7295101

共同研究項目
「株式会社グリーン・ワイズ 本社ビル
太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」
平成17年度共同研究業務成果報告書
平成18年5月17日
共同研究者:株式会社グリーン・ワイズ
代表取締役社長 田丸 雄一
目
次
1.まえがき
2.研究の成果と達成状況
(1)
研究の成果
(2)
目的に照らした達成状況
3.研究発表・講演、文献、特許等の状況
(1)
研究発表
(2)
文献
(3)
特許等
(4)
その他の公表(プレス発表等)
4.あとがき
[添付資料]
1
システムデータ
1-1 基本データ
1-2 設備データ
1-3 コストデータ
2
完成写真
3
単線結線図
4
発注形態
5
共同研究費(実績額)内訳書
1.まえがき
わたしたち㈱グリーン・ワイズは1905年の創業以来、「花と緑がもっと身近にある暮ら
し」をテーマに空間緑化事業を営んでおります。
環境共生企業として、自然との持続可能な共生社会の回復に向けて、植物の魅力を伝え「遊・
職・住」空間の融合した緑豊かな街づくりを目指す中で、この度本社ビルへの太陽光発電の導
入を決定しました。
本社ビル屋上に約12kWの太陽光発電システムを設置し、その設置に関する効率向上技
術及びコストデータを取得するとともに、実際の負荷の下で継続運転したデータを収集します。
2.研究の成果と達成状況
(1)研究の成果
①
要約
㈱グリーン・ワイズでは本社ビルに12kW の太陽光発電システムの設置し、平成 18
年1月に完成しました。システムは現在順調に運転中で、本社施設内に電力を供給してい
ます。各種のデータの計測及び収集も開始し、今後 4 年間のデータ計測及び収集を行って
いきます。
②
本文
㈱グリーン・ワイズでは平成17年7月NEDO技術開発機構より太陽光発電新技術等
フィールドテスト事業の共同研究者として採択を受け、12kW 太陽光発電システムを設
置し平成 18 年 1 月に完成、現在順調に運転中です。
システム設置にあたっては効率向上及びコストダウンに留意し様々な工夫を施しました。
朝・夕または日中の建物他障害物の影による発電ロスを最小限にすべく、日影シミュレ
ーションを用いて太陽電池の最適なレイアウトを求めました。
インバータについても、日中常時日陰となる屋上ハト小屋の北側壁面に設置し、温度上
昇による変換効率低下を防ぐよう配慮しました。
太陽電池及びその設置の工法の選定にあたっては堅牢かつ低コストかつ検討に設置でき
る工法という観点から標準型多結晶シリコン太陽電池モジュールを折板屋根に直接設置す
ることとし、架台費、太陽電池費ともに削減することが出来ました。
なお、システムデータを添付資料 1 に、完成写真を添付資料 2 に示します。
(2)目的に照らした達成状況
現在、太陽光発電システムは順調に稼働しており、各種データも順調に収集中です。
発電電力量は、現在までの積算値において当初計画の予想発電量以上を記録しており、
今後の取得データにより高いシステム変換効率向上が証明されることが期待されます。
太陽電池及び架台については、使用実績の多い多結晶シリコンモジュールを折板屋根用
専用金物のみによって屋根に直接設置する工法を採用し、安価に設置することが出来まし
た。
3.研究発表・講演、文献、特許等の状況
(1)
研究発表
特になし。
(2)
文献
特になし。
(3)
特許等
特になし。
(4)
その他の公表(プレス発表等)
特になし。
4.あとがき
設置した太陽光発電システムは日々着実に発電を続け、化石燃料消費削減、CO2排出量
削減など地球環境に貢献しています。
今後は計測データを蓄積するとともに、太陽光発電による環境負荷低減の取り組みを広く
伝えていきたいと考えています。
採択番号
7295101
添付資料1
システムデータ
1. 基本データ
(採択番号 7295101)
項 目
事業年度
事業名
設備
名称
概要
システム種別
データ
平成17年度
太陽光発電新技術等フィールドテスト事業
株式会社グリー・ワイズ本社ビル太陽光発電システム
新型モジュール
採用型
建材
一体型
新制御方式
適用型
効率向上
追求型
CIS型・粒状型・両面発電型・
その他(
)
屋根材一体型・壁材一体型・ガラス一体型・
その他(
)
防災型・ピークカット型・融雪型・
その他(
)
計画時予想システム効率
75.00%
設備容量
12.5kW
設置方式
地上架台・屋上架台・屋根架台・屋根直付・建材一体
用途
備考
所内動力 用
PV完成日
平成
18年
1月
20日
運転開始日
平成
18年
1月
31日
PV設備価格
10.0百万円
説明
説明文
設置
名称
株式会社グリーン・ワイズ本社ビル
場所
住所
東京都
成果報告書本文参照
多摩市多摩センター2丁目2番地2号
位置
北緯
35度38分
東経139度25分
用途
庁舎・学校・工場・倉庫・病院・老人福祉施設・公民館・
図書館・博物館・事務所・店舗・駐車場・その他(
構造
新築・既築
鉄筋コンクリート造・鉄骨造・プレハブ・木造・その他(
規模
写真
設置者 共同研究者名
住所
)
延床面積
2869㎡
階数
地上2階
太陽光発電システムの設置状況写真
株式会社グリーン・ワイズ
東京都
多摩市多摩センター2丁目2番地2号
)
添付資料2参照
2. 設備データ
(採択番号 7295101)
項 目
データ
備考
単線結線図
(図面)
添付資料3参照
メーカ
京セラ株式会社
型式
SPG1786T-02
種類
太陽電池モ
変換効率
ジュール
最大出力
外形寸法
重量
モジュール数
モジュール構成
アレイ
単結晶、多結晶、a-Si、(
)
13.90%
178.6W
1290mm×990mm×36mm
15.5kg
70 枚
14直列× 5並列
最大出力
12.5kW
設置角度
0度
(日射計の設置角度:0度 )
設置方位
※水平面設置のため方位無し
16分割方位
(日射計の設置方位: )
製作メーカ
架台
材質
総重量
型式
P73D103KJ
三相 202 V
連系運転範 電圧
囲
周波数
202±20 V
電力変換効率
インバータ設置場所
外形寸法
重量
接続箱内蔵・TD内蔵 等
50±5 Hz
10 kVA × 1台
110 % 連続
92 %以上
屋外用
600mm×600mm×280mm
60kg
接続箱・TD内臓
設置台数
材質
PCメーカ
PC型式
計測ソフトメーカ・型式
表示盤
DC 200∼500 V
連系点電圧
過負荷耐量
大興物産株式会社
SDB-KJM
大綱物産株式会社
メーカ・型式
仕様
連系方式
高圧配電線に連系
逆潮流検出リレー設置の有無
無
売電用メーター設置の有無
無
契約種別
契約電力
折板屋根用専用金物
0.15t
山洋電気株式会社
インバータ 定格容量および台数
データ計測装置
SUS
メーカ
運転入力電圧範囲
接続箱
三晃金属株式会社
業務用電力 or 高圧A
130kW
連系箇所及び交流出力電圧
3. コストデータ(消費税は除く)
項 目
土木建築
工事費
(採択番号 7295101)
データ [百万円]
備 考
基礎関係工事費
0.0
装置据付等工事費
2.4
(2.2) ・( )内は、
試験調整費
0.3
(0.2)
電気配線配管等工事費
1
表示装置関連工事費
0
小 計
計測装置関係を除いた額
3.7
機械装置
太陽電池本体
等製作・
インバータ
1
購入費
アレイ架台
0.9
キュービクル
0.0
システム保護装置等
0.1
データ計測装置等
1.3
表示装置
・ 詳細は添付資料5に記載
4.6
0
小 計
7.9
FT事業対象設備の設置費用合計
11.6
同(計測・表示装置除く)
(10.)
(A)・・・PV設備価格
添付資料2
完
成
写
真
写真1.システム全景
写真2.インバータ
添付資料2
完
成
写
真
写真3.日射計
写真4.気温計
写真5.計測装置
添付資料3
単
線
結
線
図
添付資料4
発
注
[元
[共同研究者]
形
態
請]
[元請けからの発注先]
基礎関係工事
株式会社
装グ リ ー ン・ワ イ ズ
基礎工事無し
装置取付等工事
機械装置等製作費
太陽電池本体
鹿島建設
京セラ
株式会社
株式会社
太陽電池アレイ取付金物
取付工事一式
三晃金属
株式会社
インバータ
システム保護装置
山洋電気
株式会社
データ計測装置
大興物産
株式会社
添付資料5
共同研究費(実績額)内訳書
共同研究項目: 株式会社グリーン・ワイズ本社ビル新技術等フ
採択番号: 7295101
区分
金額(円)
(共同研究者: 株式会社グリーン・ワイズ )
内 訳 (円)
【 工 数 】
【 金額(円)】
Ⅰ.
11,440,000 1.土木・建築工事費
機械装
(1)基礎関係工事費
置等費
[
<
・基礎工事費[架台、キュービクル 等]
1 式=
・屋根修復工事費
1 式=
(2)装置据付等工事費
3,672,000 ]
0>
0
0
<
3,672,000 >
(
2,446,000 )
504,000
○装置据付工事費
・太陽電池据付工事費
1 式=
・インバータ据付工事費
1 式=
50,000
1 式=
220,000
・架台組立工事費
・キュービクル据付工事費
・システム保護装置等組立配線費
・データ計測装置据付工事費
・運搬費
・諸経費 他
○試験調整費
・システム保護装置試験費
・インバータ試験費
・計測装置調整費
・システム調整試験費(含む検査費)
○電気配線配管等工事費
・電気配線配管等工事費
・配線配管材料費
(3)表示装置関連工事費
合 計 13,213,200
注1)網掛けの欄に入力してください。
注2)共同研究費(実績額)内訳書は、丸めず円単位まで記入する。
式=
式=
式=
式=
式=
1
1
1
1
式=
式=
式=
式=
(
(
1 式=
1 式=
1 式= <
2.機械装置等製作・購入費
(1)太陽電池本体
364 千円/kW×
98 千円/kW×
(2)インバータ(インバータ保護装置含)
(3)付帯設備
○太陽電池アレイ架台
・パネル用架台
73 千円/kW×
・H鋼(ベースチャネル)
使用鋼材:
トン
・接続箱
使用数量:
個
○キュービクル
使用数量:
架
○システム保護装置等
・連系保護装置
・直流電源装置
容量:
0 Ah
・収納盤等(含むブレーカ等)
○蓄電装置
0 Ah
(4)データ計測装置等
・データ計測装置(含、トランスジューサ等)
・無停電電源装置
容量:
Ah
(5)表示装置
Ⅲ.
その他
0 2.旅費
経費
小 計 11,440,000
Ⅳ.
1,144,000 一般管理費 一般管理費率= %
総経費 12,584,000
消費税
629,200
上記の5%
1
1
1
1
1
11,440 千円×
12.5 kW
10.0 kW
12.5
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
[
<
<
<
(
kW
式=
式=
式= (
(
式=
式=
式=
式= (
<
式=
式=
式= <
0
0
270,000
312,000
1,090,000
250,000 )
50,000
50,000
50,000
100,000
976,000 )
466,000
510,000
0>
7,768,000
4,550,000
980,000
959,000
909,000
909,000
0
0
]
>
>
>
)
)
50,000 )
0
0
50,000
0)
1,279,000 >
1,231,000
48,000
>
1 式= [
0]
10.0 %= [
1,144,000 ]