【BIいまさらきけないセミナー】 せっかくBIを導入したのに集計して終わり?! BIコンサルタントが語る “現場にBI活用を定着させるはじめの一歩” ウイングアーク1st株式会社 ソリューションサービス推進部 佐野 弘 本資料には、弊社製品の技術的内容が含まれており、機密情報に該当します。 第三者に本資料を開示される場合は、事前に弊社の承諾を得るようお願いいたします。なお、本資料は参考資料と して位置づけられるものであり、記載内容の不備等について弊社は責任は負いかねます。必ず弊社製品に付属され たマニュアルの記載をご確認のうえ、矛盾点・疑問点等ございましたら、弊社までお問い合わせください。 本日お伝えしたいこと 3つのBI活用レベル • 皆さんはレベル1と想定。先ずはレベル2を目指す レベル1と2の大きな違いは、活用されているか否か 活用されるためのコツ 具体的な例 レベル3の事例 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 1 3つのBI活用レベル BI活用レベル 1 レポート作成 → 業務効率化 ・Excelで、手作業で作成していたレポートを自動化 → 集計して終わり・・・ 先ずはここを 目指しましょう! 2 データ分析 → PDCAサイクル ・意思決定を支援し、具体的なアクションを起こす 3 傾向把握・予測 → 業績向上へ ・近年流行りの「Big Data」はここ Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 2 レベル1で止まってしまう原因 BIの利用が定着しない 単なる集計表なので、結果を確認するだけで終わり 見なくても仕事に影響がない。付加価値が得られない 利用者にとって魅力的なレポートを提供できていない 「こんなレポートがあれば~」 のイメージがある、が・・・ (作り方が分からない) BIツールの使い方が 分からない データが何処にある のか分からない 「こんなレポートがあれば~」 のイメージがない・・・ (要望が分からない) そもそも利用者自身(作成者も) BIの有効活用方法を知らない Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 3 利用者にとって魅力的なレポートとは 問題点: 利用者にとって魅力的なレポートを提供できていない ところで、魅力的なレポートとは? 気づきを与えてくれて アクションを起こすと 結果が出る! Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 4 活用されるコツ 課題 そもそも利用者自身(作成者も) BIの有効活用方法を知らない 活用されるBIとは「気づきを与えてくれてアクションを起こすと結果が出る」 気づきを与えるには 1 現状と「何か」を比べること アクションに繋げるには 2 気づきを深堀するストーリーが必要 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 5 活用されるコツ 1 現状と「何か」を比べること 2 気づきを深堀するストーリーが必要 計画 時間 商品 顧客 組織 予 算 対 実 績 前 年 同 月 比 売 れ 筋 ・ 死 筋 優 良 ・ 離 反 地 域 別 差 異 受注 売上 出荷 在庫 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 6 活用されるレポートとは? 本日、下記レポートを見てどう思いますか? 顧客でドリルダウンし、「顧客Z」が特に悪いこと分かれば良いのでは? 検討事項 1.知りたいのは「過去」ではなくて「今」 → 日割予算データを作り、当月を日次進捗で見せられないか? 2.顧客毎(ましてや商品毎)に予算計画を立てていない → 「昨対」ではどうか? 3.そもそも、予算データと実績データの結合方法を知らない → ①Datalizerの結合表、②MotionBoardの結合データソース、③粒度を整えDr.Sum EAで結 合 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 7 ①実績と「何か」を比較する例 例1:日次累積表(計画 対 実績) 月別計画値を営業日で割った、日割計画値データを事前に作成する 徐々に悪化している まずい! 例2:日次累積表(前年実績 対 当年実績) 計画 当年実績 昨年実績 現時点では昨年実績を 上回っているが、 昨年は月末に伸びている 今年もそうなるか? Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 8 ②気づきを深堀するストーリーの例 ストーリーの例 (1) (2) (3) (4) 月中の時点で、営業1部の計画達成が怪しそう 顧客別に見ると、どこも同じような傾向 商品別に見ると、人気商品Cの売上が急激に落ちている。何故だ? 商品Cを顧客別に見てみると、大口取引先の顧客Zが半減している →顧客Zに訪問し、商品Cについてヒアリングを行おう! (2) (3) (4) Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 9 さらに深堀する ところで、商品Cの売上が落ちているが、一時的なものか? 商品名:商品C 商品名:商品C 12月以降減少傾向 競合製品は出ていないか? 担当者が変わってないか? 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 季節性が高い場合、傾向を読み取りづらい 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 移動合計(または移動平均)にすることで、 季節性を排除できる Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 10 データの見方を変える このようなデータがあります。どのような集計表を作りますか? 良く思いつく例 少しひねった例 上から順番に電話しよう Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 11 定着化させるには • 要件定義、開発トレーニング、ユーザー教育に秘訣あり 1カ月目 2カ月目 3カ月目 ユーザーレビュー ス ケ ジ ュ ー ル 作 業 内 容 要件定義 プロトタイプ開発 • 画面を開発しながら要件を確認 することで、ユーザー様のニー ズを最大限に取り入れます 本番稼働 結合 テスト 開発・ 単体テスト 開発トレーニング 受入 テスト ユーザー教育 • 本番稼働後、お客様ご自身でレポート を作成できるようにします • 週1回程度のお打合せと、プロ トタイプ開発を繰り返しながら 行います • ユーザーに対し、操作手順だけ でなく、どのような時にどのレ ポートを使うべきか、具体的な 活用方法を教える お客様 共同作業 ウイングアーク Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 12 事例紹介 BI活用レベル 1 レポート作成 → 業務効率化 ・Excelで、手作業で作成していたレポートを自動化 → 集計して終わり・・・ 2 データ分析 → PDCAサイクル ・レポートから「気づき」を得て、アクションへとつなげる → 意思決定を支援する 事例紹介 3 予測・傾向把握 → 業績向上へ ・近年流行りの「Big Data」はここ Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 13 事例1 トランコム株式会社様 物流情報サービス ・帰り便が空荷のトラック(空車)と、荷物を運んで欲しい荷主を仲介 帰り(B社の貨物) 名古屋市 四日市市 〇〇運送(株) 川崎市 横浜市 行き(A社の貨物) 〇〇運送はA社の、四日市から横浜への仕事を受注。帰りは空荷 一方B社は、川崎から名古屋へのトラックが足りない 〇〇運送とB社は取引がない → トランコムが仲介 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 14 最高益を達成されました! 空車情報の分析を強化し、 成約台数が105万台と 約15万台増えた 日本経済新聞 2015年4月28日朝刊 Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 15 Appendix Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 16 BIプロジェクト成功のコツ こんな時は要注意! 「As-Is」に捉われてしまう ユーザー部門の参画が少ない ユーザー部門の参画が多すぎる(?) BIにゴールは無いと考える その代り、「進化」できるようにする(なる) Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 17 BIプロジェクト成功のコツ こんな時は成功の予感! 要件定義レビューで、活発に意見が出る レビュー中に、思わず分析を始めてしまう 「おーっ!」と歓声が上がる 「進化」させる習慣を、プロジェクト中に付ける Copyright © 2015 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 18
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