2月号 - 杏林大学

2 月号
平成 29 年
No.427
2 月 18 日 井 の 頭 キ ャ ン パ ス で 行 わ れ た 第 5 回 杏 林 CCRC フ ォ ー ラ ム と ワ ー ク シ ョ ッ プ
●新年互礼会・永年勤続者表彰
2
● 2017 年 度 一 般 入 試 が ス タ ー ト
2
● 定年にあたって 看護部師長 川名典子
○井の頭だより
3
● 第 5 回 杏 林 CCRC フ ォ ー ラ ム と
連携 3 市との協働ワークショップを開催
○三鷹だより
3
● 整形外科学 大畑徹也助教が
スウェーデン留学中にノーベル賞の大隅栄誉教授と懇談
● 三鷹市老人クラブ連合会と共催 健康長寿講演会
5
● 平 成 29 年 春 の 火 災 予 防 運 動
6
○教職員紹介(40)
野 口 恭 子 さ ん、 松 村 将 司 さ ん
・井の頭キャンパス建設募金 寄付者芳名
●ワルシャワ大学附属病院循環器内科と
・寄付金寄付申込者芳名
肺動脈形成術に関する共同シンポジウムを開催
4
●第 3 回院内縫合・結紮選手権を開催
4
5
○文化・スポーツ
・教職員メディア情報
7
「さらなる学園の発展を」年頭の新年互礼会開催
目にし、改めて誇りに思いました」と関係者をねぎら
い ま し た。 ま た 新 年 の 挨 拶 と し て「50 周 年 を 機 に 井
の頭キャンパスが開校し、受験生も増加して質の向上
も見られるなど順調な滑り出しになっており、皆さん
にも一層熱意ある教育を期待しています。医学部や付
属病院もさまざまな課題を抱えていますが、国家試験
2017 年 の 新 春 を飾る新年互礼会が 1 月 4 日、 三 鷹
対策の充実や情報共有を密にした診療体制の確立など
キャンパスの食堂「アプリコット」で開かれ、松田剛
を通じて一層の発展に努めていただき、実りある一年
明副理事長と跡見 裕学長が、「教職員が一体となって
にして行きましょう」と教職員に呼びかけました。
学園の発展に尽くし、実りある一年にしていこう」と
次いで跡見学長が「永年勤続で表彰された方々をは
新年の挨拶をしました。
じめ教職員の皆さんに支えられて、学園の発展が続い
新年互礼会に先立って永年勤続者の表彰が行われま
ています。井の頭キャンパスも立派に動き出し、ます
した。今年は勤続 40 年の表彰が 4 名、勤続 30 年が 9 名、
ます伸びる大学をめざし、皆さんのさらなるご尽力を
勤 続 20 年 が 15 名 で、 松 田 博 青 理 事 長 か ら 一 人 ひ と
期待しています」と挨拶しました。
りに表彰状と記念品が贈られました。
このあと跡見学長の音頭で一同乾杯をし、教職員そ
互 礼 会 で は、 ま ず 松 田 副 理 事 長 が 挨 拶 に 立 ち、「年
ろっての和やかなひと時を過ごしながら新年にあたっ
末 年 始 は 1,466 名 の 患 者 さ ん と 216 名 の 救 急 患 者 さ
ての気持ちを新たにしました。
んを受け入れました。現場の皆さんの熱意ある対応を
永年勤続者表彰
※敬称略
11 名 ◆勤続 20 年 ◆勤続 40 年
23 名
4 名 ◆勤続 30 年
氏 名
所 属
氏 名
所 属
氏 名
所 属
會沢 初代
放射線部
青鹿 由紀 3 - 6 病棟
木佐貫 久美子 臨床検査部
飯塚 香絵
人事課
秋元 義弘
解剖学
髙坂 洋子 臨床検査部
石川 真美 臨床検査部
稲村 美霞 臨床検査部
佐藤 よし子 臨床検査部
伊藤 理恵 国際交流課
岡崎 ゆり子 臨床検査部
松井 知子
保健学部
太田 ひろみ
保健学部
黒田 薫
医事課入退院
木下 ゆみ 患者支援センター
佐藤 真由美 臨床検査部
當麻 孝
放射線部
齋藤 卓也 看護学科三鷹
事務室
野本 英子 臨床検査部
進邦 徹夫
総合政策学部
平澤 英子 C-3/C-4病棟
関 健介
保健学部
茂手木 弘美
放射線部
高木 正人
放射線部
井の頭事務部
吉井 久美 庶務課
看護学科三鷹
髙橋 しず 事務室
氏 名
所 属
髙橋 久子 看護部 外来
中野 かおる
総務課
西 圭史 感染対策室
西村 伸大
保健学部
布川 雅雄 心臓血管外科学
井の頭事務部
平本 実
教務課
平山 千登勢 S-3病棟
前嶋 陽子 3-9/3-10 病棟
矢作 美加子 看護部 外来
山口 芳裕
救急医学
山﨑 恵里子 医事課入退院
脇坂 英子 看護部 外来
2017 年度一般入試がスタート
杏 林 大 学 の 学 部 一 般 入 試 の ト ッ プ を 切 っ て 1 月 20
一般入試が 2 月 6 日、7 日、8 日の日程で行われました。
日、医学部の 1 次試験が行われました。交通機関の乱
総合政策学部と外国語学部については B 日程の入試
れもなく試験は予定通り午前 10 時から始まりました。
が 2 月 5 日に行われ、C 日程の入試が 3 月 5 日に行わ
今 年 度 の 1 次 試 験 は 五 反 田 の TOC ビ ル の 1 会 場 の
れます。
みで行われ、試験開始の 1 時間半前から受験生が白い
息を吐きながら次々と訪れました。
今年度の医学部一般入試の募集人員は地域枠を含め
て 91 名で、これに対して 2,766 名が約 30 倍の難関に
臨み、1 月 25 日には 409 名が二次試験に挑みました。
他の学部では、総合政策学部と外国語学部の一般入
試 A 日 程 が 1 月 23 日 と 24 日 に 行 わ れ、 保 健 学 部 の
2 KYORIN GAKUEN
2 月 6・7・8 日に五反田TOCメッセで行われた保健学部一般入試
定年にあたって
平成 29 年 2 月末日をもちまして定年を迎えられた、 看護部 川名典子師長より学園での生活を振り返っての
感想などをお寄せいただきましたので、ご紹介します。
学園の発展に寄与していただきありがとうございました。
看護部師長(精神看護専門看護師)川名 典子
この 2 月末で定年退職を迎
この likability はゆとりに支えられていると思います。無
えます。平成 20 年に入職以来、
駄は排除すべきですが、ゆとりと無駄を区別する懐の深
多くの方々に支えられて幸せな
さが感じられ、私の職業人生の最後の数年、この病院で
定年を迎えられることに、心か
働かせていただきたいと心から思いました。
ら感謝申し上げます。
病院には、 傷病による種々のストレスから、 怒りっ
9 年前に、私は 34 年間勤務し
ぽくなったり、 好訴的にトラブルを起こしたり、 生き
た前職場から当院に転職してま
る意欲をなくされる患者さんもおられます。 このよう
いりました。そのきっかけは実父が当院で肺がん手術を
な方々が杏林で医療を受けてよかった、 と思っていた
受けたときの体験です。患者家族として、医療、施設設備、
だけるようケアをしたり、 ケアの最前線にいる看護師
医師からの説明、看護師の対応を体験し、杏林大学病院
を 支 え る の が リ エ ゾ ン 精 神 看 護 と い う 私 の 専 門 で す。
が人を大切にする方向で一貫しているという印象を強
しかし私も患者さんや同僚に支えられて、 微力です
く持ちました。ICU での師長経験があった私は、当院の
が 今 日 ま で 職 務 に 励 ん で こ れ ま し た。 退 職 後、 私 の 職
CICU で思わず目にハートを浮かべてしまいました。りっ
務は後輩に引継ぎ、 私もパートタイムですこし継続さ
ぱな施設設備に目がくらんだというよりは、 この CICU
せていただきます。
を現実のものにした病院の文化に恋したみたいです。昨
この杏林の文化を大切に、 ますます病院が発展され
今用いられる評価指標では測れない、病院の空気に魅せ
ま す よ う 祈 念 申 し 上 げ、 挨 拶 と さ せ て い た だ き ま す。
られたのです。これが likability というものなのでしょう。
9 年間本当にありがとうございました。
井の頭だより
第 5 回 杏林 CCRC フォーラムと連携 3 市との協働ワークショップを開催
ぱいに紹介するリーフレットを、社会人と課題を共有
し、一つひとつ解決しながら作り上げていった成果を
発表しました。
また、保健学部救急救命学科のグループは、羽村市
で 中 学 生 520 名 を 対 象 に 開 い た BLS(一 次 救 命 処 置)
の訓練や、八王子市で開催された駅伝大会での救護活
三鷹市など 3 市と連携して地域活性化に取り組む文
動など、一年間を通じて実施した取り組みを報告しま
部 科 学 省 選 定「 地( 知 ) の 拠 点 整 備 事 業( 大 学 COC
した。
事業)」の第 5 回杏林 CCRC フォーラムとワークショッ
午 後 か ら は「 長 寿 社 会 に お け る 災 害 時 の 地 域 づ く
プが 2 月 18 日、 井の頭キャンパスで開かれ、 今年度
り 」 と 題 し て ワ ー ク シ ョ ッ プ が 開 か れ ま し た。 連 携
の成果報告とともに今後の課題について参加者で意見
3 市の担当者と本学の教員・職員・学生、 あわせて 7
を交換しました。
名 で 構 成 す る 6 つ の グ ル ー プ に 分 か れ て、 何 が 課 題
当 日 は、 清 原 慶 子 三 鷹 市 長 や 並 木 心 羽 村 市 長、 立
になっているかや、今後に向けた具体的な解決策など
花 等 八 王 子 市 市 民 活 動 推 進 部 長 な ど 地 域 の 関 係 者、
について活発な議論を進め、各グループが最後に議論
松田剛明副理事長や跡見 裕学長を始め本学の教職員
の結果を発表して認識を共有しました。
や学生など 80 名余りが参加しました。
本 事 業 は 来 年 度 が 最 終 年 度 と な り ま す が、2015 年
フォーラムでは、はじめにこれまで地域と活動を進
度から始まった「地(知)の拠点大学による地方創生
め て き た 4 つ の 学 生 の グ ル ー プ が、 そ の 成 果 を 発 表
推進事業」に発展吸収され、岩手大学を中心とした岩
しました。このうち総合政策学部の進邦ゼミのグルー
手の行政・高等教育機関と連携し、地方創生に向けた
プは、三鷹駅で店舗展開をしている株式会社アトレと
取り組みを進めることにしています。
連携し、地域の店舗や団体、見どころなどを魅力いっ
KYORIN GAKUEN
3
三鷹だより
ワルシャワ大学附属病院循環器内科と
肺動脈形成術に関する共同シンポジウムを開催
前列右から伊波 巧助教、 佐藤 徹教授、 一人おいて石黒晴久助教、 後列右から 5 人目 吉野秀朗教授、 重田洋平医員
循環器内科では、かねてより慢性血栓塞栓性肺高血
ンド全土から集まった先生方と共に講演とディス
圧症に対する、カテーテルを使った肺動脈形成術を世
カ ッ シ ョ ン を 1 日 か け て 行 い ま し た。 日 本 で も 2
界に先駆けて施行しています。今回、ポーランドのワ
~ 3 施 設 が こ の 治 療 に 取 り 組 ん で い ま す が、 ワ ル
ルシャワ大学からこの新しい治療の精髄を修得したい
シ ャ ワ 大 学 か ら、 当 科 の 方 法 が 「最 も 有 効 で 安 全」
との希望があり、共同シンポジウムをワルシャワで開
と評価されたことが今回のシンポジウム開催に繋
催しました。
がりました。
1 月 29 日 に 厳 寒 の ポ ー ラ ン ド ワ ル シ ャ ワ に 赴 き、
終了後、ワルシャワ大学の関係者からは「良く分
翌 30 日にワルシャワ大学附属病院で、 当科のスタッ
かった。確かに良い方法だ」と感想が聞かれ、十分
フが実際にこの治療法を使って 3 例の患者さんを治
に満足した様子でした。 療 し て デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン を 行 い、31 日 に ポ ー ラ
(医学部第二内科学教授 佐藤 徹)
第 3 回院内縫合・結紮選手権を開催
今 回 は 研 修 医、 医 師 6 名 が 参 加 し ま し た。 縫 合・
結 紮 の 技 術 競 技 は、 内 視 鏡 下 で 縫 合・ 結 紮 を 2 回 行
います。
結 果 は 次 の 通 り で、 橋 本 佳 和 助 教 が 第 1 回 に続 き、
2 度目の王者となりました。
第 1 位 29 秒 橋本佳和助教(消化器・一般外科)
内視鏡下の縫合・結紮の技術を競う第 3 回院内縫合・
第 2 位 33 秒 松本浩範講師(産科婦人科)
結紮選手権が、1 月 21 日、クリニカルシミュレーショ
第 3 位 34 秒 森 俊幸教授(消化器・一般外科)
ンラボで行われました。
森 俊 幸 教 授 は「外 科 医 は 技 術 力 が 命 で す。 今 回 は
この大会は、学生や研修医、病棟医に腹腔鏡手術の
学生の参加がありませんでしたが、若い人たちも日々
技 術 的 側 面 に 関 心 を 持 ち、 研 鑽 を 積 ん で も ら う た め、
研鑽をはかり、次の選手権には積極的に挑戦してほし
消化器・一般外科学教室が毎年開いています。
いです」と話しています。
年末年始診療記録
昨 年 12 月 28 日 午 後 4 時 30 分 か ら 本 年 1 月 4 日 午 前 8 (表Ⅰ)
時 30 分 ま で の 年 末 年 始 期 間 中 に、 け が や 急 病 で 1・2 次 救
急外来に来院された患者数は 1,505 人、 前回の同時期に比べ
て 13 人減となりました (表Ⅰ)。
患者数(人)
救急車台数
1・2 次救急
3 次救急
診療科別患者数などは(表Ⅱ)のとおりです。
(病院庶務課) 3 次救急患者数(人)
(表Ⅱ)
診療科名
患者数(人)
診療科名
患者数(人)
4 KYORIN GAKUEN
救急総合診療科
588
皮膚科
82
内科系
127
形成外科
72
外科系
25
泌尿器科
45
精神科
28 年度
1,505
27 年度
1,518
157
142
24
24
39
31
小児科
小児外科
脳神経外科 心臓血管外科
189
4
48
4
耳鼻咽喉科 産科婦人科
SCU
眼科
72
95
21
17
8
整形外科
108
合計
1,505
整形外科学 大畑徹也助教が
スウェーデン留学中にノーベル賞の大隅良典栄誉教授と懇談
祝 賀 会 に は ス ウ ェ ー デ ン の 財 界 人 や 業 者、 研 究 者、
海 外 か ら 招 待 客 を 含 め て 約 100 名 が 出 席 し、 華 や か
な雰囲気の中、大隅栄誉教授に次々と祝意が寄せられ
ました。
大畑助教はこの席で大隅栄誉教授と言葉を交わす機
会があり、受賞のお祝いを伝えるとともに研究のモチ
ベ ー シ ョ ン を 保 つ 方 法 を 尋 ね た と こ ろ、「結 果 的 に 評
左から 2 人目 大隅栄誉教授、 右端 大畑助教
価されたものが言うことなので」 と前置きされた上
スウェーデンウプサラ大学病院の留学先から 1 月に
で、「研究を結果ばかり求めて窮屈にやってはだめで、
帰国した医学部整形外科学 大畑徹也助教が、 留学中の
たまには力を抜いて研究を継続することです」とお答
昨年 12 月 8 日、在ストックホルム日本大使館主催で行
えいただいたということです。
われたノーベル医学生理学賞祝賀会に参加して受賞者
大畑助教は「大隅先生のお話とともに、祝賀会で職
の大隅良典東京工業大学栄誉教授と懇談する機会に恵
種が違う方々と知り合いになることが出来、貴重な体
ま れ ま し た。 こ れ は 同 大 学 で 10 年 以 上 に わ た り 腎 臓
験になりました。大隈先生にお会いして、帰国後に自
移植外科を担当している山本慎治先生の紹介によるも
身と後輩のさら なる研究の発展を深く決意しました」
のでした。
と話しています。
文化・スポーツ
三鷹市老人クラブ連合会と共催
健康長寿講演会
2 月 7 日、三鷹市教育センターで、当院と三鷹市老人
の生活に活かしてください」と挨拶しました。
クラブ連合会との合同行事として健康長寿講演会を開催
このあと、耳鼻咽喉科の齋藤教授が講演し、加齢に
しました。今回は、耳鼻咽喉科の齋藤康一郎教授による
よる聴力や味覚、嗅覚の変化の起こり方、難聴と認知
講演と、リハビリテーション室 間藤翔悟言語聴覚士によ
症 の 関 係、 治 療 方 法 な ど を 解 説 し、「少 し で も 不 安 が
る声の老化に対する音声治療の実演が行われ、三鷹市老
あれば、病院で診てもらうようにしてください」と呼
人クラブ連合会の会員約 70 名が参加しました。
びかけました。
続いて、リハビリテーション室の間藤言語聴覚士が、
声の老化と音声治療について説明しました。参加者は、
間藤言語聴覚士のキーボードに合わせて発声を行い、発
声に関わる喉の筋肉の筋力アップとバランスを整える
ための機能拡張訓練を体験しました。
講演会終了後には、院内で介護ショップなどを運営し
ている杏林学園関連会社㈱ KRL から、砂糖を使ってい
齋藤教授による講演
ないキャンディなどのプレゼントが配られました。
三鷹市老人クラブ連合会の高橋景市会長の開会の挨
参加者からは、補聴器の使用に関する質問や「発声機
拶に続いて、当院の岩下光利病院長が「ご自身の加齢に
能拡張訓練で声の老化が改善することがわかった」など
よる音の聞こえ方などの体験談を話し、講演内容を日常
の感想が寄せられました。
KYORIN GAKUEN
5
平成 29 年
春の火災予防運動
「火災から尊い生命を守ろう」
1.目的
防火防災に関する意識や防災行動力を高め、火災の発生を防ぎ、万一発生した場合にも被害を最小限にとど
め、火災から尊い命と貴重な財産を守ることを目的に実施します。
2.期間
平成 29 年 3 月 1 日(水)~ 3 月 7 日(火)
3.火災予防対策の推進
本学園では、病院、大学、看護専門学校、研究施設、事務施設等があり、首都直下型地震等の大地震や火災
等発生時には大きな被害が出ることも予想されます。 被害を未然に防止することや被害の軽減を図るため、
次のとおり重点推進項目を定め、火災予防対策を積極的に推進します。
火災予防対策の推進要領
重点
実施時期
実施内容
推進項目
電気コードからの
(対象)
期間中
電気や電気製品にかかわる火災は、東京都内で毎年 1,000 件前後発生しています。
火災を防ごう
(全部署)
病院や学校施設の出火原因でも「電気」は、
「放火」
「たばこ」に次いで多くなって
います。火災の主な原因は、使用者の維持管理の不適や、取扱いの不注意によるも
のです。電気火災を防ぐポイントは、電源コード、コンセント、プラグ等の点検を
行うことです。
参考資料「電気コードからの火災を防ごう」を各部署に送付します。火災を防ぐポイントを
自主防火点検
確認し、自主防火点検、自衛消防訓練等の火災予防対策を推進しましょう。
3 月中及び前後 ①「自主点検票」※ 1 による点検
(全部署)
担当区域内(各部屋等)の火元責任者は、
「自主点検票」により点検を行い、防
火担当責任者の確認・押印後、防火防災管理者(総務部)に提出して下さい。
②「防火担当責任者・火元責任者(選任・解任)届出書」※ 2 の提出
防火担当責任者及び火元責任者に変更がある場合、所属責任者は「防火担当責
任者・火元責任者届出書」を防火防災管理者に提出して下さい。
③ ロッカー、棚等の転倒・落下・移動防止対策の実施
ロッカー、棚等の転倒・落下・移動防止対策が未実施の部署は、施設課に「工事
自衛消防訓練
修理請求書」を提出し改善を図って下さい。
3 月中及び前後 ①病院では夜間の地震発生とその後の火災を想定し、地震発生時の身体防護、初期
(全部署)
消火、警備室への通報、避難誘導、その他の項目について年 2 回以上、大学では
年間の訓練を 昼間の想定で年 1 回以上訓練して下さい。
計画している ②その他の訓練項目として、二方向避難路・一時避難場所・ライフラインの確認、
部署を除く※4 消火器・屋内消火栓・消火用散水栓・スプリンクラー制御弁・排煙設備・防火扉
等について適宜訓練して下さい。
③「自衛消防訓練計画書」※ 3 の提出
原則として、訓練には指導員を派遣しますので実施日時等を総務部・防災訓練担
当(内線 3375)と調整し、
「自衛消防訓練計画書」を防火防災管理者に提出して下さい。
広報活動
期間中
※ 4 訓練の計画がない部署は、この機会に計画・実施して下さい。
①あんず NET、本誌及び事務連絡票により普及啓発を図ります。
②火災予防ポスター及び立看板を構内に掲出します。
※ 1 ~ 3 の各様式は、総務課ホームページ(警備・消防関係)―杏林学園消防計画―からダウンロードできます。
参考資料「電気コードからの火災を防ごう」も掲出しています。
(総務部 防火防災管理者)
6 KYORIN GAKUEN
職 員 紹 介
教
第
40 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
●
● ● ●保健学部 松村将司 ●
● ● ●(の ● ● ● ●(ま つむら ま
さ し) ぐ ち き ょ●
う こ )
●看護師 野口恭子
医学部麻酔科鎭西美栄子先
生からご紹介頂きました、緩
和ケアチーム専従看護師の野
口恭子です。
緩和ケアチームのメンバー
として、依頼のあった患者さ
んのいる病棟や緩和ケア外来
など、あちこちに出没してい
ます。
2008 年にがん性疼痛看護認
定看護師となり、 杏林大学付属病院には 2010 年 4 月
に転職してきました。
S-7病棟に所属している間に二度、 産休・育休を
取らせて頂き、その後、現在の緩和ケアチーム専従看
護師として、 がん患者さんの苦痛を緩和するお手伝い
をしています。
家では 3 歳、5 歳の 2 児(+犬 10 歳)の母として、
てんやわんやの毎日です。(当たり前ですが)ちっとも
おとなしくできない幼児2人と共に外出もままならず、
かといってインドア派でもない私は、外なら子供が駆け
回っても怒られないだろうと、2年前からキャンプには
まっています。
真冬の時期を除
き、1 ヶ 月 に 1 回
は山梨や長野、群
馬、房総などで満
天の星空や森林
浴、BBQ や 温 泉
などでエネルギー
を充足していま
す。春からは家族 群 馬 県 の カ ン パ ー ニ ャ 嬬 恋 キ ャ ン プ 場 で
で登山にチャレンジしようと思っています。
もう一つの趣味は夫につられて始めたサッカー観戦
で す。FC 東 京 サ ポ ー タ ー の 我 が 家 は、 ホ ー ム ゲ ー ム
の時は味の素スタジアムまで足を運びます。3 歳の息
子は親をはるかに凌駕する熱狂的サポーターになって
しまい、 毎日のように FC 東京のレプリカユニフォーム
を着て保育園に行き、家
に帰ると録画してあるJ
リーグの試合を観ていま
す。
味の素スタジアムで我
が家を見かけた際はどう
ぞ声をおかけください。
今年こそリーグ 優 勝 !!
杏林大学は三鷹市にあ
る と い う の に、 嘆 か わ し く も 周 り は な ぜ か 宿 敵 浦 和
レッズのサポーターばかり。
次 回 は そ の 浦 和 レ ッ ズ サ ポ ー タ ー の 3-7 病 棟( 消
化器内科)の看護師、遠井万里子さんをご紹介します。
看護学科看護養護教育学専
攻の鈴木朋子先生からご紹介
いただきました、理学療法学
科の松村将司です。
私は整形外科クリニックに
約 10 年 勤 務 す る 傍 ら、 母 校
の首都大学東京で博士号を取
得 し、2015 年 4 月 に 本 学 に
入職しました。
現在は 1 年生の担任です
が、初めてのことばかりでわからないことも多く、周
りの先生方にとても助けていただいています。井の頭
キ ャ ン パ ス に 引 っ 越 し、 他 学 科 の 先 生 方 と 同 室 に な
り、最初は「どうなるんだろう」と不安でしたが、と
ても優しい先生ばかりで居心地良く仕事ができていま
す。今回の執筆の仕事も斜め前に座る鈴木先生からい
ただけましたし ( 笑 )。
私 は、「東 京?」 と よ く 言 わ れ る 青 梅 市 で 育 ち ま し
た。その青梅で松村家は「バドミントン一家」として
ち ょ っ と し た 有 名 家 族 で す。「青 梅 バ ド ミ ン ト ン 松
村」で検索するとおわかりいただけると思います。
母が立ち上げ、監督を務める小学生のバドミントン
チーム「青梅ジュニア」は、毎年全国大会で上位入賞
する選手を輩出しています。私もこのチームの卒業生
ですが、高校まで続けた成績はせいぜい東京都で上位
に入る程度で、全国大会は夢のまた夢でした。
いまは、卒業生がオリンピックに出場しないかと親
子揃って心待ちにしています。
2012 年 「第 28 回 若 葉 カ ッ プ 全 国 小 学 生 大 会」 で 青 梅 ジ ュ ニ ア が 優 勝 !
妻 と 4 歳(男)、0 歳(女) の 4 人 家 族 で す が、 い ま
話題の保育園問題に巻き込まれ、これを執筆している
段階では長女の保育園
が決定していません。
発刊される頃には決
定しているはずですが、
果 た し て ど う な る か。
早くこうした不安がな
く働けるようになれば
同じ保育園に通えますように
と切実に思います。
次回は、看護学科看護養護教育学専攻の大屋千鶴先
生をご紹介します。
KYORIN GAKUEN
7
井の頭キャンパス建設募金 寄付者ご芳名一覧
杏林学園
50 周年記念
平 成 26 年 6 月 1 日 か ら 始 ま っ た 募 金 は、 平 成 29 年 1 月 31 日 現 在 ま で に 1,647 件 555,043,428 円 の 寄 付 を
い た だ き ま し た。 平 成 28 年 12 月 22 日 か ら 平 成 29 年 1 月 31 日 ま で に ご 寄 付 い た だ い た 個 人、 企 業・ 法 人 の
皆様のご芳名を掲載いたします。ご協力誠に有難うございます。
なお、ご芳名一覧は冊子のみの公表とさせていただいております。
8 KYORIN GAKUEN
寄付金申込者芳名
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとうございます。
皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
12・1 月分
医学部奨学寄付金 匿名寄付 57 件 46,470,000 円
外科学Ⅱ、 感染症学、 眼科学、 救急医学、 形成外科学、 高齢医学、 産科婦人科学、 耳鼻咽喉科学、 腫瘍内科学、 心臓血管外科学、
整形外科学、多発性嚢胞腎研究講座、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、脳神経外科学、泌尿器科学、皮膚科学、放射線医学、麻酔科学、
臨床検査医学
保健学部奨学寄付金 匿名寄付 2 件 臨床検査技術学科
600,000 円
卒業式・学位記授与式および入学式の日程
【平成 29 年 3 月 卒業式・学位記授与式】
日時:平成 29 年 3 月 12 日(日)11 時開始
会場:三鷹キャンパス
【平成 29 年 4 月 入学式】
日時:平成 29 年 4 月 9 日(日)11 時開始
会場:三鷹キャンパス
※会場に駐車場はありません
KYORIN GAKUEN
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新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に
(広報・企画調査室で把握したものを掲載しています)
掲載された教職員の皆さまをご紹介します。
教職員メディア情報
大山 学 12 月 20 日 aderans plus “ ヒト iPS 細胞をはじめとする幹細胞を用いた再生医療とは ” と題して解説
医学部教授
馬田啓一
12 月 26 日
「トランプの衝撃と波紋:背水の TPP、落としどころは良くても再交渉」と題して日本の
杏林大学名誉教授 「世界経済評論インパクト」(WEB)TPP 戦略について論説
日本関税協会
巻 頭 コ ラ ム で 「米 国 は TPP 離 脱 で 墓 穴 を 掘 る つ も り か」 と 題 し て ト ラ ン プ 新 政 権 の 通
「貿易と関税」2017 年 1 月号 商戦略の問題点を論説
1 月 26 日 「 ト ラ ン プ 氏 の 外 交 戦 術 は 不 動 産 売 買 と 同 じ? 『 衣 替 え 版 』TPP 成 立 か 」 と 題 し て、
ロシア国営通信「スプートニク」(WEB)TPP の今後の行方に関するインタビュー記事掲載
1 月 13 日
「アジアの経済統合の行方とトランプ・ショック」と題し、先行き不透明となった経済連携の
「世界経済評論インパクト・プラス」
(WEB)現状と課題について鼎談
杏林大学病院
金田一秀穂 1 月 8 日 読売新聞
「病院の実力」で、血液がんの治療実績が掲載
2 月 5 日 読売新聞
「病院の実力」で、スポーツ外傷の治療実績が掲載
1 月 13 日 毎日新聞
オピニオン・論点で「
『ら抜き』言葉多数派に」と題し、
「日本語は常に変化の過程にある」と解説
外国語学部教授
杏林大学
1 月 18 日 J:COM ( 武蔵野・三鷹)
「デイリーニュース」で「糖尿病・透析で足を切断しないためには」の市民公開講演会を通じ、
杏林大学の地域連携を紹介
1 月 19 日 東京新聞
2 月 1 日 教育學術新聞
男女共同参画推進室の「東京都女性活躍推進大賞 ( 教育分野 )」受賞と東京都庁での授賞式を掲載
「東京都女性活躍推進大賞」受賞を受け、女性研究者支援の取組みを掲載
2 月 2 日 J:COM ( 武蔵野・三鷹)地域貢献パートナーのアトレヴィ三鷹で外国語学部生が企画実施した「はじめてのおみせやさ
ん」を紹介
2 月 16 日 テレビ朝日
倉林秀男
「東京サイト」で「東京都女性活躍推進大賞」受賞を受け、女性研究者支援の取組みが放送
1 月 20 日号 週刊読書人 「フィッツジェラルドが最晩年に挑んだ新しいスタイル」の書評が掲載
外国語学部准教授
似鳥俊明
1 月 24 日 日経メディカル(WEB)
「X 線透視が不要なカテーテル手術を実現」と題してアジア初の磁気ナビゲーション血管撮影
医学部教授
装置について解説
日経メディカル 2017 年 2 月号
田久保忠衛
杏林大学名誉教授
1 月 23 日 国家基本問題研究所 ( WEB)「JINF 今週の直言」で “ 米指導力が落ちる新世界秩序 ” と題して論説
1 月 24 日 産経新聞
『郷學』98 号
2 月 14 日 産経新聞
関 美和
オピニオンコラム「正論」で “ 日本は戦後体制の夢から醒めよ ” と題して論説
「新・世界の中の日本 ( 第8回)」で “ 日本の「戦後脱皮」の絶好の機会に ” と題して論説
オピニオンコラム「正論」で “ 日米関係を楽観するのは早い ” と題して論説
1 月 25 日 雑誌 クロワッサン「誰が音楽をタダにした?」翻訳者として紹介
外国語学部准教授
副島京子
1 月 25 日 夕刊フジ
「ドクターフジ 心臓病に強い病院探訪」で不整脈センターの取組みを紹介
1 月 26 日 「骨盤を解放せよ」と題した特集で監修を担当
医学部教授
齋藤昭彦
保健学部教授
マガジンハウス「Tarzan」
古賀良彦
1 月 28 日 読売新聞夕刊 「ジュニアプレス」で ” 集中力高めるコツは ” と題して解説
杏林大学名誉教授
森 俊幸
1 月 30 日 AERA MOOK 「名医の 1 日に学ぶ働き方の変化」と題してインタビュー記事が掲載
医学部教授
大浦紀彦
2 月 1 日 北海道新聞
「糖尿病患者 足病を防ごう」と題したセミナーを開催し、その内容が掲載
2 月 3 日 NHK BS1
「シリーズ医療革命・あなたを襲う “ 血糖値スパイク ”」で、糖尿病とインスリン分泌に関する
医学部教授
今泉美佳
医学部教授
林 光俊
研究が放送
2 月 6 日 TOKYO MX テレビ「カウントダウン東京」でバレーボールのナショナルチームドクターの活動について元競泳選
医学部非常勤講師
佐藤行紀
手の宮下純一氏と対談
2月9日 スカパー サムライテレビ「インディーのお仕事」で、前十字靭帯断裂で入院中の人気プロレスラーの鈴木翔太選手の治
医学部助教
神﨑恒一
療についてインタビューを受ける
2 月 11 日 NHK E テレ
医学部教授
皿谷 健
TV シンポジウム「ロコモと認知症」でロコモティブシンドロームと認知症の早期発見や予防の
取り組み方について解説
2 月 13 日
「臨床医なら CASE REPORT を書きなさい」と題して 3 名の医師と対談
医学部学内講師
医学書院「週刊医学界新聞」
◇ お 願 い◇ 広報・企画調査室を経由せずに、 取材や出演を直接受けられた場合は、 広報 ([email protected]) までご連絡下さい。
10 KYORIN GAKUEN
発 行 平 成 29 年 2 月 28 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室