理事長×学生 Talk Session(P.2-7) - 追手門学院大学

押し寄せるグローバル時代の荒波。混
迷 を 深 め る 日 本 社 会 の 真っ只 な か に
あって 、追 大 生はいかに自 ら を 鍛 え 行
動すべきか。そのパワーアップの手がか
りを探るため、学生取材班は川原俊明
理事長との体当たり対談を企画した。
キャンパスの現状や課題、
将来ビジョン
について理事長はどう考え、また学生
の声 な き 声 を 大 学 改 革 に生 か そ う と
し ているのか。対 談はたっぷり 2 時 間
半 。理 事 長の生い立 ち 、人 柄 、哲 学 、世
界観にまでどんどん踏み込み、大学経
営トップの素顔に迫った。
一方 通 行 の 授 業 は 時 代 遅 れ
実社会見据え
双 方 向 型への 転 換 が 急 務
司 会( 杉 本 ) 社 会 情 勢が 厳 し さ を 増 す
なか、若 者の内 向 き 気 質が指 摘 さ れてい
ます 。追 手 門の学 生をどうご覧になってい
ますか。
川原
しっかりしているし、明るく 元 気が
あると 思いま す よ 。確 かに一見 お と な し
く 見 え る 子が 多いか も しれ ません 。しか
し、よく 見ると活 動の舞 台があれば、積 極
的に行 動 する学 生 も 少 な く ない。ですか
ら 、そ ういう 舞 台の仕 掛けを ど う 増 や す
かが重 要 だと 思っていま す 。大 学が、より
よい活 動の場 、よりよい機 会 を 用 意 す る
ことで、学 生はもっと変われるし、伸びる。
人
その資 質 を う ちの学 生は持っていると 見
ています 。
司会
う れしい評 価です ね 。私たち
は、取 材 活 動のほか、大 阪 梅 田サテライト
話 会( 産・官・学による次 世 代 教 育の支 援
の大 学 広 報 人 材 養 成 講 座 や 京 都 教 育 懇
組 織 )学 生 部 会 、さらに追 手 門 学 院 高 校
んと見据え、学生に寄り添いながら、
コミュ
さん
難波 亮祐
活 動の場をいただき、
いろんなことを学ば
い。難 波 君にもぜひトリリンガルを目 指し
です。社会に出れば最初から決まった答え
ニケーションを 交 わし 合 う 学 びこそ 急 務
RYOSUKE NAMBA
「 立 志 塾 」授 業のそれぞれサポート役など
るとは思いますが。
せてもらっています 。活 躍の場は数 多 くあ
川原
例 え ば 英 語 ではイングリッシュカ
フェというような仕 組みを取り入れ、英 語
漬けになれる環 境 をつくりたい。グローバ
ル化 を 見 据 えての一手 で す ね 。これに学
生には運 営 面 等で 主 体 的にかかわっても
ら う 。そ ういう 工 夫が必 要 だと 実 感 して
います 。
難波
僕は国 際 教 養 学 部の英 語コミュニ
ケーション学 科 で す が 、英 語 が 苦 手 でこ
話 す 英 語の難 しさ を 痛 感 しているので 、
の学 科 に 入 りま した 。留 学 希 望 が あ り 、
そ ういった環 境 づくりは大 歓 迎 。ですが、
これからはアジアの時 代 。アジアカフェと
遅れ。教 員が研 究の社 会 的 有 用 性 をきち
す 。も う一方 的 な 知 識 伝 達の授 業は時 代
言 語の幅 を 広 げてはど うでしょう 。
かインターナショナルカフェのよ うにして
と 外 国 語 を 習 得している人 も 多
語や韓 国 語 も 取り入れて、新たな 語 学 体
が決まるわけでもないわけですから。
はな く 、知 識の量 や 偏 差 値で人 間の価 値
募し、( 3 0 0 0 人の中から )選 ばれまし
古賀野
今 年 の大 阪 今 宮 戎 の福 娘 に 応
験の場 づく りが 必 要かも しれません 。英
進めますよ。
会の一員 」という 意 識を強 く 持ちました。
名 人とお会いする機 会があり、
「 学生も社
実 社 会に一歩 踏 み 出 したことで 何かこ う
た。橋 下 徹 大 阪 市 長ほか様々な 分 野の著
欲 も 高まるかと。
る人の向 上 心 も 、そ うでない人の学 習 意
川原
今の授 業 形 態には問 題があると考
自 信のようなものができた気がします。
ス分けで学べるといいなと 思いま す 。でき
古賀野
授 業でいえ ば、習 熟 度 別のクラ
語 で 行 う 授 業 や 長 期 留 学 制 度 づく り も
て も らいたい。そ うで す ね 、この際 、中 国
、第
川原
確かに多 言 語は重 要 。他 国では第
対談
企画
えています 。能 力に適した学 習 環 境 、それ
国際教養学部 英語コミュニケーション学科 2年生
追大生
パ ワー アップ の
原 点を考える
さん
さん
古賀野 莉子
川原
貴 重な経 験が積めたわけだね。
TOSHIAKI KAWAHARA
理事長
川原 俊明
心理学部 心理学科 1年生
学
生
Talk Session
MARIKO KOGANO
理事長
追手門学院大学
追手門学院
経済学部 経済学科 2年生
4
2
BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
3
3
に双 方 向 型の学びの必 要 性を強 く 感じま
JURI INOGUCHI
猪口 樹里
2
と 思いま す 。私は茨 木の中 高から 大 学に
猪口
大 学はもっと社 会とつながるといい
て。それでも 福 娘 など学 内 外 活 動 を 重ね
大 学 受 験に失 敗したという 気 持ちが強 く
古賀野
… … すみません 、私には希 望の
卒 業 生 は 生 涯「 追 手 門 学 院 」の
看板背負う
進 学しましたが、高 校で社 会 人 講 師の先
に就任。富山県出身、
寝屋川市在住。
I LOVE
02年に追手門学院理事に就任し、
11年7月より学院卒業生で初の理事長
ム等幅広く活躍。
て、なんとか自信が少し回復し、
「
座、経営力革新フォーラ
生 方に学 ぶ 授 業( 立 志 塾 )を 受 けたこと
800点をめざし猛勉強中。
」の意 識 も 芽 生 えたよ うに思
OTEMON
います 。
2002年からは評議員会議議長。01年から追手門学院校友会山桜会会長。
を機に、
この夏休みは中国・上海へ。
で、
「 世の中 」の課 題や矛 盾 を 考 えるよう
大学広報人材育成講
になりました。その結 果 、学 内 外 活 動に携
で健筆を振るう。留学希望。TOEIC®
猪口
中高出身の学生は愛校心が強い。理
事務所設立、
3年後に法人化し現在に至る。84年から追手門学院評議員、
内の中国人留学生と仲良くなった事
わり 、第一線 で 活 躍 す る 社 会 人の方から
生部会のデザイン担当。
事長は小中高
(大手前の)
追手門ですよね。
ページ、立志塾新聞制作などの分野
川原
ええ 、その通りです 。同 窓 会( 山 桜
校・同大手前中・高校卒。早稲田大学第一法学部卒。81年、
川原俊明法律
広く活動。海外への興味が強く、学
知 遇 を 得るチャンスに恵まれています 。で
弁護士法人川原総合法律事務所所長。1948年生まれ。追手門学院小学
流。京都教育懇話会学
すが、普 段の授 業 だけだと 社 会 との関 係
各界の著名人と親しく交
材 養 成 講 座 、立 志 塾 等でもホーム
年務め、学院理事として学
教育懇話会学生部会、大学広報人
話会学生部会などのスタッフとして幅
校経営に携わってきました。大学こそ東京
講座、学生FD、立志塾、京都教育懇
会)
の会長を
敬訪問し、桂文枝師匠ら
そうになります 。
3,000人から選ばれた40人の1人。大阪代表で各地を表
材能力は学内外で評価が高く、京都
が 希 薄で 、
つい厳しい現 実 を 忘れてしまい
誌「BRIDGE」取材の主力記者。取
学生企画広報、大学広報人材育成
初の卒 業 生 理 事 長 と 自 負していま す 。母
学院中学・高校を経て本学に入学。
に出 ましたが、追 手 門 1 2 4 年の歴 史で
校に恩 返 しを する。これは卒 業 生の責 任
本学学生企画広報スタッフ。2012年大阪今宮戎 福娘。
も 多 方 面に活 躍していますね。
です 。卒 業 生は一生「 追 手 門 学 院 」の看 板
をもった人で、当 時の追 大は活 気にあふれ
ていた。それが今ではど うか。だから 何 と
覚悟で改革を推し進めているわけです。
か開学当初の勢いを取り戻したい。そんな
持論をお聞かせください。
古賀野
次 世 代 教 育はど う あるべきか。
本学学生企画広報スタッフ。新学内
川原
まったくその通りです 。それにして
猪口
例 え ば F D 活 動 を 通 して 討 論 の
司会
愛 校 心 を 肌で感じるお話です 。弁
大 切さ を 学びました。授 業 後 も 学 内に人
護 士 業との兼 務はどのように?
理事長職を引き受けました。
はスクールバスの時 間 や 図 書 館 の閉 館が
川原
今 年で 弁 護 士 事 務 所 を 構 えて
を 背 負って生 きていく わけですから 。で、
早くて、授業が終わると皆すぐに帰ってし
年 。今 も 現 職の弁 護 士で すが 、母 校に力
集まって議 論できるのではないかと 。実 際
まって。
を 注 ぐ あ ま り 、事 務 所 が 傾 き そ う で す
並 びの教 育 、出る杭は打 たれる式の平 等
川原
教 育は国の基 盤 。しかしながら、横
教 育の風 潮が、とりわけ初 等・中 等 教 育に
顕 著です 。そして大 学 入 試 も 旧 態 依 然の
大胆な改革で
開 学 当 初の勢い取 り 戻 す
氏
本誌「BRIDGE」の命名者。追手門
TOSHIAKI KAWAHARA
川原 俊明
が滞 留しやすい場があれば、もっと学 生が
川原
学 生が大 勢いてこそ 大 学だと 思い
学 生一同
ええっ。本 当に
( 笑 )。
ま す 。そこは改 善しないといけない。と く
あるいは学 生の集 う 場 としても 非 常に重
に図 書 館は大 学のシンボル。知のセンター
川原
日 中はずっとこち らの仕 事 。早 く
時に事 務 所に戻り、そこから
て夜
~
要です 。学 生がもっとキャンパスに滞 留で
時 、 時 まで 弁 護 士 業 を する。そんな
毎日です 。
司会
激 務です ね 。そ うまでさせる魅 力
川原
実は僕らの同 級 生が追 大一期 生 。
が追 手 門にはあると。
川原
ところで皆は追 手 門が好き?
本 学 卒 業 生 の宮 本 輝 さ ん と 同 じ 学 年 で
若かりし頃の川原理事長の姿も。その週刊誌のコピーを見て盛り上がる一同。
す 。初 代 学 長の天 野 先 生は素 晴らしい志
「 I LOVE OTEMON
」
卒業生理事長の思い熱く
きるよう 態 勢 整 備を急ぎます 。
34
▲川原理事長が早稲田大学に在籍していた頃、女優・吉永小百合さんも同じ早大生だった。当時の女性週刊誌に掲載された大学内での吉永小百合さんの写真には、
猪口
はい。大 好きです 。
偏 差 値 輪 切 り 。しかし 、も う そんな 時 代
ではない。世 界が競い合 う グローバル時 代
なる人材の育成をこそ目指すべきです。
の教 育は周 りと 同 じではな く 、出 る 杭に
追手門学院 理事長
MARIKO KOGANO
キャンパス移転、新学部創設、
そして将来の夢は「医学部」?
経済学部 経済学科 2年生
司会
これからの追大が楽しみですが、具
国際教養学部
英語コミュニケーション学科 2年生
体的にどのような計画をお持ちですか。
川原
実 は 本 学 には 、キャンパスの一部
プ ランがありま す 。これから 大 学は大 き
( 追 手 門 学 院 中 高 と 併せて )を 移 転 す る
く変わっていきますよ。
一同
ええっ、どこに移転を
川原
それはまだ言えません。ですが、今
も 交 流 もしやすい環 境になることは約 束
より便 利で通いや す く 、また勉 学 も 研 究
猪口
改 革プランの中で学 内 情 報を一括
できます。
現 状は情 報 発 信がバラバラで、
いくらいい
して扱 う 総 合 施 設ができないでしょうか。
制 度ができて も 学 生は知 ら ないといった
ケ ースが 多い。お 話 の 移 転 計 画 はビッグ
性化に欠かせない条件だと思います。
ニュース。学内情報の共有化はキャンパス活
川原
いいアイディアですね。加 えてホー
で学内に伝えられるような工夫をする。
ムページなどに掲載した情報もパッと速報
古賀野
新キャンパスの目玉は何ですか。
川原
新 体 制 下で学 部 再 編 を 行い、その
司会
何学部ですか。
目玉に新学部の創設を計画しています。
規模大学から文理を兼ね備えた総合大学
川原
理系の学部をつくりたい。文系の中
したいですね。とにかく 社 会 的インパクト
へ。この総 合 大 学への進 化 を 我々の旗 印に
がある学部を立ち上げたい。将来の夢は医
心理学部 心理学科
1年生
!
?
難波
うーん。難しいですね。
周りと同 じでなく、
出 る 杭 こ そ 目 指 す べき
学部の創設です。小中高の卒業生には医者
PROF I L E
▶PROFILE
10
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BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
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PROF I L E
▶PROFILE
▶PROFILE
▶PROFILE
さん
さん
古賀野 莉子
RYOSUKE NAMBA
猪口 樹里
さん
難波 亮祐
JURI INOGUCHI
「I LOVE OTEMON」、学外活動で実感
インターナショナルカフェの創設に期待
改革プランの中で学内情報の総合施設を
!
?
6
11
学 生
理事長
Talk Session —
—
10
年)
を筆 頭
夏 オリンピックに出 場した吉 田 胡 桃 さん
院 関 係 者に応 援してもらえるよう 汗をか
追 手 門 全 員の誇りとして一人でも 多 く 学
( 国際教養学部 アジア学科
「 大 手 企 業 は 無 理 」は 心 得 違 い
くべきだったと反 省しています。
すか。
身 近に迫ってき ました 。就 職 事 情は厳 し
年 生になり、
「 就 活 」が
頑 張りを 見せてくれました。ですが、オー
くなる一方です 。就 活 生に何かアドバイス
司会
私も今年
就 活 ファッション で 個 性 競 え
位 入 賞とすばらしい
難波
追 大の外 国 人 留 学 生はアジア圏に
とは、大 変 心 残りです 。大 学だけでな く 、
建 学の精 神 に 立 ち 返 り 、
大学を変える
ル追 手 門であまりアピールできなかったこ
すが。
川原
当面の課題は海外の提携大学を広
げて優秀な学生を集めること。提携先の拡
充は本 学からの留 学 生を増やすことを意
味します 。グローバル人 材の育 成はもちろ
国際化を推し進める考えです。
ん改革の大きな柱。向こう何年かで大胆に
方の改 革 意 欲 と 実 践が噛み合って初めて
ち 、自 ら 高 める 努 力 を す る 。そ う した 双
しました。
院 を一緒につくっていこうと決 意 を 新たに
胸を張って、自 分は追 大 生であるというこ
とを 社 会に公 言してもらいたい。皆 、少し
年 後のビ ジョン
学 生一同
( うなずく )
を 考 えるコンペを 開 催して、グループの全
入 学した以 上は、この環 境 、特に人 材 、人
川原
それは、第一志 望でないとか。でも
遠慮している面がありませんか。
くというのはどうですか。
年
川原
そ れはいい。 年 後の追 手 門は大
員が一致 協 力して新たな 風 を 起こしてい
難波
オール追 手 門で
司会
最 後に学 生に対して一言いただけ
伝いできればと気持を引き締めています。
ればと思います。
報人材養成講座の各TA、京都教育懇話
大 学の名にふさわしいキャンパスが誕 生 す
い思いに触れ、母校のため今まで以上にお手
るという 考 えが 僕 の持 論 。独 立 自 彊 、自
OTEMON」。大学改革に寄せる理事長の熱
績多数。追手門学院高校立志塾、大学広
川原
本 学の学 生はもっと自 信を持って、
近に感じられるようになりました。
「 I LOVE
主・自由・自立ということですね。
制作に携わり、
日経新聞15段広告など実
頑張る追大生に
学院あげて支援策を
どん出てきて驚きの連続です。
司 会 者 の ヒト コト
集 中 していま す 。他 地 域から もっと 学 生
う 世 界の大 舞 台で
川原
吉 田 胡 桃 さんはオリンピックとい
す 。そ ういった学 生への支 援 体 制はどうで
に、多 くの学 生が 多 方 面で 活 躍 していま
3
を 集 める必 要があると 実 感 しているので
が楽しめると思いますよ。
理系学部擁し
一大 総 合 大 学へチャレ ン ジ
も 多 く 、も う 随 分 前から大 学に医 学 部 を
国の規制がかかっていますしね、
いまは。
古賀野
はい。理事長と聞くと遠い存在だ
司会
大 学 改 革の核心に迫る話 題がどん
司会
今の茨 木キャンパスは?
うでしたが、
こんな風に理事長の本音をじ
と思う学生が多いでしょうし、現に私もそ
と望む声が強 くありました。残 念ながら、
川原
こんな 素 晴らしい環 境 を 生かさな
て感じられます。こうした本音トークをと
かにお聞きできると距離感がぐんと縮まっ
い手はない。ここはね 、やり方 次 第で大 化
司会
どういった方 法ですか、
川原
ぜひやりましょう 。現 在は、月に
きどき開催してはどうでしょう。
けする。そう 個 人 的には思っています 。
川原
一つは大 学の国 際 拠 点にすればいい
回 、教 職 員に向けては理 事 長 通 信 と
いう も のでメッセージ を 発 信 していま す
~
のではないかと。まず立 派な学 生 寮をつく
部 屋 の全 寮 制 で 、外 国 人
留 学 生 と日 本 人の学 生が相 部 屋になる。
りたい。 人
葉で伝 えたい。また、こうして活 躍してい
が、学 生 諸 君にも ぜひ胸の内 を 自 分の言
るアグレッシ ブな 皆 さんの生の声 を 聞 き
ワーを 浴 び 、毎 日 異 文 化 体 験 できる 。国
たい。お互いに刺 激 を 受けられていいです
こ う し た 環 境 だ と お 互いに 語 学 の シャ
際 感 覚 もコミュニケーション能 力 も ぐんぐ
し、そうした機 会をぜひ増やしていきたい
ものです 。
ちが起 爆 剤となり、キャンパスは自 然と国
司会
学 生の活 躍 といえ ば、本 学から 今
ん磨かれるわけで す 。そ う な れば寮 生 た
際 化 する。本 学は自 然に恵まれた環 境 下
万 人の人 脈 で
新「 追 手 門 ブ ラ ン ド 」確 立
創設124年
企 画 、バックアップしますよ。
す 。就 活は自らをアピールする場 。面 白い
志 向 も 殺 してしまっているよ うに見 え ま
ツ姿はステレオタイプ 的で自 分の個 性 も
川原
なるほど。確かに画一的な黒のスー
どうかなと。
デルのショーと 即 売 会 を 同 時 開 催 しては
えばアパレル企 業などと協 力して、学 生モ
り一層リアルにできればと 思 うのです 。例
ことにしました。( P ・ 参 照 )
これをよ
うあるべきか、提案特集を企画 、掲載する
向けに国 際 化 時 代の就 活ファッションはど
で本 誌 創 刊 号では専 門 家に取 材して学 生
にあり 、最 高の寮 生 活 、キャンパスライフ
をいただけますか。
司会
新 た な 追 大 ブ ランドの 確 立 に 向
川原
そ うです ね 。やはりその人が企 業
にど う 貢 献できるかがポイントです 。
「追
川原
教 育の原 点に立 ち 返って 、大 学の
あり方 そのものを 変 えていかなければな
け、理 事 長の考えをお聞きかせください。
りません。それは建 学の精 神に立 ち 返って
大では大 手 企 業は無 理 」と 考 える学 生 も
だからといって遠 慮 することはない。どん
行 動 を 起こすことと 同じ意 味です 。我々
の一 言が 心に残り、キャンパスの誰もが身
団所属。1年生の時から大学ブランド広告
がたい人 脈の輪の中に、自 分 自 身 もいるこ
脈の宝 庫 を 積 極 的に活 用 してほしい。得
きく 変わっていますよ。大 学でいえば
と 、1 2 4 年に及ぶ歴 史がある。この長い
の 歴 史 で す が 、追 手 門 学 院 全 体 で 見 る
出て活 躍してほしい。そ う することで、大
と を 認 識 し 、堂々と 自 信 を 持って 社 会に
学 も 元 気になる。ブランドの価 値は一人ひ
歴 史の背 景には、そ れだけの厚 みと 広が
とです 。これはすごいことなんですよ。今
実 現できない。共に追 手 門の同 志として、
とりの学 生の努 力の積み重 ねがなければ
りをもった素晴らしい人脈があるというこ
提 案 してく れたよ うに、幼・小・中・高・大
年 杉本恵美
※本原稿は2012年 月 日に対談した内容に基づいています。
[司会]
心理学部 心理学科
学 生一同
ありがとうございました。
改革の風を起こしていきましょう。
で区 分けせず 、またO B・O G を 問わず 、
万 人のネットワーク を 結
集して「 追 手 門 ブランド」を 高めていくべ
オール追 手 門
きでしょう 。ブランド構 築の主 役は学 生・
卒 業 生の一人ひとりで す 。私 も 皆 さんと
共に夢 をみながら 、これからの追 手 門 学
3
いるようですが、それは心 得 違い。大 企 業
どんチャレンジ すべきです 。ただ 、大 企 業
の大 学で急 ぐべき 改 革の分 野は授 業と入
試 。学 問や講 義の場は現 実 社 会 と 乖 離し
ません。大 手とはいえ 今ではリストラも 増
た 象 牙の塔 であってはいけ ない。また 、入
試は偏 差 値 重 視の制 度をできるだけ早 く
会学生部会長なども務め、
学内外で活躍。
「卒業生は一生追手門の看板を背負う」。こ
杉本 恵美
さん
改革への熱い思い
MEGUMI SUGIMOTO
親しみ や す い 笑 顔 から覗く
心理学部 心理学科 3年生
20
学生の手で
就活ファッションショー企画・運営
が一番いいかといえば、
一概にそうとは言え
年 間でしっかりと 自 分 自 身の力 をつけ
え 、終 身 雇 用への信 頼は昔の話 。要は大 学
ること。会 社 を 引っ張っていくよう な 人 材
失って大 学にきている。入 学はゴールでは
改 善したいと思っています。
な くスタート 。大 学は学 生 を 伸 ばす 環 境
多 くの学 生は受け身で、チャレンジ精神を
来 春にも 就 活ファッションショーを 開 催し
を 徹 底して用 意 する。
一方の学 生は入って
猪口
私たちは就 職 意 識 を 高めるため、
たいと 考 えていま す 。就 活 では男 女 と も
からが 勝 負 だ という 認 識 を き ち ん と 持
に成 長していってほしいと思います 。
リクルートスーツ一色ですが、それではそ
▶ 司会PROFILE
8
2
の人らしさ 、個 性が失われてしまう 。そこ
追 手 門 は 人 材の宝 庫 、
追大生は胸張れ
50
20年後の追手門を
考えるコンペの実施
3
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BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
BRIDGE OTEMON GAKUIN UNIVERSITY
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古賀野 莉子 さん
1
5
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本学学生企画広報スタッフ部長。吹奏楽
猪口 樹里 さん
さん
難波 亮祐
10
理事長&学生による
本音トークの定例化
Talk Session —
—
2
学 生
理事長
3
学 生 からの 提 案
VOIC E
4