せっかくBIを導入したのに集計して終わり?!

【BIいまさらきけないセミナー】
せっかくBIを導入したのに集計して終わり?!
BIコンサルタントが語る “現場にBI活用を定着させるはじめの一歩”
ウイングアーク1st株式会社
ソリューションサービス推進部
佐野 弘
本資料には、弊社製品の技術的内容が含まれており、機密情報に該当します。
第三者に本資料を開示される場合は、事前に弊社の承諾を得るようお願いいたします。なお、本資料は参考資料と
して位置づけられるものであり、記載内容の不備等について弊社は責任は負いかねます。必ず弊社製品に付属され
たマニュアルの記載をご確認のうえ、矛盾点・疑問点等ございましたら、弊社までお問い合わせください。
本日お伝えしたいこと
 3つのBI活用レベル
•
皆さんはレベル1と想定。先ずはレベル2を目指す
 レベル1と2の大きな違いは、活用されているか否か
 活用されるためのコツ
 具体的な例
 レベル3の事例
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3つのBI活用レベル
BI活用レベル
1 レポート作成 → 業務効率化
・Excelで、手作業で作成していたレポートを自動化
→ 集計して終わり・・・
先ずはここを
目指しましょう!
2 データ分析
→ PDCAサイクル
・意思決定を支援し、具体的なアクションを起こす
3 傾向把握・予測 → 業績向上へ
・近年流行りの「Big Data」はここ
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レベル1で止まってしまう原因
BIの利用が定着しない
単なる集計表なので、結果を確認するだけで終わり
見なくても仕事に影響がない。付加価値が得られない
利用者にとって魅力的なレポートを提供できていない
「こんなレポートがあれば~」
のイメージがある、が・・・
(作り方が分からない)
BIツールの使い方が
分からない
データが何処にある
のか分からない
「こんなレポートがあれば~」
のイメージがない・・・
(要望が分からない)
そもそも利用者自身(作成者も)
BIの有効活用方法を知らない
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3
利用者にとって魅力的なレポートとは
問題点:
利用者にとって魅力的なレポートを提供できていない
ところで、魅力的なレポートとは?
気づきを与えてくれて
アクションを起こすと
結果が出る!
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活用されるコツ
課題
そもそも利用者自身(作成者も)
BIの有効活用方法を知らない
活用されるBIとは「気づきを与えてくれてアクションを起こすと結果が出る」
気づきを与えるには
1
現状と「何か」を比べること
アクションに繋げるには
2
気づきを深堀するストーリーが必要
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活用されるコツ
1
現状と「何か」を比べること
2
気づきを深堀するストーリーが必要
計画
時間
商品
顧客
組織
予
算
対
実
績
前
年
同
月
比
売
れ
筋
・
死
筋
優
良
・
離
反
地
域
別
差
異
受注
売上
出荷
在庫
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活用されるレポートとは?
本日、下記レポートを見てどう思いますか?
顧客でドリルダウンし、「顧客Z」が特に悪いこと分かれば良いのでは?
検討事項
1.知りたいのは「過去」ではなくて「今」
→ 日割予算データを作り、当月を日次進捗で見せられないか?
2.顧客毎(ましてや商品毎)に予算計画を立てていない
→ 「昨対」ではどうか?
3.そもそも、予算データと実績データの結合方法を知らない
→ ①Datalizerの結合表、②MotionBoardの結合データソース、③粒度を整えDr.Sum EAで結
合
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①実績と「何か」を比較する例
例1:日次累積表(計画 対 実績)
月別計画値を営業日で割った、日割計画値データを事前に作成する
徐々に悪化している
まずい!
例2:日次累積表(前年実績 対 当年実績)
計画
当年実績
昨年実績
現時点では昨年実績を
上回っているが、
昨年は月末に伸びている
今年もそうなるか?
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②気づきを深堀するストーリーの例
ストーリーの例
(1)
(2)
(3)
(4)
月中の時点で、営業1部の計画達成が怪しそう
顧客別に見ると、どこも同じような傾向
商品別に見ると、人気商品Cの売上が急激に落ちている。何故だ?
商品Cを顧客別に見てみると、大口取引先の顧客Zが半減している
→顧客Zに訪問し、商品Cについてヒアリングを行おう!
(2)
(3)
(4)
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さらに深堀する
ところで、商品Cの売上が落ちているが、一時的なものか?
商品名:商品C
商品名:商品C
12月以降減少傾向
競合製品は出ていないか?
担当者が変わってないか?
8月
9月 10月
11月
12月
1月
2月 3月
4月
季節性が高い場合、傾向を読み取りづらい
8月 9月 10月
11月
12月
1月
2月 3月
4月
移動合計(または移動平均)にすることで、
季節性を排除できる
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データの見方を変える
このようなデータがあります。どのような集計表を作りますか?
良く思いつく例
少しひねった例
上から順番に電話しよう
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定着化させるには
• 要件定義、開発トレーニング、ユーザー教育に秘訣あり
1カ月目
2カ月目
3カ月目
ユーザーレビュー
ス
ケ
ジ
ュ
ー
ル
作
業
内
容
要件定義
プロトタイプ開発
• 画面を開発しながら要件を確認
することで、ユーザー様のニー
ズを最大限に取り入れます
本番稼働
結合
テスト
開発・
単体テスト
開発トレーニング
受入
テスト
ユーザー教育
• 本番稼働後、お客様ご自身でレポート
を作成できるようにします
• 週1回程度のお打合せと、プロ
トタイプ開発を繰り返しながら
行います
• ユーザーに対し、操作手順だけ
でなく、どのような時にどのレ
ポートを使うべきか、具体的な
活用方法を教える
お客様
共同作業
ウイングアーク
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事例紹介
BI活用レベル
1 レポート作成 → 業務効率化
・Excelで、手作業で作成していたレポートを自動化
→ 集計して終わり・・・
2 データ分析
→ PDCAサイクル
・レポートから「気づき」を得て、アクションへとつなげる
→ 意思決定を支援する
事例紹介
3 予測・傾向把握 → 業績向上へ
・近年流行りの「Big Data」はここ
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事例1
トランコム株式会社様
物流情報サービス
・帰り便が空荷のトラック(空車)と、荷物を運んで欲しい荷主を仲介
帰り(B社の貨物)
名古屋市
四日市市
〇〇運送(株)
川崎市
横浜市
行き(A社の貨物)
〇〇運送はA社の、四日市から横浜への仕事を受注。帰りは空荷
一方B社は、川崎から名古屋へのトラックが足りない
〇〇運送とB社は取引がない → トランコムが仲介
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最高益を達成されました!
空車情報の分析を強化し、
成約台数が105万台と
約15万台増えた
日本経済新聞
2015年4月28日朝刊
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Appendix
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BIプロジェクト成功のコツ
こんな時は要注意!
「As-Is」に捉われてしまう
ユーザー部門の参画が少ない
ユーザー部門の参画が多すぎる(?)
BIにゴールは無いと考える
その代り、「進化」できるようにする(なる)
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BIプロジェクト成功のコツ
こんな時は成功の予感!
要件定義レビューで、活発に意見が出る
レビュー中に、思わず分析を始めてしまう
「おーっ!」と歓声が上がる
「進化」させる習慣を、プロジェクト中に付ける
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