お客さまのために 画像検査用ロボット 当社は、 「お客様第一・品質重視」のもと、絶えず変化する市場やお客さまのご期待に応えるために、 当社独自技術の開発と満足いただける製品の提供に取り組んでいます。 品質への取り組み 当社は、各事業所で ISO9001 を取得し、国際標準 に適合した品質管理システムを構築するとともに、次の ような品質目標の実現に向け取り組みを進めています。 ①製品品質の安定向上 ②コスト低減、納期満足の向上 ③お客さまの視点で魅力ある製品の開発 さらに、「品質は、人なり」のもとに、人材育成のため の教育・訓練を計画的に行っています。また、業務改善 などの職場内活動を通じて、社員一人ひとりの品質意識 高揚に努めています。 環境配慮製品 ■ RMadylo2(アルマジロ2)の開発 (FA ロボット電線事業部 技術部) 自立走行型ケーブル "RMadylo” をバージョンアップ しました。ケーブル撓みを防止するブロック形状に改良 を加え、走行距離を従来品比で最大2倍に拡大すると共 に、加減速時のケーブルの跳ね上がりを低減するなど 動作の安定性を向上させました。使用範囲が拡大した ことで、今まで以上に配線器具の軽量化や省スペース 化が図れる他、高寿命ケーブルとして廃棄物の削減効 果にも期待できます。 ■インジケータ画像検査機用 ロボットを導入 (機器事業部 産業機器部) お客さまに信頼いただける品質の製品をお届けするた め、最新の検査および信頼性試験装置を導入していま す。2015 年度は、産業機器部で、バッテリーインジケー タの製造ラインに画像検査機用ロボットを導入しまし た。インジケータの検査工程では全数検査を行ってお りますが、今回導入したロボットと当社で開発した微細 な欠点も発見できる画像検査機を組み合わせて使用する ことで、製造ラインでのオンタイム検査を行うことが可 能になりました。また、画像検査機による品質保証の実 現により、検査の大幅な省人化も期待できます。 RMadylo2(アルマジロ2) ■ DN5600E の開発 (機器事業部 ネットワーク機器部) 屋外用途でもご利用いただける PoE/PoE+ 給電に対 応したノンインテリジェント版スイッチングハブです。 10 CSR 報告書 2016 ポート構成はメタル(10/100/1,000Mbps)× 4 ポート で、-20 度~ +60 度の広い動作保証温度範囲で、設置 個所を問わず使用可能です。 規格である CISPR24 に対応しています。 ■化学物質管理体制 当社は、化学物質管理を実施するにあたり、社内標 準「化学物質管理標準」を制定し運用しています。こ の標準には、管理体制や役割及び責任、法令の順守、 運用管理、関連文書、提出書類等について記載してい マネジメント RoHS 対応品であり、また、情報技術装置のイミュニティ 化学物質管理 ます。事業所の運用管理については、関連文書に準じ ています。 <関連文書> (1)環境マニュアル(各事業所) RoHS 対応品 ■ロボットケーブル及び管路 R 測定器用 ケーブルシース材の DEHP フリー化 (技術開発本部 研究開発部) 欧州有害物質規制法である RoHS の禁止物質に電線用 被覆材にも使用されている DEHP が追加されたため、 ロボットケーブル及び管路 R 測定器用ケーブルシース材 (2)品質マニュアル(各事業所) (3)含有規制化学物質管理標準(佐賀事業所) (4)有害化学物質管理標準(本社・久留米事業所) (5)グリーン調達運用標準(本社・久留米事業所) (6)グリーン調達基準(本社・久留米事業所) (7)環境法規制等一覧表(各事業所) お客さまのために DN5600E ■ RoHS 指令・REACH 規則の対応 当社は、久留米事業所において 2005 年 5 月から 10 より、2015 年度久留米事業所で使用する自社開発コ 月にかけて化学物質管理体制を構築しました。2005 年 ンパウンドの DEHP フリー化を実現しました。 8 月には「グリーン調達基準」を制定し、RoHS 指令 など内外の化学物質関係法令に対応した禁止物質や 管理物質を定め「有害化学物質を入れない、使わな い、出さない !」ための対応を行っています。さらに、 2008 年 10 月に欧州 REACH 規則の SVHC ※第 1 次(15 物質)が公開されたことにより 2009 年 3 月に JAMP 地域社会のために の DEHP フリー化に取り組みました。この取り組みに MSDSPlus および JAMP AIS による調査を開始しまし た。その後、SVHC の公開が続き 2015 年 12 月に合計 高屈曲 CE マーキング対応ケーブル 従来ケーブル(CV、2PNCT 等)と比較して、高柔 軟性を有しており、狭い場所でのケーブル配線作業効 率アップ、曲げ半径を小さくできることによる省ス ペース設計、耐震・免震機器内及び機器間接続に適し 公開から半年後に情報提供の法的義務が発生します。 また、RoHS 指令に関しても 2015 年 6 月に新規 4 物質 が追加されることが決定しました。このように変化す る化学物質への要求に対応するため「グリーン調達基 準」の内容を適時改訂しています。 ●グリーン調達基準体制図 たケーブルを開発しました。DOP フリー、鉛を含ま ② AIS フォーマットによる調査依頼 ③お取引さまの監査 出荷 ②禁止物質不使用保証書 ③化学物質の含有情報報告 ④事前協議書 受入 AIS・MSDSPlus フォーマット(最新版) 検査 データベース化 ※ SVHC…Substances of Very High Concern(高懸念物質) 。発がん性などの 毒性が懸念され、REACH 規則で使用の認可の対象になる物質 DY-SOFT-C CSR 報告書 2016 11 環境への取り組み ①環境保全活動に関する取り組み調査票 お客さま 製品として適しています。 大電 ①グリーン調達基準 お取引先さま ない RoHS 指令対応品の材料を使用しており環境配慮 従業員とともに ■ DY-SOFT-C の開発 (電線事業部 技術部) 168 物質となりました。公開される SVHC については、
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