かわら版第3号へ

宇田川流域治水計画策定協議会
第
これまでの議論の流れと今後の予定
平成 26 年11月
宇田川流域の治水対策を考える
住民意見交換会
<予約不要>どなたでも参加できます
参 加 者 募 集
6/27
第1回協議会
地域にお住まいの方や各分野
の専門家・行政などの関係機関
が一堂に会し、様々な視点で議
論し、後世に誇れる川づくりを
目指すことを確認しました。
9/29
第2回協議会
7/31
現地視察会
本宮の泉や流域の農業用水
としての活用状況、天井川の
様子、宇田川下流のまちなみ
など、流域全体を視察し、課
題を共有しました。
10/28
第2回協議会
8/27
宇田川流域治水計画
策定協議会は、宇田川
の治水対策では「家屋
移転を伴うような大規
模な川の拡幅や放水路
を採用しない!」こと
を選択しました。
地域を水害から守る
方法とは何か、みんな
で考えます。
第1回住民意見交換会
流域全体の様子や洪水の
メカニズムなど、協議会
や現地視察で議論した内
容を説明し、利水・環境・
治水の観点から意見交換
を行いました。
11 月 27 日(木)
時間:19 時∼21 時
場所:淀江中学校 体育館
第2回住民意見交換会
みなさんのご参加を
11/27 お待ちしています
【窓口】
協議会での議論と住民意見交換
会結果から、治水計画の大きな
方向性を「現実的で実現可能な
治水計画」と位置づけました。
3号
整備の方向性を「家屋移転を伴う大規模な河道拡幅・放水路は行わな
い」とした場合、どのような方法が考えられるか議論しています。
協議会の資料などのお問い合わせや、治水計画に関するご意見をお寄せください。
鳥取県 西部総合事務所 米子県土整備局 河川砂防課 (担当:藤井)
〒683-0054 鳥取県米子市糀町1-160
電話(0859)31-9741
Fax(0859)33-4110
E-mail
[email protected]
ホームページ http://www.athena-int.co.jp/udagawa/udagawa_top.html
協議会や地域のみなさまの意見から、宇田川流域治水の大きな方向性を検討しています。
1
これまでの議論のポイント
提案
●家屋移転を伴う大規模な河道拡幅・放水路は、まちの機能を損なうことを考慮する
●現状の河道の持つ問題を検討する(砂の堆積、河床の草繁茂、水質など)
●歴史的街並みや、豊かな水環境の位置づけを明確にする
●農地のもつ現状の洪水の貯留機能を評価し、農地の利水対策をあわせて考える
●鉄道付近の溢水対策を考える
●流域全体での治水を視野におく(長・中・短期での保水や砂防)
2
協議会で議論した「宇田川流域治水の方向性」
<現実的で実現可能な治水計画>とする。
大前提として
大規模な河道改修案と放水路案は採用しない!
× 採用しない
5 つの方策を満たす「具体的な方法」の提案
河口の堆砂、河川内の草などに対して、
「流れを改善する方法」や、下流で頻発
する水害に対し「洪水から家屋を守るための方法」、
「農地を維持するための方法」、
「森林の保水力を維持する方法」など、流域全体で取り組むべき課題について、具
体的な方法を検討しています。
流域のみなさんと議論を重ね、後世に誇れる宇田川流域を残しましょう。
方策1.流れを改善する
【方法】
●河口堆積砂の除去
●護岸補強時の断面改善
●アシ・ヨシ・堆積土除去
方策2.浸水家屋を洪水から守る
【方法】
●住宅地を浸水から仕切る堤
●住宅地を浸水から仕切る道路かさ上げ
●住宅地の排水路、ポンプ整備
方策3.農地の継続的利用と治水効果の維持
3
拡幅をしない場合の「方策」について
【方法】
●潮止堰設置による塩分遡上解消
●砂防ダムによる土砂、ゴミ流出防止
●流出した土砂、ゴミの除去
1.まちづくりや景観との調和に配慮して河道の流下能力を向上・改善する
その他:住民と県・市の連携
2.浸水家屋への対策を立てる
●河川堤防の草刈り
3.農地の現状の洪水の貯留機能を維持するため、農地としての土地利用の
継続をサポートする
●河川海岸と周辺のゴミ除去
●流域内での防災、河川情報の共有
4.流域全体で考えられる対策を検討する(森林の保全、上中流での対策)
5.上記方策を最適な形で組み合わせる
5つの方策を満たす「具体的な方法を検討しています」
住民意見交換会でもこの議論を中心に行う予定です。
方策4.流域の森林の保水力強化