週刊株式アウトルック

2017 年 3 月 10 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① レゴランドが来月オープンだがや! ..................................... 2
3. 注目テーマ② サウジアラビア国王来日~砂漠の国から熱視線 .................. 3
4. 注目テーマ③ 猛暑関連銘柄は 3 月に買うべし ........................................ 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
21,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:18,800~20,000円>
20,000円
20,000
12
11
10
日経平均(左軸)
19,000
9
18,800円
8
18,000
7
25日移動平均(左軸)
17,000
6
5
75日移動平均(左軸)
16,000
4
15,000
3
2
14,000
1
東証一部売買代金(右軸)
13,000
9/21
2016年
10/13
11/2
11/24
12/14
1/6
2017年
1/27
2/16
3/8
3/29
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
国内外で重要スケジュールが目白押し

来週の日経平均は18,800~20,000円のレンジで推移すると予想する。

今晩の米雇用統計に加え、来週のFOMC(連邦公開市場委員会)や、トランプ大統領による予算教書、国
内でも14日に東芝の2016年度第3四半期報告書の提出期限、15~16日に日銀金融政策決定会合が予定さ
れている。これらのイベントが日本株の出遅れ解消などに繋がり、企業業績に再び焦点が移ると考える。
市場の目線は今後の利上げペースへ

その中でも今後の相場の鍵を握るのはFOMC参加者によるドットチャート(政策金利見通し)だろう。昨年末
のFOMCでは17年の予想利上げ回数の中央値が年3回だった。足元の堅調な米国景気を背景にそれが年
4回へと押し上げられるようならば、米金利の上昇と共に日本株の上昇基調が再開すると考える。

日本株は足元で米国金利との連動性が高くなっており、その米10年債金利は年初来のレンジを上抜いてき
ている。日経平均はイベント通過により、上昇基調へと回帰し、2万円を窺う展開になると予想する。
原油価格下落による懸念は杞憂に終わりそう

WTI原油先物価格は3月8日に1バレル=50.28ドル(前日比▲2.86ドル)と急落した。投資家のリスク回避姿
勢の強まりに繋がることが懸念されるものの、今回の下落は米原油在庫増加で投機筋が利益確定の売りに
踏み切った側面が強い。需給面からはだぶつきは解消の兆しを見せており、原油価格が再び底堅さを見せ
ることで投資家心理の改善に繋がろう。
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
1
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① レゴランドが来月オープンだがや!
図表1. 3大経済圏の比較
面積
人口(2015/10/1
現在)
地域内総生産(名目、
2013年度)
製造品出荷額等
(2014年)
小売業年間販売額
(2014年)
1人当たり県民所得
(2013年度)
東海
東京圏
大阪圏
5.7%
3.6%
4.9%
8.9%
28.4%
14.4%
9.9%
32.2%
13.7%
19.5%
17.1%
12.5%
9.0%
28.5%
13.9%
336万円
353万円
290万円
母良田 剛

4月1日のレゴランドジャパン(名古屋市)のオー
プンまで約3週間となった。老若男女になじみの
ある「レゴブロック」で有名な独レゴ社によるこの
テーマパークは世界に数ヵ所あり、アジアではマ
レーシアに次いで2ヵ所目となる。東京ディズニ
ーランドや大阪のユニバーサルスタジオのような
人気パークとなる可能性を秘めている。なお、4
月1日に日本で公開予定の映画『レゴ®バットマ
ン ザ・ムービー』は、全米興行収入ランキングに
て初登場1位となっていることもパークの開園に
追い風の話題となろう。

名古屋を中心とする東海地方は、他地域に比べ
て必ずしも観光面で注目されるエリアではなかっ
た。しかし最近では映画のヒットなどをきっかけに
飛騨高山地方(岐阜県)が注目されていることや、
中部国際空港セントレアの開港や北陸新幹線の
開業により、「名古屋⇔高山⇔北陸」なども訪日
客に人気ルートとなっているようだ。サミットで世
界的な知名度が高まった伊勢志摩(三重県)も
名古屋から日帰り圏内にある。また新東名高速
道路は昨年2月に「豊田東JCT⇔浜松いなさJCT」
が開通し、リニア中央新幹線は2027年に「東京
⇔名古屋」間の開業を目指している。今月に入
って、「中部国際空港の新滑走路建設に向けて
調整」と報道された。東海地方へのアクセスはま
すます便利になっていく。

一方、地域経済は好調である。トヨタ自動車
(7203)をはじめとする自動車産業はリーマン危
機後の円高不況から立ち直り、好業績を維持し
ている。結果として愛知県は人口増加の続く数
少ない都道府県となっている。レゴランドのオー
プンによって東海地方の経済・観光はさらなる活
性化が期待できよう。

なお、レゴランドの帰りには「ういろう」、「きしめ
ん」、「味噌カツ」、「味噌煮込みうどん」、「ひつま
ぶし」などを賞味したい。隣県では「うなぎパイ」
や「赤福」などが土産物として有名だ。
注:パーセント表示の項目は全国シェア
出所: 中部経済産業局『東海経済のポイント』よりSMBC日興証券作成
図表2. レゴランドと周辺エリア
出所: CraftMAP、各種資料よりSMBC日興証券作成
図表3. 主な関連銘柄
コード
銘柄
終値
時価総額
3/9(円) (億円)
概要
2780 コメ兵
1,148.0
名古屋周辺を中心に中古品買い取り・販売店
129
を出店。関東・関西も強化。
3091 ブロンコB
2,882.0
434
東海地方を中心に高級ステーキ、ハンバーグ
専門のレストランを展開。
3543 コメダ
1,864.0
823
「コメダ珈琲店」をFC・直営で地盤の中京エリア
から全国展開。
7649 スギHD
5,220.0
3,306
東海地区地盤に調剤薬局併設のドラッグストア
「スギ薬局」を展開。
8028 ユニー・ファミマ
6,740.0
8,540 「ユニー」、「サークルK」は東海地区が地盤。
9022 JR東海 *
18,305.0
37,708
東京―新大阪を結ぶ東海道新幹線が圧倒的
なドル箱。
9041 近鉄GHD *
417.0
7,951
関西系の私鉄大手。名古屋・三重と大阪を結
ぶ路線も。
9048 名 鉄 *
527.0
4,847
中部圏地盤の私鉄大手。バス、タクシー、不動
産なども。
注: *の3銘柄については、本レポート作成時点で、名古屋証券取引所
において信用取引の制限銘柄に指定されている。なお、東京証券
取引所においてはその限りではない。ご注意ください
出所: QUICK、東洋経済などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② サウジアラビア国王来日~砂漠の国から熱視線
図表1. サウジアラビア王国の貿易動向

3月12~15日に、サウジアラビア王国(図表1)のサ
ルマン国王が来日する。これに先立ち、昨年9月
には、同年4月に「石油依存体質からの脱却」を
軸とした経済改革『ビジョン2030』を発表した国
王の息子であり王位継承順位第2位のムハンマ
ド副皇太子が来日している。

今回の国王来日は、『ビジョン2030』の実行を目
指し、日本に対して一層の協力依頼と更なる関
係強化が目的と言えるだろう。これまでサウジア
ラビアは石油で得た富を分配し、所得税や住民
税を免除、公共料金を低く抑えるなど国民に手
厚い政策をとってきた。しかし、長期にわたる原
油安などで財政が悪化、経済も停滞している(図
表2)。経済改革はサウジアラビアにとって急務の
課題だ。

『ビジョン2030』では、①生活の充足:文化・娯楽
活動の促進、②都市の開発:水道・電気、交通
機関、道路の拡充、③環境保全:廃棄物処理、
砂漠化対応、浄水、再生可能水資源確保、④医
療制度充実、⑤雇用創出:中小企業育成、女性
の労働参加率引き上げ、などが掲げられている。
日本企業の技術力に熱い視線が注がれるととも
に、アベノミクスの成長戦略が掲げる「インフラシ
ステム輸出の拡大」推進との相乗効果も見込ま
れる。

サウジアラビアでは、既に日本を代表する企業
が事業展開している(図表3)。これまで培った関
係を深化させ、中東ビジネスのノウハウを蓄積し、
中期的な業績を拡大させていくことが期待される。
また、昨年10月に世耕経済産業大臣が「日・サウ
ジ・ビジョン2030共同グループ」会議のため同国
を訪問した際には日本企業約30社も同行した。
国王の訪日を機に、多くの企業に事業機会が広
がる可能性が出てこよう。2018年には時価総額
が世界トップになると見込まれる国営石油会社
サウジアラムコの株式公開も予定されている。サ
ウジアラビアへの注目度は更に高まりそうだ。
主要貿易品目
<輸出>
・原油、
・化学製品、
・石油製品、等
<輸入>
・機械・電子機器
・自動車、
・食料品、等
主要貿易相手国
<輸出>
米国、中国、日本
等
<輸入>
中国、米国、
ドイツ、日本等
出所:外務省よりSMBC日興証券作成
図表2. サウジアラビアの実質GDP成長率と寄与度
(前年比、%)
12
小林 久恒
サウジアラビアの経済は鉱業(原油・天然ガス)が柱。
近年ではサービス業(小売・レストラン・ホテル、金融・保険・
不動産)の比重も増加。但し、全体の成長率は低下傾向。
10
8
サービス業
6
その他産業
4
製造業
2
鉱業
0
実質GDP
-2
IMF は非石油部門の成長は期待できるものの、OPEC の
減産合意により石油部門の成長率がマイナスになるとみ
て 2017 年の実質 GDP 成長率を 0.4%と予想。
-4
-6
07
10
16 (年)
13
出所:CEIC、サウジアラビア総合統計庁、IMFよりSMBC日興証券作成
図表3. 主なサウジアラビア関連銘柄
コード 銘柄略称
業種
1963 日 揮
建設業
3402 東 レ
繊維製品
時価総額
株価
(億円) 3/9(円)
5,531 2,135.0
概要
2012年にサウジアラビア法人がエチ
レン設備増設プロジェクトを受注。
2014年に現国王が皇太子時に来日
16,215
993.9 した際、水処理・排水処理技術の合
弁事業で調印。
2005年に総合コンビナートのペトロ・
10,777
651.0 ラービグを設立。2016年10-12月期
に黒字転換。
2016年にCIS薄膜太陽電池パネル
4,326 1,148.0 生産の可能性についての予備調査
で覚書を締結。
4005 住友化
化学
5002 昭和シェル
石油石炭製品
6503 三菱電
電気機器
35,890 1,671.5
8113 ユニチャーム
化学
16,129 2,598.0 理用品を製造する女性専用工場を
2014年にサウジアラビアの昇降機市
場でトップシェアを獲得。
2012年に乳幼児向け紙おむつや生
9984 ソフトバンクG 情報・通信業
開設。
2016年にサウジアラビア王国のPIF
91,663 8,328.0 (パブリック・インベストメント・ファン
ド)との提携を発表。
出所:会社HP、各種報道、QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
3
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ 猛暑関連銘柄は3月に買うべし
図表1. 平年より暑い夏となった時の株価推移
120
(各年初=100)
猛暑関連銘柄の合成株価(左軸)
110

まだ肌寒い日も多い3月だが、株式市場ではす
でに夏に向けてウォーミングアップを始める時期
と言える。気象庁が2月24日に発表した「夏の天
候の見通し(6~8月)」によれば、今夏は全国的に
暖かい空気に覆われやすく、夏の気温は高くな
る見込みとのこと。

暑い日が多くなると売れるのは、清涼飲料やビ
ール、氷菓、制汗剤など。業績の上振れを期待
して関連銘柄への関心は夏に向けて高まる傾向
がある。ただ、過去の相対パフォーマンスからも
わかるとおり、実際に暑さを実感してからでは投
資タイミングとしては遅い。「麦わら帽子は冬に買
え」という格言がある通り、今夏の猛暑を見通す
ならば、3月頃から投資テーマとして注目してお
きたいところだ。

具体的な銘柄としては、乳業では、氷菓に加え
「R-1」や「LG21」など機能性ヨーグルトを手掛け
る乳業首位の明治HD(2269)などが挙げられる。
飲料では、国内ビールシェア1位でカルピスや三
ツ矢サイダーなども手掛けるアサヒグループHD
(2502)。「お~いお茶」など売上高の9割を飲料
が占め、コーヒーチェーンのタリーズを持つ伊藤
園(2593)などが挙げられよう。また、それらを販
売し、暑い日につい入ってしまうコンビニエンスス
トア各社も猛暑関連銘柄の1つと言える。

一方、食品以外では、暑さ対策グッズや制汗剤
などを販売するドラッグストアや、エアコンの製造
メーカーなども挙げられる。具体的には、九州地
盤に展開し、西日本が猛暑となった昨年は利幅
の厚い季節商品が好調だったコスモス薬品
(3349)や、エアコンの売上が約9割を占める富
士通ゼネラル(6755)などがある。夏に向けた中
期的な投資アイデアとして参考にされたい。
25
20
100
日経平均(左軸)
90
春から夏にかけてアウト
パフォームする傾向
80
合成株価―日経平均(右軸)
60
5
0
50
40
15
10
70
1月
3月
5月
7月
9月
11月
-5
注:「北日本」「東日本」「西日本」「沖縄・奄美」のうち3地域以上で、気
温が平年より「高い」「かなり高い」と気象庁が階級判断した年を集
計。直近10年では2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2016
年が該当。年初の株価を100として各株価を指数化。合成株価は図
表3の銘柄を集計
出所: 気象庁「夏の天候の見通し」、QUICKよりSMBC日興証券作成
図表2. 最近10年間の夏の平均気温(平年との差)
年
夏の平均気温 平年差℃(階級)
北日本
東日本
西日本
沖縄・奄美
2007
0.6(+)
0.1(0)
0.2(0)
0.4(+)
2008
-0.1(0)
0.2(0)
0.3(0)
0.4(+)
2009
-0.4(0)
-0.2(-)
-0.1(0)
0.2(+)
2010
2.2(++)
1.5(++)
0.8(+)
0.1(0)
2011
1.0(+)
0.9(+)
0.5(+)
0.3(+)
2012
0.7(+)
0.6(+)
0.4(+)
0.1(0)
2013
1.0(+)
1.1(++)
1.2(++)
0.7(++)
2014
1.2(+)
0.5(+)
-0.3(-)
0.3(+)
2015
0.6(+)
0.3(0)
-0.5(-)
0.6(++)
2016
0.7(+)
0.6(+)
0.7(+)
1.1(++)
注:階級 --:かなり低い -:低い 0:平年並 +:高い ++:かなり高い
網掛けは図表1における集計年を示す
出所: 気象庁「夏の天候の見通し」よりSMBC日興証券作成
図表3. 主な猛暑関連銘柄
コード 銘柄略称
2264 森永乳
横山 敦史
株価
(円)
時価総額
(億円)
919.0
2,288
2269 明治HD
9,020.0
13,772
2502 アサヒ
4,047.0
19,571
2593 伊藤園
3,850.0
3,435
2651 ローソン
7,750.0
7,773
3087 ドトル日レス
2,188.0
1,107
3349 コスモス薬品 21,440.0
4,288
5901 洋缶HD
1,991.0
4,336
6755 富通ゼネ
2,174.0
概要
乳業2位。チルドカップ乳飲料、ヨーグルトなどで
高シェア。
乳業首位。「R-1」など機能性ヨーグルトが人気。
乳製品、菓子、医薬品ともアジアでの展開拡大。
国内ビールシェア1位。子会社にカルピスを持ち、
国内飲料シェア3位。海外M&Aにも積極的。
「お~いお茶」で知られる緑茶飲料のパイオニア。
好採算の機能性飲料やタリーズが好調。
コンビニ2位。成城石井、映画館が底堅い。数年内
に銀行業にも進出予定。
ドトールコーヒー、洋麺屋五右衛門、エクセルシ
オールカフェ、星乃珈琲などを展開。
九州地盤のドラッグストアチェーン。西日本が猛暑
となった16年は利幅厚い季節商品が好調に。
飲料缶、缶詰缶で高シェア。自動車部品材料など
も手掛ける。アジアや米国など海外展開を加速。
エアコンが売上の約9割を占める。新興国向けに
2,376
ビル用マルチエアコンの拡販にも力。
注: データは3/8終値
出所: 東洋経済「会社四季報」、QUICKなどよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
4
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
本間 英至 / 龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)

今週は前半に概ね113円台後半での小動
きで推移後、8日の米経済指標の上振れを
機にドル高が進行し115円台を回復した。

115円の節目を突破したドル円の次の目処
は115.62円(1/19高値)。ここを上抜ければ
118.66円(12/15高値)を目指すドル高円安
の再開も期待される。来週にかけて重要イ
ベントが相次ぐため要注目である。

中でもFOMC(連邦公開市場委員会)参加
者の政策金利見通しは、一部ハト派も今
年3回の利上げに前向きとなっており、見
通しの中心点がより積極的な利上げにシフ
トする可能性がある。その際は米金利の上
昇と共にドル一段高が期待される。

15日発表予定の予算教書も、詳細判明は
まだ先ながらも、経済政策の輪郭がより明
確になればドル買いの材料となろう。
<来週の予想レンジ:113.50~116.50円>
120
118
116.50円
116
114
113.50円
112
110
108
106
104
102
100
98
9/1
9/22 10/13 11/3 11/24 12/15
2016年
1/5
1/26
2017年
2/16
3/9
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
田中 浩介
【S&P500構成業種の指数推移】

今週は、原油安等を受けて調整する展開
となり、NYダウは9日時点で前週の施政方
針演説前の水準付近に押し戻された。

FRB(連邦準備制度理事会)高官らの発言
や堅調な経済指標結果を受け、市場が3月
FOMCでの利上げを織り込む確率は、9日
時点で100%まで上昇している。この動きに
伴い米長期金利が上昇し、前週末比で不
動産や公益といった配当利回りの比較的
高いセクターが下落率上位となっている。
来週のFOMCで発表される参加者の政策
金利見通しが市場の想定以上に上方シフ
トした場合、米金利の一段高により、こうし
たセクターの上値抑制要因となる可能性が
あろう。

一方、足元でトランプ銘柄とされた素材や
資本財セクターの銘柄にも調整の動きがみ
られるが、来週発表予定の予算教書の内
容次第では物色が戻る展開も想定される。
(2016/12/30=100)
110
金融
不動産
生活必需品
ヘルスケア
資本財
エネルギー
S&P500
公益
一般消費財
素材
電気通信
情報技術
情報技術
ヘルスケア
S&P500
素材
資本財
公益
105
100
不動産
電気通信
95
エネルギー
90
12/30 1/9
2016年 2017年
1/17
1/24
1/31
2/7
2/14
2/22
3/1
3/8
(月/日)
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
5
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
長谷川 景子
3月第1週の投資部門別売買動向(現物・先物)

3月第1週は、海外投資家が1,206億円と3週ぶりに買い越しに転じた。トランプ米大統領の施政方針演説を無
難に通過したことや3月米利上げ観測が高まるなか、海外投資家はリスクオン姿勢を強めた。日経平均は3月
2日に1月4日以来の水準となる19,564円を付けた。

一方で、個人投資家は▲1,163億円と2週連続で売り越しとなった。

事業法人は239億円と5週連続で買い越しとなったが、前週から買い越し額は縮小。

信託銀行は▲720億円と5週連続で売り越しとなり、前週よりも大幅に売り越し額が拡大した。
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
(億円)
15,000
(円)
日経平均株価(右軸)
事業法人(左軸)
信託銀行(左軸)
19,500
海外投資家(左軸)
個人(左軸)
10,000
18,500
5,000
17,500
0
16,500
▲ 5,000
15,500
▲ 10,000
14,500
16/9/3
16/10/8
16/11/12
16/12/17
17/1/21
17/2/25
(年/月/日)
注: 売買動向は2016年8月第5週から2017年3月第1週まで、株価は2017年3月9日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
6
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(3/3~3/9、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
3/2終値
(円)
3/9終値
(円)
騰落率
(%)
1570
日経レバ
東証
ETF
15,120.0
14,760.0
-2.4
3436
SUMCO
東証1部
金属製品
1,782.0
1,665.0
-6.6
6502
東 芝
東証1部
電気機器
217.2
204.8
-5.7
6753
シャープ
東証2部
電気機器
341.0
372.0
9.1
7203
トヨタ
東証1部
輸送用機器
6,470.0
6,434.0
-0.6
7974
任天堂
東証1部
その他製品
22,875.0
24,660.0
7.8
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
763.0
756.9
-0.8
8411
みずほ
東証1部
銀行
213.3
211.3
-0.9
9983
ファーストリテイ
東証1部
小売
36,500.0
36,040.0
-1.3
9984
ソフトバンクG
東証1部
情報・通信
8,579.0
8,328.0
-2.9

先週ランクインしたベア型ETFはランク外
へ。不透明感は強いものの、個人投資家
の先高期待は根強い様子。

SUMCO(3436)は、他証券会社による投
資評価引き下げを背景に株価は下落も、
半導体市況の回復やウエハ単価の値上げ
による業績改善期待から、個人投資家の
買い意欲は依然として強い。

シャープ(6753)は業績の急回復を受けた
東証1部復帰期待などで、買いを集めた。

任 天 堂 ( 7974 ) は 、 新 型 ゲ ー ム 機
「Nintendo Switch」が発売され、業績改善
を期待した買いが集まった。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(3/3~3/9)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
3434
3672
2930
3180
3457
9130
3762
2729
6966
3097
アルファCo
オルトプラス
北の達人
Bガレージ
ハウスドゥ
共栄タ
テクマトリックス
JALUX
三井ハイテ
物語コーポ
業種
金属製品
情報・通信
食料品
卸売
不動産
海運
情報・通信
卸売
電気機器
小売
3/2 終値
(円)
1,570.0
868.0
630.0
1,249.0
1,586.0
236.0
1,213.0
2,336.0
917.0
4,590.0
3/9 終値
値上がり率
(% )
(円)
2,150.0
36.9
1,177.0
35.6
795.0
26.2
1,538.0
23.1
1,856.0
17.0
274.0
16.1
1,407.0
16.0
2,696.0
15.4
1,056.0
15.2
5,180.0
12.9

日経平均は3/3~3/9の間、1.3%下落。

アルファCo(3434):
宅配ロッカー関連として関心が高まった。

テクマトリックス(3762):
データセキュリティに関する日本初のクラウ
ドサービスを開始したことを材料視。

JALUX(2729):
他証券会社が新規に強気の投資評価を
設定したことを好感。

UACJ(5741):
公募増資の発表で需給悪化などを嫌気。

ミツコシイセタン(3099):
社長交代発表で構造改革の後退を懸念。

ネクソン(3659):
中国が韓国製ゲームの認可審査を中断し
たと一部で報じられたことを嫌気。
【値下がり率上位10銘柄(3/3~3/9)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
5741
6186
3099
3660
4047
6071
6619
3659
4971
2590
UACJ
一 蔵
ミツコシイセタン
アイスタイル
関電化
IBJ
WSCOPE
ネクソン
メック
DyDo
業種
非鉄金属
サービス
小売
情報・通信
化学
サービス
電気機器
情報・通信
化学
食料品
3/2 終値
(円)
318.0
1,339.0
1,452.0
966.0
1,088.0
638.0
1,808.0
1,932.0
1,246.0
5,720.0
3/9 終値
値下がり率
(% )
(円)
278.0
-12.6
1,190.0
-11.1
1,309.0
-9.8
877.0
-9.2
993.0
-8.7
584.0
-8.5
1,664.0
-8.0
1,779.0
-7.9
1,152.0
-7.5
5,290.0
-7.5
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
7
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【日経平均株価(日足)】

【米10年国債利回り】

年末からの日経平均の推移をみると、安値から安
値までが概ね14日程度のリズムが続いている。こ
れを当てはめると日経平均は3月16日ぐらいま
で、やや弱含みとなる可能性がある。
19,800
3.0
(円)
米10年国債利回りは昨年末からの保ち合いをブレ
イク。このパターンではそれまでのトレンドの継続と
なり、米長期金利の上昇再開が示唆される。米長
期金利との連動性が高い日本株も、昨年末以降
のボックスレンジを上抜けてこよう。
(%)
19,600
2.5
19,400
19,200
2.0
19,000
18,800
14日なら 1.5
3/16
18,600
15日
13日
13日
(月/日)
18,400
12/15
12/30
1/18
2/1
2/15
3/1
1.0
3/15
15/10
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
(年/月)
16/1
16/4
16/7
16/10
17/1
17/4
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(3/9時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
3/9
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
19,318.58 -150.59
-0.77
19,257.41
移動平均
19,073.26
乖離率
17,534.85
指数
TOPIX
3/9
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,554.68
-3.37
-0.22
0.31
JPX日経400
13,910.16
-45.28
-0.32
1.28
東証2部指数
5,794.11
55.28
0.96
東証マザーズ指数
1,080.63
6.78
0.63
10.17
売買高(東証1部、万株、①)
159,502
日経JASDAQ平均
3,064.02
39.47
1.30
25日移動平均
187,205
東証REIT指数
1,800.35
-4.57
-0.25
売買代金(東証1部、億円、②)
25日移動平均
売買単価(円、②/①)

18,791
東証1部予想配当利回り(%)
21,582
東証1部予想PER(倍)
1178.13
1.92
16.93
東証1部PBR(倍)
1.29
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.71
日経JASDAQ平均は9日の上昇で20連騰。04年1
【テクニカル指標】
月27日に記録した21連騰以来の長さ。
騰落レシオ(東証1部、25日)
[単位:%]
判定
119.36
―
サイコロジカル(TOPIX)
50.00
―
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
56.27
―
55.93
―
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平
均。テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:70%以上が買われ過ぎ、30%以下
が売られ過ぎ、ストキャスティクス:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎ、RSI:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
8
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール
柴山 真里枝

来週、海外では、米国のFOMCのほか、米予算教書の発表、オランダの総選挙等、重要イベントが相次ぐ。

予算教書は概要のみの発表とみられるものの、税制改革・インフラ投資等に関するより具体的な情報が示さ
れるかが焦点となる。オランダ総選挙では、反EU政党が支持を広げた場合、仏大統領選など今後の欧州の
政治イベントに反EU気運が波及する恐れがあり、注意が必要となろう。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
3月 13日 (月 )
欧州
トルコ
日本
米国
3月 14日 (火 )
ユーロ圏
独
中国
インド
日本
3月 15日 (水 )
米国
英国
オランダ
米国
ユーロ圏
英国
3月 16日 (木 )
-
2月
-
1月
3月
1-2月
1-2月
1-2月
2月
2月
-
-
-
2月
2月
2月
3月
-
-
-
11-1月
2月
-
2月
2月
2月
2月
3月
2月
NZ
インドネシア
ロシア
-
2月
豪州
日本
米国
ユーロ圏
インドネシア
-
3月 18日 (土 )
3月 19日 (日 )
-
-
1月
-
2月
2月
10-12月期
トルコ
3月 17日 (金 )
1月
日本・ロシア
日本
-
-
-
2月
2月
3月
1月
2月
-
-
-
-
機械受注( 船舶・ 電力除く 民需、 前月比)
日本経済新聞社・東京証券取引所が「JPX日経中小型株指数」を算出・公表開始
ドラギECB総裁が講演
経常収支
東芝、2016年度第3四半期報告書の提出期限
生産者物価指数(前月比)
FOMC( 米連邦公開市場委員会、 ~ 15日、 経済見通し公表、 記者会見あり )
鉱工業生産(前月比)
ZEW景気期待指数
固定資産投資( 都市部、 年初来、 前年比)
鉱工業生産(年初来、前年比)
小売売上高(年初来、前年比)
消費者物価指数(前年比)
卸売物価指数(前年比)
日銀金融政策決定会合( ~ 16日)
春闘集中回答日
ティラーソン米国務長官が来日(~16日)
消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比)
小売売上高( 前月比)
小売売上高( 除自動車、 前月比)
ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数
政策金利
予算教書発表
米連邦債務の上限引き上げ期限
ILO失業率
失業保険申請件数
総選挙
住宅着工件数( 前月比)
住宅着工件数(年率換算)
住宅着工許可件数( 前月比)
住宅着工許可件数(年率換算)
フィラデルフィア 連銀製造業景況指数
消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値)
政策金利
新規雇用者数(前月比)
失業率
実質GDP(前期比)
政策金利
鉱工業生産(前年比、17日発表の可能性もあり)
政策金利(1週間物レポ金利)
(翌日物貸出金利)
(翌日物借入金利)
全国百貨店売上高(前年比、21日までに発表予定)
鉱工業生産指数( 前月比)
ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 速報)
貿易収支(季調済)
貿易収支
G20財務大臣・中央銀行総裁会議、日米財務相会談
(~18日、独・バーデン・バーデン)
OPEC(石油輸出国機構)加盟国・ 非加盟産油国の協調減産監視委員会の専門家会合
共同経済活動と北方領土の元島民自由訪問の簡素化に向けた第1回公式協議(東京)
安倍首相、ドイツ・フランス・イタリア訪問、各国首脳会談(~22日)
市場予想 前月・ 前期・ 前年
▲0.8%
6.7%
-
-
-
-
0.0%
-
-
▲42.7億ドル
-
-
-
8.2%
6.2%
10.7%
3.60%
6.10%
-
▲1.6%
10.4
8.1%
6.0%
10.4%
3.17%
5.25%
-
-
-
-
▲0.1%
0.1%
15.00
0.75~ 1.00%
-
-
-
2.3%
0.4%
0.8%
18.70
0.50~ 0.75%
-
-
-
-
-
0.7%
125.5万戸
▲3.3%
125.0万戸
25.0
-
-
4.8%
▲42,400人
-
0.6%
-
-
-
▲2.6%
124.6万戸
5.3%
129.3万戸
43.3
2.0%
0.25%
13,700人
5.7%
1.1%
4.75%
2.3%
8.00%
9.25%
7.25%
▲1.2%
▲0.3%
96.3
245億ユーロ
13.96億ドル
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
18,500人
5.7%
0.9%
-
1.4%
-
-
-
-
0.2%
97.0
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年3月9日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
9
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週、国内では貿易統計が発表される。2月は中国の春節の影響により数値のぶれが生じやすく、1~3月
期を通じて判断する必要がある。ただ、世界経済の拡大ペースの加速や円安の効果で、引き続き日本の輸
出は増勢基調にあろう。

海外では、欧州でユーロ圏財務相会合が開催される。ギリシャへの追加融資に向けた交渉の進捗がみられる
かが焦点となる。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
3月 20日 (月 )
3月 21日 (火 )
国・ 地域
日本
欧州
ドイツ
ロシア
日本
米国
英国
日本
3月 22日 (水 )
米国
南ア
米国
3月 23日 (木 )
NZ
フィリピン
米国
-
-
-
2月
2月
12-2月期
2月
2月
2月
2月
2月
2月
-
1月
2月
2月
2月
-
-
-
2月
2月
3月
3月
2月
2月
3月 24日 (金 )
ユーロ圏
3月 25日 (土 )
マレーシア
日本
欧州
ベトナム
-
-
1-3月期
-
-
香港
ドイツ
欧州
-
-
-
NZ
3月 26日 (日 )
東京市場休場(春分の日)
ユーロ圏財務相会合
国際情報通信技術見本市(CeBIT、~24日、安倍首相出席)
実質小売売上高(前年比)
全国コンビニエンスストア売上高(前年比)
決算:ナイキ
消費者物価指数(前年比)
全国スーパー売上高(前年比)
貿易収支( 季調済)
貿易収支
輸出( 前年比)
輸入( 前年比)
日銀金融政策決定会合議事要旨(1月30・31日分)
FHFA住宅価格指数(前月比)
中古住宅販売件数( 前月比)
消費者物価指数(前年比)
新築住宅販売件数( 前月比)
イエレンFRB議長が講演
政策金利
政策金利
耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比、 速報)
耐久財受注( 前月比、 速報)
サービス業PMI(速報)
製造業PMI(速報)
貿易収支
消費者物価指数(前年比)
維新の党大会(東京都内)
EU特別首脳会議(ローマ)
実質GDP(前年比、31日までに発表予定)
OPEC(石油輸出国機構)加盟国・ 非加盟産油国の協調減産監視委員会の閣僚会合
(~26日、クウェート)
行政長官選挙
ザールランド州議会選
各国が夏時間入り
市場予想
前月・ 前期・ 前年
-
-
-
▲2.0%
-
-
-
▲2.3%
0.1%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.75%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.8%
▲1.6%
1,555億 円
▲10,876億 円
1.3%
8.5%
-
0.4%
3.3%
6.6%
3.7%
-
1.75%
3.00%
0.0%
2.0%
55.5
55.4
▲2.85億NZドル
3.2%
-
-
-
-
-
-
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年3月9日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
10
-
-
6.21%
2017 年 3 月 10 日(金)
週刊株式アウトルック
本資料について
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びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
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損リスク)があります。
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(2015/04/09 版)