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䣔䣕䣌䢴䢲䢳䢴䣃䣅䢴䣅䢴䢯䢵
筋骨格系駆動のヒト規範足部を備えたロボットによる跳躍
○西川鋭 (東京大学・日本学術振興会特別研究員 DC) 志田和也 (東京大学)
新山龍馬 (MIT) 國吉康夫 (東京大学)
はじめに
生物はその身体の機構である筋骨格系を活用するこ
とにより巧みでダイナミックな運動を実現しており,筋
骨格系の働きを解明することはダイナミックな運動の
理解,工学的な実現の上で有用であると考えられる.筋
骨格系には,拮抗駆動による剛性の調節,多関節筋に
よる関節間の協調の働きがあり,バイオメカニクスの
分野で研究が盛んである.さらに,筋骨格系をロボット
に備える試みは多数なされ [1][2][3],連続跳躍 [2],歩
行,走行 [3] などの運動を実現しているものがある.
一方,生物の足部(踝より下の部分)は立位姿勢に
おいて地面と唯一接触する部分で運動に多大に影響を
与えていると考えられるが,自由度が大きい複雑な構
造をしているため,働きは未解明な部分も多い.しか
し,上述のロボットにおいては,足部の平面による簡略
化,下腿部の受動バネによる簡略化などがなされ,足
部の働きについて充分に言及されていない.足先に着
目したロボットとしては,足先関節を持つロボット [4],
足底のアーチの構造に着目したロボット [5] が開発さ
れ,これらの構造が運動に与える効果が調べられてい
る.これらの研究では踝より上の脚とは独立に足部内
部の働きに着目しているが,ヒトは足指を動かす筋を
下腿部に持つなど,他部位との関連による運動への影
響は大きいと考えられる.よって,足部の機能の更な
る解明のためには足部が筋骨格脚に与える効果を調べ
ることが重要と考えられる.
そこで,本研究では,筋骨格系によって駆動される
足部を備えたロボットを開発し,ダイナミック運動を
行わせることで足部に働く筋骨格系の働きを調べた.
2.
筋骨格脚における足部の機能
2·1
脚出力調節機構としての足部
図 1 のような関節ではモーメントアーム M A は式
(1) のように求められる.変数は図 1 に示す.
M A = b sin θ2 + a cos θ2 + r
ただし,
θ2 = arccos
ヒトは関節の角度によって筋が発揮できるトルクが
異なり [6],この特性は運動に影響を与えていると考え
られる.そこで,足首に働く筋について関節への作用
特性を考え,モーメントアームの変化によって特性が
変わるように筋の付着位置,経由点を決定した.具体
的には,腱のガイド円の径と関節軸から変位量を調節
すること(図 1)で,望みの角度で発揮トルクのピーク
を持つような特性を得た.以下の議論では,アクチュ
エータとして McKibben 型空気圧人工筋を考える.
᪥ᮏ兑兀儧儬Ꮫ఍➨䢵䢲ᅇグᛕᏛ⾡ㅮ₇఍凚䢴䢲䢳䢴ᖺ䢻᭶䢳䢹᪥ࠥ䢴䢲᪥凛
r
+ B2
− arctan
B
,
A
関節角度から幾何学計算で筋長を計算(文献 [7] 参照),
式 (2) で表される人工筋の特性式 [8] に代入することで
筋張力 F を求め,モーメントアームとの積をとること
でトルクを計算した.初期直径 d0 ,初期繊維角度 θ0 ,
収縮率 ,内圧 p とおいた.
F = pC(1 − )2 − D
(2)
ただし,C = 3/4πd20 cot2 (θ0 ),D = 1/4πd20 csc2 (θ0 )
内圧一定時の角度-トルク関係を計算した(図 2).ヒ
ラメ筋に関してはアキレス腱を含む筋腱複合体として
計算した.ヒトに近い角度 [6] で前脛骨筋,ヒラメ筋
のトルクがピーク値を示していることが分かる.また,
ピーク値付近の特性はなだらかであり,生体筋と比べ
ピーク値付近で急峻な長さ-張力関係をもつ [8] ため角
度の変化に鋭敏で外乱に弱く,力の発揮範囲が極端に
狭いという空気圧筋の短所を補うことが期待される.
muscle
a
r
ǰ2
b d
bone A
ǰ1
center of rotation
bone B
c
guide circle
x
insertion point
図 1 計算に用いた関節機構のモデル.
(Robot)
30
25
20
15
10
5
0 -40
dorsiflexor torque[Nm]
関節の角度-トルク関係
A2
(1)
A = −a + d sin θ1 + c cos θ1 ,B = b − d cos θ1 + c sin θ1
地面に接触する足部の機能としては,脚出力特性の
調節が考えられ,そのためには,足部の状態によって
脚全体の特性を変化させられることが重要であると考
えられる.そこで,本章では,足部が脚出力特性に与
える効果について議論する.
2·2
√
(Human) (Robot)
20
50
25
0
20
-20
ankle angle[deg.]
(a) 前脛骨筋
40 0
plantarflexor torque[Nm]
1.
(Human)
125
100
16
12
75
8
50
4
25
0 -40
-20
0
20 40
ankle angle[deg.]
(b) ヒラメ筋
図 2 ロボットとヒト [6] の角度-トルク関係.
0
䣔䣕䣌䢴䢲䢳䢴䣃䣅䢴䣅䢴䢯䢵
hip
hip
hip
knee
600 [N]
knee
knee
600 [N]
600 [N]
(a) 足首. (b) 足先. (c) 足先. (θankle =30deg.) (θankle =60deg.)
peroneus brevis
anterior tibialis
図 3 ロボット脚の出力分布.最大出力分布を青の凸包
で示す.各関節角度は関節間鋭角で示し,いずれも
θhip =90deg., θknee = 60deg. とした.
flexor digitorum
longus
soleus
gastrocnemius
2·3 脚の出力特性
ロボットがダイナミックな運動を行う際には適切な
方向に十分な力を発揮できる必要があるが,筋骨格脚
では姿勢によって脚の出力特性が大きく変わる.接地状
態,関節角度が出力特性に与える影響を調べるために,
股関節,膝関節の角度が等しく,足首関節の角度を変化
させた時の踵および足先関節部での出力特性を計算し
た(図 3).本研究で製作したロボットの筋配置,モーメ
ントアームを用い,Maximum Output Force Profile[9]
により計算した.図の姿勢では踵のみで接地している
時の特性は後ろ方向に出力が大きい.一方,足先関節
部で接地している時には背屈が大きい時は踵での特性
に近いのに対し,背屈が小さく,大きくつま先立ちに
なった時は,下方向への出力が大きくなっており,上方
への跳躍に適しているのが分かる.このことから,膝
上の姿勢を保ったまま,足先の角度を変化させること
により,脚の出力特性を運動に合わせたものに変化さ
せることが出来ることが示された.
3.
足部の開発
3·1 多様に接地可能な足部
前章の議論から,接地時の足首角度を変えられるこ
とは運動調節に有用と考えられるため,踵を浮かせた姿
勢がとれるように足先 pitch 方向に1自由度,また,足
部を地面に馴染ませることができるように,足首 pitch,
roll の 2 自由度をもつ足部を開発した(図 4).
ロボットの足裏の形状としては,面接地や点接地が
考えられるが,これらの形状では多様な接地状態がと
れず,また,各々,地面形状への対応が困難,静的な安
定がとれないといった課題があるため,本研究では柔軟
で小さな接地面積を複数持つ足裏形状を採用した.足
底は衝撃吸収や地面への馴染みのために,シリコンゴ
ム(旭化成ワッカーシリコーン,エラストジル M8012)
で覆った.また,ゴムを母指球部,小指球部で厚くす
ることにより,接地可能部位を限定し,ゴムの内部に
圧力センサを埋め込むことで,少ないセンサでの足裏
接触状態の計測を行う.センサは足先,母指球部,小
指球部,踵の 4 点に配置した.
3·2 筋・弾性要素の配置
ヒトの筋配置を基に,下腿部に二関節筋を含む筋を
6 種配置した.このうち 1 種の筋はワイヤにより足先ま
でのばすことで,足首,足先の干渉駆動に用いた.こ
᪥ᮏ兑兀儧儬Ꮫ఍➨䢵䢲ᅇグᛕᏛ⾡ㅮ₇఍凚䢴䢲䢳䢴ᖺ䢻᭶䢳䢹᪥ࠥ䢴䢲᪥凛
0.072m
Achilles tendon
0.213m
図 4 開発した足部の外観,機構図と足裏の圧力センサ
配置(左足).赤円はセンサ位置を表す.
うした複数関節にまたがる筋により関節間の協調運動
を起こせることが期待できる.
ヒトは腱の弾性エネルギーの活用により効率良い運
動を行っていること [10] ,モデルやロボットにおいて
もダイナミックな運動に対する弾性要素の有用性が示
されていることから,ロボットに弾性要素を配置した.
弾性要素はヒトのアキレス腱と同様にヒラメ筋,腓腹
筋の共通腱とし,筋間の相互作用を起こす構造とした.
ヒトのアキレス腱のバネ定数 [11] を基に,ロボットの
質量に合わせた 21570N/m のバネ(misumi,AWT2060)を用い,筋のストロークの確保のため滑車により
ワイヤを引き回すことで足底に配置した.
4.
筋骨格二脚ロボット
筋骨格アスリート・ロボット [3] に開発した筋骨格下
腿部を合わせることでロボットを構成した(図 5).ア
クチュエータとしては McKibben 型空気圧人工筋を用
い,ナイロン焼結 RP,カーボンパイプにより骨格を構
成した.筋駆動のための圧縮空気は外部に設置したコ
ンプレッサ(アネスト岩田, SLP-221EBD)から供給し
た.ロボットの質量は 13kg,全長 1.2m,各部の長さ
は,体幹 0.45m,大腿部 0.30m,下腿部 0.28m,足部
0.10m,つま先部 0.05m である.
筋骨格アスリート・ロボットに比べ質量が増加したた
め,人工筋を大型のものに取り替え,圧力制御弁(Hoerbiger, tecno basic)に加え,大流量のパイロット式電磁
弁(CKD,EXA-C8-02C-3)を併用することで大出力化
を図った.中央演算装置としては,SH ボード(General
Robotix, Lepracaun CPU board)を用い,OS として
linux-2.6.21.1-ARTLinux を搭載し,制御周期 0.01s で
動かした.センサとしては,センサフィードバックのた
めに加速度・姿勢センサ(Microstrain,3DM-GX3),足
䣔䣕䣌䢴䢲䢳䢴䣃䣅䢴䣅䢴䢯䢵
前方跳躍
5·3
Gmin
hip joint
IL
GMAX
RF
HAM
VAS
GAS
SOL
FDL
AT
foot joint
ADD
knee joint
TP
FB
TA
toe joint
図 5 ロボット外観と筋配置.Gmin: 小殿筋; ADD: 内
転筋; PB: 短腓骨筋; TP: 後脛骨筋; Gmax: 大殿
筋; IL: 腸腰筋; HAM: ハムストリングス; RF: 大
腿直筋; VAS: 大腿広筋. GAS: 腓腹筋; SOL: ヒラ
メ筋; TA: 前脛骨筋; FDL: 長趾屈筋; AT: アキレ
ス腱.
裏圧力センサ(TEKSCAN,FlexiForce A201-25)を,
ロボットの状態の計測のために各関節にポテンショメー
タ(村田製作所,SV01A103AEA01),各筋に内圧セ
ンサ(Fujikura,XFGM-6001MPGSR)を設置した.
5.
跳躍実験
5·1
実験設定
2 章で筋骨格脚の静特性から足部が筋骨格脚に与え
る効果について考察したが,ダイナミック運動中にお
いては静特性には見られない足部の効果が現れること
が期待される.そこで,ダイナミック運動の 1 つであ
る跳躍の実験をし,その際に足部が運動に与える効果
について考察した.
ロボットの運動は,内蔵センサによる計測に加え,光
学式モーションキャプチャシステム (VICON624) によ
り外部からも計測した.床反力の計測には床に埋め込
まれた圧電式フォースプレート(Kistler9287,上面寸
法:0.6m × 0.9m)を用いた.これらのサンプリング
タイムは 120/s に設定した. さらに側面からビデオカ
メラによる撮影(60frames/s)を行った.転倒による
破損防止のために,天井の移動クレーンからロープを
つなぎ,一定以上ロボットが倒れないようにした.
5·2
5·3.1 実験設定と結果
跳躍前の姿勢を動的に変化させることにより跳躍に
変化をつけ,その時の運動を調べた.しゃがませたロ
ボットをヒトが後方から軽く押すことで前方回転を起
こし,姿勢センサにより一定以上体幹の傾きを検知し
た際に脚伸展の筋に同時に空気を送り込むことで,前
方へ跳躍させた(図 7).この時,ロボットは最大で前
方へ約 0.6m 跳躍した.さらに足先に体重が移るとい
う条件でも同様に前方跳躍を行わせた.足先に体重が
移ったことは足裏センサにより検知した.
5·3.2 筋腱複合体の運動
運動中の筋腱複合体の働きを明らかにするために,ヒ
ラメ筋の両端にマーカをつけることによってヒラメ筋
の長さを計測し,足首角度から求めた筋腱複合体の長
さから引くことでアキレス腱の長さを調べた(図 8).
筋腱複合体,ヒラメ筋ともに最大長からの変位を表す.
筋腱複合体の方が長い時はバネがエネルギーを吸収し
ている時,ヒラメ筋の方が長い時は筋腱複合体が緩ん
でいる時である.指令直後ではヒラメ筋が収縮してい
るにも関わらず筋腱複合体の長さが変わっていないこ
とから,この期間はアキレス腱のバネにエネルギーが
蓄積されていると推察できる.さらに,その後,筋の
長さがほとんど変化していない状態で,一気に足首関
節が伸び,筋腱複合体が緩んでいるのが観察されるが,
120
angle[deg.]
HAT
(head,
arms,
trunk)
hip pitch
knee pitch
ankle pitch
toe pitch
80
40
0
0
hip pitch
0.4
0.8
time[s]
knee pitch
ankle pitch
図 6 垂直跳躍の関節角度.値はロボット搭載のポテン
ショメータにより計測.縦矢印は各関節の動作の開
始タイミングを示す.
0.00s
0.18s
0.37s
0.55s
垂直跳躍
開発したロボットの性能の確認,および,各関節間
の運動の協調性を調べるために,ロボットをしゃがま
せた状態から垂直跳躍を行わせた.与えた指令は脚伸
展の筋に同時に空気を送り込むものである.結果,約
0.2m の高さまで足部を浮かせることが出来た.この時,
同時に指令を与えたにも関わらず,体幹部に近い股関
節から最も末端の足先関節まで順に関節が駆動されて
いるのがわかる(図 6).これまでにも,二関節筋を備
えたロボットの跳躍において同時指令で体幹に近い関
節から順に伸びていくことが示されており [12],その
性質は足先まで加えても変わらないことが示された.
᪥ᮏ兑兀儧儬Ꮫ఍➨䢵䢲ᅇグᛕᏛ⾡ㅮ₇఍凚䢴䢲䢳䢴ᖺ䢻᭶䢳䢹᪥ࠥ䢴䢲᪥凛
toe pitch
図 7 姿勢センサを利用した前方跳躍.
䣔䣕䣌䢴䢲䢳䢴䣃䣅䢴䣅䢴䢯䢵
これはバネがエネルギーを放出したためと考えられる.
このように,腱は一時的に力を蓄えることで,運動の
緩急をつけるのに貢献していると考えられる.
運動時の足裏接触状態
5·3.3
足裏接触状態が運動に与える影響について考察する.
足裏センサにより蹴り出しタイミングを決定したもの
において,蹴り始めの姿勢が大きく異なるにも関わら
ず似た挙動を示した跳躍があった.これらの跳躍の足
裏センサの値は良く類似していたが,1 つの跳躍は姿勢
は浅いが角速度が大きくなっていた.角速度が大きい
ことによりつま先への圧力が高まったため,小さな体
の傾きでセンサが反応したと考えられる.これを体幹
のピッチ方向の傾き角度と角速度関係のグラフで見る
と,角度と角速度の違いがあるにも関わらず,最終的に
近い軌道を通っているのがわかる (図 9(a)).一方,姿
勢センサを利用したものは,蹴り始めの姿勢が等しく
てもその後の運動にはばらつきが見られた(図 9(b)).
このことから,姿勢よりも足裏にかかる力に跳躍運動
が依存していることが示唆され,跳躍の安定化に足裏
センサを用いることが有用と考えられる.
結論
6.
shift length[m]
本研究では,ダイナミック運動中に足部に働く筋骨
格系の働きを調べるために,筋骨格系によって駆動さ
れる足部を備えたロボットを開発,実験を行った.開発
にあたり足部の出力特性調節機能について調べ,足首
角度のみの変化により筋骨格脚の出力特性を大きく変
化させられることを示した.跳躍実験では,蹴り出し
時の関節やアキレス腱の動きを調べ,筋腱構造が関節
間協調や運動の緩急といった運動の調節に寄与してい
ることが示唆された.また,センサフィードバックによ
る力発揮タイミングの調整から,足裏接触情報の有用
0.02
0.00
-0.02
-0.04
-0.06
-0.08
muscle-tendon complex
Soleus muscle
0
0.1
0.2
0.3 0.4
liftoff time[s]
0.5
8
4
slow inclination
rapid inclination
thrust start
0
-4
-8
-0.2 0
0.2 0.4 0.6
angle[rad.]
angular velocity[rad./s]
angular velocity[rad./s]
図 8 筋腱複合体長とヒラメ筋長の最大値からの変位.値
は VICON による計測値より導出.
8
take1
thrust start take2
take3
take4
take5
take6
trunk angle
4
0
-4
-8
-0.2
hip
knee
0
0.2 0.4 0.6 ankle
toe
angle[rad.]
(a) 足裏センサを利用. (b) 姿勢センサを利用. 図 9 前方跳躍時のロボットの体幹角度-角速度関係.値
はロボット搭載の姿勢センサにより計測.
᪥ᮏ兑兀儧儬Ꮫ఍➨䢵䢲ᅇグᛕᏛ⾡ㅮ₇఍凚䢴䢲䢳䢴ᖺ䢻᭶䢳䢹᪥ࠥ䢴䢲᪥凛
性の一端を示唆した.今後は,本研究で示された足部
の運動調節機能を活かす制御をロボットに実装するこ
とで効率良い運動を実現,さらに,歩行や走行,連続
跳躍など様々なダイナミックな運動を行うことで,脚
全体の筋骨格系の働きを探っていく.
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