かわら版第6号へ

宇田川流域治水計画策定協議会
第
6号
平成 27 年 3 月
第4回協議会を開催しました。
年6月より議論を重ね てきた宇田川流
日に最終会を迎
「
宇田川流域治水計画提案書」
全会一致で合意
平成
域治水計画策定協議会も、2月
えました。
全4回開催された協議会では、流域全体を視野
に 入 れ て 「 治 水 計 画 」 を 策定 す る こ と を 目 標 に 掲
げ 、 様 々な 関 係 者 が 円 卓 を 囲 みな が ら 、 流 域 全 体
のもつ 複雑な 地形 的・ 地理的・歴 史 的な 空間 構造
を 理 解 す る た め の 情 報 を 共 有 し 、 学 び合 い な が ら
議 論 を 深 め てき ま し た 。
その結果、宇田川流域の治水には、流域空間の
多 角 的 ・ 分 野 横 断 的な 理 解 を も と に し た 流 域 空 間
の統一的・統合的な計画づくり、
「流域治水計画」
H27
が不可欠であるという
認識に至りました。
こうした点を踏まえ 、
第4回協議会では、協
議会の責任のもとで、
流域住民の総意として
の「宇田川流域治水計
画提案書」を承認し、
これを鳥取県に提出す
ることに合 意しました。
第 4 回協議会のようす
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3 月10 日(火)
「宇田川流域治水計画提案書」を提出
協議会では、宇田川治水の過去の経緯を踏まえ、
また流域の実状に即し、現実的で実行可能な治水計
画の提案に向けて議論を行うとともに、住民意見交
換会の開催を通じて広く住民の意見をもとめ、提案
書に反映させる努力を重ねてきました。
その結果として、宇田川の河川整備計画の策定に
先立って、流域住民の意見を踏まえた「宇田川流域
治水計画」を策定し、鳥取県に提案を行うに至りま
した。
提案書提出のようす
協議会の委員長である、桑子敏雄 東京
工業大学大学院教授から、山根淳史鳥
取県西部総合事務所長へ提出
今後、流域の全世帯
にお配りします。
ぜひご覧ください。
【窓口】
協議会の資料などのお問い合わせや、治水計画に関するご意見をお寄せください。
鳥取県 西部総合事務所 米子県土整備局 河川砂防課 (担当:藤井)
〒683-0054 鳥取県米子市糀町1-160
電話(0859)31-9741
Fax(0859)33-4110
E-mail
[email protected]
ホームページ http://www.athena-int.co.jp/udagawa/udagawa_top.html
宇田川流域治水計画提案書の骨子
協議会、住民意見交換会、住民アンケートの実施によって、多面的な意見聴取と集中的
な話し合いを進めた結果、宇田川の治水計画の策定については、次の内容を骨子として、
合意に至りました。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
淀江地区の市街地の構造に大きな変化を与え、また後背地の水田地域に塩害を与える
可能性のある大規模拡幅や放水路建設は行わないこと
水田地域での洪水の一時貯留機能の維持と農地として持続的な利活用を両立させるこ
と
宇田川河口部での閉塞物の除去や断面の改善、繁茂した草木を取り除くなど、流下能
力向上のためにできることを行うこと
浸水被害のある住宅地区には地域住民の合意を前提として仕切堤の建設や道路の嵩上
を行うこと
砂防ダムによる土砂流出を防ぐこと、ため池の嵩上げによって洪水調節機能を改善す
ることなど、流域全体での治水を考慮すること
今後、具体的な検討を行う際にも、地域の皆さまとの意見交換を行いながら進めます。
積極的にご参加ください。