経営学研究科 経営学専攻 F I E L D O F S T U DY ◆ 専 攻 の ポイント 博士課程前期課程 博士課程前期課程には、研究者養成のためのアカデ Business PICK UP PICK UP 前 期 課 程 の 2 コース体 制 高 度 な 能 力・知 識 を 習 得 す る 3 つ の 専 門 分 野 ミック・コースと高度職業人養成のためのプロフェッ ショナル・コースの 2 コースがあります。専門はマネ リーダーシップを身につける ナンスの 3 つの分野に分かれ、各分野において、前期課 程にふさわしい高度な能力・知識の習得をめざしま す。また、経営学専攻で開講される授業のほか、各人 の英語力と希望に応じて英語で展開する国際経営学専 攻の専門科目を履修することもできます。修了に際し ては、修士論文かビジネス・ケースのいずれかを選択 マネジメント、マーケティング、 でき、正副 2 人の指導教授のきめ細かい指導を受ける アカウンティング&ファイナンスの ことができます。 3 つの分野を中心に、 世界を舞台にリーダーシップを発揮できる人材を育成します。 博士課程後期課程 ①マネジメント分野では、人や社会と調和のとれた組織マネジメントを 考える上で必要な科目を提供しています。具体的には、経営管理論、経 に鍛えます。前期課程修了後、そのまま後期課程に進学することを前提 営組織論、組織行動論、社会組織論、企業倫理論、経営戦略論、技術戦略 にカリキュラムが組まれていますが、前期課程だけで修了することも可 論などの科目を提供しています。 能です。 ②マーケティング分野では、市場と競争に関わる研究を進める上で必 ②プロフェッショナル・コースは、前期課程修了後、企業、行政機関、 要とされる科目を提供しています。具体的にはマーケティング戦略、流 NPO・NGO などにおいて、自分の専門を生かした高度職業人としてキャ 通システム、統計分析などの科目群です。講義科目を通じてマーケティ リアを築くことができる人材を育成するコースです。専門的な知識を身 ング研究に必要とされる調査、分析方法、戦略的発想法などを身につけ につけるだけでなく、その知識を実務にも応用できる力を養います。アカ ます。 デミックなアプローチによる修士論文の作成ではなく、より実務に近いビ ③アカウンティング&ファイナンス分野では、企業経営における財務お ジネス・ケースを執筆することで修士学位を取得することも可能です。 よび会計上の専門的な能力・知識を習得するために必要な科目を提供し ています。具体的には、財務会計論、金融経済論、ファイナンシャル・マ 経営学専攻 グローバル時代にふさわしい専門知識を身につけ、 ①アカデミック・コースは、博士学位の取得をめざすコースです。優 れた研究者になるために必要となる基礎的な能力を、前期課程で徹底的 経営学研究科 グローバル時代に向けた専門知識と ジメント、マーケティング、アカウンティング&ファイ ネジメントなどの科目を提供しています。 博士課程後期課程では、一人の大学院生に正副 2 人の 指導教授がついて徹底した個別指導を行います。この 教育制度によって、最先端の専門知識と幅広い経営知 識をもった優秀な研究者として独り立ちできる人材を 育成します。 経 営 学 専 攻 専 任 教 員 / 研 究テーマ *印の教員は、研究指導は担当しません。 秋野晶二 教授 石川淳 教授 佐々木宏 教授 保科悦久 特任教授* 技術と経営を研究テーマとする。これまで、マイク ロエレクトロニクス技術と企業経営、日本的生産シ ステム、情報ネットワーク化と企業経営、日本企業の EMS などについて、 海外進出と生産システムの変化、 その歴史と実態をふまえて、調査・研究してきた。 現在は、エレクトロニクス産業における生産のアウ トソーシングと EMS 産業の歴史的位置づけについ て研究している。 組織における人間の心理・行動に焦点を当て、人に も組織にも幸せをもたらすマネジメントを明らかに しようとしている。具体的には、リーダーシップや コミュニケーション、モチベーションなどが、創造的 成果やイノベーションとどのように関係しているの か、また、個人の満足度やストレスにどのように関 係しているのかについて研究している。この他に、 賃金制度に代表される報酬・評価マネジメントにつ いても関心をもっており、個人のモチベーションや 満足度に加えて、企業業績との関係についても分析 を行っている。 経営情報論を専門とし、e マーケティング、マーケ ティング・リサーチ、IT 経営、e ビジネス、IT イノベー 「情報」 ション、情報サービス産業、Web 社会など、 をキーワードに事業戦略、マネジメント・システム、 組織間関係、社会構造などに関する広範囲な現象を 研究対象にしている。 管理会計及び中小企業経営を主たる研究分野とす る。管理会計分野では、製造業の技術力がその企業 業績にどのように影響するのか、また中小企業経営 分野では、中小企業の資金調達形態と金融機関の対 応がどのように変化しているのかを研究テーマとし ている。 鈴木秀一 教授 鄭秀娟 特任准教授* 有馬賢治 教授 マーケティングの管理・戦略に関する理論研究を中 心課題としている。既存の研究潮流に見られる物財 中心の理論枠組みに対して、サービス財の特性を加 味した管理方法や戦略の立案方法の論理的フレーム ワークの構築をめざしている。また、顧客満足の具 体的な実施方法としての満足保証政策や顧客管理の 理念に配慮したマーケティングコンセプトなどにつ いても講義等では取り上げていく。 42 松井泰則 教授 国際財務会計を中心とした国際会計領域を研究対象 とする。主な内容は、①各国会計基準・各国会計制 度研究、②国際的統一会計基準としての国際財務報 告基準研究、③多国籍企業会計にまつわる各種テー マ研究(例:連結会計や外貨換算会計など)に分け られる。会計の技術的な側面にのみとらわれること なく歴史的、制度的、さらには学際的な視点から国 際会計を究明していきたい。 経営組織論を専門とし「経営戦略と組織構造」を 研究している。経営戦略論の中では資源ベース論 (RBV)に関心があり、RBV と組織理論との接点を、 特に日本企業の製造業を対象に研究している。具体 的なテーマは、自動車産業と電機産業におけるイノ ベーション、経営者の官僚制化、階層的な意思決定プ ロセス、組織のルーティンの進化、ダイナミック・ケイ パビリティ、企業文化の国際比較などに関心がある。 山口和範 教授 データ分析のための統計解析手法の開発や評価を主 な研究テーマとしている。また、最近の統計解析に は統計ソフトウェアが必須となっているが、統計ソ フトウェアの比較研究や統計計算アルゴリズムの研 究も行っている。 肩書きのないリーダーは自ら率先して、組織やチー ムのなかに質問と傾聴を通して対話を行い、権威、 権力ではなく、リーダーシップを発揮し、他人に影響 を与えてチームを同じ方向に向かわせるプロセスに 「幸福感」 (Happiness)というものはいかに、リー ダーのモチベーションになるかを研究している。 稲垣憲治 特任准教授* 効果的なリーダーシップ教育のあり方を主たる研究 テーマとしている。受講者の意識と行動の変容を起 こすための授業プログラムの作成、クラス内外での コミュニケーションとファシリテーション、フォロー アップ手段としてのコーチングなど、人を動かすた めの手法がいかにあるべきかを研究している。 ◆ 前期課程授業科目/単位 必修科目 経営学特論 選択必修科目 研究指導演習1 A・1 B 研究指導演習2 A・2 B 選択科目 [共通分野] ケーススタディ演習 A・B MBA イングリッシュ基礎・上級 [マネジメント分野] 経営管理特論1・2 企業倫理特論1・2 経営組織特論1・2 経営戦略特論1・2 人事管理特論1・2 Strategic Management 1・2 組織行動特論1・2 技術戦略特論1・2 社会組織特論1・2 コーポレート・ガバナンス特論 [マーケティング分野] マーケティング特論1・2 統計分析特論1・2 流通システム特論1・2 マーケティング戦略特論1・2 経営情報特論1・2 [アカウンティング&ファイナンス分野] ファイナンシャル・マネジメント1・2 コーポレート・ファイナンス特論 金融経済特論1・2 ファイナンス数量分析特論1・2 財務会計特論1・2 管理会計特論1・2 修了に必要な単位 必修科目 経営学特論 ………………………………… 2単位 選択必修科目 研究指導演習 ……………………………… 6単位 選択科目 ………………………………… 22 単位以上 合計 ………………………………………… 30 単位以上 ※上記科目は 2016 年4月現在のものです。 詳細は経営学研究科事務担当 TEL03-3985-2317までお問い合わせください。 ※授業科目の詳細は、シラバス検索をご利用ください。https://sy.rikkyo.ac.jp/timetable/ 43
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