Nagios Log Server - 特権ポートでのログ受信

Nagios Log Server – 特権ポートでのログ受信
目的
この資料では、1024 未満のポート番号でログを受信できるように Nagios Log Server を設定する手
順について説明します。
対象読者
この資料は、1024 未満のポート番号でログを受信できるようにしたい Nagios Log Server 管理者を
対象としています。特定ポート(例: syslog 514 ポート)でしかログを送信できないレガシーの機器
を持っている場合に有効です。
背景
1024 未満のポート番号は、Linux では特権ポートであり、root ユーザしかこれらのポートをリスン
できません。この資料では、2通りの回避策を紹介します。
1. Logstash を root で実行する
Logstash を root ユーザで実行するように変更します。
Step 1.
ターミナルを開き、root ユーザで Nagios Log Server をインストールするサーバにログイ
ンします。
Step 2.
/etc/sysconfig/logstash ファイルを開きます。
Step 3.
LS_USER=nagios を見つけて以下に変更します。
LS_USER=root
Step 4.
ファイルを保存して閉じます。
Step 5.
以下のコマンドを実行して、logstash を再起動します。
service logstash restart
2. setcap を使用する
2つ目の方法は、logstash は nagios ユーザで実行します。この方法は、あらゆる java プロ
セスが特権ポートでリスンできるようになるため、環境によっては安全性が損なわれる可能性があ
ります。
Step 1.
ターミナルを開き、root ユーザで Nagios Log Server をインストールするサーバにログイ
ンします。
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Step 2.
以下のコマンドを実行します。
echo -e "¥nsetcap 'cap_net_bind_service=+ep' ¥$(readlink -f ¥$(which java))" >> ¥
/etc/sysconfig/logstash
service logstash restart
注記: Logstash の再起動中は 管理 ->管理概要ページのメッセージが正しく表示されない場
合があります。
インプットの追加
「管理 -> グローバル構成」を選択して、「グローバル構成」ページを開き、1024 番未満のポート
番号を受信するインプットを追加してください。
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日本語マニュアル発行日 2015 年 08 月 06 日
本マニュアル原文 Nagios Log Server –
Listening On Privileged Ports
Revision 1.0 – February, 2015
ジュピターテクノロジー株式会社
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