よくあるご質問と回答 Arcserve Unified Data Protection v6.5

よくあるご質問と回答
Arcserve Unified Data Protection v6.5
全般
Q. Arcserve Unified Data Protection(以下 Arcserve UDP と表記)とはどのようなソフトウェアですか?
サーバやクライアント PC のデータを動作させたまま OS から丸ごと保護できるイメージ バックアップ製品です。
サーバ単体での保護はもちろん、複数サーバの包括的な保護ができます。重複排除機能や、仮想環境も物理環境も同時に
保護できる集中管理機能を提供しています。
さらに、確実にデータとアプリケーションを 利用できる状態に保つ遠隔地の仮想スタンバイ機能などあらゆるバックア
ップ/ リカバリのニーズに対応できる豊富な機能を標準搭載しているソフトウェアです。IT の専門知識がなくても簡単
に使いこなせ、手ごろな価格で迅速にバックアップ運用を開始できることが大きな特長です。
Q. どのようなユーザが対象ですか?
特定ユーザや業種に限定される製品ではありません。小規模から大規模環境まで幅広く対応できます。 IT の専門知識を
持たないユーザや、投資を最小限に抑えつつ簡単かつ必要充分なシステム保護を実現したいユーザ、または大量の仮想サ
ーバや膨大な量のデータのバックアップ管理が必要なユーザや、物理・仮想・クラウドが混在する環境を単一の製品で保
護したいユーザにも最適な製品です。
Q. Arcserve UDP にはどのような機能が提供されていますか?
Arcserve UDP は個別のマシンバックアップにとどまらず、コンソール画面から保護対象マシンの一元管理機能を提供し
ます。また、バックアップデータの重複排除機能、柔軟なバックアップスケジュール設定、バックアップデータの遠隔転
送、リモート仮想スタンバイ、インスタント VM、テープへのバックアップなどが提供されます。
Arcserve UDP Premium では役割ベースの管理、ハードウェアスナップショット、Arcserve Backup、Arcserve
Replication のファイルサーバシナリオをご利用いただけます。Premium Plus エディションでは、Arcserve Backup
および Arcserve Replication & High Availability をご利用いただけます。詳しくは製品概要および製品カタログ、製品
紹介 Web サイトをご覧ください。
ライセンスについて
Q. Premium / Premium Plus Edition は物理(非仮想化)サーバに適用することはできますか?
はい。物理サーバのシステム・データ保護にもご利用いただけます。
Q. Premium / Premium Plus Edition のライセンス対象である CPU ソケット数は対象サーバで現在利用している
CPU ソケット数ですか?それとも最大搭載可能 CPU ソケット数ですか?
現在利用されている CPU ソケット数がライセンス対象になります。
Copyright © 2017 Arcserve, LLC. All rights reserved.
Q. Premium /Premium Plus Edition に含まれる Arcserve Backup でサポートされる環境や機能はなんですか?
日本でサポートされている動作要件を前提に、オプション、エージェントの全ての機能がサポートされます。詳しくは
Arcserve Backup の動作要件をご参照ください。
Q. Premium Edition に含まれる Arcserve Replication でサポートされる環境や機能はなんですか?
Premium Edition に含まれる Arcserve Replication の機能はファイルサーバシナリオに限定されます。データベース
やアプリケーションの複製や Arcserve High Availability のスイッチオーバー機能などを利用する場合には Premium
Plus Edition をご利用ください。
Q. Premium Plus Edition に含まれる Arcserve Replication/High Availability でサポートされる環境や機能は
なんですか?
日本でサポートされている動作要件を前提に、全ての機能がサポートされています。詳しくは Arcserve
Replication/High Availability の動作要件をご参照ください。
Q. バックアップ対象が仮想マシンの場合のライセンスはどのようにされますか?
仮想環境をバックアップする場合には仮想ホストが利用している CPU ソケット数がライセンス課金対象です。なお、
Microsoft Hyper-V の管理 OS(ホスト OS)をバックアップする場合も CPU ソケット数でライセンスを購入する必要
があります。
Q. バックアップ対象の容量でライセンスを購入することはできますか?
はい。バックアップ対象の合計容量でライセンスを購入する方法が提供されています。物理・仮想環境に関わらず利用す
ることができます。
Q. 異なるハードウェアにベアメタル復旧するために追加オプションの購入は必要ですか?
いいえ、必要ありません。標準機能として使用できます。
Q. 異なるハードウェアにベアメタル復旧する場合、バックアップを行っていたサーバと、復旧先となる異なるサーバの
双方にライセンスが必要ですか?
いいえ。ベアメタル復旧を行うために、復旧先サーバのライセンスは不要です。
ただし、復旧したサーバと、以前のサーバの 2 台ともバックアップ運用を行うためには双方にライセンスが必要です。
Q. 仮想マシンのエージェントレスバックアップはできますか? 追加オプションなどを購入する必要はありますか?
追加オプション等を購入することなく、すべての Edition で VMware vSphere および Microsoft Hyper-V の仮想マシ
ンをエージェントレスでバックアップすることができます。また、ファイル単位のリストアもサポートされます。仮想マ
シンに Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、Oracle DB、Microsoft SharePoint がインストールされ
ている環境も、エージェントレスで保護できます。
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Q. クラウド上の仮想サーバをソケット課金型でライセンス購入する場合、1 仮想サーバにつき何ライセンスが必要で
しょうか?
クラウド上の仮想サーバの場合、仮想ソケット数や仮想コア数に関わらず、常に 1 ソケット分のライセンスが必要で
す。
Q.
Nutanix などのハイパーコンバージドインフラの仮想環境をバックアップする場合のライセンスはどのように
数えますか?
仮想マシンのバックアップは、仮想ホストの CPU ソケット ライセンスまたはキャパシティ ライセンス (容量課金) を
ご利用いただくことができます。
動作要件およびサポート構成について
Q. どのプラットフォームで動作しますか?
Windows および Linux OS を対象とし、物理/ 仮想環境の Windows Server 2008/2008 R2 および Windows
Server 2012/2012 R2、Windows 2016、Windows 8、Windows 10 などをサポートします。
詳細情報は次の Web サイトに掲載しています。
https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/212366726
Q. Arcserve UDP でオンライン バックアップができるアプリケーションは何ですか?
現リリースでは Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、Oracle DB、Microsoft SharePoint です。
サポート対象となる Microsoft Exchange Server、Microsoft SQL Server、Oracle DB、Microsoft SharePoint のバー
ジョン等は Arcserve UDP の動作要件をご参照ください。
Q. Arcserve UDP のオンライン バックアップに対応しないアプリケーションのバックアップはどうすれば良いで
すか?
実行前処理でスナップショット取得の短時間だけアプリケーションを停止させるスクリプトを実行し、オフライン状態で
バックアップを実行してください。Arcserve UDP はファイルとしての保護までを行います。VMware vSphere 環境で
はアプリケーションが仮想マシン上で動作している場合であっても、仮想マシン内に配置した処理スクリプトをバックア
ップ前後に実行することが可能です。
Q. Microsoft Active Directory のドメインコントローラをサポートしますか?
はい。権限のない復元に加え、権限のある復元もサポートします。Active Directory のオブジェクト単位のリストアに
も対応します。
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Q. Microsoft Hyper-V の管理 OS(ホスト)に Arcserve UDP エージェントをインストールし単独で利用する
場合、
仮想マシンのオンライン バックアップはできますか?
はい。Microsoft Hyper-V の仮想マシンのオンライン バックアップおよび管理 OS を含めたシステム全体の復旧ができ
ます。なお、仮想マシン内のファイルをリストアする必要がある場合は、Arcserve UDP 管理コンソールおよびバックア
ップ プロキシを構築し、エージェントレス バックアップを行ってください。
Q. クラスタ構成をサポートしますか?
MSFC/MSCS ファイルサーバと Microsoft SQL AlwaysOn Availability Group (AAG)のクラスタでの利用をサポートし
ます。Hyper-V CSV 上の仮想マシンもサポートします。CSV 上の仮想マシンはエージェントをインストールするか、エ
ージェントレスにてバックアップを行ってください。その他のクラスタ構成をバックアップする場合 Arcserve Backup
をご利用ください。
Q. Hyper-V レプリカ をサポートしますか?
はい、スタンドアロン構成のゲストとホストのバックアップをサポートします。ゲストはプライマリ仮想マシン(複製元)
からバックアップを実行してください。
(技術情報 206058443 も合わせて参照してください)
Q. 対象のサーバをバックアップする際に、別サーバをバックアップサーバとして構築する必要はありますか?
いいえ。Arcserve UDP を対象のサーバに導入しバックアップ、リストアができます。Arcserve UDP のエージェント
のみを導入することでも基本的なバックアップおよびリストアができます。より高度な機能(例:重複排除など)を利用
する場合には Arcserve UDP の管理コンソールと復旧ポイントサーバを導入してください。
Linux 環境の場合、UDP Agent for Linux を導入したサーバが最低 1 台必要となります。他のバックアップ対象の
Linux サーバには UDP Agent を個別に導入する必要はありません。
Q. UDP Agent for Linux のバックアップ先に復旧ポイントサーバを使用できますか?
はい。UDP Agent for Linux ではバックアップ先に復旧ポイントサーバ(データストア)を使用できます。このため復
旧ポイントサーバの機能(重複排除、復旧ポイントの転送など)をご利用いただくことができます。復旧ポイントサーバ
には Windows マシンが必要です。
Q. Arcserve UDP v6 からのアップグレードはできますか?また、設定は引き継がれますか?
はい。ノード、プラン等の基本設定も含め引き継がれます。
またアップグレード後も一度フルバックアップを実行していれば、継続して増分バックアップが可能です。
但し、Arcserve UDP6.0 Update3 からのアップグレードを前提と致します。
Q. バックアップ プロキシとはなんですか?
仮想ホストから仮想マシンの情報を受け取り、バックアップおよびリストアの処理を行うサーバです。Arcserve UDP エ
ージェントを物理または仮想サーバに導入するとバックアップ プロキシとして利用できます。
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Q. バックアップできるボリュームサイズに制限はありますか?
いいえ。UDP デフォルトの圧縮有の設定なら、ファイルシステムとして持てる最大サイズまでバックアップできます。
UDP としての制限はありません。
Q. Hyper-V 環境のエージェントレス バックアップにはどんな方法がありますか?
Hyper-V 環境のバックアップには二種類の方法があります。
・仮想マシンのエージェントレス バックアップ(プロキシ経由)
仮想マシンをエージェントレスでバックアップ、Hyper-V ホストはエージェントを使用してそれぞれ別々にバック
アップします。バックアップの設定は UDP コンソールを利用します。仮想マシン内のファイル単位のリストアが行
えます。
・Hyper-V ホスト丸ごとのバックアップ
Hyper-V ホストに導入したエージェントを使用して Hyper-V ホストと仮想マシンを丸ごと一括でバックアップしま
す。
バックアップの設定は UDP コンソール、または UDP エージェントの GUI から行います。仮想マシン単位の復旧は
できますが、仮想マシン内のファイル単位のリストアは行えません。
エージェントレスバックアップの他、仮想マシンにエージェントを導入して物理サーバと同じようにバックアップする方
法もサポートしています。
Q.
Nutanix のハイパーコンバージドインフラを使って vSphere 環境を構築している場合、仮想マシンの
バックアップをサポートしますか?
はい、サポートします。
UDP からみると、Nutanix のハイパーコンバージドインフラは透過的な環境であるため、エージェントレス方式も、
また各ゲストにバックアップ モジュールを導入する、物理環境と同じバックアップ方式もサポートします。
Q.
Nutanix のハイパーコンバージドインフラを使って Hyper-V 環境を構築している場合、仮想マシンの
バックアップをサポートしますか?
はい、サポートします。
各ゲストにバックアップ モジュールを導入する、物理環境と同じバックアップ方式をサポートします。
Q. Arcserve UDP に付属する Arcserve Backup ではなにができますか?
Arcserve UDP に付属する Arcserve Backup は、復旧ポイント(UDP でバックアップしたデータ)をテープやハードデ
ィスクに二次バックアップできます。
Arcserve UDP の復旧ポイント以外をバックアップ対象としたい場合には、Arcserve Backup をご利用ください。
Q. UDP のコンポーネントは仮想サーバやクラウド上の仮想マシンに導入できますか?
はい、以下のすべての UDP コンポーネントを仮想マシン上でご利用いただけます。
(UDP コンソール、復旧ポイントサーバ、UDP Agent for Windows、UDP Agent for Linux)
サポートする仮想環境やクラウドサービスは動作要件を参照してください。
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Q. UDP で行う通信にセキュアなプロトコルを使えますか?
はい。SSL を使った通信が使用可能です。
Q. 仮想スタンバイとは何ですか?
バックアップ データから仮想マシンを自動作成し、本番サーバ障害時には仮想ゲストとしてすぐに起動して業務継続を
行えるようにする機能です。すぐに利用できるため、障害時の復旧に使用する仮サーバの準備時間とリカバリの時間が不
要です。仮想スタンバイは、Windows マシンをサポートします。
Q. インスタント仮想マシンとは何ですか?
最短時間でのリカバリを実現するため、バックアップデータを直接参照する仮想マシンを生成する UDP の機能です。
Windows、Linux マシンをサポートします。
Q. 仮想スタンバイとインスタント仮想マシンの違いは何ですか?
仮想スタンバイは、プランで事前に設定した仮想環境と仮想データを生成するためのハードディスク領域が必要です。物
理的に独立しているため、スタンバイ サーバで運用を継続することができます。
インスタント仮想マシンは、本番サーバに障害があったタイミングで任意の仮想マシンを利用して起動できます。バック
アップデータを参照して起動するため、仮想マシン用のハードディスクを用意する必要がありません。
仮想環境での継続運用を想定している場合は仮想スタンバイ、災害時の一時的な業務継続利用やバックアップデータの動
作確認にはインスタント仮想マシンをお勧めします。
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