平成２６年度公益財団法人福井観光コンベンションビューロー事業計画書平成２６年４月１日から平成２７年３月３１日まで公益財団法人福井観光コンベンションビューロー Ⅰ 事業方針当財団は平成 24 年 4 月に公益財団に移行し、「福井のよさを世界に、世界のよさを福井に」の基本理念のもと、地域経済の活性化と文化の向上を目的に、福井県内でのコンベンション振興と福井市及び周辺における観光振興に資する事業を展開しております。本年度、福井県内では教育と考福を大会テーマに掲げる「第 64 回全国高等学校ＰＴＡ連合会福井大会」が 1 万人規模で、各市町の会場において開催されるのをはじめ、多種多様なコンベンションの開催が予定されており、おもてなしの心で、主催者支援をいっそう充実してまいります。特に「コンベンション開催助成金」は、本年度より県及び県内 16 市町の連携による支援制度に改めましたので、オール福井での交流人口の拡大を目指してまいります。また、観光につきましては、本年度「舞鶴若狭自動車道」の全線開通、来春には「北陸新幹線金沢開業」、更に来年度秋には北陸３県による「ディスティネーションキャンペーン」の開催も予定されているところであり、こうした好材料を活かした、観光ＰＲと誘客活動を推進してまいります。更に、平成２８年春には福井駅西口再開発ビルの竣工が予定されており、福井のおもてなしの基点となる当ビルにおいて、より魅力的な観光情報が提供できるよう準備作業を進めてまいります。平成２６年度１重点戦略福井県及び福井県内１６市町との連携強化によるコンベンション支援と交流人口の拡大２北陸新幹線金沢開業及び舞鶴若狭自動車道全線開通等の高速交通体系整備効果を活かす観光振興の推進３福井の魅力を伝える人材の育成と支援４福井を拠点とした広域観光の推進 Ⅱ 事業内容１．コンベンション振興事業（１）コンベンション誘致事業 ① 首都圏等誘致事業（ア）県内キーパーソンへの誘致活動県内の大学、各種団体福井県支部等を訪問して情報を収集し、コンベンション開催につながる県内キーパーソンに対して、支援情報を提供する。また、大学教授会、ＪＡＴＡ会、旅館組合等各種団体に対して、コンベンション支援制度の説明会を実施し、コンベンション開催の後押しをする。（イ）首都圏誘致県内キーパーソンへの誘致活動で収集した情報を活用し、首都圏・関西圏等の主催団体本部等へ効率的に営業・情報収集活動をすることにより、福井県内でのコンベンション開催を促す。 ② 誘致プレゼンテーション事業平成２７年度以降に福井県でコンベンション開催を予定している学会・団体の関係者を招き、福井開催の支援内容や観光情報の説明を行う。会 ③ 場：東京都内国際ミーティングエキスポ出展事業例年 12 月に開催する国内唯一のＭＩＣＥイベントへ出展し、コンベンション情報の提供・収集をする。会 ④ 場：東京国際フォーラム福井県コンベンション誘致促進会議事業県内各団体が一同に会し、全県的なコンベンション誘致体制を強化して国際会議や全国規模の会議を誘致することを目的に開催する。 ⑤ コンベンション関連団体等連絡会事業福井県及び県下１６市町のコンベンション推進担当者を対象に、「コンベンション市町連絡会」、コンベンション施設担当者を対象に「コンベンション施設関係者との情報交換会」を開催し、コンベンション誘致促進を図る。 ⑥ 他県コンベンション機関連携会議事業県外のコンベンションビューローと情報交換会を実施し、新たなコンベンションの福井での開催誘致に活かす。（２）コンベンション主催者支援事業 ① コンベンション開催助成金事業コンベンション開催に伴う地域経済の活性化及び文化の向上を目的に、福井県内でコンベンションを開催する主催者に対して開催助成金を交付する。（新）なお、平成２６年度については、嶺南でのコンベンション開催及び、観光視察について、嶺南開催特別加算として、それぞれ通常助成金額の 1/2 を加算して交付する。＜交付予定コンベンション＞・コンベンション開催助成金：４５件（仮申請受付分）（国際：２件、全国：３０件、ブロック：１３件） ② ・シャトルバス運行助成金：１４件・観光視察助成金：１１件・アトラクション助成金：２１件コンベンション開催支援事業福井の玄関口であるＪＲ駅改札付近への歓迎看板の掲示、プリズム福井店内へ歓迎小旗の設置、さらに大型コンベンションを対象に、タクシードアに歓迎ステッカーなどを掲出して、来福を歓迎する。その他の支援として、機器の貸し出し（液晶プロジェクター、福井県紹介ＤＶＤ等）や、各種観光パンフレットの提供を行う。 ③ コンベンション活用観光宣伝事業大型の全国規模コンベンションを中心に、会場に観光案内ブースを設置し、コンベンション参加者に対して福井県内の観光地の案内とＰＲを行う。（３）コンベンション広報・宣伝の事業 ① 専用ホームページ開設当財団ホームページのコンベンション専用サイトで、福井でのコンベンション開催に関する有益な情報を提供する。 [内容] 開催助成制度、各種支援内容、コンベンション施設、宿泊施設、文化施設等の情報、アクセス情報、マップ多言語（英語、中国語、韓国語）に変換対応 ② コンベンションパンフレット等の作成、配布福井で開催されるコンベンションの主催者及び参加者に対し、観光、文化、食、などの魅力ある福井を堪能していただくために、パンフレット、冊子等を作成し、配布する。 [発行物] 「福井観光文化施設優待割引券付きぷらっと福井」、「福井コンベンションガイド」 ③ 専門誌等による広報・宣伝（ア）専門誌等に対する広報・宣伝記事の掲載全国のコンベンション主催者、その企画者、コーディネーター等を主な対象に福井県へのコンベンションの誘致を働きかけるためコンベンション専門誌「MICE JAPAN」や主催団体の学会誌等に記事を掲載する。（イ）機関誌の発行機関紙「Fukui Convention Express」に、コンベンションの情報及び旬な福井の文化、観光、イベントなどの魅力ある情報を掲載し、県外のコンベンション主催団体、各種関連団体等へ広く発信する。（４）コンベンション情報の収集、提供、活用の事業 ① コンベンション開催予定調査事業（ア）コンベンションスケジュールの作成と提供福井県内で開催されるコンベンション情報を調査収集し、提供する。（イ）ＪＣＣＢビューロー部会等情報交換会への参加全国のコンベンション団体と情報交換することにより、誘致に関する最新の動向を収集し、事業に反映させる。＜ＪＣＣＢ通常総会＞東京都（６月１６日））＜ＪＣＣＢビューロー部会＞大阪市（５月１５～１６日）、熊本市（１０月２９～３０日）＜中部コンベンション連絡協議会＞長野市（９月）（新）（ウ）国際会議誘致検討委員会の設置国際会議の誘致拡大を図る第一歩として、国際会議開催経験のある学識経験者や宿泊事業者、交通事業者などに参画いただき、現状や課題の洗い出し、対応などについて検討する。 ② 県内開催データの収集、データベース化事業コンベンション誘致活動や開催予定・実績情報を蓄積することにより、コンベンションマーケティングデータを整備・拡充し、誘誘致活動を効率化する。２．観光振興事業（１）観光客受入事業 ① 観光関連・人材育成事業（ア）感動魅力美人（かんどうみりょくびと）の育成・支援ふくいのまち歩きを舞台に、魅力的な案内ができる感動魅力美人を育成する。先進地視察、ワークショップの開催、実地研修、観光知識やホスピタリティー向上研修などを行い、案内力を磨く。また、若い世代の担い手を発掘する。（イ）福井市各地区観光協会連絡協議会の運営市内の各地区観光協会の連携と協調体制により、観光地としての磨き上げを図る。 ② 観光魅力マップ作成事業市内の宿泊施設や飲食施設と連携しながら、福井に訪れるお客様に福井ならではの味、福井ならではのお土産を紹介するマップを作成する。また、リアルタイムに旬の情報を発信していく。 ③ 広域観光連携推進事業（ア）大人の休日倶楽部、駅から観タクンの支援福井県観光連盟の事務局を基に福井市、あわら市、京福バスと連携して来福者への情報発信と観光ＰＲを行う。ＪＲ、タクシー協会と連携し、駅から観タクンのコース設定を企画する。（イ）広域観光連携組織への参画ふくいやまぎわ天下一街道広域連携協議会、一乗谷朝倉氏遺跡活用推進協議会等、県内の広域連携組織の会議や活動に積極的に参加し、情報交換を通じて効果的な活動を推進する。越前和紙、越前焼、越前漆器、越前打刃物など伝統工芸との連携を推進する。 ④ まちなか観光振興事業（ア）ふくい春まつりの実施【春まつり実行委員会予算】県都デザイン戦略を踏まえた「まちなか」エリアを舞台に福井が誇る「自然」「歴史」「文化」「食」と「おもてなし」をキーワードに各種団体と連携・協働しながら福井らしさを感じさせる彩りあふれた事業を展開する。期間：平成２６年４月１日（火）～３０日（水）内容：オープニング春搾り酒、食談会、おもてなし体験、まち歩きランチスイーツめぐり、宝探し等（イ）福井フェニックス花火の実施福井のまちなかの夜空を彩る福井フェニックス花火を実施する。日時：平成２６年８月１日（金）午後７時３０分より（予定）内容：オープニングを飾る花火を実施（足羽川河川敷）（２）観光客誘致事業 ① 観光情報受発信強化事業（ア）おもてなし案内所に関する準備福井駅西口再開発ビルに設置が予定されている観光案内所（おもてなし案内所）の運営について調査、先進地視察等を実施する。（イ）イベント情報等の収集・発信及び維持管理福井市内で実施されるイベント情報をホームページ「ふくい city ナビ」にて広報する。宿泊プランや旬な素材とコラボした効果的な特集を企画・制作する。特集回数：２回/年 ② 誘客プロモーション事業福井県観光連盟等が主催する観光商談会や北陸三県誘客促進連携協議会が主催するプレ DC に参加し、福井への誘客を図る。東京(５月)、大阪(６月)、名古屋、大阪・広島(９月)、富山(１０月) （３）市受託事業 ① 樹木イルミネーション事業（ア）足羽川桜並木ライトアップふくい春まつりの実施に合わせて、日本さくら名所１００選である、足羽川桜並木をライトアップする。期間：平成２６年４月１日～開花時期場所：足羽川左岸（幸橋～新明里橋）（イ）養浩館庭園ライトアップまちなか観光の拠点である養浩館庭園をライトアップする。期間：9 月下旬～10 月上旬 ② ホームページ更新事業観光情報発信サイト「ふくいｃｉｔｙナビ」の運営を行う。 ③ 福井市観光物産センター運営事業商品の販売状況を分析し、商品の入れ替えを積極的に行う事で、魅力的な物産センターへのレベルアップを図る。福井の物産の周知を図るため、コンベンション会場で販売する。 ④（新）福井ならではの旅行商品開発支援事業北陸新幹線金沢開業（H27 年春）、舞鶴若狭自動車道全線開通（H26 年夏）による高速交通体系の充実等に対応した地域資源コンテンツの開発・支援を行う。（ア）着地型コンテンツ開発、商品化の検証地域資源コンテンツ開発、効果的な発信、調査、モニター等の実施によるお客様視点の把握と商品化を検証する。（イ）滞在時間・回遊性アップ市内での滞在時間と回遊性をアップさせるため、福井の味食べ歩き、福井の蔵元試飲めぐりなど、福井の特色を活かしたクーポンを作成する。（ウ）2 次アクセスサポート福井駅・周辺宿泊施設から福井市内観光地への交通利便性を確保するため、県観光連盟と連携してタクシープランを設定する。（エ）マイカー、レンタカー利用者向け対策ＪＡＦと連携し、コンテンツ掲載やナビ・ドライブコース掲載など情報発信に取り組む。（４）観光マネジメント強化事業観光振興専門員の派遣を受け、人材基盤の強化及び観光事業の推進を図る。（５）観光圏整備事業福井坂井奥越広域観光圏推進協議会の事務局を運営する。 ①広域連携による国内誘客の推進 ②インバウンド誘客の推進平成２６年度（公財）福井観光コンベンションビューロー事業収⽀予算書【収⼊の部】（単位：円）科⽬予算福井市補助⾦ 18,027,000 その他収⼊（福井観光コンベンションビューロー負担等） 97,476,000 備考 115,503,000 【⽀出の部】事業名 1 コンベンション振興事業予算備考 31,699,000 (1) コンベンション誘致事業 3,548,000 ① ⾸都圏誘致事業 1,619,000 補助対象事業 ② 誘致プレゼンテーション事業 ③ 国際ミーティングエキスポ出展事業 ④ 福井県コンベンション誘致促進会議事業 434,000 補助対象事業 1,240,000 補助対象事業 78,000 補助対象事業 ⑤ コンベンション関連団体等連絡会事業 119,000 補助対象事業 ⑥ 他県コンベンション機関連携会議事業 58,000 補助対象事業 (2) コンベンション主催者⽀援事業 ① コンベンション開催助成⾦事業 ② コンベンション開催⽀援事業 ③ コンベンション活⽤観光宣伝事業 (3) コンベンション広報・宣伝事業 ① 専⽤ホームページ開設 22,557,000 18,344,000 3,313,000 補助対象事業 900,000 3,998,000 466,000 補助対象事業 ② コンベンションパンフレット等の作成・配布 1,258,000 補助対象事業 ③ 専⾨誌等による広報・宣伝 2,274,000 補助対象事業 (4) コンベンション情報収集・提供・活⽤事業 ① コンベンション開催予定調査事業 ② 県内開催データの収集データベース化事業 2 観光振興事業 1,596,000 1,466,000 補助対象事業 130,000 補助対象事業 78,453,000 (1) 観光客受⼊事業 34,859,000 ① 観光関連⼈材育成事業 5,526,000 補助対象事業 ② 観光魅⼒マップ作成事業 3,095,000 補助対象事業 ③ 広域観光連携推進事業 3,338,000 補助対象事業 ④ まちなか観光振興事業（福井フェニックス花⽕） (2) 観光客誘致事業 22,900,000 7,123,000 ① 観光情報受発信強化事業 4,716,000 補助対象事業 ② 誘客プロモーション事業 2,407,000 補助対象事業 (3) 市受託事業 22,876,000 ① 樹⽊イルミネーション事業 ② ホームページ更新事業 15,000,000 500,000 ③ 市観光物産センター運営事業 5,376,000 ④ 福井ならではの旅⾏商品開発⽀援事業 2,000,000 (4) 観光マネジメント事業 4,000,000 (5) 観光圏整備事業 9,595,000 3 管理費 5,918,000 (1) 会議費 749,000 補助対象事業 (2) 事務費 3,186,000 補助対象事業 (3) ⼈件費 1,983,000 補助対象事業合計 116,070,000