第9 土壌汚染 土壌汚染とは、重金属類やダイオキシン類等の有害物質を含んだ排水の流出や廃棄物の 不法投棄などにより、一定範囲の土壌が汚染されることをいいます。これら有害物質は分解さ れることなく蓄積され、畑作物に吸収されたり、河川水・地下水や粉じんに混じって、最終的に は我々人体に取り込まれて、健康を害することになります。市内の土壌汚染調査の結果、基準 を超過した場所はありませんが、今後も監視に努めていきます。 1 土壌汚染に係る環境基準 項目 環境上の条件 カドミウム 検液1Lにつき0.01㎎以下であり、かつ、農用地においては、米 1㎏につき1㎎未満であること。 全シアン 有機燐 鉛 六価クロム 検液中に検出されないこと。 検液中に検出されないこと。 検液1Lにつき0.01㎎以下であること。 検液1Lにつき0.05㎎以下であること。 砒素 総水銀 アルキル水銀 PCB 銅 ジクロロメタン 四塩化炭素 1,2-ジクロロエタン 1,1-ジクロロエチレン シス-1,2-ジクロロエチレン 1,1,1-トリクロロエタン 1,1,2-トリクロロエタン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン 1,3-ジクロロプロペン チウラム シマジン チオベンカルブ ベンゼン セレン ふっ素 ほう素 ダイオキシン類 2 検液1Lにつき0.01㎎以下であり、かつ、農用地(田に限る。)に おいては、土壌1㎏につき15㎎未満であること。 検液1Lにつき0.0005㎎以下であること。 検液中に検出されないこと。 検液中に検出されないこと。 農用地(田に限る。)において、土壌1㎏につき125㎎未満であること。 検液1Lにつき0.02㎎以下であること。 検液1Lにつき0.002㎎以下であること。 検液1Lにつき0.004㎎以下であること。 検液1Lにつき0.02㎎以下であること。 検液1Lにつき0.04㎎以下であること。 検液1Lにつき1㎎以下であること。 検液1Lにつき0.006㎎以下であること。 検液1Lにつき0.03㎎以下であること。 検液1Lにつき0.01㎎以下であること。 検液1Lにつき0.002㎎以下であること。 検液1Lにつき0.006㎎以下であること。 検液1Lにつき0.003㎎以下であること。 検液1Lにつき0.02㎎以下であること。 検液1Lにつき0.01㎎以下であること。 検液1Lにつき0.01㎎以下であること。 検液1Lにつき0.8㎎以下であること。 検液1Lにつき1㎎以下であること。 1,000pg-TEQ/g以下であること。 市内土壌汚染調査 35 3 (1) 重金属類調査 (溶出量) カドミウム、全シアン、有機燐、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、 アルキル水銀、PCB、セレン、ふっ素、ほう素 (含有量) カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、セレン、ふっ素、ほう素 調査地点 採取日 調査結果 下連雀ふじの木児童遊園 平成21年 基準超過は 1月27日(火) ありませんでした 上連雀なかよし児童遊園 (2) ダイオキシン類調査 三鷹市環境基本計画に基づき、河川・大気・土壌の3種類のダイオキシン類調査を 3年周期で行っています。平成19年度に土壌調査を実施しました。 調査地点 採取日 調査結果(pg-TEQ/g) 3.1 羽沢小学校 運動場 平成20年 1.4 第四小学校 運動場 2月8日(金) 3.8 第六中学校 運動場 工場等事業場における土壌汚染対策 土壌汚染対策法第3条及び環境確保条例第116条に基づき、有害物質取扱事業者や 土地の所有者等には、土壌汚染の調査及び対策が義務づけられています。 法第3条 条例第116条 使用が廃止された有害物質使用特定施設に 調査の 係る工場又は事業場の敷地であった土地の 実施主体 所有者等 有害物質取扱事業者 (条例に規定する工場又は指 定作業場を設置している者 で、有害物質を取り扱い、又 は取り扱ったことがある者) 調査報告 施設の使用廃止等、調査の義務が発生した の期限 日から起算して原則として120日以内 工場等を廃止又は除却しよう とする日の30日前まで 備考 法第3条の適用時には、以下の猶予規定等が ありますが、知事の確認等が必要です。 ①法第3条ただし書きが適用する場合 現在及び過去に取り扱った有 ・引き続き、工場又は事業場の敷地として使用 害物質が調査の対象となりま ・引き続き、居住用の建築物の敷地として使用 す。 ②敷地面積が300㎡以下で、周辺で地下水の飲 用利用がない場合は、調査義務は含有量調査 のみとなります。 その他、土地改変の際にも調査義務がかかる場合があります。詳しくはお問い合わせ ください。 36 第10 騒音 騒音とは、「好ましくない音」「不必要な音」の総称です。つまり、「騒音」という特別な音があ るわけではなく、それは聞く人の主観的な判断によって起こります。多くの人が騒音とする音と して、①概して大きい音②音色の不愉快な音③音声聴取を妨害する音④休養や安眠を妨害す る音⑤勉強や事務の能率を低下させる音⑥生理的障害を起こす音等があげられます。 騒音は「気がイライラする」「なんとなく不快だ」といった精神面への影響をもたらしたり、睡眠 妨害、会話、電話などの日常生活上の影響を起こすほか、長時間聞き続けることによって聴覚 を傷めるなどの障害を起こします。 騒音には、工場・事業場騒音、建設作業騒音、自動車交通騒音のほか、ピアノ・クーラー等 の近隣騒音、カラオケ等による深夜騒音があります。 工場・事業場騒音については、工場認可、指定作業場の届出、あるいは立入り調査の際に 随時指導しています。ただ市内には、中小の企業が多く、それを取り巻くように住宅化がすす み、住工混在となっていることが、騒音苦情の主因となっているようです。 近年、クーラー・ピアノ・換気扇などの生活騒音の苦情が、開放的な夏に集中しています。こ ういった近隣騒音は、被害者であると同時に加害者になる場合も多いので、お互い気を使うと いった心遣いをしたいものです。 深夜騒音は、コンビニエンスストアやトラック便が深夜や早朝に発着する荷扱所等、市内各 所から苦情が寄せられています。 1 騒音に係る環境基準 「環境基本法」に基づく、騒音に係る環境上の条件について、維持することが望ましい 基準で三鷹市に適用される基準は次のとおりです。この基準は航空機騒音、鉄道騒音 及び建設作業騒音には適用しません。 地域の類型 時間の区分 地域の区分 6時 昼間 22時 夜間 6時 一般の地域 55以下 45以下 第1種低層住居専用地域 第2種低層住居専用地域 第1種中高層住居専用地域 第2種中高層住居専用地域 これらに接する地先、水面 2車線以上の車線 を有する道路に面 する地域 60以下 55以下 一般の地域 55以下 45以下 B 第1種住居地域 第2種住居地域 準住居地域 用途地域の定めのない地域 これらに接する地先、水面 2車線以上の車線 を有する道路に面 する地域 65以下 60以下 一般の地域 60以下 50以下 C 近隣商業地域 商業地域 準工業地域 これらに接する地先、水面 車線を有する道路 に面する地域 65以下 60以下 70以下 65以下 A 幹線交通を担う道路に近接する空間 単位:等価騒音レベル(dB) 37 2 航空機騒音に係る環境基準 航空機騒音に係る環境基準をあてはめる地域の指定を、平成16年4月1日に調布飛行 場が受けました。(東京都では他に、東京国際空港、横田飛行場、厚木飛行場) 区域、基準は次のとおりです。 調布飛行場の設置を許可した件(H11運 輸省告示第15号。以下「告示」という。) 第3号に規定する着陸帯の南側短辺イロ の中心(以下「基準点(ア)という。)と北 側短辺ハニの中心(以下「基準点(イ)」と いう。)を結ぶ直線(以下「中心線」とい う。)から直角方向に東側3百6十メートル の地点を通る中心線と平行な直線、中心 線から直角方向に西側3百6十メートルの 区域 地点を通る中心線と平行な直線、中心線 上で基準点(ア)から南側1千6百3十メー トルの地点において中心線と直角に交わ る直線及び中心線上で基準点(イ)から 北側1千6百3十メートルの地点において 中心線と直角に交わる直線で囲まれた 区域。 但し、告示第2号に規定する調布飛行場 の区域を除く。 地域の類型 基準値 (WECPNL) 第1種低層住居専用地域 第2種低層住居専用地域 第1種中高層住居専用地域 第2種中高層住居専用地域 Ⅰ 第1種住居地域 第2種住居地域 準住居地域 用途地域の定めのない地域 70以下 近隣商業地域 商業地域 Ⅱ 準工業地域 工業地域 75以下 備考 1 測定は原則として連続7日間、暗騒音より10デシベル以上大きい航空機騒音のピーク レベル及び航空機の機数を記録するものとする。 2 評価は1のピークレベル及び航空機の機数から、下記の計算式による1日ごとの値 (WECPNL)を算出し、その全ての値をパワー平均して求めるものとする。 なお、機数「N」は下式に示すように、夕方及び夜間については機数の補正を行った加 重回数とする。 ___ WECPNL=dB+10log10N-27 ここで、 ___ : dB N(加重回数) : N1 : N2 : N3 : N4 : 1日のすべてのピークレベルをパワー平均したもの N2+3N3+10(N1+N4) 午前0時から午前7時までの間の航空機騒音発生回数 午前7時から午後7時までの間の航空機騒音発生回数 午後7時から午後10時までの間の航空機騒音発生回数 午後10時から午後12時までの間の航空機騒音発生回数 38 3 工場・事業場騒音 工場・事業場騒音は、プレス機、コンプレッサーなどを作動することで発生する衝撃音 や摩擦音等が複合され工場等の外部に出されるものです。その大きさは機械の動力、型 式、建物の構造、作業方法等により大きく異なり、これらの機械を使用する市内の工場 は小規模工場が多く、住宅や商店と混在しているのが特徴となっています。 (1) 騒音規制法の特定施設 下記の著しい騒音を発生する施設を特定施設といい、これらの施設を設置する工 場又は事業場を特定工場等として規制の対象としています。 イ 圧延機械(原動機の定格出力の合計が22.5kW以上のものに限る。) ロ 製管機械 ハ ベンディングマシン(ロール式のものであって、原動機の定格出力が3.75kW 1 以上のものに限る。) ニ 液圧プレス(矯正プレスを除く。) 金 ホ 機械プレス(呼び加圧能力が294キロニュートン以上のものに限る。) 属 加 ヘ せん断機(原動機の定格出力が3.75kW以上のものに限る。) 工 ト 鍛造機 機 チ ワイヤーフォーミングマシン 械 リ ブラスト(タンブラスト以外で、密閉式のものを除く。) ヌ タンブラー ル 切断機(といしを用いるものに限る。) 2 空気圧縮機及び送風機(原動機の定格出力が7.5kW以上のものに限る。) 3 土石用又は鉱物用の破砕機、摩砕機、ふるい及び分級機(原動機の定格出力が 7.5kW以上のものに限る。) 4 織機(原動機を用いるものに限る。) 5 イ コンクリートプラント(気ほうコンクリートプラントを除き、混練機の混練容量が 建設用 0.45m3以上のものに限る。) 資材製 造機械 ロ アスファルトプラント(混練機の混練重量が200kg以上のものに限る。) 6 穀物用製粉機(ロール式のものであって、原動機の定格出力が7.5kW以上のものに 限る。) イ ドラムバーカー 7 ロ チッパー(原動機の定格出力が2.25kW以上のものに限る。) 木 ハ 砕木機 材 ニ 帯のこ盤(製材用のものは原動機の定格出力が15kW以上のもの、木工用 加 のものは原動機の定格出力が2.25kW以上のものに限る。) 工 機 ホ 丸のこ盤(同上) 械 ヘ かんな盤(原動機の定格出力が2.25kW以上のものに限る。) 8 抄紙機 9 印刷機械(原動機を用いるものに限る。) 10 合成樹脂用射出成形機 11 鋳型造型機(ジョルト式のものに限る。) 39 (2) 騒音規制法の特定工場等に係る規制基準 敷地の境界における音量(dB) 時間の区分 6時 8時 19時 23時 6時 区域の区分 あてはめ地域 第1・2種低層住居専用地域 第1種区域 40 45 40 40 AA地域 第1・2種中高層住居専用地域 第1・2種住居地域 第2種区域 準住居地域 45 50 45 45 *第1特別地域 用途地域の定めのない地域 20時 近隣商業地域・商業地域 第3種区域 準工業地域 55 60 55 50 *第2特別地域 第4種区域 工業地域 60 70 60 55 1 第2種、第3種及び第4種区域内の学校(含む幼稚園)、保育所、病院、診療所(有 床)、図書館及び特別養護老人ホームの敷地の周囲おおむね50mの区域内(第1特別 地域及び第2特別地域を除く)における当該基準は、上欄の定める値から5デシベルを 減じた値とする。 2 第1種、第3種及び第4種区域に該当する地域に接する地先及び水面は、それぞれに 接する区域の基準が適用される。 20時 デシベルとは、計量法(平成4年法律第51号)別表第二に定める音圧レベル の計量単位をいう。 2 騒音の測定は、計量法第71条に規定する条件に合格した騒音計を用いて行 うものとする。この場合において、周波数補正回路はA特性を、動特性は速い動 特性(FAST)を用いることとする。 3 騒音の測定方法は、日本工業規格Z8731に定める騒音レベル測定方法によ るものとし、騒音の大きさの決定は、次のとおりとする。 ア 騒音計の指示値が変動せず、又は変動が尐ない場合は、その指示値とする。 イ 騒音計の指示値が周期的又は間欠的に変動し、その指示値の最大値がおお むね一定の場合は、その変動ごとの指示値の最大値の平均値とする。 ウ 騒音計の指示値が不規則かつ大幅に変動する場合は、測定値の90%レンジ の上端の数値とする。 エ 騒音計の指示値が周期的又は間欠的に変動し、その指示値の最大値が一 定でない場合は、その変動ごとの指示値の最大値の90%レンジの上端の数 値とする。 環境確保条例の工場・指定作業場に係る規制基準 規制基準は、「騒音規制法」の特定工場等に係る規制基準と同様です。 備考 1 (3) 40 4 建設作業騒音 建設作業に伴う騒音は、発生する騒音も衝撃的で、周辺住民に与える影響も大きなも のとなっています。工事は、工場などの騒音と比べると、一時期の作業期間で終わります が、突然、騒音を発生する作業が始まり、日常生活にも多大な影響を及ぼすので、事前 に付近住民に対する説明などを行うように指導しています。 騒音規制法の特定建設作業に係る基準 1 くい打機(もんけんを除く。)、くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜 機を除く。)を使用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く。) 2 びょう打機を使用する作業 3 さく岩機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1日に おける当該作業に係る2地点間の最大距離が50mを超えない作業に限る。) 特 定 4 空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるものであって、その原動機の定格出 建 力が15kW以上のものに限る。)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する 設 作業を除く。) 作 3 業 5 コンクリートプラント(混練機の混練容量が0.45m 以上のものに限る。)又はアス の ファルトプラント(混練機の混練重量が200kg以上のものに限る。)を設けて行う 種 作業(モルタルを製造するためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く。) 類 6 次の機器を使用する作業(「一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないも のとして環境大臣が指定するものを除く。) (1) バックホウ (原動機の定格出力が80kW以上のもの) (2) トラクターショベル (原動機の定格出力が70kW以上のもの) (3) ブルドーザー (原動機の定格出力が40kW以上のもの) 敷地境界における基準値(dB) 85 1号区域 午前7時~午後7時 作業時間 2号区域 午前6時~午後10時 日曜・休日における作業 禁止 備考 ・ 区域の区分 1号区域:第1・2種低層住居専用地域、第1・2種中高層住居専用地域、第1・2 種住居地域、準住居地域、商業地域、近隣商業地域、準工業地域、 用途地域として定められていない地域及び学校、病院等の周辺おお むね80m以内の区域 2号区域:工業地域のうち、学校、病院等の周辺おおむね80m以内の区域 ・ 適用除外 この基準は作業を開始した日に終わる特定建設作業には適用しない。 災害その他非常の事態の発生により緊急に行う必要がある場合等に適用除 外の規定が設けられている。 41 5 自動車交通騒音 自動車から発生する騒音は、主としてエンジン音、排気音、タイヤ音等ですが、道路上 を走行する自動車の騒音は、これらの音が合成された騒音です。車種別に比較してみる と1台あたりでは、大型トラックやバスの方が乗用車よりも大きな騒音を発しています。市 街地の道路では、各種の自動車が多数同時に走行しており、交通量が多いほど、また、 大型車が多く走行する道路ほど騒音レベルが大きくなっています。 (1) 騒音規制法の自動車騒音に係る要請限度 自動車騒音がこの限度を超えていることにより、道路の周辺の生活環境が著しく損 なわれると認めるときは、都公安委員会に対し、「道路交通法」の規定による措置を執 るべきことを要請することができます。 時間の区分 区域の あてはめ地域 車線等 区分 6時 昼間 22時 夜間 6時 第1種低層住居専用地域 1車線 65 55 第2種低層住居専用地域 a区域 第1種中高層住居専用地域 2車線以上 70 65 第2種中高層住居専用地域 第1種住居地域 1車線 65 55 第2種住居地域 b区域 準住居地域 2車線以上 75 70 用途地域の定めのない地域 近隣商業地域 1車線 75 70 商業地域 c区域 準工業地域 2車線以上 75 70 工業地域 幹線交通を担う道路に近接する区域 75 70 単位:等価騒音レベル(dB) 備考 1 2 3 4 5 測定評価の地点 (1) 道路に接して住居等が立地している場合は、道路端における騒音レベル とする。 (2) 道路に沿って非住居系の土地利用がなされ、道路から距離をおいて住居 等が立地している場合は、住居等に到達する騒音レベルを測定評価する。 騒音の測定は当該道路のうち原則として交差点を除く部分に係る自動車騒 音を対象とし、測定日数は、連続する7日間のうち当該自動車騒音の状況を代 表すると認められる3日間について行うものとする。 騒音の測定方法は、原則としてJIS Z8731に定める騒音レベル測定法による。 騒音の評価方法は、等価騒音レベルによるものとする。 騒音の大きさは、原則として測定した値を、3日間の全時間を通じて時間の区 分ごとにエネルギー平均した値とする。 42 (2) 市内主要沿道・交差点の測定結果 騒音、振動とNO2は、5~11月のそれぞれ5日間 測定日 交通量とSPMは11月の24時間 ●『上連雀浄水所』 N 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) ◎ 夜(22~6時) 武 上連雀浄水所 【振動レベル(dB)】 蔵 境 昼(8~19時) 通 り 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 上連雀9-41-4 日平均値の最高値 第2種中高層住居専用地域 同日・定点の値 ---(70) ---(68) 53(50) 47(44) 0.029(0.027) 0.019(0.032) 3 【SPM(㎎/m )】 平均値 同時間・定点の値 0.019(0.028) 0.017(0.024) 【断面交通量】 武蔵境通り 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 昼(6-22時) 1,074(1,434) 8,682(11,826) 9,756(13,260) 11.0(10.8) 夜(22-6時) 186(198) 1,488(1,878) 1,674(2,076) 11.1(9.5) 合計 1,260(1,632) 10,170(13,704) 11,430(15,336) 11.0(10.6) ※以下、( )内は平成19年度の数値 ●『榎本タイヤ』 N 榎本タイヤ ◎ 人見街道 上連雀9-18-16 第1種住居地域 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 【SPM(㎎/m3)】 平均値 同時間・定点の値 【断面交通量】 人見街道 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 大型車(台) 1,032(1,254) 108(78) 1,140(1,332) 70(70) 67(66) 50(---) 44(---) 0.033(0.027) 0.022(0.034) 0.019(0.031) 0.017(0.024) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 7,368(7,416) 8,400(8,670) 12.3(14.5) 1,242(1,194) 1,350(1,272) 8.0(6.1) 8,610(8,610) 9,750(9,942) 11.7(13.4) 43 ●『緑化センター』 N 緑化センター ◎ 東八道路(片側3車線) 新川6-30-22 第1種住居地域 【断面交通量】 東八道路 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 42(42) 38(38) 0.026(0.021) 0.022(0.031) 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 2,958(2,994) 25,134(25,200) 28,092(28,194) 10.5(10.6) 372(432) 3,456(3,504) 3,828(3,936) 9.7(11.0) 3,330(3,426) 28,590(28,704) 31,920(32,130) 10.4(10.7) ●『マサキヤ商店』 N ◎ マサキヤ商店 吉 祥 寺 通 り 下連雀1-13-1 第1種住居地域 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 【SPM(㎎/m3)】 平均値 同時間・定点の値 【断面交通量】 吉祥寺通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 68(67) 65(64) 72(72) 70(70) 54(---) 48(---) 0.042(0.041) 0.018(0.029) 0.021(0.036) 0.017(0.024) 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 2,538(3,066) 10,746(11,856) 13,284(14,922) 19.1(20.5) 426(378) 3,240(3,600) 3,666(3,978) 11.6(9.5) 2,964(3,444) 13,986(15,456) 16,950(18,900) 17.5(18.2) 44 ●『下連雀しんわ児童遊園』 N む ら さ き 橋 通 り 下連雀しんわ児童遊園 ◎ 下連雀2-26-9 第1種住居地域 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 69(69) 66(65) ---(46) ---(41) 0.031(0.034) 0.022(0.036) 【断面交通量】 むらさき橋通り 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 昼(6-22時) 1,146(1,416) 10,086(10,362) 11,232(11,778) 10.2(12.0) 夜(22-6時) 102(114) 1,176(1,398) 1,278(1,512) 8.0(7.5) 合計 1,248(1,530) 11,262(11,760) 12,510(13,290) 10.0(11.5) ●『井口郵便局前』 N ローソン ◎ か え で 通 り 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 井口郵便局 連雀通り 【SPM(㎎/m3)】 平均値 同時間・定点の値 井口3-1-7 第2種中高層住居専用地域 【断面交通量】 連雀通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 かえで通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 68(---) 65(---) 52(---) 45(---) 0.041(0.034) 0.040(0.044) 0.021(0.029) 0.017(0.024) 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 1,392(1,611) 9,141(8,877) 10,533(10,488) 13.2(15.4) 135(126) 1,356(1,446) 1,491(1,572) 9.1(8.0) 1,527(1,737) 10,497(10,323) 12,024(12,060) 12.7(14.4) 大型車(台) 小型車(台) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 1,092(1,059) 10,863(9,609) 11,955(10,668) 9.1(9.9) 69(78) 1,290(1,368) 1,359(1,446) 5.1(5.4) 1,161(1,137) 12,153(10,977) 13,314(12,114) 8.7(9.4) 45 ●『三鷹第六小前』 N 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~20時) 夜(20~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 む ら マツダアンフィニ さ き ◎ 橋 通 り 山中通り 下連雀7-3-7 準工業地域 【断面交通量】 山中通り 大型車(台) 小型車(台) 昼(6-22時) 540(531) 5,373(5,682) 夜(22-6時) 30(39) 519(765) 合計 570(570) 5,892(6,447) むらさき橋通り 大型車(台) 小型車(台) 昼(6-22時) 1,530(1,539) 9,135(10,836) 夜(22-6時) 180(285) 1,245(1,527) 合計 1,710(1,824) 10,380(12,363) ●『狐久保』 N ◎ 狐久保交番 【SPM(㎎/m3)】 平均値 同時間・定点の値 下連雀5-9-7 第1種住居地域 【断面交通量】 連雀通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 吉祥寺通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 大型車(台) 小型車(台) 1,404(1,476) 7,002(8,094) 135(204) 1,506(1,707) 1,539(1,680) 8,508(9,801) 大型車(台) 小型車(台) 2,106(2,148) 10,848(9,576) 303(372) 3,180(2,895) 2,409(2,520) 14,028(12,471) 46 53(53) 47(47) 0.039(0.039) 0.035(0.029) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 5,913(6,213) 9.1(8.5) 549(804) 5.5(4.9) 6,462(7,017) 8.8(8.1) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 10,665(12,375) 14.3(12.4) 1,425(1,812) 12.6(15.7) 12,090(14,187) 14.1(12.9) 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 連雀通り 吉 祥 寺 通 り 71(---) 67(---) 72(---) 69(---) 47(49) 44(46) 0.039(0.051) 0.025(0.048) 0.023(0.034) 0.017(0.024) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 8,406(9,570) 16.7(15.4) 1,641(1,911) 8.2(10.7) 10,047(11,481) 15.3(14.6) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 12,954(11,724) 16.3(18.3) 3,483(3,267) 8.7(11.4) 16,437(14,991) 14.7(16.8) ●『天文台北』 N 【等価騒音レベル(dB)】 昼(6~22時) 夜(22~6時) 【振動レベル(dB)】 昼(8~19時) 夜(19~8時) 【NO2(ppm)】 日平均値の最高値 同日・定点の値 東八道路(片側3車線) 天 文 台 通 り ◎ 大沢交番 【SPM(㎎/m3)】 平均値 同時間・定点の値 野崎4-8-29 準住居地域 【断面交通量】 東八道路 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 天文台通り 昼(6-22時) 夜(22-6時) 合計 大型車(台) 3,399(3,336) 363(381) 3,762(3,717) 大型車(台) 1,455(1,398) 159(183) 1,614(1,581) 小型車(台) 26,190(27,738) 3,282(3,369) 29,472(31,107) 小型車(台) 10,284(11,340) 1,374(1,497) 11,658(12,837) 47 72(---) 69(---) 49(50) 44(45) 0.035(0.047) 0.031(0.046) 0.017(0.031) 0.017(0.024) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 29,589(31,074) 11.5(10.7) 3,645(3,750) 10.0(10.2) 33,234(34,824) 11.3(10.7) 四輪合計(台) 大型車混入率(%) 11,739(12,738) 12.4(11.0) 1,533(1,680) 10.4(10.9) 13,272(14,418) 12.2(11.0) 6 近隣騒音 工場・指定作業場・建設作業・交通機関以外の、一般家庭・商店・飲食店等の日常生 活を発生源とする騒音は、被害を受ける範囲がせまく、限られた近隣間の問題として表 れてくると共に、発生する騒音も多種多様です。 それぞれのなにげない行為が、近隣にとっては非常に迷惑であり、感じ方の差は想像 以上に大きいものです。このように、近隣騒音は、私たちの生活にからみ合って発生し、 複雑多岐で、主観的要素も加わるため、その実態を充分に把握することは困難です。 何よりも大切なことは、ひとりひとりが地域住民の一員であることを自覚し、静穏で快 適な生活をおくれるよう、他人に迷惑をかけない”思いやり”を忘れないことです。 (1) 環境確保条例の拡声機に係る使用制限 何人も、直接に屋外に騒音を発する状態で拡声機を使用することはできません。た だし、公共のために使用する場合及び基準等を遵守して行われる商業宣伝を目的とし て使用する場合、その他規則で定める場合は除かれます。 1 次の区域において、拡声機を使用してはならない。 (1) 第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域及びそ 商業宣伝を目的と の周囲30m以内(遵守事項を守って自動車による等移動して拡 する拡声機の使用 声機を使用する場合を除く。) 禁止区域等 (2) 学校又は病院の敷地の周囲30m以内 2 航空機から機外に向けて拡声機を使用してはならない。 1 午後7時から翌日午前8時までの間は、拡声機を使用しないこと。 2 拡声機を使用するときは、使用時間は1回10分以内とし、1回につ き15分以上の休止時間をおくこと(同一場所において使用する場 合に限る。) 3 幅員5m(自動車による等移動して拡声機を使用する場合にあって 商業宣伝を目的と は4m)未満の道路において拡声機を使用しないこと。 する拡声機の使用 4 拡声機(携帯用の拡声機を除く。)の間隔は50m以上とすること。 に係る遵守事項 5 地上10m以上の位置で拡声機を使用しないこと。 6 地上5m以上の位置で拡声機(携帯用の拡声機を除く。)を使用す るときは拡声機は道路方向に平行にし、かつ、水平方向から下方 30度から45度までの角度で使用すること。 7 拡声機から発する音量は、基準の範囲内とすること。 1 祭礼、盆おどりその他の地域慣習となっている行事に伴い、基準 適用除外 の範囲内で午前8時から午後11時の間に使用する場合。 2 集団の整理誘導等のために使用する場合。 (2) 環境確保条例の日常生活等に適用する規制基準 何人も、規制基準を超える騒音を発生させてはならないこととなっており、その基準 は「環境確保条例」の工場・指定作業場に係る規制基準と同様です。 48 7 深夜騒音 (1) 夜間の静穏保持 何人も、午後8時から翌日午前6時までの間は、道路その他の公共の場所において みだりに付近の静穏を害する行為をすることが禁じられています。(環境確保条例第 133条) (2) 音響機器等の使用制限 飲食店営業及び喫茶店営業を営む者は、午後11時から翌日午前6時までの間は、 カラオケ等の音響機器を使用し、又はさせることが禁じられています。ただし、防音対 策を講ずることで、音が外部に漏れない場合等は除かれます。(環境確保条例131条) 用語解説 『WECPNL』(weighted equivalent continuous perceived noise level) 加重等価平均感覚騒音レベルのことで、感覚騒音レベルは昼夕夜に時間を区分し、 夕、夜について加重したエネルギー平均値で航空機騒音の評価に利用されている。 我が国では、感覚騒音レベルの代わりに騒音レベルのピーク値と昼夕夜別の加重機 数により略算する。 平成25年4月1日より、評価指標がWECPNLからLden(時間帯補正等価騒音レベル) に変更される。 『音の大きさのめやす(単位:dB)』 20 木の葉の触れ合う音、蛍光燈 30 郊外の深夜、ささやき声 40 深夜の街、小鳥のさえずり、静かな住宅地 50 静かな事務所、エアコン室外機 60 普通の会話、チャイム 70 騒々しい街頭、掃除機 80 地下鉄の車内、ピアノの音 90 大声、犬の鳴き声 100 電車が通るガード下 110 ヘリコプターのそば 120 飛行機のエンジンのそば 49
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