平成29年度「糸満市子育て相談事業業務委託」仕様書 1 件 名 平成29年度糸満市子育て相談事業業務委託 2 委託期間 平成29年4月1日から平成30年3月31日まで 3 事業の主な概要 貧困等を起因として子育て困難に陥っている家庭(以下「養育困難家庭等」という。 )の保護者を対 象に相談支援等を通じて養育力の向上や貧困等からの脱却を図る目的に糸満市子育て相談事業を実施 する。 4 委託業務内容 養育困難家庭等の保護者に対し相談支援等を行うことで、子育てが困難となっている要因を明らか にしながら当該保護者の居場所の確保と養育力の向上を図り、もって貧困等からの脱却につなげるこ とを目的に糸満市子育て相談事業について次の内容で業務委託を行う。 (1)実施場所等 糸満市健康福祉ホール(ふくらしゃ館)子育て支援室等 (2)事業内容 ア 対象者 養育困難家庭等の保護者 イ 人員配置 事業趣旨を十分理解し、児童の育成に関する知識と経験を有する者のうちから、次の職員を配 置する。 (ア)常勤職員2名とし、次のとおり配置すること。 コーディネーター 1名 指導員 1名 (イ)専門家による個別相談について 専門家(精神保健福祉士等)による個別相談を定期的に実施する。 ウ 支援内容 次の支援を行う。 (ア) 相談の受付と傾聴 (イ) 子育てに対する助言や関係機関との調整 (ウ) 親の居場所づくり (エ) 市内保育所、子育て支援センター、本市保健師、家庭児童相談員と連携し、支援を要する 家庭への相談支援 (オ) 専門家等への個別相談の調整 1 (カ) その他子育て支援に関する事業 エ 支援にあたっての留意点 (ア)対象者を取り巻く状況と課題について、十分検討すること。 (イ)対象者を支援するための人材と社会資源を活用すること。 (ウ)本事業の実施にあたっては、本市の関連する部署等と必要に応じて協議しながら進めるこ と。 5 支援の流れ (1)相談支援の受理 受託者は、糸満市の求めに応じて相談支援を行う。この場合、事前に相談者に関する情報等につ いて行政と会議等を開催し相談者の状況把握に努める。 (2)相談支援 受託者は、日程調整し相談支援を実施するとともに、相談内容等を記載した相談記録簿を作成す る。 (3)個別相談 相談者のうち、特に支援が必要と認める者については、精神保健福祉士等の専門家の個別相談に つなげる。 (4)個別相談の決定 個別相談は、コーディネーター等が相談者からの相談内容及び心身の状況等を勘案して選定する。 選定は、会議を開催し決定する。なお、特に必要があると認めるときは、相談者以外の者でも個別 相談を行うことができる。ただし、この場合であっても会議を開催し決定する。 (5)支援者情報提供 本市は、支援に必要な情報を、支援を受ける本人から同意を得て、受託者に提供する。 (6)報告 受託者は、定期的に事務局会議を開催し、事業の進ちょく状況を市長に報告する。当該会議は、 所管課職員も出席することができる。 6 個人情報の保護 受託者は、糸満市個人情報保護条例及び糸満市個人情報保護条例施行規則に基づき、個人情報の保 護に努めなければならない。なお、個人情報を取扱う常勤職員等に対し、以下の取組を実施する。 (1)規程の周知について 受託者は、個人情報の取扱いに関する規程(個人情報の使用・保存・廃棄等に関する規程及び個 人情報漏えい・紛失・滅失・盗難等事故時の対応規程)を整備する。規程は、雇用時及び個人情報 保護の研修時に周知する。 (2)個人情報保護の研修 常勤職員については委託契約期間内に、個人情報保護の研修を実施する。 (3)誓約書について 個人情報を適切に取扱う旨の誓約書を、雇用契約時に取り交わすこととする。 2 (4)常勤職員等の責務 常勤職員等は、その業務を行うにあたり、当該利用者世帯等に関して職務上知り得た秘密を他に 漏らしてはならない。常勤職員等の業務に従事しなくなった後においても同様とする。 7 その他 (1)事業実施にあたっては、関係法令を遵守して行う。 (2)委託業務の全部または一部を第三者に委託し、または請け負わせることを禁止する。ただし、本 事業の達成のために必要と認めるものについて、あらかじめ市と協議のうえ第三者に再委託するこ とができる。 (3)本仕様書に定めのない事項については、本市との協議により決定する。 (4)本市は必要に応じて、施設、物品、各種帳簿等の現地調査を行なうことができるものとする。 3
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