 県西部 予測(半年後) 5 [2] アンケート集計結果 1.現在(H27.4.1)の地価の動向は半年前(H26.10.1)と比較してどう感じているか [◇問2] 住宅地 商業地 上昇傾向にある 横ばいである 下降傾向にある 計 DI指数 わからない 未回答 上昇傾向にある 横ばいである 下降傾向にある 計 DI指数 わからない 未回答 県西部 3 4.0% 34 45.3% 38 50.7% 75 100.0% -46.7 3 1 1 1.7% 21 36.2% 36 62.1% 58 100.0% -60.4 7 14 県中部 4 4.5% 44 50.0% 40 45.5% 88 100.0% -41.0 2 1 5 6.4% 25 32.1% 48 61.5% 78 100.0% -55.1 6 7 県東部 1 2.3% 30 68.2% 13 29.5% 44 100.0% -27.2 2 1 1 2.6% 22 56.4% 16 41.0% 39 100.0% -38.4 5 3 全体 8 3.9% 108 52.2% 91 44.0% 207 100.0% -40.1 7 3 7 4.0% 68 38.9% 100 57.1% 175 100.0% -53.1 18 24 住 宅 地 全体 3.9% 52.2% 県東部 2.3% 県中部 4.5% 県西部 4.0% 0% 44.0% 68.2% 29.5% 上昇傾向にある 横ばいである 50.0% 45.5% 45.3% 20% 下降傾向にある 50.7% 40% 60% 80% 100% 商 業 地 全体 4.0% 38.9% 県東部 2.6% 県中部 6.4% 県西部 1.7% 0% 57.1% 56.4% 41.0% 上昇傾向にある 横ばいである 32.1% 61.5% 36.2% 20% 下降傾向にある 62.1% 40% 60% 80% 6 100% 2.半年後(H27.10.1)の地価の動向は現在と比較してどうなると予測するか [◇問3] 住宅地 商業地 県西部 2 2.8% 48 66.7% 22 30.6% 72 100.0% -27.8 5 2 0 0.0% 29 50.9% 28 49.1% 57 100.0% -49.1 7 15 上昇している 横ばいである 下落している 計 DI指数 わからない 未回答 上昇している 横ばいである 下落している 計 DI指数 わからない 未回答 県中部 4 4.6% 56 64.4% 27 31.0% 87 100.0% -26.4 1 3 5 6.3% 38 48.1% 36 45.6% 79 100.0% -39.3 3 9 県東部 全体 4 9.1% 10 4.9% 31 70.5% 135 66.5% 9 20.5% 58 28.6% 44 100.0% 203 100.0% -11.4 -23.7 3 9 0 5 5 12.5% 10 5.7% 24 60.0% 91 51.7% 11 27.5% 75 42.6% 40 100.0% 176 100.0% -15.0 -36.9 5 15 2 26 住 宅 地 全体 4.9% 66.5% 県東部 9.1% 28.6% 70.5% 20.5% 横ばいである 県中部 4.6% 64.4% 31.0% 県西部 2.8% 66.7% 30.6% 0% 上昇している 20% 40% 60% 80% 下落している 100% 商 業 地 全体 5.7% 県東部 51.7% 12.5% 60.0% 0% 27.5% 上昇している 横ばいである 県中部 6.3% 県西部0.0% 42.6% 48.1% 45.6% 50.9% 20% 下落している 49.1% 40% 60% 80% 7 100% 3.現在の取扱件数は半年前と比較してどうか [◇問4] 県西部 17 23.9% 36 50.7% 18 25.4% 71 100.0% -1.5 8 5 9.8% 29 56.9% 17 33.3% 51 100.0% -23.5 28 1 2.5% 22 55.0% 17 42.5% 40 100.0% -40.0 39 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある 仲介件数 計 DI指数 未回答 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある 戸建販売 計 DI指数 未回答 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある マンション販売 計 DI指数 未回答 県中部 16 19.8% 43 53.1% 22 27.2% 81 100.0% -7.4 10 10 16.4% 30 49.2% 21 34.4% 61 100.0% -18.0 30 5 11.6% 24 55.8% 14 32.6% 43 100.0% -21.0 48 県東部 10 22.7% 20 45.5% 14 31.8% 44 100.0% -9.1 3 6 18.2% 16 48.5% 11 33.3% 33 100.0% -15.1 14 1 5.0% 11 55.0% 8 40.0% 20 100.0% -35.0 27 全体 43 21.9% 99 50.5% 54 27.6% 196 100.0% -5.7 21 21 14.5% 75 51.7% 49 33.8% 145 100.0% -19.3 72 7 6.8% 57 55.3% 39 37.9% 103 100.0% -31.1 114 仲介件数 全体 21.9% 県東部 22.7% 45.5% 県中部 19.8% 53.1% 県西部 50.5% 23.9% 0% 27.6% 50.7% 20% 40% 増加傾向にある 31.8% 60% 27.2% 横ばいである 25.4% 減少傾向にある 80% 100% 戸建販売 全体 14.5% 51.7% 33.8% 県東部 18.2% 48.5% 33.3% 増加傾向にある 県中部 16.4% 49.2% 34.4% 横ばいである 33.3% 減少傾向にある 県西部 9.8% 0% 56.9% 20% 40% 60% 80% 100% マンション販売 全体 6.8% 55.3% 県東部 5.0% 55.0% 県中部 11.6% 県西部 2.5% 0% 37.9% 55.8% 40% 横ばいである 32.6% 55.0% 20% 増加傾向にある 40.0% 減少傾向にある 42.5% 60% 80% 8 100% 4.半年後の取扱件数は現在と比較してどうなると予測するか [◇問5] 県西部 12 16.9% 41 57.7% 18 25.4% 71 100.0% -8.5 8 6 11.5% 32 61.5% 14 26.9% 52 100.0% -15.4 27 1 2.5% 27 67.5% 12 30.0% 40 100.0% -27.5 39 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある 仲介件数 計 DI指数 未回答 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある 戸建販売 計 DI指数 未回答 増加傾向にある 横ばいである 減少傾向にある マンション販売 計 DI指数 未回答 県中部 18 21.4% 44 52.4% 22 26.2% 84 100.0% -4.8 7 11 17.5% 36 57.1% 16 25.4% 63 100.0% -7.9 28 5 11.1% 26 57.8% 14 31.1% 45 100.0% -20.0 46 県東部 10 22.7% 26 59.1% 8 18.2% 44 100.0% 4.5 3 6 18.8% 20 62.5% 6 18.8% 32 100.0% 0 15 4 20.0% 11 55.0% 5 25.0% 20 100.0% -5.0 27 全体 40 20.1% 111 55.8% 48 24.1% 199 100.0% -4.0 18 23 15.6% 88 59.9% 36 24.5% 147 100.0% -8.9 70 10 9.5% 64 61.0% 31 29.5% 105 100.0% -20.0 112 仲介件数 全体 20.1% 県東部 22.7% 県中部 21.4% 県西部 16.9% 0% 55.8% 24.1% 59.1% 18.2% 52.4% 57.7% 20% 40% 60% 増加傾向にある 26.2% 横ばいである 25.4% 減少傾向にある 80% 100% 戸建販売 全体 15.6% 県東部 18.8% 県中部 17.5% 59.9% 62.5% 18.8% 57.1% 県西部 11.5% 0% 24.5% 61.5% 20% 40% 60% 増加傾向にある 25.4% 横ばいである 26.9% 減少傾向にある 80% 100% マンション販売 全体 9.5% 県東部 61.0% 20.0% 県中部 11.1% 55.0% 67.5% 20% 40% 増加傾向にある 25.0% 57.8% 県西部 2.5% 0% 29.5% 60% 31.1% 横ばいである 30.0% 減少傾向にある 80% 9 100% 5.現在の賃料水準は半年前と比較してどのように感じるか [◇問6] 店舗・事務所 共同住宅 県西部 0 0.0% 26 38.2% 42 61.8% 68 100.0% -61.8 7 4 1 1.6% 30 46.9% 33 51.6% 64 100.0% -50.0 7 8 上昇している 横ばいである 下落している 計 DI指数 わからない 未回答 上昇している 横ばいである 下落している 計 DI指数 わからない 未回答 県中部 2 2.4% 29 34.5% 53 63.1% 84 100.0% -60.7 3 4 1 1.2% 43 53.1% 37 45.7% 81 100.0% -44.5 4 6 県東部 全体 0 0.0% 2 1.0% 19 48.7% 74 38.7% 20 51.3% 115 60.2% 39 100.0% 191 100.0% -51.3 -59.2 6 16 2 10 0 0.0% 2 1.1% 26 66.7% 99 53.8% 13 33.3% 83 45.1% 39 100.0% 184 100.0% -33.3 -44.0 5 16 3 17 店舗・事務所 全体 1.0% 県東部0.0% 38.7% 60.2% 48.7% 51.3% 横ばいである 県中部 2.4% 34.5% 63.1% 県西部0.0% 38.2% 61.8% 0% 上昇している 20% 40% 60% 下落している 80% 100% 共同住宅 全体 1.1% 53.8% 県東部0.0% 県中部 1.2% 県西部 1.6% 0% 45.1% 66.7% 33.3% 上昇している 横ばいである 53.1% 45.7% 46.9% 20% 下落している 51.6% 40% 60% 10 80% 100% 6.現在の空室率は半年前と比較してどのように感じるか [◇問7] 店舗・事務所 共同住宅 県西部 21 31.3% 30 44.8% 16 23.9% 67 100.0% 7.4 7 5 17 25.8% 30 45.5% 19 28.8% 66 100.0% -3 8 5 下落している 横ばいである 上昇している 計 DI指数 わからない 未回答 下落している 横ばいである 上昇している 計 DI指数 わからない 未回答 県中部 20 24.1% 43 51.8% 20 24.1% 83 100.0% 0 5 3 19 22.9% 40 48.2% 24 28.9% 83 100.0% -6 4 4 県東部 全体 10 27.0% 51 27.3% 15 40.5% 88 47.1% 12 32.4% 48 25.7% 37 100.0% 187 100.0% -5.4 1.6 6 18 4 12 8 21.1% 44 23.5% 21 55.3% 91 48.7% 9 23.7% 52 27.8% 38 100.0% 187 100.0% -2.6 -4.3 5 17 4 13 店舗・事務所 全体 27.3% 県東部 27.0% 県中部 24.1% 47.1% 25.7% 40.5% 32.4% 下落している 横ばいである 県西部 51.8% 31.3% 0% 20% 24.1% 44.8% 40% 上昇している 23.9% 60% 80% 100% 共同住宅 全体 23.5% 48.7% 県東部 21.1% 55.3% 県中部 22.9% 48.2% 28.9% 県西部 25.8% 45.5% 28.8% 27.8% 23.7% 下落している 横ばいである 0% 20% 40% 60% 11 80% 上昇している 100% [3] アンケート意見(不動産市況の実感) [全域] ・ おしなべて買手市場であったが、一部では売手市場の地域が住宅地域でも 散見されるようになってきた。中古物件の売買はより活発になっていくのでは と期待している。 [中部・西部] 下関市・山口市 [西部地区] 下関市 ・ 住宅地の地価は物件所在地によって大きな差がある。 利便性の良い所は、横ばいが増加傾向にあると考えます。 ・ 金融機関より不動産融資の話が増えてきた。 ・ 営業所・支店の開設(再開設)の問い合わせ等がある。 新築共同住宅で賃料高騰が見受けられるが、新築未入居も多く発生してい る。 ・ 地価は人気エリアは上昇、不人気エリアは下落。 ・ 消費者が購入を見合わせている。 ・ 共同住宅については、ハウスメーカーが建て過ぎであり、地域の需要を考え ずに建築しているので、将来は空室がひどくなると思われる。 ・ 営業地域が彦島地区(借地物件が非常に多い特別な地域)のため若者の定 住が少ない。人口の減少が著しく、空家が多い。 ・ 地価動向が「上昇傾向にある」との回答は、市内の売れ筋エリア内でのこと であり、まだ微増の表現が正しいと思います。 ・ 建売用の住宅地の需要がある。また、事業用・マンション用・介護施設用の 需要がある。 ・ 地域格差がひどくなっているように思います。 宇部市 ・ 不動産業の市場は東京一極のみという感じがする。 ・ 宇部市北部地域は、産業が衰退し耕作放棄地も多く、これといった特色がな い地域で人口減少も顕著である。(若い人には魅力のない地域と言える。) 首長は国が進める「地方創生」と融合を図り宇部市の活性化、人口減少対策 を高らかに唱えられるが未だ人口減少に歯止めがかからないのが実情であ る。合併して10年経過するものの特に北部地域には恩恵を受けていないと 思料する。 これらのことから、地域の活性化に本腰を入れる気持ちがおありならば、昨 年度当該市が策定した中期実行計画、後期実行計画は完遂し、第六次産 業も現実的なものとなり(現実に成功した市町村は少ないですが)実際に地 域(人)物(不動産)が動けば体力がつき、不動産価格等も上昇に転じると思 料するのですが・・・ 長門市 ・ 流通量が少ないため、金額の動きは少ない。 12 [中部地区] 山口市 ・ 仲介物件は増加の傾向にあります。但し、最近の取引はインターネットの力 が大きく、不動産会社にも格差が広がりつつあると思われます。 ・ 相続税対策でのアパート増加により、街に活気がないように感じている。店 舗・事業所等の進出を期待している。 ・ 条件の良い土地・建物は売れるが、条件の悪い土地・建物は売れない。 ・ 今春は、企業・公務員とも異動が少ないと感じた。 山口市の中心部、特に白石地区は人気が高く、土地は高くても購入したいと 言う人が多い。マンションは新築が多く、今のところ供給過剰である。 ・ 店舗の出店件数が伸びており、当然の事ながら不動産業者も仕事が増えて いる。 ・ 山口市の小郡地区は増加傾向にあるが、その他は横ばいである。 周南市 ・ 消費税が8%に上がる前に駆け込み需要があった。2017年4月1日に10%上 がるときに同様の現象が起きることが予想される。 ・ 事務所・店舗は昨年・一昨年よりも動いている。 共同住宅は益々建築ラッシュとなっており、当然に古いタイプの空室期間は 長期となりつつある。 ・ 購買層の不動産取得価格がかなり下がってきている。実際、ハウスメーカー の営業に聞いても購入者の平均年収が低いとのこと。これらが地価の下落に 繋がっていると思われます。 ・ 問6の賃料については、建築した時期・築後の経過年数・リフォームの状況 等によって大きく変動が生じる。 ・ 空室・空店舗が目立つようになった。 防府市 ・ 固定資産税が高すぎる。テナントビル所有者は税金に苦しめられている。し かし、テナントは入らない。 ・ 空き家が目立っている。だからといって不動産業者の看板は建っていない。 将来そのままの状態で老朽化するのか、それとも我々不動産業者に信頼が 持てていないのだろうか? ・ 年配の方々が不動産を手放し、売却しようとする機会が増えてきた。 ・ 古家の売却を依頼されているが、田・畑・山がそれぞれについており、特に 田は5反以上作っていないと売買出来ないため困っている。 下松市 ・ 1K、1LDK等のシングルの単身者用の部屋は入居率が良く、ファミリータイ プの物件は空室がある。 [東部地区] 田布施町 ・ 県外からの移住者が増えつつある。 柳井市 ・ 空家がなかなか流通しない状況である(特に周防大島)。 ・ 個別物件は売り出し値の半額まで1~2年かけて下げてやっと売れる状況で ある。 周防大島町 ・ 1~2年前に比して縮小ぎみである。(賃貸、売買仲介共に) 13 山口県における不動産の市場動向に関するアンケート調査票 ◇ 問1 山口県内における貴社(支店・営業所の場合は当該支店・営業所)の主な営業地域をお聞かせください。 (取扱い件数の最も多い市町を 1 つだけ選んで〇をつけてください。 ) 県西部: ①下関市 ②宇部市 ③萩市 ④長門市 ⑤美祢市 県中部: ⑧山口市 ⑨防府市 ⑩下松市 ⑪周南市 県東部: ⑫岩国市 ⑬光市 ⑭柳井市 ⑮周防大島町 ⑥山陽小野田市 ⑯和木町 ⑦阿武町 ⑰上関町・田布施町・平生町 ※ 問1で〇をつけた営業地域の状況について、以下の質問にお答えください。 (回答は該当する番号に○印を付けて下さい。 ) ◇ 問2 現在(H27 年 4 月 1 日)の地価の動向は半年前(H26 年 10 月 1 日)と比較してどのように感じておられますか? (1)住宅地 1.上昇傾向にある 2.横ばいである 3.下落傾向にある 4.わからない (2)商業地 1.上昇傾向にある 2.横ばいである 3.下落傾向にある 4.わからない ◇ 問3 半年後(H27 年 10 月 1 日)の地価の動向は、現在と比較してどうなると予測されますか? (1)住宅地 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない (2)商業地 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない ◇ 問4 現在の貴社の取扱件数は、半年前と比較してどうですか?(該当するものをわかる範囲でお答えください。 ) (1)仲介件数 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある (2)戸建販売 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある (3)マンション販売 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある ◇ 問5 半年後の貴社の取扱件数は、現在と比較してどうなると予測されますか? (1)仲介件数 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある (2)戸建販売 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある (3)マンション販売 1.増加傾向にある 2.横ばいである 3.減少傾向にある ◇ 問6 現在の賃料水準は、半年前と比較してどのように感じておられますか? (1)店舗・事務所 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない (2)共同住宅 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない ◇ 問7 現在の空室率は、半年前と比較してどのように感じておられますか? (1)店舗・事務所 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない (2)共同住宅 1.上昇している 2.横ばいである 3.下落している 4.わからない ◇ 問8 最近の不動産市場及び営業地域において特徴的なこと等がありましたら教えてください。 また、前記アンケートの回答について補足すること等がありましたら、ご自由にお書きください。 質問は以上です。ご協力いただき誠にありがとうございました。 お答えいただいた内容及びお預かりした個人情報は、法令及び当協会の個人情報保護方針に基づき管理し、本調査以外の 目的で使用することはありません。 お手数ですが下記FAX番号までアンケート用紙を送信いただきますようお願いします。 (送り状は不要です。 ) 公益社団法人山口県不動産鑑定士協会 公益社団法人山口県不動産鑑定士協会 貴社名 (営業所名) FAX番号:083-973-1048 回 答 期 限:4月10日(金)まで 〔ご担当者 〕 14 主な事業 (レ印) □仲介業 □戸建・宅地分譲 □マンション分譲 □建設業 □その他 発行者 (本調査に関するお問い合わせ窓口) 公益社団法人 山口県不動産鑑定士協会 〒754-0021 山口県山口市小郡黄金町11番4号 TEL: 083-973-1051 FAX: 083-973-1048 ※無断複製転載を禁じます。
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