株主のみなさまへ - JFEシステムズ

DISCLOSURE REPORT
株主のみなさまへ
2014年度ご報告
(2014年4月1日―2015年3月31日)
CONTENTS
1
社長インタビュー
5
2014年度連結財務諸表の概要
6
株主アンケート結果報告
社長インタビュー
TOP INTERVIEW
2014 年度は、4 期連続の増収増益を達成!
2015 年度は、将来の成長に向けた新たな中期経営計画
のもと、事業課題に取り組んでまいります。
2014年度の決算をふまえ
JFEシステムズの取り組みについて
西崎代表取締役社長がお答えします。
2014年度の評価は?
4期連続の増収増益を達成。22円/株から
28円/株へ増配いたしました。
2014年度、当社グループは重点戦略である「JFEス
チールIT施策の推進」
と「一般顧客向けビジネスのさら
なる強化・拡大」
を推進しました。
この結果、製造流通業界向け複合ソリューション事
業の拡大などにより、
4期連続の増収増益を達成するこ
とができました。
配当については、この業績の向上を踏まえ、22円/株
から28円/株に増配させていただきました。
2014年度連結業績
売上高
358億円(前期比 +1.9%)
経常利益
16.8億円(前期比 +50.0%)
当期純利益
8.3億円(前期比 +49.2%)
連結業績ハイライト
連結売上高
(単位:億円)
400
328
300
337
351
358
連結経常利益
(単位:億円)
20
200
10
100
5
20
15
8.4
9.3
11.2
10
4.2
8.3
5
2.0
0
1
2010
2011
2012
2013
2014
(単位:億円)
16.8
15
271
連結当期純利益
0
2010
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
2011
2012
2013
2014
0
2010
3.5
2011
5.0
5.6
2012
2013
2014
新たな中期経営計画のポイントについて教えてください。
将来の成長に向けた新たな中期経営計画を策定いたしました。
「JFEスチール製鉄所システム刷新プロジェクト」を遂行しつつ、これらを通じて技術力を
強化し、2017年度の連結売上高400億円以上、経常利益20億円以上を目指してまいります。
新中期経営計画の骨子
)「1 JFEスチール製鉄所システム刷新プロジェクト」
を最新のICT
(情報通信技術)
で遂行
) プロジェクトを通じて得られる技術・ノウハウを当社の強みとして、
、
「3 ソリューション事業」
を製造業向けをはじめとした一般顧客向けに展開
「2 基盤サービス事業」
) これらの事業を当社の新たな柱としていくことで、高収益事業への構造転換をはかる。
新中期経営計画(2015~2017)の重点課題
2012〜2014
2015〜2017
システム投資
回復時期
基盤
製鉄所システム刷新プロジェクト
JFEスチール製鉄所システム刷新プロジェクト
技術・ノウハウ
基盤新サービスの企画、開発
基盤サービス事業の拡大
複合ソリューション拡充
ソリューション事業の拡大
(ERP*+自社ソリューション)
一般顧客向
高収益事業への転換
鉄鋼向
2018〜
製造業顧客基盤拡大(自動車等)
自社プロダクト拡販(電子帳簿、食品)
*ERP 企業の基幹系業務システムを統合化した業務パッケージ。
(売上高)
新中期経営計画の収益目標
) 上記重点施策の推進により、
600
90
559
600
352
64.1
億円以上を目指します。
12,000
9,199
60
8,000
30
4,000
358
9,561
1,135
2012
0
2013(年度)
0
当期純利益
(円/株)
EPS2011
20.0以上
30
(5%以上)
20
16.8
(4.7%)
300
2011
3,000
9,950
350
(億円)
0
25.0
378
44.8
200
(経常利益)
( )=ROS
503
2017年度連結売上高400億円以上、
71.2
経常利益20億円以上、当期純利益12
400以上
400
1,180
2014実績
8.3億円
2012
106.3
2,000
20
1,227 1,000
10
16.6
(4.4%)
2015見通し
9.70 億円
2013(年度)
123.5
20
2017中期
0
2011
12億円以上
以上
1502012
22
20.0
15.0
(億円)
2013(年度)
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
2
社長インタビュー
TOP INTERVIEW
新中期経営計画の重点課題である、
「1 JFEスチール製鉄所システム刷新プロジェクト」、
「2 基盤サービス事業」、
「3 ソリューション事業」の内容について教えてください。
1 JFEスチール製鉄所システム刷新プロジェクト
) 最新のICTによりJFEスチール製鉄所システムの刷新を行い、業務の抜本的改革をはかるプロジェクトです。
) 2016年度以降の本格的な立上げに向け、
2015年度は事前検討やパイロットシステム開発などの先行投資を推進します。
トピックス
「攻めのIT経営銘柄(Competitive
IT Strategy Company)」
選定
当社の親会社であるジェイ エフ イー ホールディングス株式会社は、2015年5月26日経
済産業省および東京証券取引所が選ぶ「攻めのIT経営銘柄」
に選定されました。 当社は、
これからもITを通じJFEグループをはじめとしたお客様の持続的な成長と企業価値向上を
サポートしてまいります。
2 基盤サービス事業
) 急成長するクラウド市場に対応し、サービス提供型事業の拡大に注力します。
) 2015年4月に全社の基盤技術者を集約した「基盤事業部」
を新設し、
今後さらなる事業拡大に向けて、以下の施策を推進します。
クラウドサービスの種類
当社のクラウドサービス事業方針
SaaS:ソフトウェア利用サービス
当社ソフトウェア商品のクラウド化(今後)
PaaS:システム環境利用サービス
セールスフォース・ドットコム社クラウドサービス販売開始(2015.6)
IaaS:ハードウェア利用サービス
「JGranz®IaaS
(ジェイグランツイアース)
」
販売開始(2014.11)
3 ソリューション事業
製造ソリューション概念図 (
自社製ソリューション )
) 当社は、ERPと自社製ソリューションを組
み合わせた複合ソリューション*の展開によ
り、製造業を中心とした新規顧客開拓に取
ム刷新を通じて得られる技術・ノウハウを強
みとして、製造業に最適なソリューションを
提供するITベンダーを目指します。
*複合ソリューション ERPと自社製ソリューションを組み合わせて
3
短納期、効率的なシステム構築を行う。
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
Salesforce.com
BI
SCM
り組んでいます。
) 今中期経営計画においては、製鉄所システ
営業
支援
Kinaxis
RapidResponse
SAPⓇ BusinessObjectsTM
ERP
Demand Solutions DSX
原価
管理
操業
管理
調達・
購買
操業管理 (MES)
新中期経営計画の初年度にあたる2015年度の見通しについて教えてください。
売上高は増加を見込むものの、新たな中期計画の推進に必要な戦略的先行投資の実施により、
経常利益は前期並みを見込んでおります。
売上高
378億円(前期比 +5.6%)
(連結)
) 製鉄所システム刷新、一般顧客(特に自動車)
向け拡大
およびソリューション展開による売上増
) 戦略的先行投資による費用増を見込み、前期並み
経常利益
16.6億円(前期比 △1.3%)
(連結)
当期純利益
9.7億円(前期比 +16.2%)
(連結)
●
製鉄所システム刷新に関する事前作業
●
基盤サービス事業の強化
) 税制改正の影響等があり増益見通し
来期の配当は、上場以来最高額の30円/株(株式分割後換算)への増配を予想しています。
2012年度
2013年度
20
22
円/
株
円/
株
2014年度
28
円/
株
2015年度予想
30
円/
株
株主の皆様に一言お願いします。
株主の皆様をはじめすべてのステークホルダーの方々にご満足いただけるよう、新たな中期経営計画に
沿って収益体質のさらなる強化をはかり、持続的な成長、企業価値の向上に努めてまいります。
株主の皆様におかれましては、引きつづきご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役社長
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
4
2014年度連結財務諸表の概要
FINANCIAL STATEMENTS
連結貸借対照表
単位:百万円
連結損益計算書
2013年度末 2014年度末
差
資産の部
流動資産
11,818
14,222
固定資産
単位:百万円
2013年度 2014年度
売上高
35,126
35,807 4 681
売上原価
29,145
29,161
売上総利益
5,981
6,646
有形固定資産
2,311
2,228
販売費及び一般管理費
4,878
4,945
無形固定資産
2,572
2,180
営業利益
1,103
1,701
投資その他の資産
2,081
2,141
営業外収益
35
28
6,965
6,550
営業外費用
17
46
固定資産合計
資産合計
18,784
20,772 1 1,988
負債の部
流動負債
5,698
6,697
固定負債
3,136
3,451
負債合計
8,834
10,149 2 1,315
経常利益
1,121
1,682 5 561
税金等調整前当期純利益
1,121
1,682
538
757
△1
59
584
867
25
32
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主損益調整前当期純利益
少数株主損益
純資産の部
559
当期純利益
株主資本
835 6 275
資本金
1,391
1,391
資本剰余金
1,959
1,959
利益剰余金
6,301
6,961
株主資本合計
9,652
10,311
△20
△31
財務活動によるキャッシュ・フロー
△568
△571
318
342
現金及び現金同等物の増減額
△347
1,050
10,623 3 673
現金及び現金同等物の期首残高
2,301
1,954
20,772
現金及び現金同等物の期末残高
1,954
3,004
その他の包括利益累計額
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
9,950
18,784
連結キャッシュ・フロー計算書
単位:百万円
営業活動によるキャッシュ・フロー
2013年度 2014年度
1,953
POINT 2|連結損益計算書
1 資産合計 ⇒ 1,988百万円増加
預け金、売掛金の増加等による
4 売上高 ⇒ 681百万円増加
3 純資産合計 ⇒ 673百万円増加
当期純利益計上に伴う利益剰余金の増加等による
自己資本比率 ⇒ 51.3% ⇒ 49.5%
負債の増加が純資産の増加を上回ったことによる
3,335
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,749 △1,718
POINT 1|連結貸借対照表
315百万円増加
2 負債合計 ⇒ 1,
退職給付に係る負債、買掛金の増加等による
差
鉄鋼向、一般顧客向の売上高増加による
5 経常利益 ⇒ 561百万円増加
全部門(鉄鋼向、一般顧客向、子会社)
の収益改善による
6 当期純利益 ⇒ 275百万円増加
経常利益の増加による
※ 本連結財務諸表中の表示数字未満の端数の扱いは四捨五入としています。
5
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
株主アンケート結果報告
QUESTIONNAIRE
「2014年度上期ご報告」
に同封いたしました
Q1
株主アンケートにつきまして、399通の
当社株式の保有年数
2年未満
16.1%
ご回答をいただきました。
ご協力くださいまして有難うございました。
未回答
0.6%
2∼3年未満
2.7%
今後とも株主の皆様のご期待に沿えるよう
努力してまいります。
5年以上
73.4%
3∼5年未満
7.2%
Q2
Q3
当社について知りたい内容
(複数回答)
(件)
(件)
業績説明
133
事業計画
97
研究・開発内容
95
財務情報
56
証券会社セールス
45
取引関係
24
一般雑誌
56
16
会社説明会
27
当社株式の保有理由
IT関連株だから
3.6%
その他・未回答
業績が
いいから
10.7%
5.1%
将来性
20.9%
事業内容が
いいから
5.7%
64
知人の紹介
83
事業内容
74
株式専門誌
89
経営方針
82
ネット検索
107
強み・特徴
Q4
新聞
212
新製品・新技術
業界情報
当社を知ったきっかけ
(複数回答)
JFEグループだから
15.0%
Q5
9
今後の買増しで考慮する点
その他・未回答
5.9%
株主優待
17.4%
値上がり期待
42.5%
配当利回り
19.8%
値上がり期待
配当利回り
34.2%
19.2%
JFEシステムズ株式会社 DISCLOSURE REPORT 2014年度ご報告
6
会社の概要/経営体制/株式の状況
CORPORATE DATA / EXECUTIVE OFFICERS /
STOCK INFORMATION
2015年3月31日現在
会社の概要
名称
(商号)
JFEシステムズ株式会社
JFE Systems, Inc.
本社所在地
〒130-0012 東京都墨田区太平四丁目1番3号
オリナスタワー17階
電話 03-5637-2100
(代表)
1983年9月1日
1,390,957千円
設立
資本金
経営体制
取締役
主な事業内容
従業員数
子会社の状況
上場証券取引所
取 締 役( 常 務 執 行 役 員) 渡 部 尚 史
取 締 役( 常 務 執 行 役 員) 宮 原 一 昭
取 締 役( 常 務 執 行 役 員) 福 村 聡
取 締 役( 常 務 執 行 役 員) 上 條 巧
取
締
役
発行可能株式総数
発行済株式総数
常
勤
監
査
役
金 藤 秀 司
監
査
役
安 藤 武 彦
監 査 役 (社外 ) 冨 澤 雄 一
常 務
執
行
役
員
佐々木 富 雄
執
行
役
員
柏 原 大 造
執
行
役
員
國 安 誠
執
行
役
員
中 村 元
執
行
役
員
下 田 純
執
行
役
員
原 田 敬 太
執
行
役
員
奥 野 敦 己
執
行
役
員
船 尾 哲 也
業
外国法人等 74千株
(0.
9%)
大株主
株主名
年
準
JFEスチール株式会社
JFEシステムズ社員持株会
富士通株式会社
アトラス情報サービス株式会社
JFEアドバンテック株式会社
JFE電制株式会社
JFEメカニカル株式会社
JFE物流株式会社
三井住友信託銀行株式会社
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL
持株比率
5,116千株 65.15%
697千株
8.88%
50千株
0.64%
250千株
50千株
50千株
50千株
50千株
50千株
46千株
※ 持株比率は、自己株式(107株)を控除して計算しております。
度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
日 株主総会・期末配当は毎年3月31日
中間配当を行う場合は9月30日
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
特 別 口 座 の 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
口 座 管 理 機 関 三井住友信託銀行株式会社
郵 便 物 送 付 先 〒168-0063東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
( 電 話 照 会 先 ) 電話0120-782-031(フリーダイヤル)
取次事務は、三井住友信託銀行株式会社の本店および全国各支店
で行っております。
告
当社への出資状況
所有株式数
3.18%
0.64%
0.64%
0.64%
0.64%
0.64%
0.60%
お知らせ
株主名簿管理人
公
その他国内法人 5,
627千株
(71.
7%)
金融機関 62千株
(0.
8%)証券会社 22千株
(0.
3%)
定 時 株 主 総 会 毎年6月下旬
基
1,670名
個人・その他
2,
066千株
(26.
3%)
株主メモ
事
(自己株式107株含む)
所有者別株式分布状況
北 山 直 人
常勤監査役 (社外 ) 深 川 均
31,412,000株
7,853,000株
株主数
取 締 役 (社外 ) 都 築 正 行
執行役員
当社の議決権比率
KITシステムズ株式会社
67.5%
100.0%
JSU, Inc.
東京証券取引所第二部
(証券コード:4832)
株式の状況
代 表 取 締 役 社 長(CEO) 西 崎 宏
監査役
情報システムのインテグレーション
および運用・保守など
1,780名
(連結)
方
法 電子公告
http://www.jfe-systems.com/ir/stock/houtei.html
ただし、やむを得ない事由により電子公告をすることができな
い場合は、日本経済新聞に掲載します。
上場証券取引所
◉住所変更等のお申出先について
株主様の口座のある証券会社にお申付けください。
なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設されました株主様
は、特別口座の口座管理機関である三井住友信託銀行株式会社に
お申付けください。
◉未払配当金の支払いについて
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社にお申付けください。
◉「配当金計算書」について
配当金支払いの際送付している「配当金計算書」は、租税特別措置法
の規定に基づく
「支払通知書」
を兼ねております。確定申告を行う際は、
その添付資料としてご使用いただくことができます。
*確定申告をされる株主様は、大切に保管してください。
ご注意 本資料の将来の業績等に関する見通しは、リスクや不確定な
要因を含んでおります。実際の業績は、さまざまな要因により、見通し
とは異なる結果となりうることをご承知おき願います。
東京証券取引所第二部
DISCLOSURE REPORT 株主のみなさまへ 2014年度ご報告
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〒130-0012 東京都墨田区太平四丁目1番3号オリナスタワー17階
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