不眠症とメタボリックシンドロームの関連性に関する - 日本大学医学部

厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)
分担研究報告書
不眠症とメタボリックシンドロームの関連性に関する疫学研究
研究代表者:兼板佳孝
研究協力者:池田真紀
日本大学医学部社会医学系公衆衛生学分野
研究要旨
【背景と目的】睡眠習慣に関する問題や睡眠障害は、様々な精神疾患、身体的疾患の要
因となるだけでなく、睡眠障害による眠気や居眠りが交通事故や作業能率の低下の原因
となることが知られている。近年、睡眠時間と糖尿病、肥満、高血圧症、冠動脈疾患の
それぞれの発症リスクに関連があることが知られるようになり、睡眠習慣は種々の疾患
の要因に成り得るものと考えられるようになった。睡眠時間とメタボリックシンドロー
ムの関連は明らかになってきたが、睡眠障害とメタボリックシンドロームの関連につい
ては充分に知られていない。そこで本研究では、不眠症とメタボリックシンドロームの
関連性について検討した。
【方法】本研究では、厚生労働省が 2007 年 11 月に実施した国民健康・栄養調査のデー
タを解析した。この調査は、日本全国から無作為に抽出された地区の住民を対象とした
ものである。本研究の統計解析に用いられたのは、20 歳以上の男性 1,592 例、女性 2,344
例であった。生活習慣についての情報は自記式質問票より得られた。血清トリグリセラ
イド値が 150mg/dL 以上を高トリグリセライド血症と定義し、HDL コレステロール値が
40mg/dL 未満を低 HDL コレステロール血症と定義した。メタボリックシンドロームおよ
び構成疾患とカテゴリカルデータの関連性はχ2 検定を行った。ロジスティック回帰分
析を行って、メタボリックシンドロームおよび構成疾患(内臓脂肪蓄積、血圧高値、高
血糖、血清脂質異常)と生活習慣の関連、メタボリックシンドロームの構成疾患と睡眠
症状の関連性を検討した。ロジスティック回帰分析で調整された項目は性別、年齢、不
眠症、いびきの有無、睡眠中に呼吸が止まる、睡眠時間、睡眠による休養不足、大きな
ストレス、喫煙習慣、飲酒習慣、間食、外食、欠食、運動習慣であった。
【結果】「男性」、「年齢階級」が高くなる、「不眠症」の訴え、「いびきを毎日かく」と
いう項目とメタボリックシンドロームが有意な関連性を示した。
【結論】不眠症やいびきとメタボリックシンドロームとの密接な関連性が示唆された。
不眠やいびきという訴えとともに合併している病態にも着目することが重要である。
とを目的に毎年実施されている。本調査
A.研究目的
睡眠習慣に関する問題や睡眠障害は、
の対象は、国民生活基礎調査のために日
様々な精神疾患、身体的疾患の要因とな
本全国に設定された地区の中から、無作
るだけでなく、睡眠障害による眠気や居
為に抽出された 300 地区に暮らす 1 歳以
眠りが交通事故や作業能率の低下の原因
上の住民の約 15,000 人であった。本調査
1-3
。睡眠障害
は、(1)身体状況、(2)栄養摂取状況、(3)
の代表的なものである不眠は入眠障害、
生活習慣の3つの部門から構成された。
夜間覚醒、早朝覚醒などを主要な症状と
データ収集の実務は対象地区を所管する
する病態であり、有病率が高いことが知
保健所のスタッフが行った。
となることが知られている
4,5
。そのため 1970 年代後半頃
身体状況の部門では、対象者は地区内
より世界各国において不眠に関する疫学
の公共施設に集められ、1 歳以上の参加者
られている
6
調査が実施されるようになった 。我が国
の身長、体重が測定され、それに加えて、
でも 1990 年代頃から大規模な疫学調査が
6 歳以上の参加者では腹囲、15 歳以上の
行われ、心理社会的な要因が不眠にかな
参加者では血圧が測定された。さらに 20
4
り関与していることが知られている 。近
年、睡眠時間と糖尿病
11
7-9
、肥満
10
、高血
12
圧症 、冠動脈疾患 のそれぞれの発症リ
歳以上の参加者には、常用薬に関する問
診が行われたとともに、血液検査に用い
るための採血が行われた。
スクが睡眠時間との間に U 字型の関連が
栄養摂取状況の部門では、保健所のス
あることが知られるようになり、睡眠習
タッフが対象世帯を訪問し、調査票を配
慣は種々の疾患のリスクファクターに成
布して記入要領を説明した。栄養摂取状
り得るものと考えられるようになった。
況調査票には、1 歳以上の世帯員全員の調
睡眠習慣特に睡眠時間とメタボリックシ
査日一日間に摂取した食事内容が記入さ
ンドロームの関連は明らかになってきた
れた。
が、睡眠障害とメタボリックシンドロー
生活習慣の部門では、栄養摂取状況調
ムの関連についての疫学研究は充分な報
査票の配布の際に、15 歳以上の住民を対
告がない。そこで、睡眠障害とメタボリ
象に自記式アンケート調査票が配布され
ックシンドロームの関連について検討し
て実施された。生活習慣調査票には、食
た。
事、喫煙、飲酒、運動、睡眠、歯磨きに
関する質問が設定された。
すべての調査において、対象者には個
B.研究方法
人情報の保護と管理には充分配慮される
調査対象者およびデータの収集
本研究は、厚生労働省が 2007 年 11 月
に実施した国民健康・栄養調査
13
によっ
ことが説明された。
測定項目と定義
て収集されたデータを利用したものであ
身長と体重から Body mass index (BMI)
る。国民健康・栄養調査は国民の健康増
が計算された。日本肥満学会の判定基準
進の推進を図るための基礎資料を得るこ
に従って、肥満は BMI が 25kg/m2 以上と定
義された。血圧は2回測定され、平均収
(a)5 時間未満、(b)5 時間以上 6 時間未満、
縮期血圧と平均拡張期血圧が算出された。 (c)6 時間以上 7 時間未満、(d)7 時間以上
世界保健機関および日本高血圧学会など
8 時間未満、(e)8 時間以上 9 時間未満、
の基準に従って、高血圧は平均収縮期血
(f)9 時間以上、の6つの選択肢から一つ
圧 140mmHg 以上または平均拡張期血圧
を選ばせるものであった。統計解析にお
90mmHg 以上と定義された。
いては、カテゴリー(e)と(f)を統合した。
血液検査の項目は以下の通りである。
「現在、あなたはたばこを吸っています
血色素量、赤血球数、白血球数、血小板
か?」の質問に対して “毎日吸う”ある
数、血糖値、ヘモグロビン A1c、総コレス
いは“ときどき吸っている” と回答した
テロール、HDL コレステロール、LDL コレ
者が喫煙習慣有りとした。
「あなたは週に
ステロール、トリグリセライド、総たん
何日くらいアルコール飲料を飲みます
ぱく、フェリチン、アルブミンが測定さ
か?」の質問に対して、 “週に3日以上”
れた。 血清トリグリセライド値は酵素法
との回答した者が飲酒習慣有りとした。
で、HDL コレステロール値は直接法で、そ
30 分以上の運動を週 2 回以上行っていて、
れぞれ測定された。内臓蓄積のマーカー
これを1年以上継続している者が運動習
である腹囲男性 85 ㎝以上、女性 90 ㎝以
慣有りとした。欠食、間食および外食に
上と、血圧高値、高血糖、血清脂質異常
ついては、それらを行う頻度が個別に質
の内2つ以上の項目に該当するものを、
問され、1 週間に 1 回以上行う者を、それ
メタボリックシンドロームと定義した。
ぞれの習慣が有るとした。
血圧高値は日本高血圧学会の「高血圧治
さらに質問票には、精神的ストレスに
療ガイドライン 2009」に基づき、収縮期
関する項目も含められた。
「ここ1ヵ月間
血圧 130mmHg 以上、拡張期血圧 85mmHg 以
に、不満、悩み、苦労などによるストレ
上と定義した。日本糖尿病学会の診断基
スなどがありましたか?」の質問に対し、
準に従って高血糖は空腹時血糖が
{大いにある/多少ある/あまりない/ま
126mg/dL 以上と定義された。さらに、日
ったくない}の4つの選択肢が設定され
本動脈硬化学会の診断基準に従って、高
た。
トリグリセライド血症は血清トリグリセ
統計解析
ライド値が 150mg/dL 以上と、低 HDL コ
国民健康・栄養調査のデータを貸与さ
レステロール血症は HDL コレステロール
れ、国民健康・栄養調査に含まれる 3 つ
値が 40mg/dL 未満とそれぞれ定義されい
の部門のいずれかに協力した参加者の内
ずれか一方が該当する者を血清脂質異常
20 歳未満、採血検査に参加しなかったも
とした。
の、妊娠中または出産後 6 ヶ月を経過し
生活習慣調査票に設定された睡眠時間
ていなもの、採血が食後 4 時間を経過し
に関する質問は以下の通りであった「こ
ないで実施されたもの、採血量不足など
こ1ヵ月間、あなたの一日の平均睡眠時
の技術的な問題で血清トリグリセライド
間はどのくらいでしたか?」回答形式は、
値や HDL コレステロール値が測定できな
かったもの、睡眠時間の質問に無回答で
病率が高かった。年齢階級別では年齢が
あったものを順番に除外した 3,936 例(男
高くになるにつれ、有病率は高値を示し
性:1,592 例、女性:2,344 例)のデータ
を統計解析に用いた。
すべての統計解析は、メタボリックシ
ンドロームおよび構成疾患とカテゴリカ
た。不眠症を訴えるもの内、メタボリッ
クシンドロームの有病率は 23.3%であり、
不眠症を訴えない者より有意に高値であ
ルデータの関連性はχ2 検定を行った。ロ
った。いびきを毎日かく者の内、メタボ
ジスティック回帰分析を行って、メタボ
リックシンドロームの有病率は 32.4%で
リックシンドロームおよび構成疾患(内
あり、毎日かかない者と比較して優位に
臓脂肪蓄積、血圧高値、高血糖、血清脂
高値であった。睡眠中に呼吸が止まるも
質異常)と生活習慣の関連、メタボリック
シンドロームの構成疾患と睡眠症状の関
連性を検討した。ロジスティック回帰分
のの内、メタボリックシンドロームの有
病者率は、36.9%であった。睡眠時刻が
析で調整された項目は性別、年齢、不眠
長くなるにつれ、有病者は増加した。睡
症、いびきの有無、睡眠中に呼吸が止ま
眠による休養不足の者の内、メタボリッ
る、睡眠時間、睡眠による休養不足、大
クシンドロームの有病者は 20.5%おり、
きなストレス、喫煙習慣、飲酒習慣、間
休養不足を訴えない者より有意に高値を
食、外食、欠食、運動習慣であった。す
べ て の 統 計 解 析 に は SPSS12.0 for
Windows を用いた。
倫理面への配慮
示した。
表 3 にメタボリックシンドロームおよ
び構成疾患と生活習慣の関連について男
貸与された平成 19 年国民健康・栄養調
女合わせて検討した。女性の方が男性と
査のデータからは個人識別情報は削除さ
比較して、メタボリックシンドロームは
れており、参加者のプライバシーは保護
0.26 倍(95%信頼区間 0.21-0.32)、内臓
された。
脂肪蓄積 0.23 倍(95%信頼区間
0.19-0.27)、血圧高値は 0.48 倍(95%信
C.結果
本研究解析対象者の特性を表 1 に示した。
対象者は 3,936 名(56.5±16.3 歳、男性
1,592 名、女性 2344 名)であった。メタボ
リックシンドロームに該当する者は 19.
2%、不眠症の有訴率は 36.3%であった。
次に表 2 にメタボリックシンドローム
の有病率を示した。男性の 32.6%、女性
では 10.2%存在し、男性の方が有意に有
頼区間 0.40-0.58)、血清脂質異常は 0.46
倍(95%信頼区間 0.39-0.55)なりやすか
った。年齢階級が高くなるにつれ、メタ
ボリックシンドローム、内臓脂肪蓄積、
血圧高値、高血糖、血清脂質異常の有病
率は高値を示した。不眠症を訴える者は
不眠症を訴えない者と比較してメタボリ
ックシンドロームの有病率は 1.23 倍
(95%信頼区間 1.03-1.48)、血圧高値は
0.70-0.98)内臓脂肪蓄積の有病率は低か
1.28 倍(95%信頼区間 1.08-1.52)
った。
高値
を示した。いびきを毎日かく者はかかな
表 4 にメタボリックシンドロームおよ
い者と比較して、メタボリックシンドロ
び構成疾患と睡眠症状の関連について男
ームの有病率は 1.89 倍(95%信頼区間
性のみで解析した結果を示した。不眠症
1.56-2.30)、内臓脂肪蓄積の有病率は
を訴える者は訴えない者と比較して血圧
1.90 倍(95%信頼区間 1.60-2.26)、血圧
高値の有病率は 1.38 倍(95%信頼区間
高値の有病率は 1.25 倍(1.03-1.52)、血
1.05-1.81)高値を示した。いびきを毎日
清脂質異常の有病率は 1.50 倍(95%信頼
かく者はかかない者と比較してメタボリ
区間 1.27-1.77)高値であった。睡眠中に
ックシンドロームの有病率が 1.71 倍
呼吸が止まる者と止まらない者を比較し
(95%信頼区間 1.34-2.18)、内臓脂肪蓄積
て、
内臓脂肪蓄積の有病率は 1.43 倍(95%
の有病率が 1.63 倍(95%信頼区間
信頼区間 1.07-1.91)高値であった。睡眠
1.29-2.06)
、血清脂質異常の有病率は
時間の差、睡眠による休養不足の有無、
1.60 倍(1.27-2.01)高値を示した。睡眠中
大きなストレスの有無、1 日 2 回以上の間
に呼吸が止まる者は止まらない者と比較
食はメタボリックシンドローム、内臓脂
して、内臓脂肪蓄積の有病率が 1.42 倍
肪蓄積、血圧高値、高血糖では有意な差
(95%信頼区間 1.02-1.96)高値を示した。
がみられなかった。喫煙習慣のない者と
表 5 にメタボリックシンドロームおよ
比較して習慣のある者では、1.41 倍(95%
び構成疾患と睡眠症状の関連について女
信頼区間 1.17-1.69)、血清脂質異常の有
性のみを対象とした解析結果を示す。不
病率は高かった。週 3 日以上の飲酒習慣
眠症である者は不眠症でなない者と比較
のあるものは習慣のない者と比較して
して、メタボリックシンドロームの有病
1.31 倍(95%信頼区間 1.09-1.59)、血糖
率は 1.43 倍(95%信頼区間 1.06-1.93)、
高値の有病率は高かった。1 日 1 回以上の
内臓脂肪蓄積の有病率が 1.28 倍(95%信
外食をする者はしない者と比較して 1.40
頼区間 1.02-1.61)高値を示した。いびき
倍(95%信頼区間 1.07-1.85)、内臓脂肪蓄
を毎日かく者はかかない者と比較してメ
積の有病率が高値を示した。1 日 1 回以上
タボリックシンドロームの有病率は 2.20
欠食する者はしない者と比較して 1.53 倍
倍 (95%信頼区間 1.60-3.03)、内臓脂肪
(95%信頼区間 1.12-2.10)、高血糖の有病
蓄積の有病率が 2.25 倍(95%信頼区間
率は高値であった。運動習慣のある者は
1.74-2.91)、血圧高値の有病率が 1.41 倍
ない者と比較して 0.83 倍(95%信頼区間
(95%信頼区間 1.08-1.85)、また血清脂質
異常の有病率が 1.33 倍(95%信頼区間
表 8 に生活習慣病と睡眠症状の関連に
1.04-1.72)高値を示した。
ついて女性のみで解析した結果を示した。
睡眠中に呼吸が止まる者は止まらない者
不眠症である者はない者と比較して
と比較して高血糖の有病率が 2.24 倍
BMI25 以上の割合が 1.25 倍((95%信頼区
(95%信頼区間 1.22-4.13)高値を示した。
間 1.00-1.56)高値であった。いびきをか
表 6 にメタボリックシンドロームの構
く者はかかない者と比較して BMI25 以上
成疾患と睡眠の関連について内臓脂肪蓄
の割合が 2.10 倍((95%信頼区間
積を調整し男女合わせて解析を行った。
1.64-2.70)、HbA1c6.5%以上の割合が
不眠症を訴える者は訴えない者を比較し
1.97 倍((95%信頼区間 1.26-3.10)、トリ
て、血圧高値であるものは 1.27 倍(95%
グリセライド 150mg/dL 以上の割合は
信頼区間 1.07-1.51)高値であった。いび
1.35 倍(1.05-1.75)高値を占めした。睡眠
きを毎日かく者はかかない者と比較して
中に呼吸が止まる者は止まらない者と比
血清脂質異常は 1.33 倍(95%信頼区間
較して血糖 110mg/dL 以上の割合は 2.19
1.12-1.58)高値であった・睡眠時間が長
倍((95%信頼区間 1.19-4.05)、血糖
くなるにつれ、血清脂質異常を示す者は
126mg/dL 以上の割合が 2.92 倍
増加の傾向を示した。
(1.47-5.83)高値を示した。
表 7 に生活習慣病と睡眠症状の関連に
ついて男性のみで解析した結果を示した。 D.考察
不眠症である者はない者と比較して血圧
が 140/90mmHg 以上である率が 1.46 倍
((95%信頼区間 1.16-1.84)、血圧
160/100mmHg 以上である率は 1.42 倍
((95%信頼区間 1.07-1.90)高値を示した。
本研究は日本全国から無作為抽出され
た調査データ、約 4,000 人という多数の
身体計測、血液データを解析し、不眠症
とメタボリックシンドロームの関連を明
らかにした。
睡眠障害の1つである閉塞性睡眠時無
いびきを毎日かく者はかかない者と比較
呼吸症候群患者は肥満、高血圧、糖尿病、
して BMI25 以上の割合が 1.78 倍((95%信
高脂血症のリスクが高まり、メタボリッ
頼区間 1.40-2.26)、またトリグリセライ
クシンドロームとの強い関連を示すとの
ド 150mg/dL 以上の割合が 1.61((95%信
報告 14、耐糖能異常と関連があるという
頼区間 1.28-2.03)高値であった。睡眠中
報告 15 から、睡眠障害とメタボリックシ
に呼吸が止まる者は止まらない者と比較
ンドロームは関連が認められる。本研究
して BMI25 以上の割合が 1.44 倍((95%信
でも生活習慣と睡眠症状の解析でいびき
頼区間 1.06-1.96)高値を示した。
を毎日かく者は男性では BMI25 以上、ト
リグリセライド 150mg/dL 以上の項目でま
disorders. Kryger NH, Roth T and
た女性でも BMI25 以上、HbA1c6.5%以上、
Dement WC (eds.) Principles practice
トリグリセライド 150mg/dL 以上の項目で
有意な関連を示し、先行研究と同様の結
果が得られた。入眠障害、夜間覚醒、早
of sleep medicine. 4th Edn. W.B.
Saunders
Company,
Philadelphia,
pp.1297-1358.
2.
Javaheri
S.
cardiovascular
朝覚醒などを主症状とする不眠症とメタ
disorders. In: Kryger NH, Roth T and
ボリックシンドロームに関する報告は少
Dement WC (eds.) Principles practice
ない 16。その点から本研究は日本人を対象
of sleep medicine. 4th Edn. W.B.
とした大規模な疫学調査であり非常に有
Saunders
益な研究といえる。不十分な睡眠など睡
眠障害は冠動脈性心臓病リスクを増加さ
せ、またメタボリックシンドローム症状
を持ち合わせる人はそのリスクが相乗す
17
Company,
Philadelphia,
pp.1157-1217
3. El-Ad B, Korczyn AD. Disorders of
excessive
daytime
sleepiness:
An
update. J Neurol Sci 153; 192-202
4. Kim K, Uchiyama M, Okawa M et al. an
ることが知られており 、今後睡眠習慣に
epidemiological study of insomnia
関する問題や睡眠障害を取り上げる時、
among the Japanese general population.
メタボリックシンドロームについても併
せて検討することの重要性を示唆する。
本研究は横断研究であり、今後コホート
研究などによる詳細な検討が必要である。
Sleep 23(1) 1-7, 2000
5. Ohayon MM. Epidemiology of insomnia:
what we know and what we still need to
learn Sleep Medicine Reviews, Vol. 6,
No. 2, pp 97–111, 2002
6. EO Bixler, A Kales, CR Soldatos et
E.結語
al. prevalence of sleep disorders in
「男性」
、
「年齢階級」が高くなる、
「不眠
the Los Angeles metropolitan area. Am
症」の訴え、
「いびきを毎日かく」という
J Psychiatry 1979; 136:1257-1262
睡眠障害を持つものほどメタボリックシ
7. Ayas NT, White DP, Al-Delaimy WK et al.
ンドロームおよび構成疾患の有病率は高
A prospective study of self-reported
値を示した。不眠の予防、治療は、睡眠
sleep duration and incident diabetes in
障害そのものの改善だけでなく、身体的
women. Diabetes Care 26:380–384, 2003
疾病の予防、治療につながると考えられ
8. Gottlieb DJ, Punjabi NM, Newman AB,
る。不眠という訴えとともに起こりうる
Resnick HE, Redline S, Baldwin CM, Nieto
疾病に着目することが重要である。
FJ. Association of sleep time with
diabetes mellitus and impaired glucose
参考文献
tolerance. Arch Intern Med.
1. Gillin JC and Benca RM. psychiatric
2005;165(8):863-7.
Development of the Metabolic Syndrome.
9. Yaggi HK, Araujo AB, McKinlay JB.
Sleep duration as a risk factor for the
SLEEP 33(12), 1633-1640, 2010.
development of type 2 diabetes.
17. Loponen M, Hublin C, Kalimo R et al.
Diabetes Care. 2006; 29 (3):657-61.
Joint effect of self-reported sleep
10.Taheri S, Lin L, Austin D, Young T,
problems and three components of the
Mignot E. Short sleep duration is
metabolic syndrome on risk of coronary
associated with reduced leptin,
heart disease.
elevated ghrelin, and increased body
J Psychosom Res. 68(2):149-58, 2010
mass index. PLoS Med. 2004 Dec;1(3):e62.
F. 健康危険情報
Epub 2004 Dec 7.
特になし
11.Gottlieb DJ, Redline S, Nieto FJ,
Baldwin CM, Newman AB, Resnick HE,
Punjabi NM. Association of usual sleep
G. 研究発表
duration with hypertension: the Sleep
G-1. 論文発表
1. Suzuki H, Kaneita Y, Osaki Y,
Heart Health Study. Sleep.
Minowa M, Kanda H, Suzuki K, Wada
2006;29(8):1009-14.
12.Ayas NT, White DP, Manson JE, Stampfer
K, Hayashi K, Tanihata T, Ohida
MJ, Speizer FE, Malhotra A, Hu FB: A
T. Clarification of the factor
prospective study of sleep duration and
structure of the 12-item General
coronary heart disease in women. Arch
Health Questionnaire among
Intern Med 163:205–209, 2003
Japanese adolescents and
13. 厚生労働省.平成 19 年国民健康・栄
Psychiatry Res (in press).
養調査報告
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenko
Keckeis
M,
2. Furihata R, Uchiyama M,
Takahashi S, Konno C, Suzuki M,
u/eiyou09/01.html
14.
associated sleep status.
Lattova
Z,
Osaki K, Kaneita Y, Ohida T.
Maurovich-Horvat E et al. Impaired
Self-help behaviors for sleep
Glucose Tolerance in Sleep Disorders.
and depression: A Japanese
PLoS One 5(3) e944 , 2010
nationwide general population
15. Ashfaq H, Nazia U, T.L.N Awamy et
al. Correlation of clinical profiles
with obstructive sleep apnea and
survey. J Affect Disord (in
press).
3. Kanda H, Osaki Y, Ohida
metabolic syndrome. Sleep breath.
T, Kaneita Y, Munezawa T. Age
2011 (in press)
verification cards fail to fully
16. Wendy MT, Daniel JB, Karen AM et al.
Sleep
Symptoms
Predict
the
prevent minors from accessing
tobacco products. Tob Control.
2011;20:163-5.
4. Munezawa T, Kaneita Y, Osaki Y,
Takemura S, Hayashi K.
Prevalence of and factors
Kanda H, Ohtsu T, Suzuki H,
associated with smoking among
Minowa M, Suzuki K, Higuchi S,
Japanese medical students. J
Mori J, Ohida T. Nightmare and
Epidemiol. 2010;20:339-45.
sleep paralysis among Japanese
9. Kaji T, Mishima K, Kitamura S,
adolescents: a nationwide
Enomoto M, Nagase Y, Li
representative survey. Sleep Med.
L, Kaneita Y, Ohida T, Nishikawa
2011;12:56-64.
T, Uchiyama M. Relationship
5. Yokoyama E, Kaneita Y, Saito Y,
between late-life depression and
Uchiyama M, Matsuzaki Y, Tamaki
life stressors: large-scale
T, Munezawa T, Ohida T.
cross-sectional study of a
Association between depression
representative sample of the
and insomnia subtypes: a
Japanese general population.
longitudinal study on the
Psychiatry Clin Neurosci.
elderly in Japan. Sleep.
2010;64:426-34.
2010;33:1693-702.
6. Ohtsu T, Kokaze A, Shimada
10. Kaneita Y, Uchida T, Ohida T.
Epidemiological study of smoking
N, Kaneita Y, Shirasawa T, Ochiai
among Japanese physicians. Prev
H, Hoshino H, Takaishi M. General
Med. 2010;51:164-7.
consumer awareness of warnings
11. Enomoto M, Tsutsui T, Higashino
regarding the consumption of
S, Otaga M, Higuchi S, Aritake S,
alcoholic beverages. Acta Med
Hida A, Tamura M, Matsuura
Okayama. 2010;64:225-32.
M, Kaneita Y, Takahashi K,
7. Akahoshi T, Uematsu A, Akashiba
Mishima K. Sleep-related
T, Nagaoka K, Kiyofuji K,
problems and use of hypnotics in
Kawahara S, Hattori T, Kaneita Y,
inpatients of acute hospital
Yoshizawa T, Takahashi N,
wards. Gen Hosp Psychiatry.
Uchiyama M, Hashimoto S.
2010 ;32:276-83.
Obstructive sleep apnoea is
G-2. 学会発表
associated with risk factors
ア. 兼板佳孝: 第 69 回日本公衆衛生学会
comprising the metabolic
総会奨励賞受賞講演,睡眠習慣に関す
syndrome. Respirology.
る公衆衛生学研究. 第 69 回日本公衆
2010 ;15:1122-6.
衛生学会総会, 東京,2010.10
8. Tamaki T, Kaneita Y, Ohida T,
イ. 兼板佳孝: 交替制勤務が心血管疾患
Yokoyama E, Osaki Y, Kanda H,
危険因子に及ぼす影響(睡眠衛生シン
ポジウム:睡眠と生活習慣病).第 80
之,大津忠弘,有竹清夏:日中の過剰
回日本衛生学会学術総会,仙台,
な眠気と睡眠障害との関連-高校生
2010.5
を対象とした縦断調査研究-.日本睡
ウ. 兼板佳孝: 思春期の睡眠(シンポジウ
ム:小児の睡眠習慣を考える).日本
睡眠学会第 35 回定期学術集会, 名古
屋, 2010.7
眠学会第 35 回定期学術集会,名古屋,
2010.7
コ. 宗澤岳史,兼板佳孝,尾崎米厚,神田
秀幸,簑輪眞澄,大井田隆:中学生・
エ. 兼板佳孝: 学校保健における睡眠公
高校生の衝動性と怒りに関する全国
衆衛生(シンポジウム 4:睡眠公衆衛
調査.第 69 回日本公衆衛生学会総会,
生の推進に向けて)
.第 69 回日本公衆
東京,2010.10
衛生学会総会, 東京,2010.10
オ. 西村美八,松坂方士,高橋一平,壇上
サ. 井谷修,大井田隆,横山英世,兼板佳
孝,玉城哲雄,村田厚,宗澤岳史,山
和真,梅田孝,兼板佳孝,大井田隆,
本隆一郎:労働時間、休養、余暇と生
中路重之:農村部に在住する一般住民
活習慣病との関連性について.第 69
における睡眠時間と肥満との関係に
回日本公衆衛生学会総会, 東京,
ついて.第 80 回日本衛生学会学術総
2010.10
会,仙台,2010.5
カ. 降旗隆二,大嵜公一,今野千聖,鈴木
シ. 神田秀幸,尾崎米厚,大井田隆,兼板
佳孝,宗澤岳史,谷畑健生,簑輪眞澄,
正泰,高橋栄,兼板佳孝,大井田隆,
鈴木健二:Taspoは中高生の自動販売
内山真:うつ病と自己睡眠対処行動の
機によるタバコ購入を完全に防止し
関連.第 106 回日本精神神経学会学術
ていない.第 69 回日本公衆衛生学会
総会,広島,2010.5
総会, 東京,2010.10
キ. 榎本みのり,北村真吾,有竹清夏,肥
ス. 谷畑健生,尾崎米厚,神田秀幸,兼板
田昌子,守口善也,草薙宏明,兼板佳
佳孝,大井田隆,簑輪眞澄,和田清,
孝,筒井孝子,三島和夫:日本におけ
鈴木健二,林謙治:青少年の喫煙、睡
る 5 年間の睡眠薬の処方実態.日本睡
眠障害と精神的健康度:2004 年度、
眠学会第 35 回定期学術集会,名古屋,
全国規模調査の断面調査結果.第 69
2010.7
回日本公衆衛生学会総会, 東京,
ク. 宗澤岳史,兼板佳孝,尾崎米厚,神田
秀幸,簑輪眞澄,鈴木健二,樋口進,
2010.10
セ. 大津忠弘,兼板佳孝,中路重之,宗澤
大井田隆:中学生・高校生を対象とし
岳史,小風暁,島田直樹,大井田隆:
た消灯後の携帯電話使用と不眠症状
休養の在り方と主観的健康感との関
に関する全国調査.日本睡眠学会第
連についての疫学研究.第 69 回日本
35 回定期学術集会,名古屋,2010.7
公衆衛生学会総会, 東京,2010.10
ケ. 山本隆一郎,兼板佳孝,大井田隆,横
山英世,玉城哲雄,宗澤岳史,鈴木博
ソ. 山本隆一郎,兼板佳孝,大井田隆:医
師の飲酒習慣とその関連要因の探索.
第 69 回日本公衆衛生学会総会, 東京,
栄,兼板佳孝,大井田隆,赤星俊樹,
2010.10
赤柴恒人,内山真:一般成人における
タ. 西村美八,壇上和真,松坂方士,高橋
睡眠習慣と不眠の関連性について.第
一平,梅田孝,兼板佳孝,大井田隆,
26 回不眠研究会研究発表会,東京,
中路重之:一般住民における睡眠時間
2010.12
と肥満との関係-岩木健康増進プロ
ト. 降旗隆二,内山真,高橋栄,今野千聖,
ジェクトの結果から-.第 69 回日本
鈴木正泰,大嵜公一,兼板佳孝,大井
公衆衛生学会総会, 東京,2010.10
田隆:日本におけるうつ病と自己睡眠
チ. 近藤修治,若尾勇,岩佐翼,眞川幸治,
対処行動の関連:大規模疫学調査の解
西垣明子,塚本和秀,兼板佳孝,石津
析.第 26 回不眠研究会研究発表会,
博子:初発患者情報及び接触状況の相
東京,2010.12
違による結核接触者健診対象者への
QFT結果への影響. 第 69 回日本公衆
衛生学会総会, 東京,2010.10
ツ. 中込 祥,兼板佳孝,玉城哲雄,横山
英世,大井田隆:妊婦の日中の過度の
眠気に関する疫学的研究.第 500 回
日大医学会例会, 東京,2010.11
テ. 金野倫子,今野千聖,降旗隆二,高橋
H. 知的財産権の出願・登録状況
特になし
表1.解析例の特性
性別
男性
女性
年齢, y
腹囲, cm
BMI
収縮期血圧平均, mmHg
拡張期血圧平均, mmHg
グルコース, mg/dL
トリグリセライド, mg/dL
HDLコレステロール, mg/dL
N / 平均
% / SD
1592
2344
40.4
59.6
56.5
83.3
23.1
132.0
79.3
106.7
129.8
64.0
16.3
10.2
3.6
20.6
11.8
33.5
89.4
17.1
メタボリックシンドローム
内臓脂肪蓄積
血圧高値
高血糖
血清脂質異常
降圧薬の服用
血糖降下薬の使用
抗中性脂肪薬の使用
757
1344
2334
1120
1213
918
201
116
19.2
34.1
59.3
28.5
30.8
23.3
5.1
2.9
不眠症
いびきを毎日かく
睡眠中に呼吸が止まる
睡眠時間
5時間未満
5時間以上6時間未満
6時間以上7時間未満
時間 上 時間未満
7時間以上8時間未満
8時間以上
睡眠による休養不足
1427
993
293
36.3
25.2
7.4
201
789
1511
905
530
739
5.1
20.0
38.4
23.0
13.5
18.8
表2.メタボリックシンドロームの有病率
%
性別
男性
女性
年齢階級
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
睡眠時間
5時間未満
5時間以上6時間未満
6時間以上7時間未満
7時間以上8時間未満
8時間以上
睡眠による休養不足
なし
あり
p値
<0.01
32.6
10.2
<0.01
2.0
7.0
12.2
16.5
27.6
28.2
<0.01
16.9
23.3
<0.01
14.8
32.4
<0.01
17.8
36.9
<0.01
14.4
14.6
17.7
22.2
27.4
<0.01
20.5
13.8
表3.メタボリックシンドロームおよび構成疾患と生活習慣の関連(男女合わせて解析)
メタボリックシンドローム
95%信頼区間
調整オッズ比
性別
男性
女性
年齢階級
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70歳以上
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
睡眠時間
<5
5≦ <6
6≦ <7
7≦ <8
8≦ 睡眠による休養不足
なし
あり
大きなストレス
なし
あり
喫煙習慣
なし
あり
週3日以上の飲酒習慣
なし
あり
1日2回以上の間食
なし
あり
1日1回以上の外食
なし
あり
1日1回以上の欠食
なし
あり
運動習慣
なし
あり
p値
調整オッズ比
内臓脂肪蓄積
95%信頼区間
0.00
1.00
0.26
0.21
0.19
0.05
0.35
0.39
0.83
1.03
1.91
2.05
2.05
3.63
3.96
1.03
0.33
0.59
1.00
1.17
2.00
2.14
0.21
0.43
0.54
0.80
0.89
1.54
1.64
1.53
2.59
2.79
0.93
1.00
1.89
1.56
1.60
0.85
1.53
1.07
0.51
0.72
1.30
1.21
0.88
0.86
1.38
1.46
2.26
4.02
8.74
3.66
6.59
15.28
1.08
1.03
0.98
0.56
0.75
1.20
1.16
0.81
0.71
1.21
1.15
0.37
0.67
1.16
1.00
0.86
0.68
0.87
0.88
1.00
0.83
0.95
1.00
1 06
1.06
0.60
0.71
1.26
1.09
0.68
0.73
1.03
1.25
0 81
0.81
1 39
1.39
0 76
0.76
0.85
0.76
0.69
1.03
0.82
0.80
1.27
1.09
0.91
1.34
0.90
0.17
0.91
1.74
1.00
1.40
1.07
0.81
0.88
0.66
1.43
1.00
0.99
0.72
1.36
0.09
1.00
0.84
0.70
1.02
0.69
0.70
0.98
0.97
0.82
1.17
0.93
1.26
1.00
1.50
1.27
1.77
0.00
0.80
1.00
0.97
1.74
0.64
0.81
1.32
1.24
0.92
1.02
1.36
1.60
0.88
0.74
1.27
0.57
0.80
1.18
1.20
1.08
0.87
1.56
1.37
0.03
0.82
0.97
1.00
1.30
1.09
0.90
1.00
1.01
1.39
0 83
0.83
1 32
1.32
0.88
1.32
0.74
0.82
1.25
0.11
1.00
1 18
1.18
0 96
0.96
1 46
1.46
1.00
1.41
1.17
1.69
0.00
0.00
1.00
0.75
1.06
0.81
1.19
0.63
0.89
0.67
1.00
1.04
0.87
1.25
1.00
0.93
0.71
1.22
0.90
1.00
0.98
0.72
1.33
0.60
0.01
1.00
1.53
1.12
0.06
1.00
1.32
2.10
0.79
1.00
0.98
0.32
1.00
1.08
0.85
1.00
0.98
1.32
0.03
1.00
0.83
1.20
0.80
1.00
0.96
1.58
1.72
1.68
0.18
1.00
0.88
1.44
0.97
1.00
0.97
0.84
0.61
1.00
1.08
1.85
0.96
1.05
1.01
0.47
1.00
1.08
1.34
0.02
1.00
1.26
1.26
0.36
1.00
1.10
0.63
0.93
0.70
1.00
1 05
1.05
1.59
0.26
0.53
0.00
0.40
0.70
1.00
1.23
1.34
1.31
0.38
1.00
1.11
1.29
0.32
1.00
1.10
0.92
0.00
1.00
1.31
1.17
0.92
1.00
1.01
0.84
0.55
0.23
0.92
1.00
1.00
1.11
1.28
1 06
1.06
0.83
1.00
0.98
2.14
4.60
6.11
0.69
1.00
1.04
1.12
0.09
1.00
0.84
0 68
0.68
0.39
0.08
1.00
1.30
1.09
0.42
1.00
0.92
1.32
1.18
2.63
3.46
0.14
1.00
0 85
0.85
1 20
1.20
0.61
1.00
1.06
0.70
0.69
1.00
0 96
0.96
0.76
0.94
0.22
1.00
0.87
1.07
0.68
0.24
0.47
0.47
0.18
1.00
0.88
1.14
0.99
1.76
0.46
1.00
1.06
0.90
1.25
p値
0.00
1.00
0.46
0.99
1.00
1.00
1.94
0.79
0.82
0.93
1.00
0.99
0.91
0.80
0.06
1.00
1.38
血清脂質異常
95%信頼区間
0.35
1.00
1.08
1.52
調整オッズ比
0.00
0.43
0.66
1.00
1.59
3.48
4.60
1.52
p値
0.58
1.00
0.95
0.02
1.00
1.25
1.91
0.60
0.82
0.93
1.00
1.10
1.12
0.43
0.50
0.02
1.00
1.43
高血糖
95%信頼区間
0.00
1.00
1.28
2.26
0.39
1.00
1.14
0.18
0.28
0.00
1.00
1.90
2.30
調整オッズ比
0.00
0.27
0.37
1.00
2.87
5.15
11.56
1.28
0.00
p値
0.58
0.30
1.00
1.09
1.48
0.40
0.00
0.02
1.00
1.23
血圧高値
95%信頼区間
0.00
1.00
0.48
0.27
0.00
0.14
0.54
1.00
1.46
2.63
2.85
調整オッズ比
0.00
1.00
0.23
0.32
p値
0.63
1.00
0.96
0.82
1.13
表4.メタボリックシンドロームおよび構成疾患と睡眠症状の関連(男性のみで解析)
メタボリックシンドローム
95%信頼区間
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
p値
調整オッズ比
内臓脂肪蓄積
95%信頼区間
0.27
1.00
1.14
0.90
0.74
1.34
1.29
0.81
1.53
1.02
1.96
調整オッズ比
高血糖
95%信頼区間
0.81
0.82
1.33
0.67
1.12
0.06
1.00
1.46
0.98
2.15
調整オッズ比
血清脂質異常
95%信頼区間
p値
0.93
1.00
0.99
0.80
1.23
1.00
1.60
1.27
2.01
0.28
1.00
0.87
1.42
p値
0.70
1.00
1.05
1.81
0.04
1.00
1.42
p値
0.62
1.00
1.07
2.06
0.52
1.00
1.11
1.05
0.00
1.00
1.63
2.18
血圧高値
95%信頼区間
0.02
1.00
1.38
1.16
0.00
1.00
1.71
調整オッズ比
0.51
1.00
0.93
1.44
p値
0.00
0.31
1.00
1.19
0.85
1.67
0.32
1.00
0.86
0.63
1.16
表5.メタボリックシンドロームおよび構成疾患と睡眠症状の関連(女性のみで解析)
メタボリックシンドローム
95%信頼区間
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
p値
調整オッズ比
内臓脂肪蓄積
95%信頼区間
0.02
1.00
1.43
1.06
1.02
1.60
1.74
0.67
3.28
p値
調整オッズ比
高血糖
95%信頼区間
1.54
1.08
0.89
1.36
0.90
1.50
0.10
1.00
1.69
0.90
3.17
調整オッズ比
血清脂質異常
95%信頼区間
0.94
1.45
1.00
1.33
1.04
1.72
0.02
0.01
1.00
1.15
0.68
0.58
2.29
1.00
2.24
1.22
4.13
p値
0.15
1.00
1.17
0.24
1.00
1.16
1.85
p値
0.38
1.00
1.10
0.01
1.00
1.41
2.91
0.33
1.00
1.49
0.98
0.00
1.00
2.25
3.03
血圧高値
95%信頼区間
0.07
1.00
1.23
1.61
0.00
1.00
2.20
調整オッズ比
0.04
1.00
1.28
1.93
p値
0.20
1.00
1.49
0.80
2.78
表6.メタボリックシンドロームの構成疾患と睡眠の関連(男女合わせて解析、内臓脂肪蓄積を調整した)
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
睡眠時間
<5
5≦ <6
6≦ <7
7≦ <8
8≦ 睡眠による休養不足
なし
あり
血圧高値
95%信頼区間
p値
調整オッズ比
高血糖
95%信頼区間
0.01
1.00
1.27
1.07
0.92
0.91
0.79
0.91
1.80
0.95
0.62
0.72
1.31
1.11
0.67
0.72
1.03
1.25
0.71
1.11
1.58
0.68
1.18
0.59
0.80
1.22
1.22
1.08
0.88
1.58
1.40
0.22
0.93
1.01
1.00
1.11
1.29
0.65
0.82
1.34
1.25
0.92
1.03
1.36
1.62
0.29
1.00
0.89
1.12
0.44
1.00
0.90
1.69
0.52
0.90
0.90
1.00
0.83
0.95
1.25
0.11
1.00
1.26
0.03
0.85
0.99
1.00
1.31
1.11
0.32
1.00
1.12
0.89
1.41
p値
0.00
1.00
1.33
1.13
0.16
1.00
1.28
0.92
0.52
1.00
0.94
1.35
血清脂質異常
95%信頼区間
0.39
1.00
1.07
1.26
0.32
1.00
1.11
調整オッズ比
0.38
1.00
1.07
1.51
p値
0.69
1.00
1.04
0.84
1.29
表7.生活習慣病と睡眠症状の関連(男性のみで解析)
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
血圧140/90以上
95%信頼区間
調整オッズ比
0.65
1.04
1.00
1.78
1.40
1.16
0.85
1.06
1.97
血糖110以上
95%信頼区間
p値
調整オッズ比
0.90
0.79
血糖126以上
95%信頼区間
0.78
0.67
0.74
1.00
1
00
1.12
0.79
TG 150以上
95%信頼区間
p値
調整オッズ比
0.66
HDL-C 40未満
95%信頼区間
0.34
1.00
0.90
0.72
1.12
0.98
1.28
2.03
0.80
1.00
0.79
0.58
1.09
調整オッズ比
0.56
1.30
0.85
2.46
LDL-C 140以上
95%信頼区間
0.77
0.65
1.78
p値
調整オッズ比
T-chol 220以上
95%信頼区間
0.78
1.30
0.97
0.77
0.99
1.00
1.00
1.31
0.77
1.30
0.16
1.00
0.77
0.54
1.11
p値
0.95
1.00
1.01
1.28
0.78
1.00
1.07
p値
0.96
1.00
1.01
1.71
0.15
3.05
1.72
0.43
1.00
1.17
0.66
0.18
1.00
0.99
2.02
0.00
1.00
1.61
0.79
0.06
1.00
1.41
1.64
0.46
11.00
00
1.44
p値
0.47
0.44
1.00
0.85
1.51
1.74
0.38
1.00
1.41
1.65
0.99
11.00
00
1.00
1.58
0.72
HbA1c 6.5%以上
95%信頼区間
調整オッズ比
1.00
1.17
1.35
0.53
0.54
0.69
1.00
0.88
1.26
0.99
1.00
1.00
1.12
p値
1.38
0.27
1.00
0.87
0.68
0.79
1.00
1.04
1.28
1.90
p値
0.93
1.00
0.97
0.67
1.00
1.09
1.74
0.99
1.00
1.00
1.07
0.17
1.00
1.25
血圧180/110以上
95%信頼区間
調整オッズ比
0.61
1.00
0.92
1.39
p値
0.02
1.00
1.42
1.84
0.02
1.00
1.44
血圧160/100以上
95%信頼区間
調整オッズ比
0.49
1.00
1.09
2.26
p値
0.00
1.00
1.46
0.00
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
p値
0.10
1.00
0.82
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
BMI25以上
95%信頼区間
0.48
1.00
0.88
0.62
1.26
表8.生活習慣病と睡眠症状の関連(女性のみで解析)
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
血圧140/90以上
95%信頼区間
調整オッズ比
1.00
1.56
1.00
2.10
1.64
0.83
0.94
0.89
2.98
血糖110以上
95%信頼区間
p値
調整オッズ比
0.77
0.90
血糖126以上
95%信頼区間
0.88
0.86
0.82
1.00
1
00
2.19
1.19
TG 150以上
95%信頼区間
p値
調整オッズ比
1.47
HDL-C 40未満
95%信頼区間
0.19
1.00
1.16
0.93
1.44
0.59
1.05
1.75
0.45
1.00
1.66
0.90
3.09
調整オッズ比
1.26
3.10
0.51
4.53
LDL-C 140以上
95%信頼区間
0.82
0.12
6.89
p値
調整オッズ比
T-chol 220以上
95%信頼区間
0.86
1.29
0.56
0.84
0.81
1.00
1.03
1.37
0.81
1.31
0.44
1.00
0.78
0.41
1.48
p値
0.60
1.00
1.05
1.23
0.91
1.00
0.89
p値
0.94
1.00
1.07
1.90
0.11
-
2.25
0.84
1.00
0.93
-
0.45
1.00
1.01
1.87
0.02
1.00
1.35
0.95
0.86
1.00
1.05
2.67
0.00
11.00
00
1.52
p値
0.63
0.08
1.00
1.97
5.83
3.09
1.00
-
2.96
0.00
11.00
00
2.92
4.05
0.49
HbA1c 6.5%以上
95%信頼区間
調整オッズ比
1.00
1.46
1.59
0.01
0.89
0.48
1.00
1.29
1.41
0.42
1.00
1.14
1.44
p値
1.53
0.40
1.00
1.12
0.68
0.29
1.00
1.16
1.37
1.25
p値
0.11
1.00
1.66
0.68
1.00
1.21
2.70
0.33
1.00
1.11
0.68
0.25
1.00
1.45
血圧180/110以上
95%信頼区間
調整オッズ比
0.92
1.00
0.98
1.55
p値
0.58
1.00
0.92
1.27
0.12
1.00
1.62
血圧160/100以上
95%信頼区間
調整オッズ比
0.14
1.00
1.21
2.70
p値
0.79
1.00
1.03
0.00
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
p値
0.05
1.00
1.25
調整オッズ比
不眠症
なし
あり
いびきを毎日かく
なし
あり
睡眠中に呼吸が止まる
なし
あり
BMI25以上
95%信頼区間
0.76
1.00
0.91
0.49
1.68